MagiaSteam
【ニルヴァン】サルトゥスグラティア




 執務室でパーヴァリ・オリヴェル(nCL3000056) は陳情書を一枚一枚確認していく。
「うむ、また集めてきた……もとい陳情書が増えたぞ。
 『鋼壁の』アデル・ハビッツ(CL3000496) が紙の束をもってくるのを見たパーヴァリは軽くため息をつく。
「お疲れのようですな、オリヴェル卿」
 『達観者』テオドール・ベルヴァルド(CL3000375) がねぎらうようにそういえば、パーヴァリは大丈夫だよと穏やかに笑う。
「さて、アデル、そっちの陳情書を確認するよ」
 パーヴァリにとって領主のしごとは慣れないことの連続だ。自由騎士たちが手伝ってくれていなかったらどうなることだっただろうと何度も思っている。
「ん? これは?」
 陳情書の束の間に発掘記録が混じっていたことにパーヴァリは気づく。
 ニルヴァンの深い森のなかで、光る石をみつけたという内容と添えられていたその鉱石。
 淡く光その小さな石を持ち上げれば窓からの陽光にきらめく。
 たまに森の中で彼もその石はみかけたことはあるが、用途を考えたことはなかった。
「それは、エーテル石だな」
 アデルが訝しげなパーヴァリに答える。
「ふむ、エーテル石の産出がこのシャンバラにも……」
 興味深そうにテオドールが目をやる。
「その、エーテル石とは?」
「卿にも渡されているとおもうがマキナ=ギアの動力を担う鉱石ですな。
 石固有に周波数を発していて、その周波数を合わせることによって通信を行うのです。 このエーテル石は通常の鉱物と違い鉱山ではなく水が豊かな森林地帯で産出されるという特性をもっています。
 つまりはイ・ラプセルはその両方を満たす水と森の国。我が国の主要産出鉱石であったのですが、確かにニルヴァンの森林はその条件を満たしていたということでしょう」
「ああ、シャンバラの民は鉱石に関しては鉄鉱石はともかくとして、それほど発掘に興味はなかったようだからね」
 永久の楽土。それがシャンバラだった。潤沢な魔力――聖櫃で覆われたその国に飢えなどはなかった。ヒトは最小限の労力で大きな実りを得ていたのだ。
 故に機械という文明に繋がる鉱石はシャンバラにおいては重要度が低かったのである。
「ふむ……ではエーテル石を掘りにいってくる」
 アデルは即断即決で部屋を出ようとする。
「アデル、せっかくだからみんなでいってくるといいよ。あの森は森林浴には最適だし、体を休めるにもいい場所だよ」
 書類の束をまとめて机をとんとんと叩き角を合わせながらパーヴァリはそういった。


†シナリオ詳細†
シナリオタイプ
イベントシナリオ
シナリオカテゴリー
資源発掘γ
■成功条件
1.エーテル石を採掘してくる
2.森林浴をする
 ねこてんまです。
 この依頼はニルヴァン領主スレッドより発生しました。
 パーヴァリは吾語STからお借りしました。この依頼では参加はしません。
 エーテル石がシャンバラでも産出することがわかりました!
 なので採ってきてください。
 OPに名前の出てきている人が必ず参加しなくてはいけないという強制はありませんのでご安心ください。

 時間は昼間の森です。天気は快晴。
 所々に湖も存在している場所になります。
 湖の周辺や湖の中、森林の木の根元などにもエーテル石はあるでしょう。
 湖は澄んだ湖でそれほどまでに深くはありません。


 ルール
 プレイングの頭に重点的に探すポイントのアルファベットと1~5までの数字を明記してください。

 A:木の根元周辺
 B:湖の周辺
 C:湖の中

 産出量は1~5の数字で決まっています。
(具体的には0(みつからなかった)・1(少しみつかった)・2(まあまあみつかった)・3(いっぱいみつかった)4(ゴミをみつけた)という結果を1~5の数字にランダムに振り分けています。
 (書いた数字が1だった場合 「1(少しみつかった)」になるわけではありません)
 場所補正×数字でみなさんがどれだけ産出できたかを最終的に計算します
 産出量が大きくなれば、エーテル石の通信範囲が広くなることになるでしょう
 ちなみにゴミを引き当てた方にはちょっとしたお土産がでるかもしれません)

 プレイング見本: 【A3】木の根元周辺を重点的に探そう!

