MagiaSteam




ドキッ!?水着だらけの自由騎士!ポロリもあるよ!

●
ヴィスマルク、ヘルメリア、シャンバラ、パノプティコン、イ・ラプセル。
五国の戦争は終わりを告げ、エドワードイ・ラプセルは共和制を提唱。世界は少しずつ変わりつつあった。
創造神と呼ばれる存在は公開されることはなく、神はただこの世から消え去ったと喧伝される。人々はその報告に悲しみ、嘆き、そして女神の意思を受け継ぎ未来へを進んでいく。
しかし、そうでない者もいた。
神と言う不可侵且つ無敵の存在により活動を控えていた幻想種。それが神がいない事を知り、動き出したのだ。
事、ヴィスマルクの女神モルガナに恐怖していた幻想種は多い。歯向かえば死を与える鉄血の戦乙女。神であるが故に神殺し意外には傷付けることのできない不死身。しかしその存在は今はない。となれば、今自分が人間を支配しても問題ないのだ。
そして幻想種は動き出す。
犬のような頭を持ち、小柄な人型の幻想種。神の存在を恐れて人の街に近づこうとしなかったが、人もまたその幻想種の持つ能力を恐怖していた。奴らはヴィスマルクの――否、人類文化の天敵だ。
その幻想種の名は――
●
「コボルトが出た」
その名前を聞いたヴィスマルクの兵士は陰鬱な表情を浮かべ、そして警戒態勢を示す狼煙を上げる。
「コボルト警戒網を引け! 蒸気騎士および戦車隊は後退だ!」
「敵数は10と少ないが、油断するな!」
体躯は1m近くの小型幻想種。犬のような頭を持ち、手にする武器も棍棒程度。
しかし、彼らにはある特性があった。
「銃弾の補充は――」
「無駄だ。あいつ等は金属を腐らせる」
金属腐食能力。コボルトの前ではあらゆる金属は腐っていく。剣や鎧、機械の部品も含めてすべてが腐って役立たずになるのだ。
非金属装備で挑むしかないが、。しかしそれだけでは意味がない。服のボタンも溶かしていく。気が付けば装備はほつれ、その隙を突かれてしまう。
つまり、装備の段階から吟味しなければならない相手なのだ。これまではモルガナに怯えて人間の街に近づかなかったコボルトだが、今はもう神はいない。蒸気文明が発達した世界において、これほど厄介な敵はいない。
「……聞いたことがある」
とある兵士は、出来の悪い都市伝説を語るようにその話を切り出した。
「イ・ラプセルはこの時期、裸同然の衣服で活動しているという」
「それは……MIZUGIってやつかぁ? いや、いくら何でもそんな装備で戦うだなんてありえないぜ」
「しかしコボルトに対抗するには、もうそれしかない……!」
かくしてそんな話を聞いたアミナ・ミゼット(nCL3000051)は自由騎士を誘って(或いは拉致って)コボルト退治に出るのであった。
ヴィスマルク、ヘルメリア、シャンバラ、パノプティコン、イ・ラプセル。
五国の戦争は終わりを告げ、エドワードイ・ラプセルは共和制を提唱。世界は少しずつ変わりつつあった。
創造神と呼ばれる存在は公開されることはなく、神はただこの世から消え去ったと喧伝される。人々はその報告に悲しみ、嘆き、そして女神の意思を受け継ぎ未来へを進んでいく。
しかし、そうでない者もいた。
神と言う不可侵且つ無敵の存在により活動を控えていた幻想種。それが神がいない事を知り、動き出したのだ。
事、ヴィスマルクの女神モルガナに恐怖していた幻想種は多い。歯向かえば死を与える鉄血の戦乙女。神であるが故に神殺し意外には傷付けることのできない不死身。しかしその存在は今はない。となれば、今自分が人間を支配しても問題ないのだ。
そして幻想種は動き出す。
犬のような頭を持ち、小柄な人型の幻想種。神の存在を恐れて人の街に近づこうとしなかったが、人もまたその幻想種の持つ能力を恐怖していた。奴らはヴィスマルクの――否、人類文化の天敵だ。
その幻想種の名は――
●
「コボルトが出た」
その名前を聞いたヴィスマルクの兵士は陰鬱な表情を浮かべ、そして警戒態勢を示す狼煙を上げる。
「コボルト警戒網を引け! 蒸気騎士および戦車隊は後退だ!」
「敵数は10と少ないが、油断するな!」
体躯は1m近くの小型幻想種。犬のような頭を持ち、手にする武器も棍棒程度。
しかし、彼らにはある特性があった。
「銃弾の補充は――」
「無駄だ。あいつ等は金属を腐らせる」
金属腐食能力。コボルトの前ではあらゆる金属は腐っていく。剣や鎧、機械の部品も含めてすべてが腐って役立たずになるのだ。
非金属装備で挑むしかないが、。しかしそれだけでは意味がない。服のボタンも溶かしていく。気が付けば装備はほつれ、その隙を突かれてしまう。
つまり、装備の段階から吟味しなければならない相手なのだ。これまではモルガナに怯えて人間の街に近づかなかったコボルトだが、今はもう神はいない。蒸気文明が発達した世界において、これほど厄介な敵はいない。
「……聞いたことがある」
とある兵士は、出来の悪い都市伝説を語るようにその話を切り出した。
「イ・ラプセルはこの時期、裸同然の衣服で活動しているという」
「それは……MIZUGIってやつかぁ? いや、いくら何でもそんな装備で戦うだなんてありえないぜ」
「しかしコボルトに対抗するには、もうそれしかない……!」
かくしてそんな話を聞いたアミナ・ミゼット(nCL3000051)は自由騎士を誘って(或いは拉致って)コボルト退治に出るのであった。
†シナリオ詳細†
■成功条件
1.水着を着てコボルトを退治する
どくどくです。
MI・ZU・GI! MI・ZU・GI!
