MagiaSteam




Child!? 炭鉱の還リヒト

●仄暗い土の中で
炭鉱の児童労働――
石炭などが取れる山では、子供がかがんでようやく通れる程度の穴をあけて作業を行う。これは落盤防止や大人が通れる穴をあける労力を軽減するという目的があった。この時代、石炭などの鉱石の需要は大きい。いかに効率よく採取できるかはそれだけでお金になった。
日の当たらない岩の中で自分の数倍もある重さのトロッコを、這いつくばるような格好で押し進む。これが一日十二時間ほど続いたという。日が暮れて外に出て、粗末な食事を食べた後に毛布で睡眠につく。そして得られる額はスズメの涙程度だった。
なぜ子供達は逃げ出さないのか? なぜなら彼らは『逃げる』という選択肢がないからだ。炭鉱を逃げた後に帰る場所がない。親など知らない。売られた、捨てられた、そう言った理由で彼らに帰る家はない。
炭鉱側も安手の労働力が手に入るということで、子供達を雇い入れていた。皆がやっていることだ。むしろ自分達は行き場のない子供を引き取っているのだから善行だろう。それが彼らの主張だった。
この状況は工場法と呼ばれる法律により打開される。イ・ラプセルではエドワードの強い援助によりいち早く法の施行が為され、児童労働者の数は大きく減じていた。
――だがそれは、過去の子供には届かない。
●階差演算室
「今回頼みたいのは、還リヒトの討伐だ」
集まった自由騎士の面々を見て、『長』クラウス・フォン・プラテス(nCL3000003) は厳かに告げる。羊皮紙にはこれから起きるであろう事件の詳細が書かれてあった。
還リヒト。人の死体がイブリース化したものである。そこに当人の意志や魂はなく、アクアディーネの浄化をもってしても、それを死体に戻すのが関の山。死者をよみがえらせることはできないのだ。
「炭鉱で死亡した子供、三名だ。イブリース化したことにより大人よりも強い力を持っているが、特筆することはその程度だ」
あえて淡々とクラウスは説明を続ける。その心中は誰にもわからない。激情に我を忘れ、情報伝達をおろそかにすることはしない。それが『長』たる存在だ。
「当炭鉱はすでに工場管理官の手が入っている。非道な児童労働はもう行われないだろう」
工場管理官。工場法によって生まれた各工場を管理する査察官である。法的に立場の弱い子供などの保護に努めるのが彼らの目的だ。この炭鉱に関してはもう問題はないのだろう。
「元老院の説得がもう少し早ければ……いや、今のは忘れてくれ。詮無きことだ。
ともあれ、還リヒトの打破、よろしく頼む」
クラウスの声に頷き、オラクルたちは演算室を出た。
炭鉱の児童労働――
石炭などが取れる山では、子供がかがんでようやく通れる程度の穴をあけて作業を行う。これは落盤防止や大人が通れる穴をあける労力を軽減するという目的があった。この時代、石炭などの鉱石の需要は大きい。いかに効率よく採取できるかはそれだけでお金になった。
日の当たらない岩の中で自分の数倍もある重さのトロッコを、這いつくばるような格好で押し進む。これが一日十二時間ほど続いたという。日が暮れて外に出て、粗末な食事を食べた後に毛布で睡眠につく。そして得られる額はスズメの涙程度だった。
なぜ子供達は逃げ出さないのか? なぜなら彼らは『逃げる』という選択肢がないからだ。炭鉱を逃げた後に帰る場所がない。親など知らない。売られた、捨てられた、そう言った理由で彼らに帰る家はない。
炭鉱側も安手の労働力が手に入るということで、子供達を雇い入れていた。皆がやっていることだ。むしろ自分達は行き場のない子供を引き取っているのだから善行だろう。それが彼らの主張だった。
この状況は工場法と呼ばれる法律により打開される。イ・ラプセルではエドワードの強い援助によりいち早く法の施行が為され、児童労働者の数は大きく減じていた。
――だがそれは、過去の子供には届かない。
●階差演算室
「今回頼みたいのは、還リヒトの討伐だ」
集まった自由騎士の面々を見て、『長』クラウス・フォン・プラテス(nCL3000003) は厳かに告げる。羊皮紙にはこれから起きるであろう事件の詳細が書かれてあった。
還リヒト。人の死体がイブリース化したものである。そこに当人の意志や魂はなく、アクアディーネの浄化をもってしても、それを死体に戻すのが関の山。死者をよみがえらせることはできないのだ。
「炭鉱で死亡した子供、三名だ。イブリース化したことにより大人よりも強い力を持っているが、特筆することはその程度だ」