 また、この森林は森林浴にも最適です。
 特に鉱石は探さずにピクニックや森林浴をしてくださっても構いません。
 プレイング冒頭にアルファベットと数字がなかった場合は遊びにきていると判定されますので産出は0に確定することになります。

 NPCのムサシマルとアーウィンが同行します。
 ムサシマルは早々にあきてそのへんで遊んでいます(産出量0確定)
 アーウィンはわりと真面目にBで探し回っています。

 バーバラ、ヨアヒム、ミズーリ、クラウディア、佐クラ、アンセムあたりは呼べば普通についてきてくれると思います。
状態
完了
報酬マテリア
0個  0個  4個  0個
12モル 
参加費
50LP
相談日数
7日
参加人数
30/30
公開日
2019年07月03日

†メイン参加者 30人†

『イ・ラプセル自由騎士団』
シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)
『背水の鬼刀』
月ノ輪・ヨツカ(CL3000575)
『薔薇色の髪の騎士』
グローリア・アンヘル(CL3000214)
『慈悲の刃、葬送の剣』
アリア・セレスティ(CL3000222)


●カブトムシ
 アダム・クランプトン(CL3000185)は最高潮にごきげんだった。
 夏×森。
 それが掛け算されたらイコールで出る答えは一つ。
 カブトムシだ!!!!
 方方から違うといわれるのもクソくらえ。
「夏といえば!!」
「カブトムシ!!!!でござる!!!」
 突如現れたムサシマル・ハセ倉と共に、少年たちは森に突っ走っていった。
 おひさまだってサンサンサンシャイン。
 森だってフォレフォレフォレスト!! こんな状況で走り出さないなんてありえない!
「僕は! ムシコウテー王になるんだ!」
「なんでござるか? では拙者はムシコウテイクイーンでござる!」
 抗えない衝動パッション! 
 誰かが止めた。
「いや、止めないでくれ、すまないみんな! 僕は行く! 誰にもとめられない!」
「パッションでござる! おい、アダム殿でかいほうが勝ちでござるな! ヘラクレスとるでござる!!」
「うん、ムサシマルさん! まけないよ!」
 後日虫に刺されまくってボロボロででかいカブトムシをもって帰ってきたアダムとムサシマルなのであった。

●B-湖周辺探索
 掘ってほってえっさこら!
 湖周辺を開墾するのはシノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)だ。
 掘れば石はでるがクズ石がほとんど。
 面倒になったシノピリカはバッシュでシゲルインパクトする。
「ぶおっ!」
 その土煙をもろにかぶったのはアーウィン・エピだ。
「なにすんだ!!!」
「おー、やっとるか? 穴ならワシがぶちあけてやるぞ」
「あんたが穴をあけるとその分湖が広がりそうだけどいいのか?」
「えへ、まあまあ遠慮するな、ワシとお前の仲ではないか!」
「そう言ってもらうのは嬉しいが、土を被されて怒らないわけじゃないからな」
「えへ」
 シノピリカはごまかし笑いをするがアーウィンは半眼になっている。
 ふと、シノピリカは思う。
(そう言えばグローリア殿も来ておられたな……。人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて地獄ゆきじゃ)
 愛馬のワッカをなでながら思う。ワッカは立派な足腰をもつ馬だ。こいつに蹴られたらシノピリカであろうとも無事ではすまない。とはいえ人の色恋なんてものは乙女にとっては栄養源だ。近くに隠れて観察するのもまた一興だと思う。
「ぐふふふふ」
「どうしたよ、シノピリカ気持ち悪い笑い方して」
「ちと所要を思い出したゆえクールに去ぬるが、サボってはいかんぞう!」
「お、おう?」
 いうと近くの草むらに隠れるシノピリカ。めっちゃ見えてるがそっとしておくことにする。
 
「目星とにぼしはにているぞ!
 でもサシャはにぼしよりは大きいお魚のおにくがすきだぞ!」
 湖の近くで探索するはサシャ・プニコフ(CL3000122)。
 適当なところをニボシ……もとい目星で掘り進める。
「!!」
 みつけた!
 青いガラス玉。こっちにはきっと槍の柄についていただろうシャンバラのエンブレム。
 それにそれに――。
 いつの間にかサシャの両手にはいっぱいの宝物。
 そこにエーテル石はないけれど。
「アーウィン! 何か見つけたか?」
 シノピリカがあけた大穴をごそごそ泥水と共に掘り進めているアーウィンにサシャは尋ねる。
「あー、少しだけどな。こんくらいだ」
「なんだそれ。ただの石ころばかりでダメダメだな」
「いや、これが目的物だからな?」
「サシャのをみるのだ!」
 じゃーんとみせるはお宝の山。
「……」
 アーウィンの目は半分閉じかかってる。
「ああ、もう、よくがんばったな。じゃあその目星でこの光るエーテル石を探そうな! サシャならできる!」
「よし! サシャにまかせるといいぞ! いってくるんだぞ!」
 そういうとサシャは石ころもといエーテル石を探すために走っていくのであった。