アフターでやる事じゃねーかもだけど、まあ、時期的に。
●敵情報
・コボルト(×10)
犬の頭を持つ小型の人型幻想種です。戦闘力自体はともかく、金属を腐食させる能力を持つので剣や刀、銃器は無力化されます。なら魔法使いなら、って話になりますが服の金属パーツも溶かすのでローブや服も剥がされます。そんなモノはない、って設定でも剥がれます。
なので、対抗するには水着を着て戦うしかありません。それ以外だと戦闘中にとんでもないことになります。STの不思議パワーで。
なおカタクラフトは『人体の一部』判定らしく腐食しません。銀歯金歯は溶けないとかそんな扱いで。不思議不思議。
総部品に関しては『同じ威力を持つ武器を非金属製で作った』という事にします。なので武器を入れ替えたりはしなくてOK。
要するに、水着を着て戦おう、という依頼です。戦闘面はあまり苦労することはないと思います。水着さえ着てれば、アミナに任せてもいいぐらいですので。
攻撃方法
殴る 攻近単 棍棒で殴ってきます。
腐毒 魔遠単 毒を吐いてきます。【ポイズン1】
●NPC
・アミナ・ミゼット(nCL3000051)
南国のダンサーです。ハワイっぽい水着を着て戦いに挑みます。
『獅子吼 Lv3』『カルテットアーツ Lv3』『サンシャインダンス Lv4』等を活性化しています。
指示があれば相談卓にて表記してください。なければ適当に殴ってます。
●場所情報
元ヴィスマルク領の首都ヴィスドラゴン近郊にある山。そのふもとでコボルトを待ちます。
近くに湖がありますので、終わったら息抜きにどうぞ。
戦闘開始時、敵前衛に『コボルト(×10)』がいます。
事前付与は一度だけ可能です。
皆様のプレイングをお待ちしています。
MI・ZU・GI! MI・ZU・GI!
アフターでやる事じゃねーかもだけど、まあ、時期的に。
●敵情報
・コボルト(×10)
犬の頭を持つ小型の人型幻想種です。戦闘力自体はともかく、金属を腐食させる能力を持つので剣や刀、銃器は無力化されます。なら魔法使いなら、って話になりますが服の金属パーツも溶かすのでローブや服も剥がされます。そんなモノはない、って設定でも剥がれます。
なので、対抗するには水着を着て戦うしかありません。それ以外だと戦闘中にとんでもないことになります。STの不思議パワーで。
なおカタクラフトは『人体の一部』判定らしく腐食しません。銀歯金歯は溶けないとかそんな扱いで。不思議不思議。
総部品に関しては『同じ威力を持つ武器を非金属製で作った』という事にします。なので武器を入れ替えたりはしなくてOK。
要するに、水着を着て戦おう、という依頼です。戦闘面はあまり苦労することはないと思います。水着さえ着てれば、アミナに任せてもいいぐらいですので。
攻撃方法
殴る 攻近単 棍棒で殴ってきます。
腐毒 魔遠単 毒を吐いてきます。【ポイズン1】
●NPC
・アミナ・ミゼット(nCL3000051)
南国のダンサーです。ハワイっぽい水着を着て戦いに挑みます。
『獅子吼 Lv3』『カルテットアーツ Lv3』『サンシャインダンス Lv4』等を活性化しています。
指示があれば相談卓にて表記してください。なければ適当に殴ってます。
●場所情報
元ヴィスマルク領の首都ヴィスドラゴン近郊にある山。そのふもとでコボルトを待ちます。
近くに湖がありますので、終わったら息抜きにどうぞ。
戦闘開始時、敵前衛に『コボルト(×10)』がいます。
事前付与は一度だけ可能です。
皆様のプレイングをお待ちしています。

状態
完了
完了
報酬マテリア
5個
1個
1個
1個




参加費
100LP [予約時+50LP]
100LP [予約時+50LP]
相談日数
7日
7日
参加人数
5/6
5/6
公開日
2021年08月23日
2021年08月23日
†メイン参加者 5人†

●
ヴィスマルクに向けて進軍するコボルトたち。彼らは目の前に立ちふさがる六名の雄姿を見た。
「夏じゃ! 水着じゃあ! コボルトじゃあー!」
言った後に『ん? コボルト?』と首をかしげる『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)。ばさぁ、っと上着を投げてその艶姿を披露する。裸になることなど何も恥ずかしくない、とばかりの威風堂々とした態度だ。
ビキニ。その語源は後世のビキニ島における事変が衝撃的だったからなのだがそれは気にするな。ともあれ衝撃的な姿には変わりない。白い肌に豊満なボディ。シノピリカの女体をこれほどか、とばかりに強調した姿だ。大きな胸とお尻を包む僅かな面積の布切れ。実に『ビキニ』だった。