あえて淡々とクラウスは説明を続ける。その心中は誰にもわからない。激情に我を忘れ、情報伝達をおろそかにすることはしない。それが『長』たる存在だ。
「当炭鉱はすでに工場管理官の手が入っている。非道な児童労働はもう行われないだろう」
工場管理官。工場法によって生まれた各工場を管理する査察官である。法的に立場の弱い子供などの保護に努めるのが彼らの目的だ。この炭鉱に関してはもう問題はないのだろう。
「元老院の説得がもう少し早ければ……いや、今のは忘れてくれ。詮無きことだ。
ともあれ、還リヒトの打破、よろしく頼む」
クラウスの声に頷き、オラクルたちは演算室を出た。
†シナリオ詳細†
■成功条件
1.還リヒト3体の打破
どくどくです。
産業革命時代の、闇。
●敵情報
・還リヒト(×3)
子供の死体がイブリース化したものです。種族はミズビト。生前は高さ50センチの坑道で、重さ50キロの功績入りのトロッコを一日十二時間押していました。そのせいもあって、腕を獣の前足のようにして移動しています。
イブリース化したことにより通常の子供より力はありますが、技術などはありません。ただ本能のままに襲い掛かってきます。
攻撃方法
投石 攻遠単 近くにある石を投げつけてきます。
力押し 攻近単 腕を前に出して、押します。【ノックバック】
死者の目 魔近単 虚ろの目で見つめ、死に誘います。
慟哭 魔遠単 死者の叫びをあげ、心を乱します。【スロウ】
●場所情報
炭鉱入り口。行動の奥から這いずるように出てくる還リヒトを待ち伏せする形です。炭坑内に入ると狭いため、命中や回避にペナルティがつきます。明かりや広さは戦闘に支障なし。
戦闘開始時、敵前衛に『還リヒト(×2)』、敵後衛に『還リヒト(×1)』がいます。
事前付与は一度だけ可能とします。
・ノックバックについて
ノックバックにより陣形が崩されたキャラは『ブロック』が出来ません。その為、前衛の数によってはブロック数不足のために前衛を突破される可能性があります。
皆様のプレイングをお待ちしています。
産業革命時代の、闇。
●敵情報
・還リヒト(×3)
子供の死体がイブリース化したものです。種族はミズビト。生前は高さ50センチの坑道で、重さ50キロの功績入りのトロッコを一日十二時間押していました。そのせいもあって、腕を獣の前足のようにして移動しています。
イブリース化したことにより通常の子供より力はありますが、技術などはありません。ただ本能のままに襲い掛かってきます。
攻撃方法
投石 攻遠単 近くにある石を投げつけてきます。
力押し 攻近単 腕を前に出して、押します。【ノックバック】
死者の目 魔近単 虚ろの目で見つめ、死に誘います。
慟哭 魔遠単 死者の叫びをあげ、心を乱します。【スロウ】
●場所情報
炭鉱入り口。行動の奥から這いずるように出てくる還リヒトを待ち伏せする形です。炭坑内に入ると狭いため、命中や回避にペナルティがつきます。明かりや広さは戦闘に支障なし。
戦闘開始時、敵前衛に『還リヒト(×2)』、敵後衛に『還リヒト(×1)』がいます。
事前付与は一度だけ可能とします。
・ノックバックについて
ノックバックにより陣形が崩されたキャラは『ブロック』が出来ません。その為、前衛の数によってはブロック数不足のために前衛を突破される可能性があります。
皆様のプレイングをお待ちしています。
状態
完了
完了
報酬マテリア
5個
1個
1個
1個




参加費
100LP [予約時+50LP]
100LP [予約時+50LP]
相談日数
7日
7日
参加人数
8/8
8/8
公開日
2018年06月18日
2018年06月18日
†メイン参加者 8人†
●
「工場法が生まれる以前になくなった方みたいですね」
『皐月に舞うパステルの華』ピア・フェン・フォーレン(CL3000044)はプラロークの説明を思い出す。現イ・ラプセル王が施行した法により改正された悪辣な児童労働。その犠牲者が還リヒトとなって甦る。依頼自体はそれほど難しくはないものだ。
「まあ今の時代、この手の陰鬱な話題は飽きるほど耳にしてきましたよ」
アマノホカリからこ旅をしてきた 『護神の剣』カスカ・セイリュウジ(CL3000019)はため息共に旅での出来事を思い出す。人は欲望のために自分自身の行動を正当化する。そして虐げられる者はただ死ぬのみ。飽きるとは言ったが、とても慣れるものではない。
