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【無料シナリオ】アクアフェスタ!

●
水の国イ・ラプセルのさらなる豊穣を女神に祈るアクアフェスタ。
戦争中ではあるけれど、だからこそお祭りはするべきだとは国王の言葉。
この日は水着に着替えて、海に飛び込んだり、トマッテーナでトマトを投げ合ったり、とにかくはしゃいで豊穣の水に感謝するお祭りです。
露店も深夜まで営業して、夜通し遊ぶことができます。
●
「あの、よろしければ、皆さんが何をしていたか、教えていただけませんか?」
そんなアクアフェスタの思い出を女神様は聞きたいようです。
海に潜ってサンゴをみてきたよ。
あの露天のアイスはおいしかった!
大好きな人と、デートしてきたよ!
え、うそ! アクアフェスタ昨日だったの? めっちゃ寝てた……!
などなど、そんな素敵な(?)思い出を聞かせてください。
●
「――そして、皆様に。水の祝福がありますように」
水の国イ・ラプセルのさらなる豊穣を女神に祈るアクアフェスタ。
戦争中ではあるけれど、だからこそお祭りはするべきだとは国王の言葉。
この日は水着に着替えて、海に飛び込んだり、トマッテーナでトマトを投げ合ったり、とにかくはしゃいで豊穣の水に感謝するお祭りです。
露店も深夜まで営業して、夜通し遊ぶことができます。
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「あの、よろしければ、皆さんが何をしていたか、教えていただけませんか?」
そんなアクアフェスタの思い出を女神様は聞きたいようです。
海に潜ってサンゴをみてきたよ。
あの露天のアイスはおいしかった!
大好きな人と、デートしてきたよ!
え、うそ! アクアフェスタ昨日だったの? めっちゃ寝てた……!
などなど、そんな素敵な(?)思い出を聞かせてください。
●
「――そして、皆様に。水の祝福がありますように」
†シナリオ詳細†
■成功条件
1.アクアディーネに感想を聞かせる
アクアフェスタです。
とりあえずイベントをおもいっきりたのしんでください。
その感想をアクアディーネにきかせてあげてください。
どんなことでもかまいません。
MVPはアクアディーネが楽しそうな子におくるそうですよ!
参加者の多寡で取得リソースが変わるそうですよ?
参加人数50人で取得経験値が150%に。100人を超えたらスキルポイントを+1いたします。
・この依頼は無料で参加する事が出来ます。
・通常のイベシナ相当の経験値とGPが配布されます。
・相談期間が非常に短くなっていますのでご注意下さい。
・リプレイは基本的につきません。
とりあえずイベントをおもいっきりたのしんでください。
その感想をアクアディーネにきかせてあげてください。
どんなことでもかまいません。
MVPはアクアディーネが楽しそうな子におくるそうですよ!
参加者の多寡で取得リソースが変わるそうですよ?
参加人数50人で取得経験値が150%に。100人を超えたらスキルポイントを+1いたします。
・この依頼は無料で参加する事が出来ます。
・通常のイベシナ相当の経験値とGPが配布されます。
・相談期間が非常に短くなっていますのでご注意下さい。
・リプレイは基本的につきません。
状態
完了
完了
報酬マテリア
0個
0個
0個
1個




参加費
無料
無料
相談日数
3日
3日
参加人数
101/∞
101/∞
公開日
2018年08月29日
2018年08月29日
†メイン参加者 101人†

●
その日、神殿に出向いた人々の数は101人。
ひっきりなしの訪問に、かの女神は目をくるくるさせていた。
それでも、祭りの興奮は冷めやらないままに。
ひゃくとひとつのものがたりが、女神を癒す。
『修業中』サラ・ケーヒル(CL3000348)が海の思い出を話す。水着を仕立ててはいなかったが、波打ち際に足を浸して食べるかき氷は最高だといえば、女神はうらやましそうそうに微笑む。
「きーて! きーて! トマト祭りでトマトいっぱいぶつけられたよ!」
「それは痛くなかったのですか?」
「んーん、大丈夫あとは串焼肉! いっぱいたべた!」
『いっぽいっぽすすむみち』リサ・スターリング(CL3000343)はご機嫌だ。
「一番乗りで砂浜に走っていったら砂浜あっついの!」
「カーミラはいつでも一番乗りですね」
「うん! あとね、串焼きっていうのも食べたしトマトでめっちゃ真っ赤になったよ!」
「真っ赤なのは水着だけじゃなかったのですね」
女神は、『全力全開!』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)の髪にまだ残るトマトの欠片をつまみ上げた。
「アカデミーに入る前は両親ときたものですが、今年は一人できましたわ」
「初めての一人歩きですね」
「もぐもぐ。露店のトウモロコシがおいしくて」
「英気は養われましたか?」
「はい! 明日からまた頑張りますわ!」
『学ぶ道』レベッカ・エルナンデス(CL3000341)の両手にはまだトウモロコシがあった。
「アクアディーネ様にとって面白いのかは分からないけれどー……」
そういって前置きするのは『管理人さん』リド・エンピス(CL3000340)
サロペットが夏らしくてよく似合う。
「トマト取ったり、投げたりたのしかったよ」
「あなたの畑のトマトは投げやすいと評判ですよ……これってほめているのかしら?」
「うんうん、ぼくが投げたトマトがばっちり顔面に、ばちーんって!」
「ひゃっ」
「あの人だいじょうぶだったかなあ?」
「アリアやメモリア、それにたくさんの人たちとすごせるってだけで私には最高の幸せです」
『白金の星』ヒルダ・アークライト(CL3000279)のほほえみは幸せそうだ。
「だから、この先も守っていけるよう日々精進します!」
「はい、あなた方に任せてしまうのは申し訳ないけれど。これからもよろしくおねがいします」
「忌避感が比較的少ないとはいえ、所詮は亜人である私にとって、普通に祭りを堪能できるというだけで十分な幸せであり、存分に楽しめたということなんでしょうね」
そういう『天辰』カスカ・セイリュウジ(CL3000019)の表情はいつもより緩いものを感じる。仕立てた浴衣がうれしいのだろう。そこは女の子、といったところか。
「他所へ行けばやれ工場まみれ、宗教まみれ、奴隷まみれと碌な国がありませんからね」
神の消えた故国のほうが断然まとも、という言葉は飲み込む。
「まあ、とりあえずはこの比較的マシな国の神に感謝しますよ」
女神はそんな皮肉気な彼女の言葉に、少しだけ悲しそうにしてほほ笑んだ。
祭りの期間、外にも出ずにうなっていた『マギアの導き』マリア・カゲ山(CL3000337)。いや、ひとの多いところが苦手だという理由はあるけれど、それでも考えなくてはいけないことがあったのだ。
そう、あの道化師の言葉。推論はいくつかたてた。とはいえまだまとまっていない。だから。
「もう少しまとまったらアクアディーネ様にもお話します」
「はい、お待ちしています」
「アクアディーネ様にも水の祝福があらんことを」
女神はその一言にすこし面食らった。祝福を授けるのは自分なのに。でもその気持ちがうれしかった。
「ローラはねぇ」
裏街の夜の妖精』ローラ・オルグレン(CL3000210)は妖艶にほほ笑む。
「何が楽しいっていうよりは、楽しいところにいるわけでぇ。で、このお祭りにいる、ってことは、楽しいってことなんだよ」
普段から笑顔でわかりにくい部分もあるが、ローラもローラなりに楽しんでいたということを知って女神は「そうですね」と返した。
トマトまみれなのは『いつかそう言える日まで』ボルカス・ギルトバーナー(CL3000092)。どうも警邏中に地元の子供たちの集中攻撃をうけたらしい。
「ずいぶんと負け戦だったようですが」
「いいえ、きっちりと反撃トマトをくらわしてやりました!」
そう言って笑う彼の笑顔は快活で傲慢さの欠片もない。
「あ、そういえば、ローリーことアレイスターから、ナーナーなんてあだ名をつけられましたな。アイツ、話してみると、案外楽しい男では……?」
そんな言葉に女神の頬がすこしだけ膨らんだ。
「たくさんの催しがあっていろいろ迷いました。トマト投げに岩石ペトロ。初めてですがとても楽しかったです」
狐の耳をぴんとたてて思い出をかたるは『飢えた白狼』リンネ・スズカ(CL3000361)。
「でもそれ以上に、佐クラ様とご一緒に浅瀬で水をパシャパシャしながら雑談ができたのはとても、とても有意義な時間でした」
「友人ができるというのはかけがえのないことですからね」
「はい!」
そうほほ笑むリンネの笑顔はかわいいなと女神はうれしくなった。
「露天巡りに食べ物射的、まあゲームは単純食べ物は頬が落ちるとまではいかないのだけど、雰囲気でおいしくかんじるのだわ!」
年不相応に喜ぶのは『翠氷の魔女』猪市 きゐこ(CL3000048)。
「水着、かわいらしいです」
「泳ぐのは得意ではないのだわ。浮き輪は必須なのだけど」
「はい、リンゴ飴、どうぞ!」
『裏街の宵の天使』アリア・セレスティ(CL3000222)は女神にアップルキャンディを差し出す。
「あ、ありがとうございます」
そのリンゴ飴をだきしめ続きを促すとアリアは嬉しそうに続ける。
「特別なことはしていないんですけど、ヒルダちゃんと一緒に遊んでスイーツを堪能して」
そんな、普通の日々が大切だと、アリアはほほ笑んだ。
『ヴァージンナイト』ユニ・ダグラス(CL3000251)は
「微力ながら、この国を支える力となれるだけで私にとっては至上の喜びです」
と、自信ありげな笑顔でほほ笑む。
「そういっていただくと嬉しく思います。でもたまには気を抜いてもいいんですよ」
「期待されてますが、その、みんなと同じです。食べて投げて泳いで水着を眺めて」
『星達の記録者』ウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)は、目をつむって思い出を反芻する。
「なんぱ、ですか?」
「女神様! なんてことを!? いえ……そーいう学説もあるということはゾンジテオリマス」
「ヨアヒムみたいになっちゃいますよ!」
「まあ、ともかくこういう祭りを楽しめるようにするのが自由騎士団の仕事ですし、以後も頑張らせて頂きますアクアディーネ様」
そういうとウェルスは敬礼してすたこらささっと逃げていく。
「ついでに私の懐も潤ってくれたら良いんですけどねー」
そのつぶやきはだれにも聞こえてはいない。
「いつも一緒のおもちとねぇ、お父さんとお母さんと、色んなお店巡りをしたのだ!」
『ちみっこマーチャント』ナナン・皐月(CL3000240)が両手をばたばたふりながら祭りの様子を説明する。
「そう、そんなことが」
そんなナナンを女神は微笑ましくみつめる。
「そうだ! これ!」
ナナンがポシェットから取り出すのはブレスレット。差しだしたその腕には同じものが飾られている。
「おそろいですね。ありがとうございます」
「西園寺お祭り大好きなのですが!! 衝撃的なことがあったのです!」
海・西園寺(CL3000241)は神妙な顔になる。女神はその先を促した。
「得意の射的ゲームで、お金を払って、的となる景品を的確に撃ち抜いた!と思ったら、景品がしっかりと固定されていてビクともしません……もうね、西園寺完全におこですよ! 無限ゴム弾です! 悪質商人を退治しました!」
なんともな武勇団に思わず女神も吹き出す。
「自由騎士団の面目躍如ですね」
ふう、とくゆらせた煙が煙管の先から立ち上る。
「常と変わらぬ日でありんした」
胡蝶の望み』誡メ・巴蛇・ヒンドレー(CL3000118)が目を伏せた。
「んもー、姐さん、もっとあったでしょう? とはいえ、アタシも姐さんの護衛でしたけど。あ、でもまあ、いろんな人の服を見てて、着物ってのは着たくなりました」
「浴衣、ですか?」
『分相応の願い』咎メ・封豨・バルガー(CL3000124)がにんまりほほ笑んで言う。
「うんにゃ、着物さね。巴蛇姐さんが着ているような感じのね。華やかでいいなって」
「でも今だと暑いかもですよ?」
「だから、姐さんと同じがいいのさ」
「これといって特に」
『女傑』グローリア・アンヘル(CL3000214)は言う。
「でもまあ、しいていうのであれば、護衛の強化でしょうか? 大勢の民が無防備に祭りを楽しむためには、その裏でしっかりとした警備が必要であるからな。
なに、私が好きでやっているのだ」
「それで楽しめますか?」
「皆が楽しそうにしている姿を見られれば、私だって楽しい。それはあなたとおなじだよ」
「青い海白い砂浜! でもまあ泳ぐの得意じゃないので、浜辺でエール飲んでました!