「素朴な疑問なのだけれど……ヴィスマルクには水着は無いのかな?」
そんな事を言う『紅の傀儡師』マグノリア・ホワイト(CL3000242)。水着はあるんだろうけど、国の祭りにするほど広まっていないということで一つ。どうあれヴィスマルクにも水着を着る文化を定着させようと考えるマグノリアであった。
黄色のツーピース水着に白い帽子に白いシャツ。色気よりもさわやかさを重視したデザインだ。長い髪を頭で括って束ね、より活動的なイメージを彷彿させる。手にした水鉄砲がこれから始まる戦いを彷彿させる。水着による、夏の戦いだ。
「神が去ったからこそ、ですか」
コボルトが台頭した理由を聞いて『盾の花嫁』デボラ・ディートヘルム(CL3000511)は頷いた。モリグナの圧倒的な恐怖があったからこそ統治されていたヴィスマルク。その影響力の余波がこんな形で現れようとは。
機械の身体を隠すような白いワンピースを着たデボラ。貴族教育の賜物か、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。とてもこれから戦いに行くとは思えない美しさである。しかし油断なくコボルトを見る目は、ただ美しいだけの花ではない事を示している。
「金属腐食能力。恐ろしい力を持つ敵でありますね!」
コボルトを前にして『明日への導き手』フリオ・フルフラット(CL3000454)は言い放った。蒸気文明に置いて金属は要だ。それを腐らせてしまうというのは、文化そのものの否定である。個体としては強くなくとも、警戒するのは仕方ない。
戦闘用のカタクラフトではなく、儀礼用の蒸気鎧装を装着してきたフリオ。肌色の手足を見せるかのような赤い水着だ。防水加工もしっかり施されており、同時にフリオの元気よさを前面に出す形となっていた。
「しゃきーん! これで怖くないぞー! もともと金属武器とか使わないもんね!」
言ってポーズを決める『元気爆発!』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)。格闘を主体にするカーミラだが、服の部分も金属なので水着じゃないと戦闘中に服や下着が脱げてくることに……え? あまり気にしない? まあ、その、マギアスティームは全年齢!
カーミラの小さいけど豊満な身体を最低限隠した赤いビキニ。えっちでせくしーだけど、それ以上にカーミラの闘争心を表していた。手足の動きを阻害しない最低限の布切れ。効率的且つ見栄えのいい彼女の一品だ。
「あははー。皆元気でおけまる!」
緑意図を基調としたハワイっぽい水着のアミナは、皆の様子を見てうれしそうに笑う。誘ってよかったなー、という笑顔だ。
「あれが、イ・ラプセルの……いや、うん」
「正にコボルトに挑むにふさわしい恰好……けしてやましい気持ちなんて……」
彼女達を見たヴィスマルク兵の感想は、まあそんな所だ。ありがたいんだけど、色々目のやり場に困ると言った所か。
「ギー! ギー!」
叫ぶコボルト。金属腐食能力は使っているのだろうが、装備が解除される傾向はない。おのれ人間め、とばかりに地団駄を踏んで襲い掛かってくる。
「どうやら我らが水着殺法の効果に驚いておる様じゃのう! わははー!」
「之を機に水着文化を伝えるのもいいかも知れないね」
「水着だろうと、怪我を負わなければ問題ないのです!」
「裸に近いからこそ、武器ではなく人間そのものに脅威をおぼえるのであります!」
「水着のホックが能力で溶かされても戦えるからね!」
地団駄を踏むコボルトを前に、構えを取る自由騎士達。そこにはある種の余裕があった。相手を過小評価しているのではなく、ただ純粋に自分達の勝利を確信している余裕。
無論、油断などしない。相手は明らかにこちらに敵意を持っている。ならば相応に相手をするまでだ。
自由騎士とコボルト。その両雄が交差する。
●
「じゃあ。行こうか」
最初に動いたのは、マグノリアだった。手にした自作のウォーターガンを構え、コボルトに狙いを定める。戦闘用にカスタマイズした錬金武具の一つの到達点だ。遊びに特化した到達点という意味で。
狙いを定め、引き金を引く。ウォーターガンの中に込められた水には、マグノリアの魔力が込められてある。ウォーターガンの圧力と水に込められた魔力がコボルトたちの力を奪っていく。