「力のない子供から使い捨てられる。分かってはいたが現実を前にすると、辛いモノがあるね」
炭鉱の入り口を見ながら『挺身の』アダム・クランプトン(CL3000185)は陰鬱な表情を浮かべる。筋力、頭脳、経済力、魅力……生きる為には様々な『力』がいる。そう言った者がない子供が何の庇護もなく生きられるはずがない。そう。分かっていたのに。
「この眼や腕に誓って、ワシは子らを悼まねばならぬ」
キジン化した腕に手を触れて『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)は静かに告げる。蒸気を生み出す石炭はこういった鉱山から生まれたものだ。いわば彼らの屍があっての今の発展なのだ。それを強く自覚する。
「もしセンセーがいなかったら、カノンも炭鉱に連れてこられて働かされてたかもしれない」
行き場のない子供。それは『太陽の笑顔』カノン・イスルギ(CL3000025)にとって他人事ではない。七歳の時に両親が亡くなった時『センセー』が引き取ってくれなかったら、カノンも炭鉱で働いていたかもしれないのだ。着ている服をぎゅっとつかむ。
(今の孤児院に拾われなかったら。一人きりになったとき、もっと悪い人に捕まっていたら)
『春雷』イーイー・ケルツェンハイム(CL3000076)は言葉なくあり得たかもしれない未来を想像する。お腹がすいて右も左も分からない子供に、炭鉱の人が手を指し伸ばす。間違いなくその手を掴んだだろう。もしかしたら、炭鉱で死んでいたのは自分かもしれない。
(もうこれ以上、この子達のような子供が増えないように)
ライフルを握りしめて『イ・ラプセル自由騎士団』グリッツ・ケルツェンハイム(CL3000057)は決意を深める。イ・ラプセルではこういった子供達は減ってきている。だが諸外国はどうだろうか? どうすれば助けられるだろうか? それでも助けると決意する。
「イ・ラプセルも全部が全部桃源郷って訳じゃなし、かぁ」
うんうんと頷く『マザり鴉』アガタ・ユズリハ(CL3000081)。現国王がいい人であったとしても、過去の王様まではそうではない。良くしようと努力する者がいるから、良い世界が生まれるのだ。……まあ、アガタの興味は今そこにはないのだが。
ごそり。炭鉱の中から何かが這いずる音がする。腕を前足のようにして動く還リヒト。小さな死の行進は、その小ささ故に自由騎士達の心を揺れ動かした。
だが見逃すという選択肢はない。ここで葬ることが子供達への手向けなのだから。
マキナ=ギアから武器を受け取る。神の権能を身に宿したオラクルは、不浄を討つべく還リヒトに迫った。
●
「それでは行きますね!」
一番最初に動いたのはピアだった。魔術で強化された身体能力で一気に駆け出し、還リヒトとの距離を詰める。そのまま還リヒトの足を止めるように真正面に立って『アストラルディザスター』を構えた。
還リヒトが動くよりも早く武器を振るうピア。蒼く輝く刀身が翻り、横なぎに一閃される。それは蒼き流星の如く。刹那の煌めきの後に還リヒトの額から鮮血が走った。既に神経が麻痺しているのか、苦痛の声をあげることはない。
「ここから先には行かせません!」
「獣のような姿勢をしても、人は獣にはなれません」
一泊の間を置いてカスカが還リヒトに迫る。人は大きくなった頭を支えるために直立歩行をし、背骨も形を変えた。四足歩行になったところで無駄が多いだけだ。故に彼らは人である。カスカはそう告げる。
カスカが手にした武器の銘は『逢瀬切乱丸』。遠くアマノホカリで作られた物だ。手になじんだ刀の柄を握りしめ、抜くと同時に斬りかかる。無駄のない動きと無駄のない精神性。心技一体となった攻撃が子供の腕を深く傷つける。
「私は剣客。人間を斬るのがお仕事ですからね」
「今生きている人達を護る為に、どーしても退治しないといけなんだ!」
ガントレットを強く握り、カノンが大きく叫ぶ。この還リヒトを放置すればどうなるかは、まだ確定した未来はない。だが還リヒトは例外なく生きている者を襲う。それを許すわけにはいかなかった。
息を吸い、吐く。大事なのはそのリズム。動作自身が自己暗示の一端でもある。三度呼吸を行い気力を充実させ、体内で爆発させるように解放した。呼気と共に繰り出される攻撃。拳を通じて還リヒトの骨を砕く感覚が伝わってくる。
(あ、脆い体……満足にご飯が食べられなかったんだな……)
