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StealGnomes!? 己が尊厳を守れ!

●その日、ティダルト内にこんな悲鳴が響き渡った
「大変だ! ニコラさんの作った『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走した!」
「大変だ! ニコラさんの作った『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走した!」
†シナリオ詳細†
■成功条件
1.衣服剥ぎ取り人形14体の制圧
どくどくです。
シリアス飽きたんやー、ガス抜きしたかったんやー!(酷い理由だ
●説明!
ニコラ・ウィンゲートが発明した『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走しました。元はものぐさなニコラが、服を勝手に脱がして洗濯籠まで持っていくように作った自動人形です。
それが暴走し、目につく人の衣服をはぎ取っていきます。容赦なく。抵抗するなら攻撃もしてきます。主に衣服を刻むように。
そして不幸なことに、貴方達は暴走する人形の進路にいます。今から逃げても遅いです。必死に抵抗してください。さもなくばひどい目にあいます。
なおニコラ・ウィンゲートの発明品は自爆することで有名なため、強引に服を取り戻そうとした場合、はぎ取った服ごと自爆するでしょう。っていうか、します。攻撃でHPを0にした場合は自爆せずに大人しくなります。
余談ですが、プレイングもしくはEXプレイングに【覚悟完了】と書かれた場合、容赦なく脱がしに行きます。どくどくもこころぐるしいんだけど、しかたないなー。
●敵情報
・衣服剥ぎ取り人形(×14)
大きさ60センチほどのブリキ製の人形です。手先は器用で、紐をほどくなど簡単にしてきます。いざとなれば仕込みハサミで切ってきます。
基本的に近接の物理単体攻撃しかしてきませんが、そのたびに衣服が色々酷いことになります。
数こそ多いですが、強さそのものは難易度相当です。
●場所情報
フリーエンジンのアジト。動く城『ティダルト』内。その休憩室。広さとか明るさは戦闘に支障なし。
戦闘開始時、敵前衛に『衣服剥ぎ取り人形(×14)』がいます。
ほぼ不意打ちですが、警告があった為武器はギリギリ準備出来ました。ですが事前付与は不可とします。
皆様のプレイングをお待ちしています。
シリアス飽きたんやー、ガス抜きしたかったんやー!(酷い理由だ
●説明!
ニコラ・ウィンゲートが発明した『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走しました。元はものぐさなニコラが、服を勝手に脱がして洗濯籠まで持っていくように作った自動人形です。
それが暴走し、目につく人の衣服をはぎ取っていきます。容赦なく。抵抗するなら攻撃もしてきます。主に衣服を刻むように。
そして不幸なことに、貴方達は暴走する人形の進路にいます。今から逃げても遅いです。必死に抵抗してください。さもなくばひどい目にあいます。
なおニコラ・ウィンゲートの発明品は自爆することで有名なため、強引に服を取り戻そうとした場合、はぎ取った服ごと自爆するでしょう。っていうか、します。攻撃でHPを0にした場合は自爆せずに大人しくなります。
余談ですが、プレイングもしくはEXプレイングに【覚悟完了】と書かれた場合、容赦なく脱がしに行きます。どくどくもこころぐるしいんだけど、しかたないなー。
●敵情報
・衣服剥ぎ取り人形(×14)
大きさ60センチほどのブリキ製の人形です。手先は器用で、紐をほどくなど簡単にしてきます。いざとなれば仕込みハサミで切ってきます。
基本的に近接の物理単体攻撃しかしてきませんが、そのたびに衣服が色々酷いことになります。
数こそ多いですが、強さそのものは難易度相当です。
●場所情報
フリーエンジンのアジト。動く城『ティダルト』内。その休憩室。広さとか明るさは戦闘に支障なし。
戦闘開始時、敵前衛に『衣服剥ぎ取り人形(×14)』がいます。
ほぼ不意打ちですが、警告があった為武器はギリギリ準備出来ました。ですが事前付与は不可とします。
皆様のプレイングをお待ちしています。
状態
完了
完了
報酬マテリア
1個
1個
2個
1個




参加費
100LP [予約時+50LP]
100LP [予約時+50LP]
相談日数
6日
6日
参加人数
8/8
8/8