「ふふふ。10人もいたらいい的だよ。おおっと、もしかしたら前衛に間違えて水をかけるかもしれないね」
「問題ないであります! 防水加工はばっちりでありますから!」
むしろどんとこーいとばかりにガッツポーズをとるフリオ。どうせネタ依頼だから……げふんげふん、どうせ水着で来たのだから、多少の水害は予測済みだ。そして目下相手しなくてはいけないのは、目の前のコボルトである。
気合を入れて敵に挑む。ただそれだけの技だが、極めればそれも脅威となる。純粋な戦闘力的には大したことのないコボルトを蹴散らすにはそれで十分だ。猛るフリオの一撃が、コボルトを打つ。そのままもんどりうって動かなくなった。
「戦の女神なくとも恐ろしい者はいる。それをコボルトたちに刻み込んでやりましょう!」
「うむ、我らが秘奥義、水着殺法にて! 人に仇成すものを討つ!」
フリオの言葉に頷くシノピリカ。そんな秘奥義も殺法もイ・ラプセルにはないのだが……ないよね? ともあれ着ている水着を隠すことなく仁王立ちし、カタクラフトの拳を握る。ヴィスマルクの街を狙う悪鬼を前に臆することなく歩を進めた。
シノピリカの戦術はいたって単純。鉄拳制裁。真っすぐ言って、ぶっ飛ばす。カタクラフトでぶっ飛ばす。向かってくるコボルトに拳を振り下ろし、痛みをもって人間の恐ろしさを伝える。ここより不可侵。逃げるなら追わぬと古淵で教え込む。
「ワシの艶姿と拳をその身に刻むがいい! なんなら全部脱いじゃってもいいぞー!」
「シノピリカさん、それはやめましょう」
放っておくと本当に脱ぎかねないシノピリカに待ったをかけるデボラ。淑女の慎みと言うか、マギスチは全年齢と言うか、全裸ではなく水着だからこそ存在する趣だとか。でもあのヒトがそれを望んだら……頬を叩いて気を引き締める。
仲間を守るような立ち位置を心構え、相手の動きをしっかり見る。仲間を守る。それは縦横無尽に動き回る時もあれば、要の場所を確保し、そこで不動であることもある。静と動。戦況に応じた判断力と、それを行うだけの技術こそが守りの技だ。ただ暴れるだけのコボルトなど、デボラにとっては恐れるに足らない。
「盾や鎧などなくても人は守れます。ヴィスマルクの人達にはこの技術が伝わっていないのが残念でなりません」
「そーだぞー! 水着でも戦えるんだ。とりゃー!」
言って拳を振るうカーミラ。激しい格闘動作と最低限しか隠さない赤いビキニ。その二つが相まって、攻撃の度にカーミラの体の一部が大きく揺れる。ばいんばいん、と。一部の男性はその動きから目が離せないだろう。止め方が甘ければ、はみ出るかも!? そんな淡い期待を思わせる。
そんな状況など気にすることなくカーミラは動く。央華大陸由来の格闘動作。円と直線を組み合わせた動物を模した動き。足の動き、腰の動き、腕の動き。その一つ一つに意味がある。繰り返される鍛錬により培われた一撃が、コボルトを吹き飛ばした。
「女神にビビッて引っ込んでたようなヤツら、私たちの敵じゃないね!」
「ギー! ギー!」
おいおかしいぞ。人間の武器はこれで役立たずになるんじゃないのか? 人間の毛皮はこれで壊れるんじゃないのか? 何なんだよこの強さは。
おおよそそんなことを叫んでいるのだろうコボルトたち。金属腐食能力の対策を撮られているとはとても思いはしない。そして腐食能力がペナルティにならない装備になったのなら、戦力差は圧倒的だ。
ただ数と暴力で押し切るだけのコボルトと、攻撃と防御を連携だって組み立てる自由騎士。戦闘経験も女神を恐れて奥地に籠っていたコボルトよりも、圧倒的に自由騎士の方が高い。趨勢は、誰が見ても明らかだった。
「命までは奪わぬ。だが人の領域に踏み入るのなら、ワシらが飛んでくることを覚えておけ!」
「ギギー!」
シノピリカの拳が、最後のコボルトに叩き込まれる。豊満な女体を包む僅かな水着。そこから繰り出される圧倒的な力。それを前にコボルトが何を思ったかは定かではない。コボルトは叫び声をあげながら、鋼鉄の拳を受けて地面に伏した。
「これが、イ・ラプセルの水着の真価! この地に住まう民よ。コボルトなど恐れるにあらずじゃああああ!」
高らかと勝利を宣言するシノピリカ。難敵であるコボルトを廃した救世主の姿に、ヴィスマルクの兵士は歓喜の叫びを返した。
まあ、その救世主全員水着なんですけどね。
●
戦いが終わって、コボルト達が撤退する。あそこまでこっぴどくやられれば、人間の街には近づいてこないだろう。ヴィスマルクに駐屯する兵士もそれを確認し、コボルトの警戒網は解かれることとなった。そして――
「湖なう!」