「うーん、本当に皆『イイ子』だね!」
戦いの様子を見ながらアガタが頷く。還リヒトの境遇に自己を重ね、あるいはどうしようもない現実を受け止めて苦悩し。そう言った様子をアガタは『イイ子』と称した。それ以上は何も言わず、ニコニコ笑いながら武器を手にする。
アガタの傍らにはカラスの形に変化したホムンクルス。それがアガタの攻撃をサポートするように飛び交っていた。右に左に。別方向からアガタとホムンクルスが迫ったかと思えば、いつの間にか互いの立ち位置まで変わっている。黒の翼が戦場で舞っていた。
「魂は天に、魄は地に――正しい場所に、還してあげるね!」
「最初から全力全開、せめて素早く片を付ける!」
左腕の義手を起動させるシノピリカ。子供の還リヒトは弱く、もろい。イブリース化しているとはいえ、元はやせ細った子供なのだ。それを無駄にいたぶる趣味はない。最大威力を叩き込み、出来るだけ早くセフィロトの海に還すのだ。
弓を引くように義手を引き絞り、力を籠める。意のままに動くようになったキジンの腕。これもまた蒸気文化の一つ。それを発展させるために子供達は犠牲になったのだ。それを忘れることなく心に刻み『CRAYFISH・S』を突き出した。
「ここは汝らのいる場所ではない。生まれ変わりがあるなら次は優しき母の腕に抱かれんことを!」
「そうだね。君達のような子を作らない事。それが僕に出来る最大限の供養だ」
アダムは自分の身体に手を当てて、強く誓う。親に捨てられたアダムは、良識のある人に育てられて騎士となった。引き取り手が炭鉱関係者なら、この子供達のような目にあっていたかもしれない。今ここにいるのは、運命なのだ。
ならばその運命に従い、騎士として民を守ろう。気合を入れるように体内に力を籠める。籠手を構え、還リヒトの前に立ち仲間を守る盾となった。還リヒトとなって強化された子供の一撃。子供の想いを受け止めるように、アダムは真正面から攻撃を受け止める。
「この憎悪が還リヒトになった子供の元の感情じゃないことは解っている。でも――」
「早く眠らせてあげる。それが僕に出来ることだから」
ライフルを手にグリッツが口を開く。銃を撃つことにはまだ慣れない。先のヴィスマルク戦を経てもなお、人の形をした者を撃つ恐怖はぬぐえない。だけど今は、違う。この子供達を浄化するために。その決意がグリッツの指に宿る。
獣のように腕を足に様にして動く還リヒト達。その動きを読むことは容易い。銃身がぶれないように、しっかりと固定して狙いをつけるグリッツ。一秒後の移動先に標準を合わせ、引き金を引く。グリッツの予想通りに還リヒトは動き、弾丸がその足を穿つ。
「もうこれ以上この子達のような子供が増えないように、自由騎士として僕達にできることをがんばろう」
「こんな力強くなるほど、毎日毎日トロッコを押してたんだ」
前衛で還リヒトの攻撃を受けながら、イーイーがそう言った。還リヒトの力はイブリース化したこともあるのだろう。だが生前の力が強化されるのなら、この押す力も無関係ではない。日のささない場所で、自分の数倍の重さのトロッコを押した子供達。
それでも、とイーイーは持っている武器を強く握りしめる。可哀そうな境遇だからと言って、還リヒトを見過ごすことはできない。還リヒトが仲間を、そしてイ・ラプセルの人を傷つけるなら、止める。その意思を乗せて、武器を振り下ろした。
「おれの仲間を傷付けるなら、可哀想な子供相手でも容赦はしない」
アガタの回復を基点に、前衛を固めて還リヒトを攻める自由騎士達。イブリース化して強化されたとはいえ、チームワークもなく本能のままに襲い掛かる還リヒトにこれを突破する戦力はなかった。各個撃破により一人、また一人と倒されていく。
「もう君達のよーな子が出ない国にする。きっとするよ。だから安心して眠ってね」
何かを堪えるようにカノンが拳を握り、そのまま突き出す。
うめき声のような断末魔。カノンの一撃が最後の還リヒトを打ち倒し、浄化した。
●
戦い終わり、地面に転がる子供の遺体。自由騎士達は子供達をを弔う為に動き出す。
「んじゃ。カタコンベに運んでおくぜ」
戦闘で疲れた自由騎士に変わり、控えていたクマのケモノビトが子供達を棺桶に入れて運ぶ。
「なるほど、コッチではセフィロトの海に還るんだね」
イ・ラプセルの埋葬方法に疎いアガタはふむふむと頷きながら埋葬方法を聞く。世界の根幹ともいえるセフィロトの海。魂は一度そこに還り、また新たな生命に生まれ変わる。自分の国とは違うんだねぇ、と頷いていた。