公開日
2019年08月17日
2019年08月17日
†メイン参加者 8人†
●
「大変だ! ニコラさんの作った『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走した!」
フリーエンジンからすれば日常茶飯事なニコラのメカ暴走である。だって、依頼カテゴリ『日常』だしね。そんなわけで暴走したメカの区域を隔離すべくあっさりシャッターを下ろす。幸か不幸か、人死にが出るわけでもないし。
「まってええええええええ!? そんな未来とか見たくなかった!」
五秒後に退路が立たれる未来を見て、『真理を見通す瞳』猪市 きゐこ(CL3000048)は必死に走る。しかし魔術師であるきゐこの足はお世辞にも速いとは言えない。未来が見えるという事は絶望を知るという事。そんな格言を思い出していた。
「衣服剥ぎ取りとか!? なんでそんなもの作ったんですか!」
服を押さえながら『戦姫』デボラ・ディートヘルム(CL3000511)が叫ぶ。脱がすんじゃなくて剥ぎ取り!? 冗談かと思ったネーミングだが、その言葉に違わない動きに必死になって抵抗する。こんな所で肌を晒せば、お嫁に行けなくなる。
「仲間の肌が危ない! これは騎士として……って私達があぶないです!」
ぐっと拳を握り戦線に立つフリオ・フルフラット(CL3000454)。騎士として仲間の盾になるべく、敵の前に立つ。敵を前にひくことこそが騎士の恥。でもこれはこれで乙女の恥であった。
「ウム、それでこそ騎士! それでこそ我が妹分!」
フリオの言葉に頷く『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)。自由騎士は如何なる危機を前にしても敢然と挑んできた。今回もまたその一つだ。幸いにして敵の攻撃方法は理解している。理解……しているからヤなんだよなぁ。
「ちょっとー!? 折角のバニースーツ脱がすのやめてー!」
『有美玉』ルー・シェーファー(CL3000101)はバニー服を守るようにしながら逃げ惑っていた。曰く『これからはバニーチャイナドラゴン商人ネ! インパクト大事!』だとか。その象徴たるバニー服が脱がされれば、ただのチャイナドラゴン商人になる。いや、そういう問題か?
「ふふ。これもまた女神さまの与えた刺激的な日常ですわ」
たおやかな笑みを浮かべる『救済の聖女』アンジェリカ・フォン・ヴァレンタイン(CL3000505)。戦争で疲れた戦士達。それを癒す為の少し刺激的な日々。なお。これを水鏡で見ていたアクアディーネがどのような表情を浮かべていたかは、ここでは記さない。
「はい。女神様の与えし日々に何の不満がありましょうか?」
聖書を手に頷く『空に舞う黒騎士』ナイトオウル・アラウンド(CL3000395)。平時なのでいつもの兜姿ではなく、緩やかな神父服である。彼もまた女神の子。個の日常を受け入れていた。なお、これを水鏡で見ていたアクアディーネが以下略。
「よく分からないけど、ぶっ飛ばしていいんだよね!」
いつもと変わらない『黒いぽよん』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)。強いて違いをあげるなら、服を脱がされることに抵抗しない事だった。服を脱がしてもらうとか良い機械だね、と人前で脱ぐことに抵抗がなかった。
迫るスティールノーム。それを前に自由騎士達は……衣服を守るように構えを取った。
●
「アクアディーネ様の聖書にこうあります」
厳かにナイトオウルは聖書をめくりながら告げる。色々付け加えたりされている気もするが、気のせいだろう。狂的な女神信望者ともいえるナイトオウルが女神の教えに書き足すなどありえない。
「『汝、衣を奪われたのなら下着のほうも差し出しなさい。憎むべきは衣服も儘ならぬ飢えと女神の敵です』
その教えに従い、私は彼らに下着を――」
「「「やめろー!」」」
脱ぎ始めるナイトオウルに総ツッコミが入る。
「何ですかその教えは!? どんな聖書なんですか!? アクアディーネ様がそのようなことをおっしゃったのですか!? でも三十五を超えたおじさんなら許します」
「ツッコミキレッキレじゃなぁ。デボラ殿」
「最後のはどうかと思うけど――ってやっている余裕なんてないわよ!」
きゐこの言葉に我に返る自由騎士達。十四体の小さな機械。一体一体の強さはともかく、この数は脅威だ。何とか策を講じないと数で押されてしまう。
「慌てるでない! こういう時こそ落ち着き戦略を練るのが自由騎士!