元気のいいアミナの声。描写なかったけど、一緒に戦ってました。
「遊ぶぞー! うおおおおおおお!」
アミナと一緒に勢いよく水に飛び込んだカーミラ。水の冷たさに体を震わせるが、すぐに泳ぎ出す。身体を動かしているうちに体が温まってきたのか、雄叫びをあげるようにして湖を進んでいく。
「岩場でターン……あれ? 水着外れてる? まあいいや!」
コボルトの戦いで傷ついたのか、水着に傷が入って泳いでいるうちに傷が広がって体から剝がれてしまった。それを気にするようなカーミラではない。そのまま折り返すように泳ぎ出す。なお、乙女の部分は夏の光が隠してくれたかもしれない。
「行くぞフリオ! これがワシの水魔法じゃあああ!」
「きゃあああああ。お返しであります!」
シノピリカとフリオは、湖の水を互いに掛け合って楽しんでいた。特に勝ち負けのない水の掛け合い。それでも二人は真剣に相手に水をかけ続ける。水を避けたり、どうすれば相手を脅かすことができるかと思考したり、そんな遊びだ。
共にお腹を露出し、乙女の重要箇所だけを守っている水着。動けば動くほど、その女性としての美しさが際立っていく。大人と言っても過言ではないシノピリカの豊満ボディ。元気のいいフリオの笑顔。それが水しぶきを受けて、キラキラ輝いていた。
「うむうむ、可愛やフリオ。こんなに立派になって……ワシは嬉しいぞ! とりゃー!」
「負けないであります! おかえ、し?」
言って水をシノピリカにかけたフリオは、妙な解放感に包まれる。胸部の圧力がなくなったような、そんな感覚。そう言えば前衛で戦っている時にコボルトの攻撃を何度か避けそこなっていような? おそるおそる胸の部分を見て……。
「きゃー!? まさかの装甲破壊であります!」
「おお、可愛やフリオ。ならばワシもそれに付き合おう。とりゃー!」
宙に舞う紐っぽい水着。謎の力でカメラは二人を映すことなく別視点に移動するのであった。
「いろいろ騒がしいね。まあ、いつもの事か」
マグノリアはハイバランサーを使って水の上を移動していた。この技能の高架上、一ヶ所に留まる事はできず常に走り回らないといけないのはネックだ。引きこもりがちなマグノリアにはちょっと厳しいかもだが、気にすることなく水の上を走り回っていた。
踊るように、舞うように。水上で体を回転させながら走りまわる。地面を蹴る感覚の酔いでいて、柔らかい何かを飛び跳ねるような感覚。水着を着て動き回る様は、あたかも水の妖精のようだ。
「今日はいい気分、だね。ふふ、もっと遊べそうだ」
「――――何故?」
デボラは何故かマキナ=ギア内に入っていたアイテムに首をかしげていた。『衣服剥ぎ取り人形』『女心チェッカー』……前者は言うまでもなく衣服をはぎ取る人形で、後者は要らんことを喋る人形だ。
『そりゃ秘められた願望があるんだろう? 好きな人に強引に服をはぎ取られて、裸同然の姿でイロイロされたいって。大変だよな、貴族様。地位とか家柄とかに色々捕らわれてて。その辺をズバッと他人まかせで解決して、ついでにその本性をさらけだs――めきょ』
いろいろ下らない事を言うチェッカーを殴って黙らせる。その言葉が正しいか否かは、デボラにしかわかるまい。
そしてデボラは先ほどから聞こえる『水着が破れた』云々の声を聴いている。……え、もしかしてこの人形のせい? よもやと思って『衣服剥ぎ取り人形』を手にしようとして、それより先に人形が動く。素早く、デボラの水着を剝ぎ取って――
「な、な、なにをするんです過去の人形はー!」
その後、暴走した人形が数多のポロリ伝説(タイトル回収)を作るのだが、その内容はここでは記せない内容となった――
●
そんなトラブルもあったが、自由騎士達の水遊びはつつがなく終わる。
ビーチバレーをしたり、釣った魚を一緒に食べたり、ただ水に浮かんでまったりしたり。そんな夏の一面だ。
海で泳ぐという文化が薄いヴィスマルクは、この事件の後に水着文化を導入。その文化は少しずつだが受け入れられつつあった。
後にヴィスマルクから『鉄血軍服水着』が生まれるのだが、それがこの戦いが由来だという事は歴史書に乗る事のない事実であった――
ヴィスマルクに向けて進軍するコボルトたち。彼らは目の前に立ちふさがる六名の雄姿を見た。
「夏じゃ! 水着じゃあ! コボルトじゃあー!」
言った後に『ん? コボルト?』と首をかしげる『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)。ばさぁ、っと上着を投げてその艶姿を披露する。裸になることなど何も恥ずかしくない、とばかりの威風堂々とした態度だ。