 素人考えではあるが水場と木々が揃った環境、その中間点、ということで。
 『咲かぬ橘』非時香・ツボミ(CL3000086)は運試しと適当に掘り進める。他とは違って見えるものを掘り出しては違うとため息をつく。
 それを数度繰り返す。簡単には見つからない。さっきなんてスコップの先にあたったものをきた、と掘り起こしたら古びた勲章だった。
 そりゃあムサシマルも飽きるわ、とスコップをぽいと捨てる。
「あいて」
「おい、なんで私が捨てたスコップの下にいるんだ」
 投げたスコップはアーウィンの頭に直撃していた。悪気もなくツボミは世間話のように問いかける。
「俺はなんで投げてんだよってききたい」
「まあまあ、そのなんだな――最近どうよ?」
「おい、バカ医者。お前そんなんでコミュニケーション能力が必要な医者がやっていけるのかよ!」
「おお、お前よく知ってるな。で、どうだ? 国をひとつ落としたのだ。
 まあこの仕事もその結果に基づく一端ではあるが、環境変化がどうのとか、まあいわゆる世間話をしようと思う、良いとか悪いとかさ」
「良いも悪いも。俺はヴィスマルクを落とすために一歩進んだと思ってる」
「おうおう、剣呑だな」
「俺が自由騎士に望むのはヴィスマルクを落としてチビどもを迎えにいくことで変わってないからな。次はヘルメリア、その次はどこかはわからないけど、一歩ずつ近づかせてもらってるのはありがたいとおもってるよ。で、あんたは?」
「私か? んー、寧ろ変化が少なくて逆に不安な勢いだな。移民は増えた。が、それは国の方針を変えたときと対してかわらん。もともと移民が多い国だしな……ま、場末の診療所から見えるのは人が増えたのに患者が大して増えていないというか」
「それお前んとこがヤブだからじゃ……」
 アーウィンの軽口にツボミはぽこんとアーウィンの背中を殴る。
「実際に影響がみえるのはまだ先なのかもだがな」
「ツボミ先生はさ、変わらないほうがいいのか?」
「ん?」
「なんか、変わらないほうがいいように聞こえた」
「さあてな」

 李 飛龍(CL3000545)は見せてもらったエーテル石の特徴を覚えてくる。
 配布されているマキナ=ギアに内蔵はされているが、分解したことも無いので仕方ない。
 ぼう、と緑に光るその小さな石は探せばすぐに見つかるようにも思えた。
 水辺の浅いところにないかとバシャバシャする。まあ簡単に見つかるものではないだろうが。
 それにしても暑いと靴を脱いで水に浸かれは、なんとも気持ちがいい。
 バシャバシャと足を振れば水滴が巻き上がるのがなんだか楽しい。ふと、あしもとに違和感を覚えそのあたりを探れば緑の石。
 それはエーテル石じゃないけれど、なんとなく空を飛ぶ龍のかたちにみえて親近感を覚える飛龍であった。

 湖の中でもすこし凹んだような場所や流れが淀んでいそうなところを探すのはリリアナ・アーデルトラウト(CL3000560)。
 水の動きがない場所にはきっとそこに同じものが淀んでいるだろうから。
 それにしてもこの暑さにこの水の冷たさは嬉しい。ぱちゃぱちゃと指先で水辺を混ぜていたらなにかが触れた。
 硬いそれを持ち上げればぼうと光る緑の石。
 あった! 
 リリアナは自分の予想があたっていたことが嬉しくて持ち上げたエーテル石を日に透かす。
 緑の光と日の光が混じってリリアナは目を細めた。
 
 アリスタルフ・ヴィノクロフ(CL3000392)は思う。
 エーテル石の通信範囲が広がれば遠い場所でもやり取りができる。それは世界が縮まるということ。遠距離の兵が連絡を取り合い連携をできるということは軍事的な意味でも大きく前進するということだ。
 靴を脱いだアリスタルフは湖の浅いところを探索する。
 一つでも多く手にすることができればそれが叶うのだ。とはいえ成果はまだでていない。
 アリスタルフは深呼吸をして体を伸ばす。吸い込んだ森の空気は気持ちがいい。聖櫃の力で楽土を誇ったシャンバラはそんなものがなかったとしても自然のままで美しい場所であるのだ。
 気分転換をしてアリスタルフは採掘を再開する。
 つま先に当たる石を拾い上げれば――。
 薄く微笑むアリスタルフの顔を緑のひかりが淡く照らした。