いつも通り前衛後衛に分かれて回復役を守るようにしながら状況打破を測るのじゃ!」
歴戦の騎士であるシノピリカは慌てる者達を一喝して意識を統一する。はっとなった自由騎士達はシノピリカの言葉に従い――
「いやいやいや! 前衛あっさり突破してこっちに来てるから!? ちょっと、フードはダメ! こうなったらケイオスゲイトで範囲攻撃を――!」
「やめてー! それすると全員グラビティだからー!」
おめめぐるぐるしているであろう(フードで見えない為、あくまで予測である)きゐこを止める自由騎士達。この状況で動きが鈍るとかマジ勘弁である。
「フードだけは……! フードだけは死守するわ!」
「ローブとか下着はいいの?」
「良くない! なんでこんな目に合うのよー!」
これもまた、自由騎士の運命――神秘見通すきゐこの目にはこの後の展開が容易に見えた。都合よく打開策など浮かばない。都合よく助けなど来ない。現実は常に非情である。……まあ、未来視なくともわかるけど。
「まあまあまあ。大変ですわね」
落ち着き払った声をあげるアンジェリカ。彼女も無事というわけではない。むしろシスター服がそろそろR15突入ぐらいに脱がされているのだ。
「大丈夫ですわ。私には女神の加護があります。具体的には『謎の光』」
「いや、ダメだろ!」
「っていうか、それは女神の加護なんだ……」
「はい。迷える子羊に水の加護を。淑女には清らかな守りを。これこそが女神様の教えでございます。故に、この光も女神様のお力なのです」
遠くイ・ラプセルの神殿でアクアディーネが頭を抱えているような気がするが、それは別の話である。
「どこかの偉人が言っていた。『フクが無ければヨロイをお召しになれば良いじゃない』と」
「何処の偉人ですか、それ」
フリオの言葉にツッコミを入れるデボラ。しかしそのツッコミなど意に介さずフリオは続ける。
「つまり下着じゃないから恥ずかしくな――あ、え!? 鎧下はやっぱり衣服カウントでありますか!?
流石に地肌に鎧はちょ、こそばいというかマニアックというか……! あわわわわ! その、こちらの方が色々拙い気がします! でも今鎧を脱ぐのは流石に!」
「恐るべしニコラさんの発明……! どうあれ己の尊厳『は』まもります!」
下着を剥がれるフリオを見ながらデボラは盾を構えて意思を固める。
「己の尊厳『は』?」
「自分の尊厳は自分で守ってください! 貴族たるものが人前で肌を晒すなどあってはならないのです!
ってちょっと待ってください! そこ、そこにハサミを入れるのはダメです! くっ、こちらの動きを封じるとは卑劣な!」
「四の五の言っている余裕はない! 我らキジンの前衛三人娘、ここで皆の盾になるのじゃ! 可愛い妹分、フリオ! 妹分かと言うとまだ分からないけど、ワシ的には超可愛いと思ってるデボラ殿!」
「……………………娘?」
「娘!」
シノピリカを指差して首をかしげて問いかけるきゐこに、臆することなく答えるシノピリカ。
「作戦はこうじゃ! 先ず前衛が突っ込む! 以上!」
「ええええええええ!? 作戦は!?」
「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応するのじゃ!」
「それって行き当たりばったり――」
「分かりました、姉様!」
「息を合わせましょう! 我らが必殺の連携!」
フリオとデボラはシノピリカの言葉に頷き、スティールノームの方に向き直る。きゐこはツッコミが追い付かないというふうにわたわたしていた。
「総員抜刀、我に続けー! スリップストリームトライアングルアサルト!」
「「おおー!!」」
「私を踏み台にしたなー!」
「みぎゃー!」
突撃するキジン三人娘。そして乱れ舞う衣服。悲鳴。
「ちょっ、ちょっと待つネ! バニー服を脱がすのは待つヨ! これ、通商連の商品なんだから!」
ルーは両手を振りながらノームを止めようとしていた。なんでそんな服で歩いてんねん、と問われれば『折角カジノで交換したのに着ないと勿体無いじゃないノ!』との事である。
「バニー服ヨ! ウサギの耳という可愛らしさをアピールしつつ、同時に胸元と太ももと言うセクシーさを示す服! 露出した肩と背中、胸の谷間、タイツで覆われた太もも! 着る者の魅力を最大限に魅せながら、動物的な庇護欲を誘うウサギの姿!
異なる二種類の魅力を内包しつつ、同時に服そのものに煌めきなどの装飾を施すことで場を明るくできるノ! まさに夜の店を彩る華の服。それを脱がすなんてダメダメなんだから!
