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●黒い太陽編あらすじ●
 過去を紡ぎ、未来を紡いだ――
 まさに歴史の転換点を越えたアークのリベリスタ達は短い休息の時を迎えていた
 しかし、望む望まぬに関わらず歴史という名の激流の中心に位置する事になった彼等には立ち止まる暇は無い。
 ロシアの怪僧・グレゴリー・ラスプーチンの特使であるエイミル・マクレガーに対応する一方で……
 九月十日、アークにとって特別な約束の日になったその日に再びあのキース・ソロモンが現れる
 一方的な『約束』を盾に全国で騒ぎを起こすキースに相手を余儀なくされる一方で、アークは研究開発室と真白智親の尽力で新たな技術を獲得する。
 結果として『アシュレイと彼女の盗んだアーティファクトを引き渡せ』とするラスプーチンとの交渉は決裂するが、自身に迫るラスプーチンの手を察知したアシュレイは自ら三高平市を辞去する。これはラスプーチンの計算の一環であり、長らく続いたアークとアシュレイの同盟――つまり『対バロックナイツ戦線の協力』と『三ツ池公園の閉じない穴の制御』が崩壊する事を意味していた。
『閉じない穴』の制御に困るアークを救ったのは、海依音・レヒニッツ・神裂(BNE004230)。大魔術師たるキースのフィクサードらしからぬ性格に着目した彼女はキースとの対決の場で交換条件を提示する事で彼を三高平市へと誘ったのだ。
 律儀なキースはアークの求めに従って『閉じない穴』の応急処置を行った。
 だが、魔神アスタロトの言う通り――これは延命作業に過ぎないのは目に見えていた。
 いよいよ加速を始めた事態に国内主流七派と呼ばれた一角『三尋木』も生き残りを画策する。
 アークとの和睦・手打ち――国外脱出を決めた三尋木凛子はその大計画に動き始めたのだ。
 だが、いよいよここに来てアシュレイは『塔の魔女』の本領を発揮し始める。己が魂の残り時間に恐慌するラスプーチンを焚き付ける事でアークとの対決を不可避の形へと誘導したのだ。
 真白智親の命を人質に取る形の選択を迫るアシュレイにラスプーチンはアークが交渉でそれを呑む事は叶わない事を確信した。彼はアークとの対決を望んではいなかったが、裏切りの魔女の策謀はアークを静かに追い詰める。
 だが、総ゆる個を、組織を裏切り渡り歩くアシュレイの元にも彼女の望まない客が訪れようとしていた……
 アシュレイの思惑を知りながらも、果たしてラスプーチンは三高平市へと攻め入る
『我らの友』占星団の幹部であるエイミル、旧KGB崩れのセルゲイ・グレチャニノフ、『黒衣衆』を率いる土御門・ソウシ……強敵をアークはセレスティア・ナウシズ(BNE004651)等の活躍で辛くも退けるが、潔い撤退は破壊工作に優れる策の一部であった。
 激変する日本情勢と共に欧州では遂に『最後の大物』が動き出していた。長きに渡る研究とアーティファクトの蒐集を終えたバロックナイツ第一位『黒い太陽』ウィルモフ・ペリーシュが『聖杯』と称される最強のアーティファクトを完成させたのである。
 世界最大のリベリスタ組織である『ヴァチカン』の重鎮であると共に、バロックナイツの第十二位でもある枢機卿『チェザーレ・ボルジア』はこの動きに戦闘狂であるキース・ソロモンを焚き付ける
 キース・ソロモンを一蹴したペリーシュがその矛先を今や神秘世界の一大勢力に成長したアークに向けたのは殆ど必然と言える出来事だったのである。
 かくて来日したウィルモフ・ペリーシュの侵略にアークは対抗を見せる
 あくまでこの悪を見逃さない新田・快(BNE000439)をはじめ、アークのリベリスタ達は尽力するが……北陸四県に襲来したペリーシュはあくまで邪悪な余裕を崩してはいなかった
 新潟に出現したペリーシュは最凶の虐殺兵器たる『聖杯(ブラック・サン)』を発動し、都市を死滅させる
 現場に居たリベリスタ達は命を賭けて奮戦したウラジミール・ヴォロシロフ(BNE000680)とオルクス・パラストの絶対執事、セバスチャン・アトキンスの犠牲もあり、逃走に成功するが、ペリーシュが神と自称する、無敵にも思える力を誇るのは最早明白であった。
 予想以上の被害に憔悴するアーク本部だが、アーク本部の参謀、深春・クェーサーと協力を申し出た枢機卿『チェネザリ・ボージア』は状況に光明を見出していた
 間近に迫りつつあるペリーシュとの決戦を前にアークの懸念事項は目下もう一つの敵であるラスプーチン。
 しかし、転機は予想外にも敵であるソウシから訪れた
 自身をラスプーチンに秘法を奪われたアザーバイド『夢魔』であると語ったソウシは、彼の撃破協力を条件に真白智親、自然死後に秘宝・『夢見る紅涙』と『天使の卵』の譲渡を要求した。ペリーシュ決戦前のラスプーチン撃破を画策した本部はこの提案を受諾。
 ソウシの裏切りと情報漏洩に気付いたラスプーチンは本拠クレムリン地下大迷宮でアーク迎撃の構えを見せる
 戦いは極めて激しいものとなったが、アークはこの難関を突破
 やがて来るペリーシュの襲来への最低限の準備を整える事に成功したアークは予想された通り、三高平全滅を目論んだペリーシュとの大決戦へと突入する。
 三高平市に押し寄せるペリーシュ一党。そして、彼の創造した天空城。
 無敵の防御力を誇る天空城を撃ち抜けるのは『神威』だけ。
 アークはこれで城の防御に風穴を開け、突入部隊でペリーシュを討ち取るという乾坤一擲の作戦を発動する。
 奉仕者・ディディエ・ドゥ・ディオンに率いられた部隊を、彼が主の為に召還したヒュドラを、リベリスタ達の――奥州 一悟(BNE004854)の意地と覚悟、強い想いが押し返す
 地上では綿谷 光介(BNE003658)椎橋 瑠璃(BNE005050)文珠四郎 寿々貴(BNE003936)斜堂・影継(BNE000955)等の奮戦
 天空城突入では、メイ・リィ・ルゥ(BNE003539) が、ミリィ・トムソン(BNE003772) 等が力を見せる
 出来る事全てを、尽くせる人事の全てを尽くしたアークの戦いは重く閉ざされた奇跡の扉を開かんとしていた
 イスカリオテ・ディ・カリオストロ(001224)は最期の瞬間までも己が道に生き。馬鹿馬鹿しい程に無敵。語るまでもない程に無敵であったペリーシュの運命を、紅涙・真珠郎(BNE004921)の誇りが撃ち抜いた。
 綻ぶ運命に、崩れ去る天空城。
 静けさを取り戻した三高平市に、また聖夜と雪がやって来る。
 だが、気に掛かるのは闖入し、『聖杯』を奪い去ったアシュレイと『黒騎士』アルベール、『白騎士』セシリーの歪夜勢力。
 物語が引き返せない領域に到達しつつある事は誰の目にも明らかだった――