「身元は分かりますか? ……はい。チェルシーとダニーとリックですね」
カスカは工場管理官が調べた書類から子供の名前を調べていた。共同墓地に弔うので、墓標に名前を刻むことはできない。だが名前を知っているのと知らないのとでは弔う意味が違う。四肢を真っ直ぐに伸ばして人のように棺桶に寝かせる。
「彼らの犠牲の上に今この国は成り立っている事を僕は忘れないよ」
アダムは棺桶の中にお菓子を入れ、祈りのポーズをとる。蒸気技術の発展は世界に光を与えた。しかしその影で死んでいくものがいる事を忘れてはいけない。祈りは静かに。しかし深く。子供達のことを心に刻み、目を閉じた。
「本当はちゃんとしたお花を供えたいけど、おれのお小遣いだとこれしか用意できなかった」
イーイーは神で作った花を冠桶の中に入れる。アマノホカリの文化であるオリガミだ。できるだけ綺麗に見えるような紙を選び、一生懸命綺麗になるように折った物を捧げる。この子の魂がセフィロトの海に還れますように。
(最初は孤児院のためだったけど……自由騎士としてこういう子を助けることが出来れば)
言葉なく穴を掘るグリッツ。自由騎士になったのは孤児院を助ける為だった。自由騎士となってお金を稼ぎ、孤児院の皆を楽させたいという気持ち。だけど今はそれと同時に誰かを助けたいという思いもあった。オラクルの力で誰かを助けられるのなら。
「これ以上子供やお年寄りなどのか弱き者が犠牲にならないように、あたし達は強くなって守らないといけないですね」
祈りをささげたピアが静かに告げる。今回は間に合わないケースだった。だけど階差演算装置が間に合うケースを予知できるかもしれない。その時に力が足りないということがないように自らを鍛えなければならない。それが国を守るということだから。
「せめてその道行きには安らぎのあらん事を」
棺桶の蓋を閉じて、土をかぶせていくシノピリカ。死者は何も思わない。弔うのは生きている者の感情だ。そんなことは彼女だって解っている。それでも思わずにはいられなかった。彼らのような子供がいながら目を背けていた者として。
「天使が貴方をセフィロトの海に導きますように――」
澄んだ声でカノンが歌う。それは死者を弔う鎮魂歌。死者に安らぎを。セフィロトの海に還り、またこの世に生まれますように。辛い生だったけど、次は暖かい生まれが待ってますように。カノンの目から一滴の涙が零れ落ちる。
弔いの歌は夕日の空に響いていた。
●
弔いを終えた自由騎士達は言葉なく帰路につく。
蒸気文明の闇。発展により犠牲になった命。今回の子供達は氷山の一角だ。還リヒトになっていない児童労働の遺体は、まだあるのだろう。法とて万能ではない。人の所業を暴くのは、何時だって人なのだ。
「――というわけで!」
声を張り上げたのはシノピリカだった。自由騎士のスケジュールを調節して、空いた時間に工場管理官の仕事を手伝おうと要請したのだ。他の自由騎士も余裕を見て参加していた。
「具体的に何をすればよいのだ! 違法工場のガサ入れか? 書類の整理か? 炭鉱の調査か? なんだってやるぞ!」
「あ、はい。助かります。それでは炭鉱の入り口が規定通りか計ってきてください」
工場法により、炭鉱の穴の高さは規定されていた。子供しか通れない穴がある炭鉱は注意の対象となる。他にもこまごまとした規定があり、先ずはそれを覚える所から始まった。
「子供達に意見を聞くというのはどうだ?」
「同年齢の僕らなら話も聞きやすいと思うんだ」
「では私は綿花工場の女性労働関係を。この国の織物も見てみたいので」
自由騎士の手伝いにより文官中心だけで構成されていた工場管理官では目が届かない意見等も出てきて、思わぬ副次効果が生まれることになった。また文官では工場側から『舐められた』部分もあったのか、工場側の態度も一変したという。
数年後、工場法の改正が行われることになる。それはこの時の活躍が下地となるのだが、それは自由騎士達の物語とは別の話である。
そして――
(還リヒトが生まれる前に列車の汽笛が鳴るって噂話だけど)
アガタは自室で一人、思考に耽っていた。
(それが還リヒトの発生条件? キョンシーで言う所の送尸術のような何かが汽笛と同時に遺体に働いているってことよね)
うんうん、と頷き自分の国の伝承とイ・ラプセルの伝承を重ね合わせる。自分の国では呪術に相応する何かが死体に宿り、死体を還リヒトとして動かした。それが列車の汽笛と関係している?