っていうか誰ヨ、カジノの交換にバニー置いたの……!」
商売人らしくバニー服の良さを語るルー。なおバニー服が商品化したのははどくどくのせいではない。どくどくがやるならロリバニーメイドバニーサムライバニー魔法少女バニーメカバニーバニーナイト四代属性バニーぐらいは揃えたので。
「んー、ちっちゃいから当て難いなー、これが私を相手にしてた敵の気分かー……」
ノームと戦いながら、そんなことを呟くカーミラ。いつも着ている央華大陸の服は既になく、胸を覆うブラとパンツのみの姿となっていた。当の本人はそれを気にすることなく動き回っている。
「ちょ、カーミラさん!」
「どうしたの? むしろいつもより動きやすいんだけど。
あー、でも動くたびに揺れるのは邪魔かな?」
首をかしげるカーミラ。その後に動くたびにたゆんぽよんと動く自分の旨をしたから持ち上げた。激しく動くたびに揺れるので、いちいち気になってしまう。
「無知ロリ巨乳ウシっ娘とか属性盛り過ぎネ!」
「バニーチャイナドラゴン商人よりましだと思うわ」
ルーの一言にツッコミを入れるきゐこ。そんなことを突っ込む余裕はないのだが、この現実からは逃避したい。
「ご安心ください。私めは皆様がどのような姿であれ軽蔑など致しません。皆、等しく女神の子なのですから」
この中で唯一のナイトオウルは他の自由騎士に向けて一片の汚れもない声で言い放つ。そう、本当にナイトオウルにそういった心はない。ないんだけど、男性に見られていいと言える者でもない。
「これら日常は女神の与えたもう事。イ・ラプセルの民なら、ましてや女神に仕える自由騎士ならこれを受け入れるのは自明の理なのです。
故にこれを拒絶することは女神の意志に反するも同意。逆にこれを拒むことは国賊として扱われるでしょう。嗚呼、もちろん皆様はそのようなことはないとは思いますが――」
延々と続くナイトオウルの言葉。戦いになれば言葉通じぬ苛烈な狂戦士として戦う彼だが、平時はこうして会話可能となるのだ。ビバ日常。
「…………会話……できてる?」
ツッコミは虚しく響き渡った。
●
そして衣服剥ぎ取り人形は容赦なくその機能を発揮する。
先ずは前に出ていたキジン三人娘からだ。あ、大事な部分を守るようにカットインとかはいってと思ってください。
「いやああああああ!」
最後の砦を奪われて、全てを諦めたようにうずくまるデボラ。騎士の誇りともいえる盾と剣を落し、戦意を完全に失ったかのようにうずくまる。フラグメンツとかHPとかの問題ではなく、立ち上がることは叶わなかった。
オールモスト化したからだとはいえ、デボラの女性らしい体つきは保たれている。ふくよかなバストとくびれた腰。そこから腰に続く曲線美はまさに芸術。貴族である態度はそこにはなく、泣き崩れる姿は一糸まとわぬ乙女そのものだ。
「ちょ、待て。それはワシの――!」
数の暴力に押し切られたシノピリカ。彼女もまたその誇りともいえるものを奪われていた。如何に百戦錬磨の自由騎士とはいえ、妹分を守りながらでは勝ち目は薄い。敗北をその身に刻まれ、それでも涙を流さず打開策を見出そうとしていた。
全ての衣が奪わ、シノピリカの身体があらわになる。機械化した左腕と両足。それ以外は健康的な女性の肉体だ。鍛え上げられた体躯は柔軟かつ張りがある。ランタンの光が色白の肌を照らし、普段隠された軍人の弱点を照らし出す。
「姉様! 姉様ー!」
姉と慕うシノピリカの近くでフリオもまた機械人形に屈していた。騎士の誇りに誓って最後まで立とうとしていたのだが、その志空しく潰えてしまう。未来に待つのは恥辱の宴。それを想像し、屈しないとばかりにフリオは首を振った。
しかしその意志空しくフリオを守っていた鎧まではがされる。機械腕に守られている乙女の領域。それはふくらみのある胸としなやかな腰。鎧に隠されたフリオの女性ともいえる部分は、腕では隠しきれないものだった。
そして後衛に迫る人形。
「ダメ! 背中のヒモは外さないで! やめてーーーーーッ!」
バニースーツを死守するルー。しかし無情にもはらりと落ちるバニースーツ。通商連も脱ぎやすい(あるいは脱がしやすい)ようにこういう服を作ったんだと思うんだ。勝手などくどくの設定により、ルーの褐色の肌が晒されてしまう。
170センチ近くの長身のルー。特筆すべきはその足だ。手入れを欠かさぬ細くそしてすらりと伸びた足。そこから臀部にかけてのライン。そして形のいい胸部。それら全てがシミ一つない褐色である。彫像を思わせるルーの女体が露わになっていた。
「みみみみみるなー! こんな未来、いやあああああああ!」
緑色のローブとフードを取られて、マジ泣きするきゐこ。未来を見る目で五秒後の自分を知り、その姿に判断力を奪われている隙に全てを奪われる。客観的に見た未来の自分と現在の自分。それが同一と分かり、精神的な支柱が折れた。