★登場人物・重要事項Check!


『グレゴリー・ラスプーチン』

 歴史上にその悪名を轟かせるロシアの怪僧。『我らの友』占星団の首魁。
 但し、風説とはやや人物像が異なり、彼は非常に聡明で理知的な魔術師である。
 帝政ロシア末期、アシュレイを愛人にしていた時期があり、自身の渇望する永遠の命の鍵になる『夢見る紅涙』を奪われた過去がある。彼女の裏切りで歴史の表舞台から葬り去られた彼は地下へと潜る事になる。
 その後もクレムリンの闇に潜み、KGB等を掌握。一定の勢力を保ち続けたが、アシュレイの策謀に残り少ない我が身のタイムリミットを突かれた結果、アークとの対決を余儀なくされ、クレムリン地下大迷宮で撃破された。


『キース・ソロモン』


 バロックナイツ厳かな歪夜十三使徒第五位『魔神王』。
 しかし、族上がりだが気さくな近所のバイク屋の兄ちゃんのような面倒見の良さを見せる人物でもある。
 九月十日にアークと対決するのが近年のライフワーク。
 ペリーシュに敗北し、安否不明だったが、無事の報がもたらされた
 魔力が低下しているとの事であるが、来年の九月十日も開催される予定らしい。


『三尋木凛子』

 国内主流七派と称されるフィクサード組織の首領の一人。
 穏健派と呼ばれる三尋木を率いる女親分はやはり賢明だった。
 アークとの手打ちを成功させた三尋木は悠々自適の海外生活を楽しんでいる。


『ヴァチカン』

 世界最大にして最凶のリベリスタ組織。
 原理主義的な集団であり、色々な意味で敵に回してはいけない存在。


『チェネザリ・ボージア/チェザーレ・ボルジア』

 バロックナイツ厳かな歪夜十三使徒第十二位『枢機卿』。
 史上最も悪辣な教皇を父に持つ。その活躍を誰もが知るイタリアの英雄。奸雄とも。
 リベリスタであり、フィクサードでもある彼はマキャベリに『君主の最適解』とされた。
『ヴァチカン』の中で屈指の有力者。異端抹消機関『チェネザリ機関』を配下に持っている。


『ウィルモフ・ペリーシュ』

 バロックナイツ厳かな歪夜十三使徒第一位『黒い太陽』。
 世界最高の魔術師にしてアーティファクト・クリエイター。
 全ての魔術を修めた真の魔術師であり、彼の造る悪辣なアーティファクトは好事家(ファン)に高い評価を誇る。
 スペックは人間を圧倒的に超越しているが、精神的な脆さが敗因になった事は否めない。
 神を自称する男のくびきは、やはり『人間』という器だったに違いない。


『ディディエ・ドゥ・ディオン』

 ウィルモフ・ペリーシュの奉仕者。信仰者。
 種別はどうあれ、彼に深い愛情を抱いていた節がある。


『聖杯(ブラック・サン)』

 ペリーシュが究極研究により生み出した最強のアーティファクト。
 広範囲から狭範囲まで効果範囲を調整する能力を持ち、その範囲の対象を魔力へと変換して呑み干せる。
 但し、範囲を広げる程にその威力は低下し、威力が不十分の場合、対象を飲み込む事は出来ない。


『天空城(セフィロトの樹)』

 タワー・オブ・ペリーシュとも。
 ペリーシュの拠点にして工房。聖杯の魔力で天空を征く城と化した。
 階位障壁により現代兵器は全て無効化する。神秘兵器の殆ども通用しない。ペリーシュの決戦兵器。


■14/09/06



■14/11/01



■14/12/05



→『黒い太陽編』近辺の動き