「つまり、そういう『毒』があるってことよね」
アガタの唇が、笑みに変わる。自分の知らない未知の存在。毒や混沌もまた自然の一部と認め、許容する鴉の微笑み。
「ふふ。楽しくなってきた!」
「工場法が生まれる以前になくなった方みたいですね」
『皐月に舞うパステルの華』ピア・フェン・フォーレン(CL3000044)はプラロークの説明を思い出す。現イ・ラプセル王が施行した法により改正された悪辣な児童労働。その犠牲者が還リヒトとなって甦る。依頼自体はそれほど難しくはないものだ。
「まあ今の時代、この手の陰鬱な話題は飽きるほど耳にしてきましたよ」
アマノホカリからこ旅をしてきた 『護神の剣』カスカ・セイリュウジ(CL3000019)はため息共に旅での出来事を思い出す。人は欲望のために自分自身の行動を正当化する。そして虐げられる者はただ死ぬのみ。飽きるとは言ったが、とても慣れるものではない。
「力のない子供から使い捨てられる。分かってはいたが現実を前にすると、辛いモノがあるね」
炭鉱の入り口を見ながら『挺身の』アダム・クランプトン(CL3000185)は陰鬱な表情を浮かべる。筋力、頭脳、経済力、魅力……生きる為には様々な『力』がいる。そう言った者がない子供が何の庇護もなく生きられるはずがない。そう。分かっていたのに。
「この眼や腕に誓って、ワシは子らを悼まねばならぬ」
キジン化した腕に手を触れて『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)は静かに告げる。蒸気を生み出す石炭はこういった鉱山から生まれたものだ。いわば彼らの屍があっての今の発展なのだ。それを強く自覚する。
「もしセンセーがいなかったら、カノンも炭鉱に連れてこられて働かされてたかもしれない」
行き場のない子供。それは『太陽の笑顔』カノン・イスルギ(CL3000025)にとって他人事ではない。七歳の時に両親が亡くなった時『センセー』が引き取ってくれなかったら、カノンも炭鉱で働いていたかもしれないのだ。着ている服をぎゅっとつかむ。
(今の孤児院に拾われなかったら。一人きりになったとき、もっと悪い人に捕まっていたら)
『春雷』イーイー・ケルツェンハイム(CL3000076)は言葉なくあり得たかもしれない未来を想像する。お腹がすいて右も左も分からない子供に、炭鉱の人が手を指し伸ばす。間違いなくその手を掴んだだろう。もしかしたら、炭鉱で死んでいたのは自分かもしれない。
(もうこれ以上、この子達のような子供が増えないように)
ライフルを握りしめて『イ・ラプセル自由騎士団』グリッツ・ケルツェンハイム(CL3000057)は決意を深める。イ・ラプセルではこういった子供達は減ってきている。だが諸外国はどうだろうか? どうすれば助けられるだろうか? それでも助けると決意する。
「イ・ラプセルも全部が全部桃源郷って訳じゃなし、かぁ」
うんうんと頷く『マザり鴉』アガタ・ユズリハ(CL3000081)。現国王がいい人であったとしても、過去の王様まではそうではない。良くしようと努力する者がいるから、良い世界が生まれるのだ。……まあ、アガタの興味は今そこにはないのだが。
ごそり。炭鉱の中から何かが這いずる音がする。腕を前足のようにして動く還リヒト。小さな死の行進は、その小ささ故に自由騎士達の心を揺れ動かした。
だが見逃すという選択肢はない。ここで葬ることが子供達への手向けなのだから。
マキナ=ギアから武器を受け取る。神の権能を身に宿したオラクルは、不浄を討つべく還リヒトに迫った。
●
「それでは行きますね!」
一番最初に動いたのはピアだった。魔術で強化された身体能力で一気に駆け出し、還リヒトとの距離を詰める。そのまま還リヒトの足を止めるように真正面に立って『アストラルディザスター』を構えた。
還リヒトが動くよりも早く武器を振るうピア。蒼く輝く刀身が翻り、横なぎに一閃される。それは蒼き流星の如く。刹那の煌めきの後に還リヒトの額から鮮血が走った。既に神経が麻痺しているのか、苦痛の声をあげることはない。
「ここから先には行かせません!」
「獣のような姿勢をしても、人は獣にはなれません」
一泊の間を置いてカスカが還リヒトに迫る。人は大きくなった頭を支えるために直立歩行をし、背骨も形を変えた。四足歩行になったところで無駄が多いだけだ。故に彼らは人である。カスカはそう告げる。
カスカが手にした武器の銘は『逢瀬切乱丸』。遠くアマノホカリで作られた物だ。手になじんだ刀の柄を握りしめ、抜くと同時に斬りかかる。無駄のない動きと無駄のない精神性。心技一体となった攻撃が子供の腕を深く傷つける。
「私は剣客。人間を斬るのがお仕事ですからね」
「今生きている人達を護る為に、どーしても退治しないといけなんだ!」
ガントレットを強く握り、カノンが大きく叫ぶ。この還リヒトを放置すればどうなるかは、まだ確定した未来はない。だが還リヒトは例外なく生きている者を襲う。それを許すわけにはいかなかった。