ビキニ。その語源は後世のビキニ島における事変が衝撃的だったからなのだがそれは気にするな。ともあれ衝撃的な姿には変わりない。白い肌に豊満なボディ。シノピリカの女体をこれほどか、とばかりに強調した姿だ。大きな胸とお尻を包む僅かな面積の布切れ。実に『ビキニ』だった。
「素朴な疑問なのだけれど……ヴィスマルクには水着は無いのかな?」
そんな事を言う『紅の傀儡師』マグノリア・ホワイト(CL3000242)。水着はあるんだろうけど、国の祭りにするほど広まっていないということで一つ。どうあれヴィスマルクにも水着を着る文化を定着させようと考えるマグノリアであった。
黄色のツーピース水着に白い帽子に白いシャツ。色気よりもさわやかさを重視したデザインだ。長い髪を頭で括って束ね、より活動的なイメージを彷彿させる。手にした水鉄砲がこれから始まる戦いを彷彿させる。水着による、夏の戦いだ。
「神が去ったからこそ、ですか」
コボルトが台頭した理由を聞いて『盾の花嫁』デボラ・ディートヘルム(CL3000511)は頷いた。モリグナの圧倒的な恐怖があったからこそ統治されていたヴィスマルク。その影響力の余波がこんな形で現れようとは。
機械の身体を隠すような白いワンピースを着たデボラ。貴族教育の賜物か、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。とてもこれから戦いに行くとは思えない美しさである。しかし油断なくコボルトを見る目は、ただ美しいだけの花ではない事を示している。
「金属腐食能力。恐ろしい力を持つ敵でありますね!」
コボルトを前にして『明日への導き手』フリオ・フルフラット(CL3000454)は言い放った。蒸気文明に置いて金属は要だ。それを腐らせてしまうというのは、文化そのものの否定である。個体としては強くなくとも、警戒するのは仕方ない。
戦闘用のカタクラフトではなく、儀礼用の蒸気鎧装を装着してきたフリオ。肌色の手足を見せるかのような赤い水着だ。防水加工もしっかり施されており、同時にフリオの元気よさを前面に出す形となっていた。
「しゃきーん! これで怖くないぞー! もともと金属武器とか使わないもんね!」
言ってポーズを決める『元気爆発!』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)。格闘を主体にするカーミラだが、服の部分も金属なので水着じゃないと戦闘中に服や下着が脱げてくることに……え? あまり気にしない? まあ、その、マギアスティームは全年齢!
カーミラの小さいけど豊満な身体を最低限隠した赤いビキニ。えっちでせくしーだけど、それ以上にカーミラの闘争心を表していた。手足の動きを阻害しない最低限の布切れ。効率的且つ見栄えのいい彼女の一品だ。
「あははー。皆元気でおけまる!」
緑意図を基調としたハワイっぽい水着のアミナは、皆の様子を見てうれしそうに笑う。誘ってよかったなー、という笑顔だ。
「あれが、イ・ラプセルの……いや、うん」
「正にコボルトに挑むにふさわしい恰好……けしてやましい気持ちなんて……」
彼女達を見たヴィスマルク兵の感想は、まあそんな所だ。ありがたいんだけど、色々目のやり場に困ると言った所か。
「ギー! ギー!」
叫ぶコボルト。金属腐食能力は使っているのだろうが、装備が解除される傾向はない。おのれ人間め、とばかりに地団駄を踏んで襲い掛かってくる。
「どうやら我らが水着殺法の効果に驚いておる様じゃのう! わははー!」
「之を機に水着文化を伝えるのもいいかも知れないね」
「水着だろうと、怪我を負わなければ問題ないのです!」
「裸に近いからこそ、武器ではなく人間そのものに脅威をおぼえるのであります!」
「水着のホックが能力で溶かされても戦えるからね!」
地団駄を踏むコボルトを前に、構えを取る自由騎士達。そこにはある種の余裕があった。相手を過小評価しているのではなく、ただ純粋に自分達の勝利を確信している余裕。
無論、油断などしない。相手は明らかにこちらに敵意を持っている。ならば相応に相手をするまでだ。
自由騎士とコボルト。その両雄が交差する。
●
「じゃあ。行こうか」
最初に動いたのは、マグノリアだった。手にした自作のウォーターガンを構え、コボルトに狙いを定める。戦闘用にカスタマイズした錬金武具の一つの到達点だ。遊びに特化した到達点という意味で。