キンキンに冷えたピルスナーの黄金! 最高においしいんですよ!」
はしゃいでいるのは『梟の帽子屋』アンネリーザ・バーリフェルト(CL3000017)。
「気の合う仲間と飲むお酒は最高です。アクアディーネ様はお酒嗜みます?」
「お酒は、飲まないですね。ほら、私お酒をいつの間にか浄化しちゃって水にしちゃうので……」
「目指せ!屋台全制覇!! 具材は入ってないしチープで、濃い味付けでごまかしてるだけってのはわかってるんですけどね! それがまたお祭りの醍醐味で! おまつりのそういう浮かれた感じ、あたしだーいすき!」
『子リスの大冒険』クイニィー・アルジェント(CL3000178)が目を輝かせている。
「なにがお気に入りでしたか?」
「トウモロコシにタレを付けて焼いたヤツ!」
その瞬間まるでリスのようにこりこりとかじる姿を女神は思い描いた。
「通商連の方に交じって露天ですよぉ~うふふ~。アマノホカリ風のお菓子を提供してまいりました。試行錯誤してメニューを決めて、試作品を作って意見を聞いて……大変な作業ですよ~!」
『商売繁盛どどんこどん』シェリル・八千代・ミツハシ(CL3000311)がぽっちゃりとしたほっぺを抑えながら報告する。
「大変ですか」
「ええ、でもそれが楽しいんですよね。おいしいっていって笑う顔、みたいですもん! 今回は大盛況であっというまになくなったので来年はもっとたくさんつくりますよぉ!」
「今回俺がライブでうたったのは3曲さ。どの曲もバラードだがいい雰囲気の曲ができたとおもうのだよ」
「ええ、とても素敵だったとお聞きしました」
『ロサ・デビウス』ローシャ・薔薇・ロジャー(CL3000157)は嬉しそうに言う。
「まあアンジェのおかげでもあるんだけどな。ああ、まだ予定は入っているから失礼させてもらうのだよ」
そういってローシャは走っていった。
「おにくいーーーーーーーーーーーーっぱいたべたのだ!」
元気がいいのはサシャ・プニコフ(CL3000122)。
「ほかには?」
「お肉とかお肉とかおにくとかオニクとかONIKU!」
「きいてくれよ! アクアディーネ様! オレ魚釣りで37匹釣ってきた!」
「37匹もですか?」
「食いきれねーのは逃がしたけど、じもぴーと競争しててさ! ダントツの1位!」
「貴方の孤児院の先生が愚痴っていましたよ」
「あ、やべ、しってるのか? 祭りの準備ほっぽったこと」
「あちらに、先生がいらっしゃいますよ?」
「ヤベー! でもさ、こんなに釣れたの自由騎士の加護か何か?まぁいいや。いつも見守ってくれてありがとな!」
マリア・スティール(CL3000004)は礼をつげると走っていった。
「そうですか、ローシャ様がそんなことを」
『自称:絶対忠誠者』アンジェルス・マーシュ(CL3000225)はローシャのことを告げた女神にはにかんだ笑みを向ける。
「私はローシャ様の使用人であると共に
長年の!一番の!ファン!……ですからね!
全力でこの身を捧げて応援するのです!
はぁ……私にとってはローシャ様が!一番!輝いておられます!!」
そういうアンジェルスの笑顔はまるで子供のように輝いていた。
「世話のかかるお嬢様にはいつも泣かされていますが、そんな日常を私は愛しています。
このお祭りでもまた大層はしゃいでいたようで、泣きながらも笑ってしまっている自分がいます」
『メイド』クローディア・マクアドル(CL3000371)の言葉に女神はほほ笑む。
「わかりますよ。私も皆さんが嬉しそうなのをうれしく思います」
「妹とともに休暇を。ええ、はしゃぐ姿はレディとは遠いですが」
「それがかわいく思えるのですね」
「うちの妹は見目がいいので、よからぬ虫にたかられないようにせねばなりません」
度真面目に応えるは『鷹狗』ジークベルト・ヘルベチカ(CL3000267)。妹離れはできていないようだ。
「お兄さまと、お祭りに参加しました。的あての景品に可愛いぬいぐるみがあったので、それを兄におねだりして、取って貰いました! 大事にしなきゃ!」
「それはよかったですね」
当のレディ。『砂糖菓子のソンリッサ』アンジェ・ヘルベチカ(CL3000328)嬢もまたブラコンの様子である。
「本当に仲のいい兄妹なのですね」
「はい!! お兄様大好きです!」
「褐色の肌こそ夏!!」
しっかりと海で日光浴してきたのは『エルローの七色騎士』柊・オルステッド(CL3000152)。
「小麦色のインコさんです」
「おうよ!」
「トマト、めっちゃ投げてきた! 以上」
エル・エル(CL3000370)は胸をはって言う。
「楽しかったわよ、普段は見てるだけだけどついね」
「楽しそうなのに引っ張られましたか?」
「まあそういうこと、参加した以上は楽しまなきゃ損だもの!」
「もらったお小遣いでイカ焼きとか氷菓子とか全部買ってたべたよ!」
『見習い銃士』グリッツ・ケルツェンハイム(CL3000057)が嬉しそうに言う。
「お小遣い足りましたか?」
「へへ、あっという間になくなっちゃいました。けど楽しくておいしかったです!」
「普段肌はださないので恥ずかしかったのですが。素敵な水着を仕立て屋さんにつくってもらって」
「ええ、とてもかわいらしいです! 色合いもさわやかで」
「ちょっと緊張しててあまり話せなかったのですが……来年こそは」
「はい、来年もたおしんでください」
「でもあの……わかってはいるんですが! ヨアヒムさんのナンパは心臓に悪かったです! ああいうの、慣れてなくて! 恥ずかしい!」
少女らしく恥じらうレネット・フィオーレ(CL3000335)。
これはヨアヒムでなくてもつい声をかけてしまうのだろう。
「花火! たのしかったです。あれはアマノホカリの職人さんがいたのかな?」
「へえ、空に浮かぶお花ですね」
「そうそう、ねずみ花火ってしってる?」
「??」
「ネズミみたいに地面を走る花火。走り終わったら……パン!」
「きゃっ!」
「騒ぎすぎて、職人のおっさんにおこられちゃったけどな!」
そんな花火の想いでを語るは『炎の駿馬』奥州 一悟(CL3000079)。
「食べ歩きしていたのよ。お祭り中はダイエットは一時棚上げ。開店休業です」
「何がいちばんでしたか?」
悪ぶれない『蒼穹を漂うはぐれ雲』ヒュパティア・バルフムテオン(CL3000096)に女神は尋ねる。
「真っ赤なリンゴの飴がとってもおいしかったです」
「まあ祭りを楽しむ余裕はなかったけど」
『トリックスター』ウンベルト・フィオレッティ(CL3000097)は上を向く。今からだって後片付けがある。
「まあ、俺たちがいて喜ぶ人がいるならそれでかまわん。ではトマト祭りの清掃に行ってくる!」
「はい、あなた達のようなかたがいるから祭りは楽しく運営できるんですよ」
「青いかき氷! 人気あったよ! かき氷たべるとキーンってなる、アクアディーネ様は?」
「どうでしょう? 食べてもなった覚えはあまりないです」
「あとトマトも投げた! 来年はトマトキャノンだ!」
「あわわ、それはだめですよ! ちゃんと手投げだけです!」
『神秘(ゆめ)への探求心』ジーニアス・レガーロ(CL3000319)の未来の発明にストップがかかる。
「毎日がお祭りだったらいいのになあ!」
「みて! ください!」
『ノンストップ・アケチ』タマキ・アケチ(CL3000011)がプリ尻を披露しながらぴくぴくと尻エクボを揺らす。
「きゃあ!」
「私の! 赤ふん! アマノホカリの正式な水着です! それとお気に入りのブーツ! いかが! ですか?」
「ひゃあああ」
【速報】タマキ・アケチ逮捕。
「僕はおもうのさ。みんな、トマトの発音がなっていない!」
『極彩色の凶鳥』カノン・T・ブルーバード(CL3000334)が叫ぶ。
「トマト様をなめるな! トメィ↑トゥ↓だ!分かったか!分かったらイエス かサーイエッサーだ!!」
「いえっさー、トメィ↑トゥ↓……」
「よし!これでお前は食うに値しない緑トマトから少しマシな 半熟トマトになった!」
「おいしいもの、いろいろとたべました」
レオラ・セレスト(CL3000355)はほっこり笑顔だ。
「それはすてきです。なにがいちばんおいしかったですか?」
「ああ、お久しぶりです、アクアディーネさん」
『胡蝶の夢』エミリオ・ミハイエル(CL3000054)が挨拶をする。
「普通もの投げられたら痛いし腹立ちますよ。でもね、トマト祭りは違う。ここ最近で一番笑いましたわ! 年甲斐もなく思い切りたのしみました」
「そのようですね。まだ真っ赤なままです」
「てかみんなエイム上手ない? めっちゃ当てられたんやけど! あはは」
「……屋台巡りしてたら……出たんだよぉ……!」
怪談風に話しかけるのは『フェイク・ニューフェイス』ライチ・リンドベリ(CL3000336)。
「あの怪しい黒マント。なんかほめられたみたいだけど、胡散臭い」
「ですよね、胡散臭いです」
「あ、これお土産。ねぎまの串。最高においしいから!」
「あ、ありがとうございます!」
