
真なる狩人
「工場内制圧。古妖狩人は完全に沈黙しました! 奪還と儀式に向かった覚者からも無事との報告が上がってきています!」
「そうか。皆、よくやってくれたな」
「多脚戦車を始め、古妖狩人の軍勢を完全に押さえ込めたのが大きかったようです。ここから援軍が回されていれば、こちらの被害も大きかったかと」
「ああ、それに中継点を先に制圧できていたのも大きい。憤怒者の利である数の優位をシャットアウトできたからな」
「これより捕らわれた古妖、および古妖狩人に施術された強化人間を優先的に搬送しながら撤退します。彼らの治療は……」
(ヒノマル陸軍に古妖狩人。名こそ秘してはいるが、二度も大きく動けば聡い者はFiVEの存在に気づいているだろう。……いや、それは覚悟していたことだ)
「あの、中さん? どうされました?」
「ああ、治療はFiVE内で特別チームを編成。念のためAAAにも打診しておいてくれ」
「はい。一人でも多くの命を救いましょう」
今回の事件に特に関係するログ
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難易度
タイトル
普通
普通

安土 八起(あづち やおき)……とある依頼で出会った少年。未知の因子を持つ覚者。古妖を助けたいという強い気持ちを持ち、FiVEに協力する事になった。