童顔ともいえるきゐこの顔は羞恥と屈辱で泣き崩れ、震える体は感情の爆発で一歩も動けそうにない。部屋の隅に逃げ込むようにして背中を向け、顔を見られないように必死に伏せていた。少女のようなきゐこの色白の背中のライン。それが無防備に震えている。
「ふふ。これもまた女神の意志」
全てをはぎ取られても、それを受け入れるアンジェリカ。服を脱がされることもまた女神アクアディーネの思惑の内。ならばその意図を知り、そしてそれを伝えるのもシスターとしての使命。威風堂々とした態度が言葉なくそう語っていた。
金の毛並みを持つキツネのケモノビト。刃物を思わせるすらりとした狐の鼻と口。その鋭さを損なわない毛並みに包まれた全身。それでいて女性らしいふくよかさは損なわれておらず、母性と獣性の両方がアンジェリカの肉体から感じられた。
「とう! やー! たー!」
ついに最後の一枚まで奪われたカーミラ。彼女は最後の最後まで脱がされることに抵抗することなかった。むしろ抵抗して服に傷が入ることがイヤだったようだ。体全体で戦いの空気を感じていた。
小さな身長からは想像できない胸の大きさ。今なお成長中ともいえる胸は、カーミラの肉体成長に伴って大きくなる。そして格闘で鍛えた足は凶器ともいえるが同時にすらりと美しくもあった。鍛えぬかれた格闘家の肉体と少女の美。それが同時に存在している。
「他の女神の子と同じく、私も脱がされましょう。女神の元に、みな平等に――」
両手を広げ、はぎ取られるままに衣服をはぎ取られるナイトオウル。自分以外ほぼ裸の女性と言う状況だが、ナイトオウルの心は平常を保っていた。彼が興奮するのは女神に関することのみ。女神に仕える騎士として当然のことだった。
やや色黒のナイトオウルの素肌が周囲に晒される。前線に立つ者として鍛えられた身体。胸筋から腹筋にかけて目立つ筋肉の流れは、剣を振るう者を現している。肩、腕、手のひら、そして腰、足。剣を振るう時に使う所が他より鋭い印象を与える。
【覚悟完了】した自由騎士達は――おもにどくどくとかいうわけのわからない――何かに屈するように膝をつく。そして……。
「もう、これ以上恥はかきませんよね」
「そうじゃな。もうはぎ取られる服はないからのぅ」
何かを吹っ切った乙女達が武器を構え、人形達に迫った。
●
騒動音がなくなり、シャッターを開けるフリーエンジンの者達。
そこにはバラバラになったスティールノームと八名の自由騎士達が、衣服を剥がれた状態で崩れ落ちていた。蒸気カメラで撮影した写真によると――
<ここから先の報告書は破り取られている。写真が張りつけられたであろうページは特に入念に破らていた>
「大変だ! ニコラさんの作った『衣服剥ぎ取り人形(スティール・ノーム)』が暴走した!」
フリーエンジンからすれば日常茶飯事なニコラのメカ暴走である。だって、依頼カテゴリ『日常』だしね。そんなわけで暴走したメカの区域を隔離すべくあっさりシャッターを下ろす。幸か不幸か、人死にが出るわけでもないし。
「まってええええええええ!? そんな未来とか見たくなかった!」
五秒後に退路が立たれる未来を見て、『真理を見通す瞳』猪市 きゐこ(CL3000048)は必死に走る。しかし魔術師であるきゐこの足はお世辞にも速いとは言えない。未来が見えるという事は絶望を知るという事。そんな格言を思い出していた。
「衣服剥ぎ取りとか!? なんでそんなもの作ったんですか!」
服を押さえながら『戦姫』デボラ・ディートヘルム(CL3000511)が叫ぶ。脱がすんじゃなくて剥ぎ取り!? 冗談かと思ったネーミングだが、その言葉に違わない動きに必死になって抵抗する。こんな所で肌を晒せば、お嫁に行けなくなる。
「仲間の肌が危ない! これは騎士として……って私達があぶないです!」
ぐっと拳を握り戦線に立つフリオ・フルフラット(CL3000454)。騎士として仲間の盾になるべく、敵の前に立つ。敵を前にひくことこそが騎士の恥。でもこれはこれで乙女の恥であった。
「ウム、それでこそ騎士! それでこそ我が妹分!」
フリオの言葉に頷く『イ・ラプセル自由騎士団』シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)。自由騎士は如何なる危機を前にしても敢然と挑んできた。今回もまたその一つだ。幸いにして敵の攻撃方法は理解している。理解……しているからヤなんだよなぁ。
「ちょっとー!? 折角のバニースーツ脱がすのやめてー!」
『有美玉』ルー・シェーファー(CL3000101)はバニー服を守るようにしながら逃げ惑っていた。曰く『これからはバニーチャイナドラゴン商人ネ! インパクト大事!』だとか。その象徴たるバニー服が脱がされれば、ただのチャイナドラゴン商人になる。いや、そういう問題か?