 全力で石探しをするのはカーシー・ロマ(CL3000569)とフーリィン・アルカナム(CL3000403)とリムリィ・アルカナム(CL3000500)の仲良し三人組。
「カーシー、まいごになっちゃだめ」
 最近仲良くなった彼にリムリィはおねえさんづら。
「こら、リムちゃん! 年上にそんなこといっちゃダメでしょう!
 そんなこといってるとおべんとう抜きですよ!」
 指をたててフーリィンはほほを膨らます。
「いいっていいって! おーけーリムリィ。フェアリーにも手伝って貰おうか?
 あ、いたこーゆーのは自分で探してこそ、かな?」
 俺は石にはこだわるんだとカーシーは真剣に石を探す。
「そう、大きさも重要だが、その形もかかわってくる」
「そう、ひらたいやつ。くぼみがあるともっといい」
「お、リムリィわかってるじゃん、そうそう掌にのるくらいがベストサイズ」
「え? エーテル石ってそんなんでしたっけ?」
 わかりあうふたりにフーリィンが問いかければ
「「みずきりいし!」」
 なんて二人が答える。
「えええ! 違うもの探していませんか?」
「おねえちゃんもさがす。さがすためにきた」
「エーテル石をですよね?!」
 気がついたら二人はすでに両手にたくさんの投げやすい石を用意していた。
 フーリィンはため息をつく。これ以上何を言ってもむりだ。
 だってカーシーもリムちゃんも水切りに夢中だ。フーリィンはしかたなくその場に敷物を敷き始めてお昼ご飯の用意をする。
「ぱうぜんかいさいどすろー」
「なんの!TECが決めてのたて投げ!」
「あまいな、カーシー」
 リムリィの石はぱしゃぱしゃと2回は多く水を切って沈む。
「だいじなことわすれてませんかー???」
「モチロンオボエテルヨ! でも水切師匠のリムリィに1回でも勝ててからぁ!」
「んもう。しょうがないひとたちですね……ってえっ?! まって! リムちゃん、ストップストップ!!」
「おねえちゃんおとこのたたかいにじゃまはぶすい」
「リムちゃんは女の子でしょう?! じゃなくて、その手に持ってる石!!」
 いわれたリムリィは手に持った石をみる。
 ふうわりと輝くその石は――。

「君のマキナ=ギアはどんなものだ?」
 それはなんとなく思った疑問だった。グローリア・アンヘル(CL3000214)はアーウィンに自分のものは利便性も兼ねて懐中時計にしているが、と続ける。
「ん? 俺もだ。懐中時計にくっつけておけば楽だからな」
「そうか」
 同じものであったことが妙に嬉しく思うのはなぜだろう。シンパシーというものなのかもしれない。
「それにしても。
 たまにはこうやって自然に向き合うのも悪くないな」
「都会生まれだからか?」
「そういう言い方はするな。普段は森といえば戦闘や訓練でしかこないからだ」
「さすが女傑」
「む、その言い方はするなと言っただろう」
「とはいえさ、今やグローリアは本当に女傑といって差し支えない活躍はしてるだろ?」
「そういう問題じゃない。お前にいわれるのが嫌なんだ」
 グローリアは言ってはみたものの、なぜそう思ったのかはわからない。
「はは、意味わかんねーやつ」
「そういうものなんだ」
「そういうものなんかねぇ?」
「そうだ! そうにきまってる」

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
 そんな二人をみてもどかしい思いをしている出歯亀ことシノピリカさんなのであった。
 青春ってよいのう。

 ●A-森のなか
 ティルダ・クシュ・サルメンハーラ(CL3000580)はシャンバラ出身だ。
 しかしそんな貴重な石があったことは知らなかった。それ故にたくさん見つけるのだと息を巻く。
 故郷をでてそれほどたってはいないが森に入るのは随分と久しぶりに思える。
 ティルダは近くの木々に触れ尋ねる。
「光る石はどこにありますか?」
 <あるよ>
<ある> 
 <あそこ>
 木々の声にティルダは笑みを深めて木々に教えられたそこに向かう。
 差し込む木漏れ日に反射して光るものがあった。それは薄い桃色の石。紅水晶だろうか?
「確かに光る石…にみえるかな」
 木々の勘違いにティルダは苦笑する。拾い上げてこもれびに透かせば、懐かしい友人の右側の瞳の色にそっくりで――ティルダは少しだけ泣いた。

 まるでそれは宝探しみたい。
 キリ・カーレント(CL3000547)はワクワクする。
 鋭聴力で木の幹に耳を寄せれば、木の根が水を吸い上げていく生命の営みの音。
 キリはそれがとても好きだった。物言わぬ木だってこんなに雄弁に生きていることを語っているのだ。
 ……じゃなくて!
 こう、根本に石がうまってたら阻害されてちょっと違う音になるんじゃないかなと予想したキリはあっちこっちと木々のひそひそ声をきいてまわる。
 おなじように木々に話しかけていたティルダとあたまをごっつんこしたけど、それも素敵な思い出。
 何本目かのひそひそ話に変化が訪れる。
 キリは周りにいた人をここにいっぱい在る予感です! と呼び寄せる。
 うっかり大きな声を出しすぎて注目の的になったのは恥ずかしかった。でもみんなは快く一緒に掘ってくれた。
 がんばってみんなで掘ったけどみつかったのはたった一つのエーテル石。
 ひとつだったね、とからかわれたキリは真っ赤になって小さくなるのだった。

 森林浴を兼ねて。
 ウィリアム・H・ウォルターズ(CL3000276)は普段の課題の疲れを癒やすことも含め採掘に参加する。
 森の空気は澄んでいて気持ちがいい。
 まずはと木の根の周辺を掘るが見つからない。他の人が見つけた木の種類を聞き及び、条件にあう木を掘るがどうにも木の種類が見つかる条件ではないようだとおもう。
 ふう、とウィリアムはため息をつき犬型のホムンクルスを呼び出す。
 犬型だとはいっても犬そのものの能力は期待はできないが、こういうのは気分が大事なのだ。
 トリュフを探すのであれば豚型にするのがいいのだろうななんて思ったら少し笑えてきた。
「良い森だ……。今回は採掘目的だが、次は純粋に遊びに来たいものだ」
 ウィリアムはこの森への再来を願うのだった。