「あとこれ。ソースヌードル、黒マントおすすめ。くやしいけどなんか止まらなくなっちゃう」
「自由気ままに遊んできたわ~」
『金色の風』フラン・シルフィード(CL3000282)はくるりとその場で回る。
「まるで風のようにたのしんできたようですね」
「海でめっちゃ遊んできて面白かったわ!」
ナナイ・アルスター(CL3000291)の言葉にまるで自分がほめられたかのような気持ちに女神ははにかむ。この国の海は女神にとっても大切なものであるから
「おじょーさまのお守りさ」
『風詠み』ベルナルト レイゼク(CL3000187)の言葉に女神は少しだけ意地悪な顔で応える。
「今はそれが悪くないという顔です」
「水鏡でみたのかい?」
「いいえ、見なくてもわかります。迷子になりそうなこは無事でしたか?」
「おかげさまで、水の加護かな?」
「さあ?」
「こういうの聞くのって楽しみなのか?」
「ええ、思い出を聞くときの笑顔が素敵なんです」
「へえ、俺は夜の浜辺で酒飲める面子で集まって夜酒を楽しんできたかな」
『蒼影の銃士』ザルク・ミステル(CL3000067)の答えに女神は満足げにほほ笑んだ。
「海にいって泳いできました。新しい水着最高です」
「楽しかった、ですか?」
まったく表情が変わらない『ゆるふわ鉄拳ガール』パッフェル・ガブリエラ(CL3000299)に女神はいぶかしがる。
「感情がでないので、でも本当に楽しかったです。皆様の水着も素敵でした」
「売上サイコーネ!」
テンションが高いのは『有美玉』ルー・シェーファー(CL3000101)。
「商業連合は露店の制限を受けている中、自由騎士団として大手を振って行商してきたヨ!
その時の写真が……コレ……!アタシめっちゃ素敵でショ!? ねえ!?!??!」
「わわ、素敵です。えっと、私のお面、どれくらい売れたんでしょう?」
「ふわもこアニマルと戯れる夢をみた」
ウィルフレッド・オーランド(CL3000062)はどや顔だ。
「夢、ですか?」
「うむ、有意義だった!」
「夢」
「ははは、結局いつもどおり、ハラペコさんたちの相手をしてたよ」
トミコ・マール(CL3000192)は豪快に笑う。
「トミコのお店はお祭り中でも大繁盛でしたね」
「海を眺めてゆっくりしていました」
『書架のウテナ』サブロウタ リキュウイン(CL3000312)はふんわりとした笑みで言う。
「久しぶりのお休み、ってところだったのでしょうか?」
「お祭りでスリがいたようです!」
「あら、そんなことが」
きっと『疾走天狐』ガブリエーレ・シュノール(CL3000239)は騎士らしくあろうと巡回という名の迷子との攻防戦を広げてきたのだろう。
「ベルナルトの苦労がしのばれますね」
「ちょ、なんで女神様わろて……いえ、笑ってらっしゃるのかしら?」
「いいえ、あなたのナイトはきっと有能だったのでしょうと思って」
「え、ええ! うちのシュノール家のナイトは最高ですわ!」
「ぼっちっていわないでください」
コジマ・キスケ(CL3000206)の目じりには少し涙が浮かんでいる。
「新作の水着でばっちりとキメて日差しのなか波と戯れたり
パラソルの下でのんびりと飲み物や冷たいお菓子をいただいたり……一人で」
「その、優雅な時間をたっぷりと独り占めしたということですね」
「そうです! あ、でもマジでマジで楽しかったです。それはほんとに」
「海釣りに挑戦したら、靴が釣れた」
島津・豊太(CL3000134)ががっかりとした顔で言う。
「え、え。えっと海の掃除ありがとうございます!」
「孤児院の子供たちの引率ですよ」
『RE:LIGARE』ミルトス・ホワイトカラント(CL3000141)は肩をたたきながら言う。ずいぶんとバイタリティにあふれる子供たちに振り回されたらしい。
「お小遣いは……」
「無限ではないのです。ああ、神よ」
「ふふ、その通りですね」
「ああ、アクアディーネ様への感謝は忘れてませんよ。みんなで楽しんで、です」
「暑くて服なんか着ていられるか!」
「ふえっ?」
「失礼。つい本音が。ふさふさした翼を生やしていられるかという暑さにどうもやられて」
『静かなる天眼』リュリュ・ロジェ(CL3000117)はいつもの堅苦しい恰好だ。
「来年こそは水着を」
「はい、楽しみにしてます」
「遅い時間でしたけど、お店もあいていて、お祭りの醍醐味ですね」
たまき 聖流(CL3000283)はふんわりとした笑みを浮かべる。
「ひもがたくさん出ているお店がありまして……、くじ引きというのでしょうか……? 言試しに一度やったら、なんと反対の位置で男の子が紐をひいていたのです……」
「まさか、それが景品……!」
「わわ、ちがいます…。お店の手違いだったようです。こういった形のご縁もあるのかと……」
「びっくりしました」
「もしかすると私達オラクルや、アクアディーネ様に、王様も、見えない紐で、繋がっているご縁なのかも知れませんね」
「ふふ、それは素敵な仮説です」
「おくとぱすやき」
「はい。デビルフィッシュ入りの食べ物でして。一口食べたらこれがほんとに熱いんです。やけどするかと思いました」
『紅の傀儡師』マグノリア・ホワイト(CL3000242)が手ぶりも加えて説明する。
「でもおいしくて。 アクアディーネ様もいるのであればその感動を分かち合いたかったので、中に食べれるホムンクルスを入れて……」
「じ、実証しなくていいです! あとホムンクルスは食べれません!」
「お小遣いもらっておまつりにいったよ!」
『異国のオルフェン』イーイー・ケルツェンハイム(CL3000076)は初めてもらったお小遣いを手に出かけたらしい。
結果は幼馴染と同じく途中で燃料切れ。
「なにがおいしかったですか?」
「塩味のパンケーキみたいなの! 不思議な具がはいってたんだよ」
「へえ、ちょっときになります」
「うるさいのは嫌だが、気分転換にはなったよ。とはいえ、あの祭り価格っていうのはよくない。結局いつもの店さ」
『玄の願い』黒曜石 漆黒(CL3000082)はため息をついてごちる。
「まあとはいえそれなりに楽しめたよ」
「それならよかったです」
「カタフラクトのつなぎ目、ギシギシいうん」
『イ・ラプセル自由騎士団』アリシア・フォン・フルシャンテ(CL3000227)はうんざりとした顔で言う。
「水にぬれてはいいとはいえ接続部分はどうしてもそうなってしまうのでしょうか」
「せやねん、やもんで心からたのしめたことないんよ」
その言葉に女神はしゅんとする。
「ああ、ちがうんよ! 雰囲気はめっちゃすき! 波がざざーんとなるのとかいいやん」
「はい、いつもの作業をおわらせたあとお酒を飲んでいました。 お酒って水からできるものじゃないですか? つまりは水です。感謝感謝。
おつまみに焼き魚に串焼き、あとお酒。感謝感謝」
『緋色の拳』エルシー・スカーレット(CL3000368)は問われたままに答える。黙っていたこともあった。忘れてたからしかたない。
「夕方から記憶、ないんですよね」
「それは飲みすぎなんじゃ」
「お酒のお水に感謝感謝」
「みんな笑顔だったよ」
千亞・ヴェローチェ(CL3000373)は答える。
「だから私もなんだか嬉しい気持ちになったよ。の中に、私とこれから共に戦う者、共に笑い涙するもの。たくさんいるのだろう。そう思うとわくわくして。私も来年は夏の服装、お披露目したいな」
「千亞ならどんな衣装も素敵に着こなすと思います。たのしみにしていますね」
「カノンはセンセーと食べ歩きしたよ! いっぱい! 故郷のたべものもあったから懐かしかったー!」
『太陽の笑顔』カノン・イスルギ(CL3000025)はご機嫌で話す。
「でね、センセーに肩車してもらったんだ」
「カノンはセンセーが大好きなのですね」
「うん! やさしくて! かっこよくて! カノンセンセーのお嫁さんになるんだ!」
「私はくのいちゆえ、警戒は怠らないのです」
赤緒 楓(CL3000288)はキリリとした顔で報告する。
「あの、天幕のうらで寝ているあなたをみかけたと」
「人違いです!」
「ちょっと夏バテしてたけど、かき氷おいしかったし、夜の浜辺は涼しくてきもちよかったよ」
『イ・ラプセル自由騎士団』シア・ウィルナーグ(CL3000028)は嬉しそうに言う。
「連戦でしたからね」
「うん、でね、アクアディーネ様。
たくさんの人が、子供から大人まで、女の人も男の人も楽しそうだったよ。
ボクはこの国が大好き! だから! 絶対守るって思ったんだ」
「そう、ですか。うれしく思います。きっと守ってくださいね」
「ゴールデンティアーズと同様。医療テントおったてて、マツリの日だってのに怪我だの病気だのはしゃいでるうっかり者をちぎってはなげ……」
「え?」
「言葉の綾だ。もちろん治療だ」
「よかった」
『咲かぬ橘』非時香・ツボミ(CL3000086)の言葉に、ほっと女神は胸をなでおろす。
「ところで、アクアディーネ神。水着は着んの?」
「え?」