狙いを定め、引き金を引く。ウォーターガンの中に込められた水には、マグノリアの魔力が込められてある。ウォーターガンの圧力と水に込められた魔力がコボルトたちの力を奪っていく。
「ふふふ。10人もいたらいい的だよ。おおっと、もしかしたら前衛に間違えて水をかけるかもしれないね」
「問題ないであります! 防水加工はばっちりでありますから!」
むしろどんとこーいとばかりにガッツポーズをとるフリオ。どうせネタ依頼だから……げふんげふん、どうせ水着で来たのだから、多少の水害は予測済みだ。そして目下相手しなくてはいけないのは、目の前のコボルトである。
気合を入れて敵に挑む。ただそれだけの技だが、極めればそれも脅威となる。純粋な戦闘力的には大したことのないコボルトを蹴散らすにはそれで十分だ。猛るフリオの一撃が、コボルトを打つ。そのままもんどりうって動かなくなった。
「戦の女神なくとも恐ろしい者はいる。それをコボルトたちに刻み込んでやりましょう!」
「うむ、我らが秘奥義、水着殺法にて! 人に仇成すものを討つ!」
フリオの言葉に頷くシノピリカ。そんな秘奥義も殺法もイ・ラプセルにはないのだが……ないよね? ともあれ着ている水着を隠すことなく仁王立ちし、カタクラフトの拳を握る。ヴィスマルクの街を狙う悪鬼を前に臆することなく歩を進めた。
シノピリカの戦術はいたって単純。鉄拳制裁。真っすぐ言って、ぶっ飛ばす。カタクラフトでぶっ飛ばす。向かってくるコボルトに拳を振り下ろし、痛みをもって人間の恐ろしさを伝える。ここより不可侵。逃げるなら追わぬと古淵で教え込む。
「ワシの艶姿と拳をその身に刻むがいい! なんなら全部脱いじゃってもいいぞー!」
「シノピリカさん、それはやめましょう」
放っておくと本当に脱ぎかねないシノピリカに待ったをかけるデボラ。淑女の慎みと言うか、マギスチは全年齢と言うか、全裸ではなく水着だからこそ存在する趣だとか。でもあのヒトがそれを望んだら……頬を叩いて気を引き締める。
仲間を守るような立ち位置を心構え、相手の動きをしっかり見る。仲間を守る。それは縦横無尽に動き回る時もあれば、要の場所を確保し、そこで不動であることもある。静と動。戦況に応じた判断力と、それを行うだけの技術こそが守りの技だ。ただ暴れるだけのコボルトなど、デボラにとっては恐れるに足らない。
「盾や鎧などなくても人は守れます。ヴィスマルクの人達にはこの技術が伝わっていないのが残念でなりません」
「そーだぞー! 水着でも戦えるんだ。とりゃー!」
言って拳を振るうカーミラ。激しい格闘動作と最低限しか隠さない赤いビキニ。その二つが相まって、攻撃の度にカーミラの体の一部が大きく揺れる。ばいんばいん、と。一部の男性はその動きから目が離せないだろう。止め方が甘ければ、はみ出るかも!? そんな淡い期待を思わせる。
そんな状況など気にすることなくカーミラは動く。央華大陸由来の格闘動作。円と直線を組み合わせた動物を模した動き。足の動き、腰の動き、腕の動き。その一つ一つに意味がある。繰り返される鍛錬により培われた一撃が、コボルトを吹き飛ばした。
「女神にビビッて引っ込んでたようなヤツら、私たちの敵じゃないね!」
「ギー! ギー!」
おいおかしいぞ。人間の武器はこれで役立たずになるんじゃないのか? 人間の毛皮はこれで壊れるんじゃないのか? 何なんだよこの強さは。
おおよそそんなことを叫んでいるのだろうコボルトたち。金属腐食能力の対策を撮られているとはとても思いはしない。そして腐食能力がペナルティにならない装備になったのなら、戦力差は圧倒的だ。
ただ数と暴力で押し切るだけのコボルトと、攻撃と防御を連携だって組み立てる自由騎士。戦闘経験も女神を恐れて奥地に籠っていたコボルトよりも、圧倒的に自由騎士の方が高い。趨勢は、誰が見ても明らかだった。
「命までは奪わぬ。だが人の領域に踏み入るのなら、ワシらが飛んでくることを覚えておけ!」
「ギギー!」
シノピリカの拳が、最後のコボルトに叩き込まれる。豊満な女体を包む僅かな水着。そこから繰り出される圧倒的な力。それを前にコボルトが何を思ったかは定かではない。コボルトは叫び声をあげながら、鋼鉄の拳を受けて地面に伏した。
「これが、イ・ラプセルの水着の真価! この地に住まう民よ。コボルトなど恐れるにあらずじゃああああ!」
高らかと勝利を宣言するシノピリカ。難敵であるコボルトを廃した救世主の姿に、ヴィスマルクの兵士は歓喜の叫びを返した。
まあ、その救世主全員水着なんですけどね。