「実はエーテル石ことをなにも理解してない! スピンキー・フリスキー!」
 突然の名乗りあげと共に現れた新手のオラクルにたいして一緒にエーテル石を探すことにしたキリとティルダがきゃっと悲鳴をあげた。
「にゃあ。そも、エーテル石ってどんなの? 形は? 匂いは? 大きさは?」
 スピンキーはキリとティルダからエーテル石の説明をうけ、実物もみせてもらった。
 なかなか見つからないから頑張ってという言葉に一瞬うんざりするけど、とりあえず木の根を探す。
 掘ったりひっくり返したり。
 どの木の周辺にあるかなどの法則性はなさそうだとウィリアムにも聞いた。
 にゃあにゃあむむぅ。
 なかなか見つからないからいったんお昼寝だーとスピンキーはその場に寝っ転がる。
 木々の木漏れ日がほっぺをくすぐるのがなんとも気持ちがいい。
 寝転んで両手を広げた指先になにかが当たる。
 それはなんだか不思議な形―― ? の形にまがった木の枝だった。
 スピンキーはなんだかそれが気になって寝転びながら振ってみる。
 にゃあにゃあ。
 なんだかそれが素敵な宝物に思えたのだ。
 
「そうか、この絡繰りはそういうものでできてたんだな」
 ぶら下げられたマキナ=ギアをしげしげと月ノ輪・ヨツカ(CL3000575)は眺める。
 この絡繰りで通信ができると聞いたときはそんな便利なものがあるのかと驚いたものだがその範囲が広がるというのは素晴らしいと思う。それによっていろいろな情報を得ることができるかもしれない。 そうたとえば、自分の師の情報などが――。
 そう思うとやる気もでてくる。
 若い樹木よりも齢を重ねた樹木のほうがなんとなくだがありそうな気がするとヨツカは大きな木を探す。背中の籠がいっぱいになるほど持ち帰れると良いと思う。
 かくして彼は探索する。
「ふむ。これはえいてる石かもしれない」
 掴んだ普通の石をぽいと籠になげる。
「ふむ、これもそうかもしれない」
 大きなかさのきのこが籠にいれられた。
「これは緑色か。えいてる石かもしれない」
 すごく毒々しい緑のきのこを籠にいれる。
 それにしても――。
「この森は落ち着くな。アマノホカリの山中の雰囲気に似ているからだろうか?」
 ヨツカは故郷とそして師を思い出す。そしてまた毒々しいきのこを籠に放り込んだ。

「よっこいしょ」
 大きな石を足のカタフラクトから吹き出す蒸気の勢いをつかって転がすのはアリシア・フォン・フルシャンテ(CL3000227)。
 宝探しみたいで楽しくてちょっと夢中になってしまう。
 転がった石の下から太陽の日差しをうけた小さなムシたちはさあ、っと逃げ出す。
「ああ、ごめん、おうちやったんか。かんにんな」
 いいつつスコップで掘れば緑に光る石を見つける。
「えへへ、みつけたった!」
 宝物をみつけたアリシアは上機嫌だ。
 あ、もうひとつ、さらにひとつ。大漁だ! 一人では掘りきれないかもしれない。
 アリシアは近くにいる自由騎士をよびよせて、エーテル石を一緒に採掘する。
 根っこだらけで掘るのは大変だったけど。
 ご主人のウィリアムと一緒に来てくれたわんこのホムンクルスがかわいくてなでていたら、笑われた。
「だってかわいいんやもん」
 ぷうと頬を膨らますアリシアにウィリアムは口元を抑えて笑いを堪えるのだった。

「静かな森の 木漏れ日の 下で不思議な石探し

 一つ 二つ 三つ 四つ お国の為にえんやこら

 沢山探して持ち帰ろう 皆で探して持ち帰ろう

 静かな森の 木漏れ日の 下で不思議な石探し♪」

 静かな森にカノン・イスルギ(CL3000025)の美しい歌声が響く。周囲の自由騎士たちも微笑ましくその歌を聞いている。
 二週目に入ったときには、合いの手も入れてもらってカノンはありがとうと手をふる。
 呼吸をすれば森の香り。
 とっても気持ちいいその森で歌うことはとっても気持ちがよかった。もちろんお仕事にきたのは忘れていない。それでも楽しんでお仕事することが重要なのだ。
 エーテル石はみつからなかったけど、甘ずっぱくて美味しい果物はみつかった。たぶんこれは聖櫃のちからで実ったものじゃない、この森自身が育んだ恵みなのだろう。
 夏を閉じ込めたようなその果実を配ればみんな喜んでくれたのがカノンは嬉しかった。
 