「ふふ。これもまた女神さまの与えた刺激的な日常ですわ」
たおやかな笑みを浮かべる『救済の聖女』アンジェリカ・フォン・ヴァレンタイン(CL3000505)。戦争で疲れた戦士達。それを癒す為の少し刺激的な日々。なお。これを水鏡で見ていたアクアディーネがどのような表情を浮かべていたかは、ここでは記さない。
「はい。女神様の与えし日々に何の不満がありましょうか?」
聖書を手に頷く『空に舞う黒騎士』ナイトオウル・アラウンド(CL3000395)。平時なのでいつもの兜姿ではなく、緩やかな神父服である。彼もまた女神の子。個の日常を受け入れていた。なお、これを水鏡で見ていたアクアディーネが以下略。
「よく分からないけど、ぶっ飛ばしていいんだよね!」
いつもと変わらない『黒いぽよん』カーミラ・ローゼンタール(CL3000069)。強いて違いをあげるなら、服を脱がされることに抵抗しない事だった。服を脱がしてもらうとか良い機械だね、と人前で脱ぐことに抵抗がなかった。
迫るスティールノーム。それを前に自由騎士達は……衣服を守るように構えを取った。
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「アクアディーネ様の聖書にこうあります」
厳かにナイトオウルは聖書をめくりながら告げる。色々付け加えたりされている気もするが、気のせいだろう。狂的な女神信望者ともいえるナイトオウルが女神の教えに書き足すなどありえない。
「『汝、衣を奪われたのなら下着のほうも差し出しなさい。憎むべきは衣服も儘ならぬ飢えと女神の敵です』
その教えに従い、私は彼らに下着を――」
「「「やめろー!」」」
脱ぎ始めるナイトオウルに総ツッコミが入る。
「何ですかその教えは!? どんな聖書なんですか!? アクアディーネ様がそのようなことをおっしゃったのですか!? でも三十五を超えたおじさんなら許します」
「ツッコミキレッキレじゃなぁ。デボラ殿」
「最後のはどうかと思うけど――ってやっている余裕なんてないわよ!」
きゐこの言葉に我に返る自由騎士達。十四体の小さな機械。一体一体の強さはともかく、この数は脅威だ。何とか策を講じないと数で押されてしまう。
「慌てるでない! こういう時こそ落ち着き戦略を練るのが自由騎士!