「みーずーぎー、いいぞーみずぎはいいぞー。泳がんでもいい、海に行かなくてもいい。気分だ気分。国民を晴れやかな気分にさせるためのな」
「おなじようなこと何人かにいわれました」
「なら!」
「考えておきます」
「警備くらいしかしてない気がする」
ディアス・マイヤーズ(CL3000216)は疲れが見える顔でそういった。
「休憩しますか?」
「そうだな、平和な祭りを眺めているのも悪くない」
「そうですね。はい、そう思います!」
「喧嘩してきた!」
「ふえっ? だめですよ?!」
『隻翼のガンマン』アン・J・ハインケル(CL3000015)は悪びれもせず言い放つ。
「ほら、祭りに喧嘩はつきものってね。喧嘩してるやつをぶんなぐってきた! なかなかの腕っぷしでたのしめたさ!」
「アンはほんとに、無茶しないでくださいね」
「実はね、お祭りのお手伝いの準備のほうが、楽しかったんです」
佐々沢・心(CL3000189)はいう。祭りの前というものはわくわくするものだ。
「そういった楽しみ方もあるんですね」
「めっちゃトマトまみれ!」
赤い足跡を神殿の床につけながらアリア・クラウン(CL3000186)が笑う。
「すっごい楽しかった!」
「そのようですね。あっちこっち真っ赤ですよ!」
「屋台でおいしいものいただきましたわ♪」
露天勢のマリーセヌ・ダグラス(CL3000217)は両手に戦利品をもちながらウインクする。
「食べすぎは危険ですよ」
「わかってますわ!」
「私のアクアフェスタはその……恋焦がれる方と時を過ごしましたの」
『命短し恋せよ乙女』ジュリエット・ゴールドスミス(CL3000357)は頬をそめながら報告する。
トマッティーナのこと、一緒にお祭りを警備したこと。乙女からはその思い出が尽きることはない。
「楽しかったんですね」
「はい、それからですね、アクアディーネ様」
まだまだ恋する乙女の自慢(のろけ)は止まらない。
「ミケはずっと踊っていたにゃ♪」
『踊り子』ミケ・テンリュウイン(CL3000238)の言葉に女神は微笑む。
「いつでも踊ってますよね」
「もちろんだにゃ! 今回は祭りダンスだにゃ!」
「お祭りだーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
わーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
『挺身の』アダム・クランプトン(CL3000185)が勢いのまま走っていく。
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
「アダム、こんな一面もあったのですね……」
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
「お祭りといえば期間限定の露天! あのごちゃごちゃがたのしいんだ!」
『マザり鴉』アガタ・ユズリハ(CL3000081)は嬉しそうだ。祭りのざわめきは混沌。それは彼女の願うところ。
「毒がないのが残念だけど」
「さすがにあぶないものはないと思います」
「でもね、一気に冷たいお菓子を食べておなかいたくなっちゃった! もしかして……毒?!」
「違います!」
「あ、あの、俺の手の悪いののせいで(?)トマトがすごい育ち方をしちゃった」
ジョシュア・サザランド(CL3000360)がびくびくしながら言う。
「いいえ、あなたの手には悪いものなんてありませんよ。たくさん育ったのならそれはよいものです」
「食べてみたらおいしかった」
「でしょう?」
「ごめんなさい、懺悔します」
「どうしました?」
「隙だらけのルームメイトのお兄さんに試し打ちしました。真っ赤になりました」
「ご機嫌麗しゅう
とはいえ、ワシのお祭りはアマノホカリでいうところの花より団子。
なんともおいしいものが多くて」
恭しく首をたれた『揺れる豊穣の大地』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)は少し恥ずかしそうに報告する。
「その浴衣、お似合いですよ」
「ええ、ええ! 風通しもよく涼しくてつい、はしゃいでしまいました」
「一介の下っ端騎士、一兵卒がこうして女神の御前に見える事が出来るとは」
サブロウ・カイトー(CL3000363)は恐縮する。
「気にしなくていいの、お話を聞かせて」
「央華の古人にいわく「士たる者は、天下の楽しみに後れて楽しむべき」と申します。
民の楽しさを守るため、日夜警備に励んでいたのであります!」
「つまりは働いていたの?」
「わーかほりっくでして」
恥ずかしそうに笑うサブロウ。
「まったくあなたは。少しくらいさぼってもいいのですよ」
「ああ、ひとつ。何より楽しいのは、こうして女神様に親しくお言葉を頂き、言葉を交わせること…ですかね。オラクルの力に目覚めて、もっとも嬉しかったことのひとつです」
「商売繁盛でした」
ルメナ スぺレール(CL3000110)はほくほくとした顔だ。
「それはなによりです」
「閉店後は露天を回って普段たべないものを食べておいしかったですよ」
「お祭りのたべものは違うものがおおいですからね」
「美しい夜空の海で安らかなひと時をすごしました」
エリーゼ・ローゼンベルク(CL3000297)は微笑む。
「お祭りではなくて?」
「ええ、遠くにみえる街の光がとても美しい地上の星なのです」
「うん、楽しんできたよ~!」
桂・彩羽(CL3000218) は楽し気に目を細める。
「ずいぶんと羽をひろげてきたようですね」
「祭りには人数が必要でしょう」
ラナ・フェーン(CL3000325)は微笑んだ。
「そうですね。たくさんの人が楽しんでくれれば、それに越したことはありません」
「水の中で揺蕩っていました」
コロナ・サフィラ(CL3000058)がふわふわとした表情で報告した。
「海の、中、ですか?」
「波にゆらゆら、楽しいですよ。たまにとんでもなく遠い所まで流されてしまいますが」
「はわわ! 迷子になっちゃいますよ!」
「祭りには生命力があふれております」
テオドール・ベルヴァルド(CL3000375)が微笑んだ。
「直接は遊行してはいないのですが」
「遊ばなかったんですか?」
「とはいえトマッテーナや露店を主に回りました。戦時下においても民は眩しい笑顔をくれるのですね。決して絶やしてはならない、そう改めて思いましたよ」
「そうね、みんなの笑顔と生命力はずっとこのままで絶やしちゃだめだと思います」
「潜ってきました! 色とりどりの魚にサンゴ。素晴らしいです」
『相棒捜索中』英羽・月秋(CL3000159)
「ええ、ええ! この国の海は最高です!」
「魚たちも歓迎してくれたのか、僕の周りを泳いでパフォーマンスをしてくれました。
あれは素晴らしい光景だった!」
「じじいは籠って管理維持よ。遅くまで使われる蒸気機関もあるからの」
『管理人』ドゥビオス・O・パラベラム(CL3000035)は排熱音を出しながら笑う。
「籠っていたんですか?」
「いや、それでも外の様子は見れるし歓声も聞こえる。楽しそうだったよ。じじいはそれをみてるだけで楽しいじゃ」
「気持ちはわかります」
「蒸気にとって水は大切なものだからね。その水はお宅からのものじゃろう。お宅が女神とはいえ、消えているものもいる。気を付けておいておくれ」
「はい、ご忠告痛み入ります」
「妹が」
「どうされましたか?」
『皇の剣』ハルト・スメラギ(CL3000083)はびしょ濡れだ。
「どこからか水でっぽうをしいれてきたようで。ちょっと水の掛け合いになって」
「だからびしょ濡れなんですね」
「まったく。ああ、あとはミユと遊んできたよ。浴衣がよく似合っていた」
「ずいぶん亜人も増えましたね」
「ええ、そうですね」
『泡沫の』アダム・ロレンツォ(CL3000376)はこの国の色を見つめ、その変化を実感する。
「プライドがどうこうって気持ちは無くはないけれど、実際自由騎士団がいないとうまく回らないくらいには世界は変わってきてはいる」
「その通りです。世界はこの先もかわっていきます。それにはあなた達が必要です」
「ぼくたちが生き延びるためにはきっとオラクル同士仲間として仲良くしていかないとだね。そういう意味ではきっとこのお祭りは大成功だよ」
「食べすぎた」
ラン・ドーラ(CL3000315)は吐きそうな顔だ。
「おいしすぎて、うぇっぷ」
「わわ! 無理しちゃだめです!」
「めちゃくちゃ楽しんだ!」
レイラ・レイ(CL3000215)はご機嫌だ。
「どこがたのしかったですか?」
「海!!」
そう答えるレイラはまだまだ物足りないようだ。
「あなたもトマトまみれですね」
真っ赤なミーア・セレステラ(CL3000188)に女神がほほ笑む。
「うえー。しばらくはトマトみたくないけど、たのしかったよ」
「かわいい女の子の水着姿を堪能したぜ! ふう……」
山田 イチロー(CL3000231)は満足そうだ!