 きれいな水と土、そして空気に育まれた地形、たしかにそれはイ・ラプセルと共通する。
 だから条件が揃ったニルヴァンの森はエーテル石を産出することができるのだろう。
 エルシー・スカーレット(CL3000368)はお弁当片手にスコップで木の根元を掘りまくる。
 たくさん手に入れることができたら、陛下が褒めてくれるかもしれないから。
「この木はなんか、あやしいわね!」
 エルシーはざっくざっくと根本をほればガツンとスコップの先が当たる気配。
「あった!」
 淡い光をはなつその石。
 きれいな森と同じ色の光はより一層きれいにみえる。
「よし!」
 やる気がでてきたエルシーは先程掘りおこした土を戻すと、また近くの木の根元を掘り始める。また見つかった。
 きっと、きっと陛下に褒めてもらえるだろうから。
 もちろんお弁当は確りと食べました。

「巡回や資源調査でさんざん歩き回ったエリアだからな」
 多少なりとも土地勘は有しているはずだとアデル・ハビッツ(CL3000496)は森を区画にわけ調査する。
 他の自由騎士たちにも協力を仰ぎ、連絡は密にとっている。
 たくさん産出があると情報があった場所には誰かを向かわせたし、できる限りダブリがないように人員の配置を提案した。
 自分は韋駄天足であっちこっちを走り回る役目だ。
 リュンケウスの瞳で周囲を探索するが地表に露出しているものは見つからない。
 ならばと地中にその目をむければ淡く光る物質がみえた。
 自分の調査地域でやっとみつけたそれに少しだけほっとしたアデルは土を掘り起こす。
 もちろん森林資源保護のためにいたずらに根を傷つけないように細心の注意は払う。
「少し掘ればみつかるものだと思ったが、そうもいかなかったようだな」
 そしてアデルは次のエーテル石を探すために仮面の向こうの目をまたたかせた。

「やあ、クラウディア嬢、お久しぶりです」
 テオドール・ベルヴァルド(CL3000375)はスコップをもってしゃがみこんでいるクラウディア・フォン・プラテスに話しかけた。
「あ、お久しぶり、テオドールさん」
「どうですかな? その石は」
「なかなかみつからないなーって」
「宰相殿はお変わりなく?」
「うん、おじいちゃんは忙しそうで最新のお菓子の試食もできないくらいみたい」
 あ、それは逃げているんだろうなとテオドールは思うが口にはしない。そのかわりに別のことを尋ねる。
「その、クラウディア嬢は伝言とか、預かってはいませんか?」
「誰から?」
「なんとも意地悪だ。まあ、そのカタリーナから」
「もうしりません、いつまで放って置くの、浮気しちゃいますよ」
「なにっ?!」
 クラウディアの言葉にテオドールはあからさまに狼狽え始める。テオドールは現在単身赴任の最中である。確かに放置してると言えなくはないが。
「と私は思っているんだけど」
「クラウディア嬢!」
 いたずらげな顔のクラウディアに思わず声を荒げてしまう。
「早くあいたい、だって。カタリーナさん健気だよね。ずっと待ってるっていってたよ」
 本当に、愛しい少女は健気で今ここにいたら抱きしめていたかもしれない。
「そうですか、そうですね、ではたくさんエーテル石をもってかえらないとですな」
 余談だが彼が採取できたエーテル石は――これ以上は言うまい。

 気持ちのいい森の中を歩くデボラ・ディートヘルム(CL3000511)は絶賛妄想中だ。
 こんな綺麗な森の中、そう、白馬に乗ったおじ様が私を迎えに。そう例えば――。
「貴女は!」
 以前聞いたことのある声にデボラは振り向く。
「あら、フレッド様? フレッド様の管区はコンスタンツェ。なのにどうして?」
「それは、風のうわさに貴女がこの森にきていると聞いていてもたってもいられず――」
「えっ――」
「しかしてどこにいるかなどわからず。それでも出会えたのはアクアディーネ様のお導きに相違ありません。これをきっと運命と呼ぶのでしょう!」
「フレッド様」
「あのときは他のものの手前言えませんでしたが、ここでなら言える。
 貴女をひとめ見た時から心奪われておりました。
 デボラ嬢、貴女の最もそばにいる許可をいただけないでしょうか?」
「その、えっと――」
 その瞬間デボラの脳裏をあの意地悪な魔法使いの顔がよぎる。
「あー――。はぁ」
 いわれたあの言葉が甘い妄想を砕く。そりゃわかってる。あの方の性格を考えれば在るわけのないお話しだ。
「あいつほんとに! もうもう!!」
 現実にもどったデボラは八つ当たり気味に手元の土をガツガツと掘り起こせば淡く光る石。
 なんだかあいつに笑われているようで――。
「ほんとにもう!」