いつも通り前衛後衛に分かれて回復役を守るようにしながら状況打破を測るのじゃ!」
歴戦の騎士であるシノピリカは慌てる者達を一喝して意識を統一する。はっとなった自由騎士達はシノピリカの言葉に従い――
「いやいやいや! 前衛あっさり突破してこっちに来てるから!? ちょっと、フードはダメ! こうなったらケイオスゲイトで範囲攻撃を――!」
「やめてー! それすると全員グラビティだからー!」
おめめぐるぐるしているであろう(フードで見えない為、あくまで予測である)きゐこを止める自由騎士達。この状況で動きが鈍るとかマジ勘弁である。
「フードだけは……! フードだけは死守するわ!」
「ローブとか下着はいいの?」
「良くない! なんでこんな目に合うのよー!」
これもまた、自由騎士の運命――神秘見通すきゐこの目にはこの後の展開が容易に見えた。都合よく打開策など浮かばない。都合よく助けなど来ない。現実は常に非情である。……まあ、未来視なくともわかるけど。
「まあまあまあ。大変ですわね」
落ち着き払った声をあげるアンジェリカ。彼女も無事というわけではない。むしろシスター服がそろそろR15突入ぐらいに脱がされているのだ。
「大丈夫ですわ。私には女神の加護があります。具体的には『謎の光』」
「いや、ダメだろ!」
「っていうか、それは女神の加護なんだ……」
「はい。迷える子羊に水の加護を。淑女には清らかな守りを。これこそが女神様の教えでございます。故に、この光も女神様のお力なのです」
遠くイ・ラプセルの神殿でアクアディーネが頭を抱えているような気がするが、それは別の話である。
「どこかの偉人が言っていた。『フクが無ければヨロイをお召しになれば良いじゃない』と」
「何処の偉人ですか、それ」
フリオの言葉にツッコミを入れるデボラ。しかしそのツッコミなど意に介さずフリオは続ける。
「つまり下着じゃないから恥ずかしくな――あ、え!? 鎧下はやっぱり衣服カウントでありますか!?
流石に地肌に鎧はちょ、こそばいというかマニアックというか……! あわわわわ! その、こちらの方が色々拙い気がします! でも今鎧を脱ぐのは流石に!」
「恐るべしニコラさんの発明……! どうあれ己の尊厳『は』まもります!」
下着を剥がれるフリオを見ながらデボラは盾を構えて意思を固める。
「己の尊厳『は』?」
「自分の尊厳は自分で守ってください! 貴族たるものが人前で肌を晒すなどあってはならないのです!
ってちょっと待ってください! そこ、そこにハサミを入れるのはダメです! くっ、こちらの動きを封じるとは卑劣な!」
「四の五の言っている余裕はない! 我らキジンの前衛三人娘、ここで皆の盾になるのじゃ! 可愛い妹分、フリオ! 妹分かと言うとまだ分からないけど、ワシ的には超可愛いと思ってるデボラ殿!」
「……………………娘?」
「娘!」
シノピリカを指差して首をかしげて問いかけるきゐこに、臆することなく答えるシノピリカ。
「作戦はこうじゃ! 先ず前衛が突っ込む! 以上!」
「ええええええええ!? 作戦は!?」
「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応するのじゃ!」
「それって行き当たりばったり――」
「分かりました、姉様!」
「息を合わせましょう! 我らが必殺の連携!」
フリオとデボラはシノピリカの言葉に頷き、スティールノームの方に向き直る。きゐこはツッコミが追い付かないというふうにわたわたしていた。
「総員抜刀、我に続けー! スリップストリームトライアングルアサルト!」
「「おおー!!」」
「私を踏み台にしたなー!」
「みぎゃー!」
突撃するキジン三人娘。そして乱れ舞う衣服。悲鳴。
「ちょっ、ちょっと待つネ! バニー服を脱がすのは待つヨ! これ、通商連の商品なんだから!」
ルーは両手を振りながらノームを止めようとしていた。なんでそんな服で歩いてんねん、と問われれば『折角カジノで交換したのに着ないと勿体無いじゃないノ!』との事である。
「バニー服ヨ! ウサギの耳という可愛らしさをアピールしつつ、同時に胸元と太ももと言うセクシーさを示す服! 露出した肩と背中、胸の谷間、タイツで覆われた太もも! 着る者の魅力を最大限に魅せながら、動物的な庇護欲を誘うウサギの姿!
異なる二種類の魅力を内包しつつ、同時に服そのものに煌めきなどの装飾を施すことで場を明るくできるノ! まさに夜の店を彩る華の服。それを脱がすなんてダメダメなんだから!