息を吸い、吐く。大事なのはそのリズム。動作自身が自己暗示の一端でもある。三度呼吸を行い気力を充実させ、体内で爆発させるように解放した。呼気と共に繰り出される攻撃。拳を通じて還リヒトの骨を砕く感覚が伝わってくる。
(あ、脆い体……満足にご飯が食べられなかったんだな……)
「うーん、本当に皆『イイ子』だね!」
戦いの様子を見ながらアガタが頷く。還リヒトの境遇に自己を重ね、あるいはどうしようもない現実を受け止めて苦悩し。そう言った様子をアガタは『イイ子』と称した。それ以上は何も言わず、ニコニコ笑いながら武器を手にする。
アガタの傍らにはカラスの形に変化したホムンクルス。それがアガタの攻撃をサポートするように飛び交っていた。右に左に。別方向からアガタとホムンクルスが迫ったかと思えば、いつの間にか互いの立ち位置まで変わっている。黒の翼が戦場で舞っていた。
「魂は天に、魄は地に――正しい場所に、還してあげるね!」
「最初から全力全開、せめて素早く片を付ける!」
左腕の義手を起動させるシノピリカ。子供の還リヒトは弱く、もろい。イブリース化しているとはいえ、元はやせ細った子供なのだ。それを無駄にいたぶる趣味はない。最大威力を叩き込み、出来るだけ早くセフィロトの海に還すのだ。
弓を引くように義手を引き絞り、力を籠める。意のままに動くようになったキジンの腕。これもまた蒸気文化の一つ。それを発展させるために子供達は犠牲になったのだ。それを忘れることなく心に刻み『CRAYFISH・S』を突き出した。
「ここは汝らのいる場所ではない。生まれ変わりがあるなら次は優しき母の腕に抱かれんことを!」
「そうだね。君達のような子を作らない事。それが僕に出来る最大限の供養だ」
アダムは自分の身体に手を当てて、強く誓う。親に捨てられたアダムは、良識のある人に育てられて騎士となった。引き取り手が炭鉱関係者なら、この子供達のような目にあっていたかもしれない。今ここにいるのは、運命なのだ。
ならばその運命に従い、騎士として民を守ろう。気合を入れるように体内に力を籠める。籠手を構え、還リヒトの前に立ち仲間を守る盾となった。還リヒトとなって強化された子供の一撃。子供の想いを受け止めるように、アダムは真正面から攻撃を受け止める。
「この憎悪が還リヒトになった子供の元の感情じゃないことは解っている。でも――」
「早く眠らせてあげる。それが僕に出来ることだから」
ライフルを手にグリッツが口を開く。銃を撃つことにはまだ慣れない。先のヴィスマルク戦を経てもなお、人の形をした者を撃つ恐怖はぬぐえない。だけど今は、違う。この子供達を浄化するために。その決意がグリッツの指に宿る。
獣のように腕を足に様にして動く還リヒト達。その動きを読むことは容易い。銃身がぶれないように、しっかりと固定して狙いをつけるグリッツ。一秒後の移動先に標準を合わせ、引き金を引く。グリッツの予想通りに還リヒトは動き、弾丸がその足を穿つ。
「もうこれ以上この子達のような子供が増えないように、自由騎士として僕達にできることをがんばろう」
「こんな力強くなるほど、毎日毎日トロッコを押してたんだ」
前衛で還リヒトの攻撃を受けながら、イーイーがそう言った。還リヒトの力はイブリース化したこともあるのだろう。だが生前の力が強化されるのなら、この押す力も無関係ではない。日のささない場所で、自分の数倍の重さのトロッコを押した子供達。
それでも、とイーイーは持っている武器を強く握りしめる。可哀そうな境遇だからと言って、還リヒトを見過ごすことはできない。還リヒトが仲間を、そしてイ・ラプセルの人を傷つけるなら、止める。その意思を乗せて、武器を振り下ろした。
「おれの仲間を傷付けるなら、可哀想な子供相手でも容赦はしない」
アガタの回復を基点に、前衛を固めて還リヒトを攻める自由騎士達。イブリース化して強化されたとはいえ、チームワークもなく本能のままに襲い掛かる還リヒトにこれを突破する戦力はなかった。各個撃破により一人、また一人と倒されていく。
「もう君達のよーな子が出ない国にする。きっとするよ。だから安心して眠ってね」
何かを堪えるようにカノンが拳を握り、そのまま突き出す。
うめき声のような断末魔。カノンの一撃が最後の還リヒトを打ち倒し、浄化した。
●
戦い終わり、地面に転がる子供の遺体。自由騎士達は子供達をを弔う為に動き出す。
「んじゃ。カタコンベに運んでおくぜ」
戦闘で疲れた自由騎士に変わり、控えていたクマのケモノビトが子供達を棺桶に入れて運ぶ。
「なるほど、コッチではセフィロトの海に還るんだね」
イ・ラプセルの埋葬方法に疎いアガタはふむふむと頷きながら埋葬方法を聞く。世界の根幹ともいえるセフィロトの海。魂は一度そこに還り、また新たな生命に生まれ変わる。自分の国とは違うんだねぇ、と頷いていた。
「身元は分かりますか? ……はい。チェルシーとダニーとリックですね」
カスカは工場管理官が調べた書類から子供の名前を調べていた。共同墓地に弔うので、墓標に名前を刻むことはできない。だが名前を知っているのと知らないのとでは弔う意味が違う。四肢を真っ直ぐに伸ばして人のように棺桶に寝かせる。
「彼らの犠牲の上に今この国は成り立っている事を僕は忘れないよ」