 サーモグラフィでは流石にみつからなかった。かの石には温度がないようだ。
 アルビノ・ストレージ(CL3000095)は楽はできないなとため息をつく。
 ならばと地中にある石をよけて木の根が露出しているところを探す。
 ようやくみつけたそのような場所を掘り起こしてはみるがただの石。
「探しものとはなかなか難しいものだ」
 アルビノはもういちどため息をついた。

 
●C-水中
 元気よく湖に飛び込むのはカーミラ・ローゼンタール(CL3000069)。
 水着姿もみずみずしい。
「ちべたーい!」
 少し低い水温に悲鳴をあげるが気持ちいいのも確かだ。
 カーミラは海や川が大好きだ。泳ぐことはたのしい。
 湖だって大好きだ。
 大きく息をすって森の新鮮な空気を肺にためこむと一気に潜る。
 魚がびっくりして逃げていったのが目の端にうつる。
 水面から届く日の光に反射するものがあった。
 あれかなとカーミラは腕をのばし掴み取り、水面に浮かび上がって手を開く。
「あはは、ちがったや」
 手の中にあったのは魚みたいなかたちのガラス。
「なんだかおなかすいちゃった。魚もぐもぐしたーい」

 この時期なら湖に膝までつかるくらいなら気持ちがいいだろうと、ウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)は佐クラ・クラン・ヒラガを誘う。
「ほら水が気持ちいいし、何なら泳いでもらっても構わないぜ!」
「ウェルスさんいっつもめがえっちやもん、いややわぁ、どうでもええこというとらんとほら、しっかり探しておくれやす」
「ちぇー」
 なかなか浅い場所では見つからないようで、彼らは一端休憩することにする。
「なあ、佐クラ嬢、エーテル石の利用方法ってマキナ=ギアの他にはなにがあるんだ?」
「エーテル石てね、その石一つ一つが魔力の固定波動をだしとるん。その波動をつなげて会話ができるようになるん。それ以外の効果はあらへんね。まあ、行方不明になったときその固定波動をおっかけて探すことはできるかもしれへんけど」
「マキナ=ギアの収納力とかつかって大規模輸送とかできないのかな?」
「んー、入れれるのは個人の持てる範囲、それに生物はいれられへんの。そこまで便利な代物やないわぁ」
「なら、技術利用で精霊門の復旧は――」
「むりやろうね。あれには膨大な魔力がいるんやもん」
「そっか、ままならないな。じゃあ再開するか!」
 ウェルスはクマに変身して一気に深いところまで潜る。現状なにも得ていない、せめてなにか石じゃなくてもお土産になるものでも、と思う。
 水中で光るものを口に咥えると佐クラのもとにもどる。
「ひゃん!」
「お、おどろかせちゃったか」
 いつもの姿に戻ったウェルスは戦利品を佐クラにわたす。
「なんやの? これ」
 それは古びた兎の形のブローチ。
「誰かが落としたんだろうな」
「持ち主こまってへんかな?」
「まあ、時効ってやつじゃないか?」

「ちょっと夏には早いけど、水浴びしながら湖中を探そうよ」
 休憩中のクラウディアを誘うのはアリア・セレスティ(CL3000222)。
「ああ、アリア、そうだね。それは素敵かも!」
「クラウディアちゃん泳げる?」
「クラウディアでいいよ」
「そっか、クラウディアは泳げる?」
「うん、アクアフェスタは少し先だけどね」
 二人は水中に注ぐ陽の光を頼りに水底を探索する。
 なにも見つからなかったけれど、青い世界はとてもきれいでそれだけで気分は楽しくなる。
 友人と一緒なのだから余計にそう思う。
 きれいな色の淡水魚が二人の間を泳いでいくのがおもしろくてつい笑っちゃったら息が続かなくって水面にあがる。
 そうして顔を見合わせて笑う。
「ティーヌへのおみやげ話できたね」
「うん。ティーヌにも見せてあげたいな。あのね、クラウディア」
「なに? アリア」
「ティーヌも気軽に外に出られる、平和な世界にしないとね」
「うん……うん、そうだね! そうだと思う!」
 それまでは、私とそしてクラウディアでティーヌにいろんな景色を届けていこうと思うから。
「じゃ、もういっかい潜ろっか」
「うん!」

「水の中は俺らのテリトリーだ」
 ミズーリ・メイヴェンをお供につれたニコラス・モラル(CL3000453)はそう嘯く。
「あら、そういえばニコラスさんもミズヒトだったわね。で、どうして私をお供連れてきたの?」
「忘れた」
「はあ?」
「だってさー、覚えてないだもんよー。しかたねーじゃん。それより水面綺麗だろ?」
「ごまかされませんからね! ……とはいえ綺麗なのは否定はしないわ」
「おまえさんには負けるがね」
「え?」
「いーや、なんでもない。さあさあ、お仕事オシゴト」
 言ってニコラスは水に飛び込む。
 連れてきた理由? そんなものはおまえさんと遊びたいだけさ。そんな言葉は口にしない。真面目なところがあるミズーリはきっと怒るだろう。
 怒った顔もチャーミングではあるが笑ったほうがもっと良い。
「どうだい? 水の中は」
「そうね、やっぱり気持ちがいいのは確かね。でもなかなか見つからないわね。エーテル石」
「簡単にみつかるとおもったけど、甘くはないか」
「みたいね」
 とはいえ、彼女の見てないところで青い石を見つけた。あとでペンダントトップにしてプレゼントしたら喜ぶだろうか?
 この石をみたら今日の思い出を思い出しやすいように、このお嬢さんを楽しませてやろう。
 ニコラスはそう思い、少年のように笑った。