●
戦いが終わって、コボルト達が撤退する。あそこまでこっぴどくやられれば、人間の街には近づいてこないだろう。ヴィスマルクに駐屯する兵士もそれを確認し、コボルトの警戒網は解かれることとなった。そして――
「湖なう!」
元気のいいアミナの声。描写なかったけど、一緒に戦ってました。
「遊ぶぞー! うおおおおおおお!」
アミナと一緒に勢いよく水に飛び込んだカーミラ。水の冷たさに体を震わせるが、すぐに泳ぎ出す。身体を動かしているうちに体が温まってきたのか、雄叫びをあげるようにして湖を進んでいく。
「岩場でターン……あれ? 水着外れてる? まあいいや!」
コボルトの戦いで傷ついたのか、水着に傷が入って泳いでいるうちに傷が広がって体から剝がれてしまった。それを気にするようなカーミラではない。そのまま折り返すように泳ぎ出す。なお、乙女の部分は夏の光が隠してくれたかもしれない。
「行くぞフリオ! これがワシの水魔法じゃあああ!」
「きゃあああああ。お返しであります!」
シノピリカとフリオは、湖の水を互いに掛け合って楽しんでいた。特に勝ち負けのない水の掛け合い。それでも二人は真剣に相手に水をかけ続ける。水を避けたり、どうすれば相手を脅かすことができるかと思考したり、そんな遊びだ。
共にお腹を露出し、乙女の重要箇所だけを守っている水着。動けば動くほど、その女性としての美しさが際立っていく。大人と言っても過言ではないシノピリカの豊満ボディ。元気のいいフリオの笑顔。それが水しぶきを受けて、キラキラ輝いていた。
「うむうむ、可愛やフリオ。こんなに立派になって……ワシは嬉しいぞ! とりゃー!」
「負けないであります! おかえ、し?」
言って水をシノピリカにかけたフリオは、妙な解放感に包まれる。胸部の圧力がなくなったような、そんな感覚。そう言えば前衛で戦っている時にコボルトの攻撃を何度か避けそこなっていような? おそるおそる胸の部分を見て……。
「きゃー!? まさかの装甲破壊であります!」
「おお、可愛やフリオ。ならばワシもそれに付き合おう。とりゃー!」
宙に舞う紐っぽい水着。謎の力でカメラは二人を映すことなく別視点に移動するのであった。
「いろいろ騒がしいね。まあ、いつもの事か」
マグノリアはハイバランサーを使って水の上を移動していた。この技能の高架上、一ヶ所に留まる事はできず常に走り回らないといけないのはネックだ。引きこもりがちなマグノリアにはちょっと厳しいかもだが、気にすることなく水の上を走り回っていた。
踊るように、舞うように。水上で体を回転させながら走りまわる。地面を蹴る感覚の酔いでいて、柔らかい何かを飛び跳ねるような感覚。水着を着て動き回る様は、あたかも水の妖精のようだ。
「今日はいい気分、だね。ふふ、もっと遊べそうだ」
「――――何故?」
デボラは何故かマキナ=ギア内に入っていたアイテムに首をかしげていた。『衣服剥ぎ取り人形』『女心チェッカー』……前者は言うまでもなく衣服をはぎ取る人形で、後者は要らんことを喋る人形だ。
『そりゃ秘められた願望があるんだろう? 好きな人に強引に服をはぎ取られて、裸同然の姿でイロイロされたいって。大変だよな、貴族様。地位とか家柄とかに色々捕らわれてて。その辺をズバッと他人まかせで解決して、ついでにその本性をさらけだs――めきょ』
いろいろ下らない事を言うチェッカーを殴って黙らせる。その言葉が正しいか否かは、デボラにしかわかるまい。
そしてデボラは先ほどから聞こえる『水着が破れた』云々の声を聴いている。……え、もしかしてこの人形のせい? よもやと思って『衣服剥ぎ取り人形』を手にしようとして、それより先に人形が動く。素早く、デボラの水着を剝ぎ取って――
「な、な、なにをするんです過去の人形はー!」
その後、暴走した人形が数多のポロリ伝説(タイトル回収)を作るのだが、その内容はここでは記せない内容となった――
●
そんなトラブルもあったが、自由騎士達の水遊びはつつがなく終わる。
ビーチバレーをしたり、釣った魚を一緒に食べたり、ただ水に浮かんでまったりしたり。そんな夏の一面だ。
海で泳ぐという文化が薄いヴィスマルクは、この事件の後に水着文化を導入。その文化は少しずつだが受け入れられつつあった。
後にヴィスマルクから『鉄血軍服水着』が生まれるのだが、それがこの戦いが由来だという事は歴史書に乗る事のない事実であった――
†シナリオ結果†
大成功
†詳細†
†あとがき†
かくして、水着文化は広がっていくのであった――
FL送付済