アダムは棺桶の中にお菓子を入れ、祈りのポーズをとる。蒸気技術の発展は世界に光を与えた。しかしその影で死んでいくものがいる事を忘れてはいけない。祈りは静かに。しかし深く。子供達のことを心に刻み、目を閉じた。
「本当はちゃんとしたお花を供えたいけど、おれのお小遣いだとこれしか用意できなかった」
イーイーは神で作った花を冠桶の中に入れる。アマノホカリの文化であるオリガミだ。できるだけ綺麗に見えるような紙を選び、一生懸命綺麗になるように折った物を捧げる。この子の魂がセフィロトの海に還れますように。
(最初は孤児院のためだったけど……自由騎士としてこういう子を助けることが出来れば)
言葉なく穴を掘るグリッツ。自由騎士になったのは孤児院を助ける為だった。自由騎士となってお金を稼ぎ、孤児院の皆を楽させたいという気持ち。だけど今はそれと同時に誰かを助けたいという思いもあった。オラクルの力で誰かを助けられるのなら。
「これ以上子供やお年寄りなどのか弱き者が犠牲にならないように、あたし達は強くなって守らないといけないですね」
祈りをささげたピアが静かに告げる。今回は間に合わないケースだった。だけど階差演算装置が間に合うケースを予知できるかもしれない。その時に力が足りないということがないように自らを鍛えなければならない。それが国を守るということだから。
「せめてその道行きには安らぎのあらん事を」
棺桶の蓋を閉じて、土をかぶせていくシノピリカ。死者は何も思わない。弔うのは生きている者の感情だ。そんなことは彼女だって解っている。それでも思わずにはいられなかった。彼らのような子供がいながら目を背けていた者として。
「天使が貴方をセフィロトの海に導きますように――」
澄んだ声でカノンが歌う。それは死者を弔う鎮魂歌。死者に安らぎを。セフィロトの海に還り、またこの世に生まれますように。辛い生だったけど、次は暖かい生まれが待ってますように。カノンの目から一滴の涙が零れ落ちる。
弔いの歌は夕日の空に響いていた。
●
弔いを終えた自由騎士達は言葉なく帰路につく。
蒸気文明の闇。発展により犠牲になった命。今回の子供達は氷山の一角だ。還リヒトになっていない児童労働の遺体は、まだあるのだろう。法とて万能ではない。人の所業を暴くのは、何時だって人なのだ。
「――というわけで!」
声を張り上げたのはシノピリカだった。自由騎士のスケジュールを調節して、空いた時間に工場管理官の仕事を手伝おうと要請したのだ。他の自由騎士も余裕を見て参加していた。
「具体的に何をすればよいのだ! 違法工場のガサ入れか? 書類の整理か? 炭鉱の調査か? なんだってやるぞ!」
「あ、はい。助かります。それでは炭鉱の入り口が規定通りか計ってきてください」
工場法により、炭鉱の穴の高さは規定されていた。子供しか通れない穴がある炭鉱は注意の対象となる。他にもこまごまとした規定があり、先ずはそれを覚える所から始まった。
「子供達に意見を聞くというのはどうだ?」
「同年齢の僕らなら話も聞きやすいと思うんだ」
「では私は綿花工場の女性労働関係を。この国の織物も見てみたいので」
自由騎士の手伝いにより文官中心だけで構成されていた工場管理官では目が届かない意見等も出てきて、思わぬ副次効果が生まれることになった。また文官では工場側から『舐められた』部分もあったのか、工場側の態度も一変したという。
数年後、工場法の改正が行われることになる。それはこの時の活躍が下地となるのだが、それは自由騎士達の物語とは別の話である。
そして――
(還リヒトが生まれる前に列車の汽笛が鳴るって噂話だけど)
アガタは自室で一人、思考に耽っていた。
(それが還リヒトの発生条件? キョンシーで言う所の送尸術のような何かが汽笛と同時に遺体に働いているってことよね)
うんうん、と頷き自分の国の伝承とイ・ラプセルの伝承を重ね合わせる。自分の国では呪術に相応する何かが死体に宿り、死体を還リヒトとして動かした。それが列車の汽笛と関係している?
「つまり、そういう『毒』があるってことよね」
アガタの唇が、笑みに変わる。自分の知らない未知の存在。毒や混沌もまた自然の一部と認め、許容する鴉の微笑み。
「ふふ。楽しくなってきた!」
†シナリオ結果†
成功
†詳細†
称号付与
†あとがき†
どくどくです。
戦闘よりも心情多めに書きました。
色々な思いをぶつけていただき、リプレイがさくさく掛けました。
埋葬までは予想通りでしたが、まさか工場管理官にまでかけあうとは。
というわけでMVPはゼッペロン様に。
子供の名前を考えてなかったので、慌てて名付けたのは小さな秘密。
それではまたイ・ラプセルで。
戦闘よりも心情多めに書きました。
色々な思いをぶつけていただき、リプレイがさくさく掛けました。
埋葬までは予想通りでしたが、まさか工場管理官にまでかけあうとは。
というわけでMVPはゼッペロン様に。
子供の名前を考えてなかったので、慌てて名付けたのは小さな秘密。
それではまたイ・ラプセルで。
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