「エッチな顔です!」
「うまい飯たらふくくったぜ!」
山田・シロー(CL3000234)のおなかはずいぶんと膨らんでいる。
「恰幅がよくなっていますよ」
「たのしかったですよ~!」
モルディアンヌ・リドリーヴェール(CL3000230)はあっちこっちで遊んできたようだ。
「心残りは?」
「来年は水着きたいですね!」
「水遊び、いれてもらいたかったな」
『皇の薬師』皇 弥悠(CL3000075)はすこしさみしそうにつぶやいた。
「きっと仲間にいれてくれたとおもいますよ」
「風邪ひくかもって……でも、かか様が仕立ててくれたヒガンバナの浴衣、ハルトが似合うっていってくれて。うれしかった」
「ええ、とても似合っていますよ」
思い出は胸のなか。
夏が――終わる。
その日、神殿に出向いた人々の数は101人。
ひっきりなしの訪問に、かの女神は目をくるくるさせていた。
それでも、祭りの興奮は冷めやらないままに。
ひゃくとひとつのものがたりが、女神を癒す。
『修業中』サラ・ケーヒル(CL3000348)が海の思い出を話す。水着を仕立ててはいなかったが、波打ち際に足を浸して食べるかき氷は最高だといえば、女神はうらやましそうそうに微笑む。
「きーて! きーて! トマト祭りでトマトいっぱいぶつけられたよ!」
「それは痛くなかったのですか?」
「んーん、大丈夫あとは串焼肉! いっぱいたべた!」
『いっぽいっぽすすむみち』リサ・スターリング(CL3000343)はご機嫌だ。
「一番乗りで砂浜に走っていったら砂浜あっついの!」
「カーミラはいつでも一番乗りですね」
「うん! あとね、串焼きっていうのも食べたしトマトでめっちゃ真っ赤になったよ!」
「真っ赤なのは水着だけじゃなかったのですね」
女神は、『全力全開!』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)の髪にまだ残るトマトの欠片をつまみ上げた。
「アカデミーに入る前は両親ときたものですが、今年は一人できましたわ」
「初めての一人歩きですね」
「もぐもぐ。露店のトウモロコシがおいしくて」
「英気は養われましたか?」
「はい! 明日からまた頑張りますわ!」
『学ぶ道』レベッカ・エルナンデス(CL3000341)の両手にはまだトウモロコシがあった。
「アクアディーネ様にとって面白いのかは分からないけれどー……」
そういって前置きするのは『管理人さん』リド・エンピス(CL3000340)
サロペットが夏らしくてよく似合う。
「トマト取ったり、投げたりたのしかったよ」
「あなたの畑のトマトは投げやすいと評判ですよ……これってほめているのかしら?」
「うんうん、ぼくが投げたトマトがばっちり顔面に、ばちーんって!」
「ひゃっ」
「あの人だいじょうぶだったかなあ?」
「アリアやメモリア、それにたくさんの人たちとすごせるってだけで私には最高の幸せです」
『白金の星』ヒルダ・アークライト(CL3000279)のほほえみは幸せそうだ。
「だから、この先も守っていけるよう日々精進します!」
「はい、あなた方に任せてしまうのは申し訳ないけれど。これからもよろしくおねがいします」
「忌避感が比較的少ないとはいえ、所詮は亜人である私にとって、普通に祭りを堪能できるというだけで十分な幸せであり、存分に楽しめたということなんでしょうね」
そういう『天辰』カスカ・セイリュウジ(CL3000019)の表情はいつもより緩いものを感じる。仕立てた浴衣がうれしいのだろう。そこは女の子、といったところか。
「他所へ行けばやれ工場まみれ、宗教まみれ、奴隷まみれと碌な国がありませんからね」
神の消えた故国のほうが断然まとも、という言葉は飲み込む。
「まあ、とりあえずはこの比較的マシな国の神に感謝しますよ」
女神はそんな皮肉気な彼女の言葉に、少しだけ悲しそうにしてほほ笑んだ。
祭りの期間、外にも出ずにうなっていた『マギアの導き』マリア・カゲ山(CL3000337)。いや、ひとの多いところが苦手だという理由はあるけれど、それでも考えなくてはいけないことがあったのだ。
そう、あの道化師の言葉。推論はいくつかたてた。とはいえまだまとまっていない。だから。
「もう少しまとまったらアクアディーネ様にもお話します」
「はい、お待ちしています」
「アクアディーネ様にも水の祝福があらんことを」
女神はその一言にすこし面食らった。祝福を授けるのは自分なのに。でもその気持ちがうれしかった。
「ローラはねぇ」
裏街の夜の妖精』ローラ・オルグレン(CL3000210)は妖艶にほほ笑む。
「何が楽しいっていうよりは、楽しいところにいるわけでぇ。で、このお祭りにいる、ってことは、楽しいってことなんだよ」
普段から笑顔でわかりにくい部分もあるが、ローラもローラなりに楽しんでいたということを知って女神は「そうですね」と返した。
トマトまみれなのは『いつかそう言える日まで』ボルカス・ギルトバーナー(CL3000092)。どうも警邏中に地元の子供たちの集中攻撃をうけたらしい。
「ずいぶんと負け戦だったようですが」
「いいえ、きっちりと反撃トマトをくらわしてやりました!」
そう言って笑う彼の笑顔は快活で傲慢さの欠片もない。
「あ、そういえば、ローリーことアレイスターから、ナーナーなんてあだ名をつけられましたな。アイツ、話してみると、案外楽しい男では……?」
そんな言葉に女神の頬がすこしだけ膨らんだ。
「たくさんの催しがあっていろいろ迷いました。トマト投げに岩石ペトロ。初めてですがとても楽しかったです」
狐の耳をぴんとたてて思い出をかたるは『飢えた白狼』リンネ・スズカ(CL3000361)。
「でもそれ以上に、佐クラ様とご一緒に浅瀬で水をパシャパシャしながら雑談ができたのはとても、とても有意義な時間でした」
「友人ができるというのはかけがえのないことですからね」
「はい!」
そうほほ笑むリンネの笑顔はかわいいなと女神はうれしくなった。
「露天巡りに食べ物射的、まあゲームは単純食べ物は頬が落ちるとまではいかないのだけど、雰囲気でおいしくかんじるのだわ!」
年不相応に喜ぶのは『翠氷の魔女』猪市 きゐこ(CL3000048)。
「水着、かわいらしいです」
「泳ぐのは得意ではないのだわ。浮き輪は必須なのだけど」
「はい、リンゴ飴、どうぞ!」
『裏街の宵の天使』アリア・セレスティ(CL3000222)は女神にアップルキャンディを差し出す。
「あ、ありがとうございます」
そのリンゴ飴をだきしめ続きを促すとアリアは嬉しそうに続ける。
「特別なことはしていないんですけど、ヒルダちゃんと一緒に遊んでスイーツを堪能して」
そんな、普通の日々が大切だと、アリアはほほ笑んだ。
『ヴァージンナイト』ユニ・ダグラス(CL3000251)は
「微力ながら、この国を支える力となれるだけで私にとっては至上の喜びです」
と、自信ありげな笑顔でほほ笑む。
「そういっていただくと嬉しく思います。でもたまには気を抜いてもいいんですよ」
「期待されてますが、その、みんなと同じです。食べて投げて泳いで水着を眺めて」
『星達の記録者』ウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)は、目をつむって思い出を反芻する。
「なんぱ、ですか?」
「女神様! なんてことを!? いえ……そーいう学説もあるということはゾンジテオリマス」
「ヨアヒムみたいになっちゃいますよ!」
「まあ、ともかくこういう祭りを楽しめるようにするのが自由騎士団の仕事ですし、以後も頑張らせて頂きますアクアディーネ様」
そういうとウェルスは敬礼してすたこらささっと逃げていく。
「ついでに私の懐も潤ってくれたら良いんですけどねー」
そのつぶやきはだれにも聞こえてはいない。
「いつも一緒のおもちとねぇ、お父さんとお母さんと、色んなお店巡りをしたのだ!」
『ちみっこマーチャント』ナナン・皐月(CL3000240)が両手をばたばたふりながら祭りの様子を説明する。
「そう、そんなことが」
そんなナナンを女神は微笑ましくみつめる。
「そうだ! これ!」
ナナンがポシェットから取り出すのはブレスレット。差しだしたその腕には同じものが飾られている。
「おそろいですね。ありがとうございます」
「西園寺お祭り大好きなのですが!! 衝撃的なことがあったのです!」
海・西園寺(CL3000241)は神妙な顔になる。女神はその先を促した。
「得意の射的ゲームで、お金を払って、的となる景品を的確に撃ち抜いた!と思ったら、景品がしっかりと固定されていてビクともしません……もうね、西園寺完全におこですよ! 無限ゴム弾です! 悪質商人を退治しました!」
なんともな武勇団に思わず女神も吹き出す。
「自由騎士団の面目躍如ですね」
ふう、とくゆらせた煙が煙管の先から立ち上る。
「常と変わらぬ日でありんした」
胡蝶の望み』誡メ・巴蛇・ヒンドレー(CL3000118)が目を伏せた。
「んもー、姐さん、もっとあったでしょう? とはいえ、アタシも姐さんの護衛でしたけど。あ、でもまあ、いろんな人の服を見てて、着物ってのは着たくなりました」
「浴衣、ですか?」
『分相応の願い』咎メ・封豨・バルガー(CL3000124)がにんまりほほ笑んで言う。
「うんにゃ、着物さね。巴蛇姐さんが着ているような感じのね。華やかでいいなって」
「でも今だと暑いかもですよ?」
「だから、姐さんと同じがいいのさ」
「これといって特に」
『女傑』グローリア・アンヘル(CL3000214)は言う。
「でもまあ、しいていうのであれば、護衛の強化でしょうか? 大勢の民が無防備に祭りを楽しむためには、その裏でしっかりとした警備が必要であるからな。
なに、私が好きでやっているのだ」
「それで楽しめますか?」
「皆が楽しそうにしている姿を見られれば、私だって楽しい。それはあなたとおなじだよ」
「青い海白い砂浜! でもまあ泳ぐの得意じゃないので、浜辺でエール飲んでました!