「ひゃうん。なんだか動きにくい……!」
 初めてのシャンバラ。ちょっとくらいは観光目当ての遊び半分でこの依頼をうけたレネット・フィオーレ(CL3000335)はたくし上げたはずのスカートが随分と水を吸っていたことに気づく。
「ああ、もうびしょ濡れ!」
 浅瀬の砂をすくったざるを湖の畔において、湖から出たレネットはスカートを絞る。
「絶景かな」
「ひゃうん?!」
 少々際どいところまで持ち上げていたスカートを離してその声の主をにらみつける。
「いやいや失礼! ちょっと潜っていたのですが石が見つからずにがっかりしていたところになんとも美しい天女がいらっしゃいまして!」
 悪びれもせずエミリオ・ミハイエル(CL3000054)が水面から顔をだし、笑う。
「んもう! びっくりさせないでください」
 レネットはぷんすこと頬を膨らませている。
 エミリオは自らのミズヒトの性に従って深い場所を探していた。岩をどかしたり土をほったけれどなかなか見つからないことにうんざりしていたところだったのだ。
「まあまあ、お許しください」
 言ってエミリオはホムンクルスを呼び出し魚の形にして放流する。
「あら? 錬金術師なんですか?」
「ええ、そうですよ」
「私もそうなんです。こういう作業って錬金術の研究みたいで楽しいですよね」
 レネットは砂の入った籠を持ち上げ笑う。
「砂金採りですね。どうです? 調子は?」
「まだ一つだけです、もっと簡単にみつかるとおもったんですけどね」
「同じく。まあこちらはボウズですけど。はっはっは」
「はっはっはじゃないです。ほら、しっかりと探しにいってください。ホムンクルスちゃんだけどこき使っちゃだめですよ!」
「これは手厳しい!」
 そんなエミリオにレネットはほんとに、もう、と苦笑するのだった。

 金になりそうなオシゴトには真面目!
 そんなカジノマスターことセクシーマーチャントがルー・シェーファー(CL3000101)だ。
 水着姿は眩しい。は、これもしかしたらお金とれるサービスなんじゃ! なんてルーは思う。
 それはともかくとして。
「ブルーオーシャン! メイクマニー! レッツワーキン!!!!」
 いや、海じゃない。海じゃないけどかわいいから、まあいいとしよう。
 このテンションの上げ方には多少のやけくそ感があった。ほら、森林浴とかデートっぽいやつらとか別にうらやましくないもん。
 潜った湖は故郷を思い浮かべる青。
 彼女の父親は地底湖に住む古き龍だった。ルーもまたその父親と共に泳ぐことが多かった。
 故にすこしだけ感じる実家感。
 まあ、ピカピカするものを湖底から集めるのは習性というかなんというか。とにかく得意分野なのである。
 両手にそれなりの戦利品。湖底に眠る石の中にお目当ての石はなかったけれど。
「はぁ、見つけたラ、ポケットにないないしようと思ったんだけどネー」
 そうは言うものの、ルーはこうみえて公正で良識ある商人なのだ。するわけないからそんな軽口がたたけるのだ。偉い偉い。
「でモ、この戦利品はルーシーのもノでもいイ?」
 エーテル石以外のものは持ち帰りは自由とされている。ルーは手にした青い石を日に透かす。
 その青はまるで故郷の湖の色に見えた。

†シナリオ結果†

成功

†詳細†

特殊成果
『おさかながらす』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)
『古びた兎のブローチ』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:ウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)
『古びた勲章』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:非時香・ツボミ(CL3000086)
『飛龍の石』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:李 飛龍(CL3000545)
『はてなのえだ』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:スピンキー・フリスキー(CL3000555)
『青の思い出』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:アリア・セレスティ(CL3000222)
『友の色』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:ティルダ・クシュ・サルメンハーラ(CL3000580)
『青い石』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:ルー・シェーファー(CL3000101)

†あとがき†

今回のリザルトです。

場所補正は
A:2
B:1
C:3

数字は
1-3
2-4
3-0
4-1
5-2

となっておりました。気をつけたつもりですがミスがあればご連絡くださいませ。

場所補正と数字で最も高かった3人にMVPを。
お土産品を当てる人がやけに多かった気がします!

ご参加ありがとうございました。楽しんでいただければ幸いです。
FL送付済