キンキンに冷えたピルスナーの黄金! 最高においしいんですよ!」
はしゃいでいるのは『梟の帽子屋』アンネリーザ・バーリフェルト(CL3000017)。
「気の合う仲間と飲むお酒は最高です。アクアディーネ様はお酒嗜みます?」
「お酒は、飲まないですね。ほら、私お酒をいつの間にか浄化しちゃって水にしちゃうので……」
「目指せ!屋台全制覇!! 具材は入ってないしチープで、濃い味付けでごまかしてるだけってのはわかってるんですけどね! それがまたお祭りの醍醐味で! おまつりのそういう浮かれた感じ、あたしだーいすき!」
『子リスの大冒険』クイニィー・アルジェント(CL3000178)が目を輝かせている。
「なにがお気に入りでしたか?」
「トウモロコシにタレを付けて焼いたヤツ!」
その瞬間まるでリスのようにこりこりとかじる姿を女神は思い描いた。
「通商連の方に交じって露天ですよぉ~うふふ~。アマノホカリ風のお菓子を提供してまいりました。試行錯誤してメニューを決めて、試作品を作って意見を聞いて……大変な作業ですよ~!」
『商売繁盛どどんこどん』シェリル・八千代・ミツハシ(CL3000311)がぽっちゃりとしたほっぺを抑えながら報告する。
「大変ですか」
「ええ、でもそれが楽しいんですよね。おいしいっていって笑う顔、みたいですもん! 今回は大盛況であっというまになくなったので来年はもっとたくさんつくりますよぉ!」
「今回俺がライブでうたったのは3曲さ。どの曲もバラードだがいい雰囲気の曲ができたとおもうのだよ」
「ええ、とても素敵だったとお聞きしました」
『ロサ・デビウス』ローシャ・薔薇・ロジャー(CL3000157)は嬉しそうに言う。
「まあアンジェのおかげでもあるんだけどな。ああ、まだ予定は入っているから失礼させてもらうのだよ」
そういってローシャは走っていった。
「おにくいーーーーーーーーーーーーっぱいたべたのだ!」
元気がいいのはサシャ・プニコフ(CL3000122)。
「ほかには?」
「お肉とかお肉とかおにくとかオニクとかONIKU!」
「きいてくれよ! アクアディーネ様! オレ魚釣りで37匹釣ってきた!」
「37匹もですか?」
「食いきれねーのは逃がしたけど、じもぴーと競争しててさ! ダントツの1位!」
「貴方の孤児院の先生が愚痴っていましたよ」
「あ、やべ、しってるのか? 祭りの準備ほっぽったこと」
「あちらに、先生がいらっしゃいますよ?」
「ヤベー! でもさ、こんなに釣れたの自由騎士の加護か何か?まぁいいや。いつも見守ってくれてありがとな!」
マリア・スティール(CL3000004)は礼をつげると走っていった。
「そうですか、ローシャ様がそんなことを」
『自称:絶対忠誠者』アンジェルス・マーシュ(CL3000225)はローシャのことを告げた女神にはにかんだ笑みを向ける。
「私はローシャ様の使用人であると共に
長年の!一番の!ファン!……ですからね!
全力でこの身を捧げて応援するのです!
はぁ……私にとってはローシャ様が!一番!輝いておられます!!」
そういうアンジェルスの笑顔はまるで子供のように輝いていた。
「世話のかかるお嬢様にはいつも泣かされていますが、そんな日常を私は愛しています。
このお祭りでもまた大層はしゃいでいたようで、泣きながらも笑ってしまっている自分がいます」
『メイド』クローディア・マクアドル(CL3000371)の言葉に女神はほほ笑む。
「わかりますよ。私も皆さんが嬉しそうなのをうれしく思います」
「妹とともに休暇を。ええ、はしゃぐ姿はレディとは遠いですが」
「それがかわいく思えるのですね」
「うちの妹は見目がいいので、よからぬ虫にたかられないようにせねばなりません」
度真面目に応えるは『鷹狗』ジークベルト・ヘルベチカ(CL3000267)。妹離れはできていないようだ。
「お兄さまと、お祭りに参加しました。的あての景品に可愛いぬいぐるみがあったので、それを兄におねだりして、取って貰いました! 大事にしなきゃ!」
「それはよかったですね」
当のレディ。『砂糖菓子のソンリッサ』アンジェ・ヘルベチカ(CL3000328)嬢もまたブラコンの様子である。
「本当に仲のいい兄妹なのですね」
「はい!! お兄様大好きです!」
「褐色の肌こそ夏!!」
しっかりと海で日光浴してきたのは『エルローの七色騎士』柊・オルステッド(CL3000152)。
「小麦色のインコさんです」
「おうよ!」
「トマト、めっちゃ投げてきた! 以上」
エル・エル(CL3000370)は胸をはって言う。
「楽しかったわよ、普段は見てるだけだけどついね」
「楽しそうなのに引っ張られましたか?」
「まあそういうこと、参加した以上は楽しまなきゃ損だもの!」
「もらったお小遣いでイカ焼きとか氷菓子とか全部買ってたべたよ!」
『見習い銃士』グリッツ・ケルツェンハイム(CL3000057)が嬉しそうに言う。
「お小遣い足りましたか?」
「へへ、あっという間になくなっちゃいました。けど楽しくておいしかったです!」
「普段肌はださないので恥ずかしかったのですが。素敵な水着を仕立て屋さんにつくってもらって」
「ええ、とてもかわいらしいです! 色合いもさわやかで」
「ちょっと緊張しててあまり話せなかったのですが……来年こそは」
「はい、来年もたおしんでください」
「でもあの……わかってはいるんですが! ヨアヒムさんのナンパは心臓に悪かったです! ああいうの、慣れてなくて! 恥ずかしい!」
少女らしく恥じらうレネット・フィオーレ(CL3000335)。
これはヨアヒムでなくてもつい声をかけてしまうのだろう。
「花火! たのしかったです。あれはアマノホカリの職人さんがいたのかな?」
「へえ、空に浮かぶお花ですね」
「そうそう、ねずみ花火ってしってる?」
「??」
「ネズミみたいに地面を走る花火。走り終わったら……パン!」
「きゃっ!」
「騒ぎすぎて、職人のおっさんにおこられちゃったけどな!」
そんな花火の想いでを語るは『炎の駿馬』奥州 一悟(CL3000079)。
「食べ歩きしていたのよ。お祭り中はダイエットは一時棚上げ。開店休業です」
「何がいちばんでしたか?」
悪ぶれない『蒼穹を漂うはぐれ雲』ヒュパティア・バルフムテオン(CL3000096)に女神は尋ねる。
「真っ赤なリンゴの飴がとってもおいしかったです」
「まあ祭りを楽しむ余裕はなかったけど」
『トリックスター』ウンベルト・フィオレッティ(CL3000097)は上を向く。今からだって後片付けがある。
「まあ、俺たちがいて喜ぶ人がいるならそれでかまわん。ではトマト祭りの清掃に行ってくる!」
「はい、あなた達のようなかたがいるから祭りは楽しく運営できるんですよ」
「青いかき氷! 人気あったよ! かき氷たべるとキーンってなる、アクアディーネ様は?」
「どうでしょう? 食べてもなった覚えはあまりないです」
「あとトマトも投げた! 来年はトマトキャノンだ!」
「あわわ、それはだめですよ! ちゃんと手投げだけです!」
『神秘(ゆめ)への探求心』ジーニアス・レガーロ(CL3000319)の未来の発明にストップがかかる。
「毎日がお祭りだったらいいのになあ!」
「みて! ください!」
『ノンストップ・アケチ』タマキ・アケチ(CL3000011)がプリ尻を披露しながらぴくぴくと尻エクボを揺らす。
「きゃあ!」
「私の! 赤ふん! アマノホカリの正式な水着です! それとお気に入りのブーツ! いかが! ですか?」
「ひゃあああ」
【速報】タマキ・アケチ逮捕。
「僕はおもうのさ。みんな、トマトの発音がなっていない!」
『極彩色の凶鳥』カノン・T・ブルーバード(CL3000334)が叫ぶ。
「トマト様をなめるな! トメィ↑トゥ↓だ!分かったか!分かったらイエス かサーイエッサーだ!!」
「いえっさー、トメィ↑トゥ↓……」
「よし!これでお前は食うに値しない緑トマトから少しマシな 半熟トマトになった!」
「おいしいもの、いろいろとたべました」
レオラ・セレスト(CL3000355)はほっこり笑顔だ。
「それはすてきです。なにがいちばんおいしかったですか?」
「ああ、お久しぶりです、アクアディーネさん」
『胡蝶の夢』エミリオ・ミハイエル(CL3000054)が挨拶をする。
「普通もの投げられたら痛いし腹立ちますよ。でもね、トマト祭りは違う。ここ最近で一番笑いましたわ! 年甲斐もなく思い切りたのしみました」
「そのようですね。まだ真っ赤なままです」
「てかみんなエイム上手ない? めっちゃ当てられたんやけど! あはは」
「……屋台巡りしてたら……出たんだよぉ……!」
怪談風に話しかけるのは『フェイク・ニューフェイス』ライチ・リンドベリ(CL3000336)。
「あの怪しい黒マント。なんかほめられたみたいだけど、胡散臭い」
「ですよね、胡散臭いです」
「あ、これお土産。ねぎまの串。最高においしいから!」
「あ、ありがとうございます!」
「あとこれ。ソースヌードル、黒マントおすすめ。くやしいけどなんか止まらなくなっちゃう」
「自由気ままに遊んできたわ~」
『金色の風』フラン・シルフィード(CL3000282)はくるりとその場で回る。
「まるで風のようにたのしんできたようですね」
「海でめっちゃ遊んできて面白かったわ!」
ナナイ・アルスター(CL3000291)の言葉にまるで自分がほめられたかのような気持ちに女神ははにかむ。この国の海は女神にとっても大切なものであるから
「おじょーさまのお守りさ」
『風詠み』ベルナルト レイゼク(CL3000187)の言葉に女神は少しだけ意地悪な顔で応える。
「今はそれが悪くないという顔です」
「水鏡でみたのかい?」
「いいえ、見なくてもわかります。迷子になりそうなこは無事でしたか?」
「おかげさまで、水の加護かな?」
「さあ?」
「こういうの聞くのって楽しみなのか?」
「ええ、思い出を聞くときの笑顔が素敵なんです」
「へえ、俺は夜の浜辺で酒飲める面子で集まって夜酒を楽しんできたかな」
『蒼影の銃士』ザルク・ミステル(CL3000067)の答えに女神は満足げにほほ笑んだ。
「海にいって泳いできました。新しい水着最高です」
「楽しかった、ですか?」
まったく表情が変わらない『ゆるふわ鉄拳ガール』パッフェル・ガブリエラ(CL3000299)に女神はいぶかしがる。
「感情がでないので、でも本当に楽しかったです。皆様の水着も素敵でした」
「売上サイコーネ!」
テンションが高いのは『有美玉』ルー・シェーファー(CL3000101)。
「商業連合は露店の制限を受けている中、自由騎士団として大手を振って行商してきたヨ!
その時の写真が……コレ……!アタシめっちゃ素敵でショ!? ねえ!?!??!」
「わわ、素敵です。えっと、私のお面、どれくらい売れたんでしょう?」
「ふわもこアニマルと戯れる夢をみた」
ウィルフレッド・オーランド(CL3000062)はどや顔だ。
「夢、ですか?」
「うむ、有意義だった!」
「夢」
「ははは、結局いつもどおり、ハラペコさんたちの相手をしてたよ」
トミコ・マール(CL3000192)は豪快に笑う。
「トミコのお店はお祭り中でも大繁盛でしたね」
「海を眺めてゆっくりしていました」
『書架のウテナ』サブロウタ リキュウイン(CL3000312)はふんわりとした笑みで言う。
「久しぶりのお休み、ってところだったのでしょうか?」
「お祭りでスリがいたようです!」
「あら、そんなことが」
きっと『疾走天狐』ガブリエーレ・シュノール(CL3000239)は騎士らしくあろうと巡回という名の迷子との攻防戦を広げてきたのだろう。
「ベルナルトの苦労がしのばれますね」
「ちょ、なんで女神様わろて……いえ、笑ってらっしゃるのかしら?」
「いいえ、あなたのナイトはきっと有能だったのでしょうと思って」
「え、ええ! うちのシュノール家のナイトは最高ですわ!」
「ぼっちっていわないでください」
コジマ・キスケ(CL3000206)の目じりには少し涙が浮かんでいる。
「新作の水着でばっちりとキメて日差しのなか波と戯れたり
パラソルの下でのんびりと飲み物や冷たいお菓子をいただいたり……一人で」
「その、優雅な時間をたっぷりと独り占めしたということですね」
「そうです! あ、でもマジでマジで楽しかったです。それはほんとに」
「海釣りに挑戦したら、靴が釣れた」
島津・豊太(CL3000134)ががっかりとした顔で言う。
「え、え。えっと海の掃除ありがとうございます!」
「孤児院の子供たちの引率ですよ」
『RE:LIGARE』ミルトス・ホワイトカラント(CL3000141)は肩をたたきながら言う。ずいぶんとバイタリティにあふれる子供たちに振り回されたらしい。
「お小遣いは……」
「無限ではないのです。ああ、神よ」
「ふふ、その通りですね」
「ああ、アクアディーネ様への感謝は忘れてませんよ。みんなで楽しんで、です」
「暑くて服なんか着ていられるか!」
「ふえっ?」
「失礼。つい本音が。ふさふさした翼を生やしていられるかという暑さにどうもやられて」
『静かなる天眼』リュリュ・ロジェ(CL3000117)はいつもの堅苦しい恰好だ。
「来年こそは水着を」
「はい、楽しみにしてます」
「遅い時間でしたけど、お店もあいていて、お祭りの醍醐味ですね」
たまき 聖流(CL3000283)はふんわりとした笑みを浮かべる。
「ひもがたくさん出ているお店がありまして……、くじ引きというのでしょうか……? 言試しに一度やったら、なんと反対の位置で男の子が紐をひいていたのです……」
「まさか、それが景品……!」
「わわ、ちがいます…。お店の手違いだったようです。こういった形のご縁もあるのかと……」
「びっくりしました」
「もしかすると私達オラクルや、アクアディーネ様に、王様も、見えない紐で、繋がっているご縁なのかも知れませんね」
「ふふ、それは素敵な仮説です」
「おくとぱすやき」
「はい。デビルフィッシュ入りの食べ物でして。一口食べたらこれがほんとに熱いんです。やけどするかと思いました」
『紅の傀儡師』マグノリア・ホワイト(CL3000242)が手ぶりも加えて説明する。
「でもおいしくて。 アクアディーネ様もいるのであればその感動を分かち合いたかったので、中に食べれるホムンクルスを入れて……」
「じ、実証しなくていいです! あとホムンクルスは食べれません!」
「お小遣いもらっておまつりにいったよ!」
『異国のオルフェン』イーイー・ケルツェンハイム(CL3000076)は初めてもらったお小遣いを手に出かけたらしい。
結果は幼馴染と同じく途中で燃料切れ。
「なにがおいしかったですか?」
「塩味のパンケーキみたいなの! 不思議な具がはいってたんだよ」
「へえ、ちょっときになります」
「うるさいのは嫌だが、気分転換にはなったよ。とはいえ、あの祭り価格っていうのはよくない。結局いつもの店さ」
『玄の願い』黒曜石 漆黒(CL3000082)はため息をついてごちる。
「まあとはいえそれなりに楽しめたよ」
「それならよかったです」
「カタフラクトのつなぎ目、ギシギシいうん」
『イ・ラプセル自由騎士団』アリシア・フォン・フルシャンテ(CL3000227)はうんざりとした顔で言う。
「水にぬれてはいいとはいえ接続部分はどうしてもそうなってしまうのでしょうか」
「せやねん、やもんで心からたのしめたことないんよ」
その言葉に女神はしゅんとする。
「ああ、ちがうんよ! 雰囲気はめっちゃすき! 波がざざーんとなるのとかいいやん」
「はい、いつもの作業をおわらせたあとお酒を飲んでいました。 お酒って水からできるものじゃないですか? つまりは水です。感謝感謝。
おつまみに焼き魚に串焼き、あとお酒。感謝感謝」
『緋色の拳』エルシー・スカーレット(CL3000368)は問われたままに答える。黙っていたこともあった。忘れてたからしかたない。
「夕方から記憶、ないんですよね」
「それは飲みすぎなんじゃ」
「お酒のお水に感謝感謝」
「みんな笑顔だったよ」
千亞・ヴェローチェ(CL3000373)は答える。
「だから私もなんだか嬉しい気持ちになったよ。の中に、私とこれから共に戦う者、共に笑い涙するもの。たくさんいるのだろう。そう思うとわくわくして。私も来年は夏の服装、お披露目したいな」
「千亞ならどんな衣装も素敵に着こなすと思います。たのしみにしていますね」
「カノンはセンセーと食べ歩きしたよ! いっぱい! 故郷のたべものもあったから懐かしかったー!」
『太陽の笑顔』カノン・イスルギ(CL3000025)はご機嫌で話す。
「でね、センセーに肩車してもらったんだ」
「カノンはセンセーが大好きなのですね」
「うん! やさしくて! かっこよくて! カノンセンセーのお嫁さんになるんだ!」
「私はくのいちゆえ、警戒は怠らないのです」
赤緒 楓(CL3000288)はキリリとした顔で報告する。
「あの、天幕のうらで寝ているあなたをみかけたと」
「人違いです!」
「ちょっと夏バテしてたけど、かき氷おいしかったし、夜の浜辺は涼しくてきもちよかったよ」
『イ・ラプセル自由騎士団』シア・ウィルナーグ(CL3000028)は嬉しそうに言う。
「連戦でしたからね」
「うん、でね、アクアディーネ様。
たくさんの人が、子供から大人まで、女の人も男の人も楽しそうだったよ。
ボクはこの国が大好き! だから! 絶対守るって思ったんだ」
「そう、ですか。うれしく思います。きっと守ってくださいね」
「ゴールデンティアーズと同様。医療テントおったてて、マツリの日だってのに怪我だの病気だのはしゃいでるうっかり者をちぎってはなげ……」
「え?」
「言葉の綾だ。もちろん治療だ」
「よかった」
『咲かぬ橘』非時香・ツボミ(CL3000086)の言葉に、ほっと女神は胸をなでおろす。
「ところで、アクアディーネ神。水着は着んの?」
「え?」
「みーずーぎー、いいぞーみずぎはいいぞー。泳がんでもいい、海に行かなくてもいい。気分だ気分。国民を晴れやかな気分にさせるためのな」
「おなじようなこと何人かにいわれました」
「なら!」
「考えておきます」
「警備くらいしかしてない気がする」
ディアス・マイヤーズ(CL3000216)は疲れが見える顔でそういった。
「休憩しますか?」
「そうだな、平和な祭りを眺めているのも悪くない」
「そうですね。はい、そう思います!」
「喧嘩してきた!」
「ふえっ? だめですよ?!」
『隻翼のガンマン』アン・J・ハインケル(CL3000015)は悪びれもせず言い放つ。
「ほら、祭りに喧嘩はつきものってね。喧嘩してるやつをぶんなぐってきた! なかなかの腕っぷしでたのしめたさ!」
「アンはほんとに、無茶しないでくださいね」
「実はね、お祭りのお手伝いの準備のほうが、楽しかったんです」
佐々沢・心(CL3000189)はいう。祭りの前というものはわくわくするものだ。
「そういった楽しみ方もあるんですね」
「めっちゃトマトまみれ!」
赤い足跡を神殿の床につけながらアリア・クラウン(CL3000186)が笑う。
「すっごい楽しかった!」
「そのようですね。あっちこっち真っ赤ですよ!」
「屋台でおいしいものいただきましたわ♪」
露天勢のマリーセヌ・ダグラス(CL3000217)は両手に戦利品をもちながらウインクする。
「食べすぎは危険ですよ」
「わかってますわ!」
「私のアクアフェスタはその……恋焦がれる方と時を過ごしましたの」
『命短し恋せよ乙女』ジュリエット・ゴールドスミス(CL3000357)は頬をそめながら報告する。
トマッティーナのこと、一緒にお祭りを警備したこと。乙女からはその思い出が尽きることはない。
「楽しかったんですね」
「はい、それからですね、アクアディーネ様」
まだまだ恋する乙女の自慢(のろけ)は止まらない。
「ミケはずっと踊っていたにゃ♪」
『踊り子』ミケ・テンリュウイン(CL3000238)の言葉に女神は微笑む。
「いつでも踊ってますよね」
「もちろんだにゃ! 今回は祭りダンスだにゃ!」
「お祭りだーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
わーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
『挺身の』アダム・クランプトン(CL3000185)が勢いのまま走っていく。
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
「アダム、こんな一面もあったのですね……」
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
\ドンドコドン/ \ドンドコドン/ \ドンドコドン/
「お祭りといえば期間限定の露天! あのごちゃごちゃがたのしいんだ!」
『マザり鴉』アガタ・ユズリハ(CL3000081)は嬉しそうだ。祭りのざわめきは混沌。それは彼女の願うところ。
「毒がないのが残念だけど」
「さすがにあぶないものはないと思います」
「でもね、一気に冷たいお菓子を食べておなかいたくなっちゃった! もしかして……毒?!」
「違います!」
「あ、あの、俺の手の悪いののせいで(?)トマトがすごい育ち方をしちゃった」
ジョシュア・サザランド(CL3000360)がびくびくしながら言う。
「いいえ、あなたの手には悪いものなんてありませんよ。たくさん育ったのならそれはよいものです」
「食べてみたらおいしかった」
「でしょう?」
「ごめんなさい、懺悔します」
「どうしました?」
「隙だらけのルームメイトのお兄さんに試し打ちしました。真っ赤になりました」
「ご機嫌麗しゅう
とはいえ、ワシのお祭りはアマノホカリでいうところの花より団子。
なんともおいしいものが多くて」
恭しく首をたれた『揺れる豊穣の大地』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)は少し恥ずかしそうに報告する。
「その浴衣、お似合いですよ」
「ええ、ええ! 風通しもよく涼しくてつい、はしゃいでしまいました」
「一介の下っ端騎士、一兵卒がこうして女神の御前に見える事が出来るとは」
サブロウ・カイトー(CL3000363)は恐縮する。
「気にしなくていいの、お話を聞かせて」
「央華の古人にいわく「士たる者は、天下の楽しみに後れて楽しむべき」と申します。
民の楽しさを守るため、日夜警備に励んでいたのであります!」
「つまりは働いていたの?」
「わーかほりっくでして」
恥ずかしそうに笑うサブロウ。
「まったくあなたは。少しくらいさぼってもいいのですよ」
「ああ、ひとつ。何より楽しいのは、こうして女神様に親しくお言葉を頂き、言葉を交わせること…ですかね。オラクルの力に目覚めて、もっとも嬉しかったことのひとつです」
「商売繁盛でした」
ルメナ スぺレール(CL3000110)はほくほくとした顔だ。
「それはなによりです」
「閉店後は露天を回って普段たべないものを食べておいしかったですよ」
「お祭りのたべものは違うものがおおいですからね」
「美しい夜空の海で安らかなひと時をすごしました」
エリーゼ・ローゼンベルク(CL3000297)は微笑む。
「お祭りではなくて?」
「ええ、遠くにみえる街の光がとても美しい地上の星なのです」
「うん、楽しんできたよ~!」
桂・彩羽(CL3000218) は楽し気に目を細める。
「ずいぶんと羽をひろげてきたようですね」
「祭りには人数が必要でしょう」
ラナ・フェーン(CL3000325)は微笑んだ。
「そうですね。たくさんの人が楽しんでくれれば、それに越したことはありません」
「水の中で揺蕩っていました」
コロナ・サフィラ(CL3000058)がふわふわとした表情で報告した。
「海の、中、ですか?」
「波にゆらゆら、楽しいですよ。たまにとんでもなく遠い所まで流されてしまいますが」
「はわわ! 迷子になっちゃいますよ!」
「祭りには生命力があふれております」
テオドール・ベルヴァルド(CL3000375)が微笑んだ。
「直接は遊行してはいないのですが」
「遊ばなかったんですか?」
「とはいえトマッテーナや露店を主に回りました。戦時下においても民は眩しい笑顔をくれるのですね。決して絶やしてはならない、そう改めて思いましたよ」
「そうね、みんなの笑顔と生命力はずっとこのままで絶やしちゃだめだと思います」
「潜ってきました! 色とりどりの魚にサンゴ。素晴らしいです」
『相棒捜索中』英羽・月秋(CL3000159)
「ええ、ええ! この国の海は最高です!」
「魚たちも歓迎してくれたのか、僕の周りを泳いでパフォーマンスをしてくれました。
あれは素晴らしい光景だった!」
「じじいは籠って管理維持よ。遅くまで使われる蒸気機関もあるからの」
『管理人』ドゥビオス・O・パラベラム(CL3000035)は排熱音を出しながら笑う。
「籠っていたんですか?」
「いや、それでも外の様子は見れるし歓声も聞こえる。楽しそうだったよ。じじいはそれをみてるだけで楽しいじゃ」
「気持ちはわかります」
「蒸気にとって水は大切なものだからね。その水はお宅からのものじゃろう。お宅が女神とはいえ、消えているものもいる。気を付けておいておくれ」
「はい、ご忠告痛み入ります」
「妹が」
「どうされましたか?」
『皇の剣』ハルト・スメラギ(CL3000083)はびしょ濡れだ。
「どこからか水でっぽうをしいれてきたようで。ちょっと水の掛け合いになって」
「だからびしょ濡れなんですね」
「まったく。ああ、あとはミユと遊んできたよ。浴衣がよく似合っていた」
「ずいぶん亜人も増えましたね」
「ええ、そうですね」
『泡沫の』アダム・ロレンツォ(CL3000376)はこの国の色を見つめ、その変化を実感する。
「プライドがどうこうって気持ちは無くはないけれど、実際自由騎士団がいないとうまく回らないくらいには世界は変わってきてはいる」
「その通りです。世界はこの先もかわっていきます。それにはあなた達が必要です」
「ぼくたちが生き延びるためにはきっとオラクル同士仲間として仲良くしていかないとだね。そういう意味ではきっとこのお祭りは大成功だよ」
「食べすぎた」
ラン・ドーラ(CL3000315)は吐きそうな顔だ。
「おいしすぎて、うぇっぷ」
「わわ! 無理しちゃだめです!」
「めちゃくちゃ楽しんだ!」
レイラ・レイ(CL3000215)はご機嫌だ。
「どこがたのしかったですか?」
「海!!」
そう答えるレイラはまだまだ物足りないようだ。
「あなたもトマトまみれですね」
真っ赤なミーア・セレステラ(CL3000188)に女神がほほ笑む。
「うえー。しばらくはトマトみたくないけど、たのしかったよ」
「かわいい女の子の水着姿を堪能したぜ! ふう……」
山田 イチロー(CL3000231)は満足そうだ!
「エッチな顔です!」
「うまい飯たらふくくったぜ!」
山田・シロー(CL3000234)のおなかはずいぶんと膨らんでいる。
「恰幅がよくなっていますよ」
「たのしかったですよ~!」
モルディアンヌ・リドリーヴェール(CL3000230)はあっちこっちで遊んできたようだ。
「心残りは?」
「来年は水着きたいですね!」
「水遊び、いれてもらいたかったな」
『皇の薬師』皇 弥悠(CL3000075)はすこしさみしそうにつぶやいた。
「きっと仲間にいれてくれたとおもいますよ」
「風邪ひくかもって……でも、かか様が仕立ててくれたヒガンバナの浴衣、ハルトが似合うっていってくれて。うれしかった」
「ええ、とても似合っていますよ」
思い出は胸のなか。
夏が――終わる。
†シナリオ結果†
大成功
†詳細†
†あとがき†
参加ありがとうございました。
寝る前に90人とすこしだったので惜しいな……と思っていたらなんと101人になっていて第二目標も突破しました。
ぐぬぬ。あとみなさん思いのほかしっかりとご報告くださっていたので、1万5千文字ほどお返しさせていただきました。
ついでにもうこれ大成功でいいのでは? とおもって大判振る舞いさせていただきました。
MVPは恋する乙女と楽しそうだったお二人に。
恋する彼女のペトロでの惜しさは見事でした!
夏は終わりますが思い出が残ればうれしく思います。
この先いろいろと大変なことは起こるでしょう。来年も、そして、運命の再来年も同じ夏祭りができるといいと心より思います。
今回はご参加ありがとうございました。
寝る前に90人とすこしだったので惜しいな……と思っていたらなんと101人になっていて第二目標も突破しました。
ぐぬぬ。あとみなさん思いのほかしっかりとご報告くださっていたので、1万5千文字ほどお返しさせていただきました。
ついでにもうこれ大成功でいいのでは? とおもって大判振る舞いさせていただきました。
MVPは恋する乙女と楽しそうだったお二人に。
恋する彼女のペトロでの惜しさは見事でした!
夏は終わりますが思い出が残ればうれしく思います。
この先いろいろと大変なことは起こるでしょう。来年も、そして、運命の再来年も同じ夏祭りができるといいと心より思います。
今回はご参加ありがとうございました。
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