っていうか誰ヨ、カジノの交換にバニー置いたの……!」
商売人らしくバニー服の良さを語るルー。なおバニー服が商品化したのははどくどくのせいではない。どくどくがやるならロリバニーメイドバニーサムライバニー魔法少女バニーメカバニーバニーナイト四代属性バニーぐらいは揃えたので。
「んー、ちっちゃいから当て難いなー、これが私を相手にしてた敵の気分かー……」
ノームと戦いながら、そんなことを呟くカーミラ。いつも着ている央華大陸の服は既になく、胸を覆うブラとパンツのみの姿となっていた。当の本人はそれを気にすることなく動き回っている。
「ちょ、カーミラさん!」
「どうしたの? むしろいつもより動きやすいんだけど。
あー、でも動くたびに揺れるのは邪魔かな?」
首をかしげるカーミラ。その後に動くたびにたゆんぽよんと動く自分の旨をしたから持ち上げた。激しく動くたびに揺れるので、いちいち気になってしまう。
「無知ロリ巨乳ウシっ娘とか属性盛り過ぎネ!」
「バニーチャイナドラゴン商人よりましだと思うわ」
ルーの一言にツッコミを入れるきゐこ。そんなことを突っ込む余裕はないのだが、この現実からは逃避したい。
「ご安心ください。私めは皆様がどのような姿であれ軽蔑など致しません。皆、等しく女神の子なのですから」
この中で唯一のナイトオウルは他の自由騎士に向けて一片の汚れもない声で言い放つ。そう、本当にナイトオウルにそういった心はない。ないんだけど、男性に見られていいと言える者でもない。
「これら日常は女神の与えたもう事。イ・ラプセルの民なら、ましてや女神に仕える自由騎士ならこれを受け入れるのは自明の理なのです。
故にこれを拒絶することは女神の意志に反するも同意。逆にこれを拒むことは国賊として扱われるでしょう。嗚呼、もちろん皆様はそのようなことはないとは思いますが――」
延々と続くナイトオウルの言葉。戦いになれば言葉通じぬ苛烈な狂戦士として戦う彼だが、平時はこうして会話可能となるのだ。ビバ日常。
「…………会話……できてる?」
ツッコミは虚しく響き渡った。
●
そして衣服剥ぎ取り人形は容赦なくその機能を発揮する。
先ずは前に出ていたキジン三人娘からだ。あ、大事な部分を守るようにカットインとかはいってと思ってください。
「いやああああああ!」
最後の砦を奪われて、全てを諦めたようにうずくまるデボラ。騎士の誇りともいえる盾と剣を落し、戦意を完全に失ったかのようにうずくまる。フラグメンツとかHPとかの問題ではなく、立ち上がることは叶わなかった。
オールモスト化したからだとはいえ、デボラの女性らしい体つきは保たれている。ふくよかなバストとくびれた腰。そこから腰に続く曲線美はまさに芸術。貴族である態度はそこにはなく、泣き崩れる姿は一糸まとわぬ乙女そのものだ。
「ちょ、待て。それはワシの――!」
数の暴力に押し切られたシノピリカ。彼女もまたその誇りともいえるものを奪われていた。如何に百戦錬磨の自由騎士とはいえ、妹分を守りながらでは勝ち目は薄い。敗北をその身に刻まれ、それでも涙を流さず打開策を見出そうとしていた。
全ての衣が奪わ、シノピリカの身体があらわになる。機械化した左腕と両足。それ以外は健康的な女性の肉体だ。鍛え上げられた体躯は柔軟かつ張りがある。ランタンの光が色白の肌を照らし、普段隠された軍人の弱点を照らし出す。
「姉様! 姉様ー!」
姉と慕うシノピリカの近くでフリオもまた機械人形に屈していた。騎士の誇りに誓って最後まで立とうとしていたのだが、その志空しく潰えてしまう。未来に待つのは恥辱の宴。それを想像し、屈しないとばかりにフリオは首を振った。
しかしその意志空しくフリオを守っていた鎧まではがされる。機械腕に守られている乙女の領域。それはふくらみのある胸としなやかな腰。鎧に隠されたフリオの女性ともいえる部分は、腕では隠しきれないものだった。
そして後衛に迫る人形。
「ダメ! 背中のヒモは外さないで! やめてーーーーーッ!」
バニースーツを死守するルー。しかし無情にもはらりと落ちるバニースーツ。通商連も脱ぎやすい(あるいは脱がしやすい)ようにこういう服を作ったんだと思うんだ。勝手などくどくの設定により、ルーの褐色の肌が晒されてしまう。
170センチ近くの長身のルー。特筆すべきはその足だ。手入れを欠かさぬ細くそしてすらりと伸びた足。そこから臀部にかけてのライン。そして形のいい胸部。それら全てがシミ一つない褐色である。彫像を思わせるルーの女体が露わになっていた。
「みみみみみるなー! こんな未来、いやあああああああ!」
緑色のローブとフードを取られて、マジ泣きするきゐこ。未来を見る目で五秒後の自分を知り、その姿に判断力を奪われている隙に全てを奪われる。客観的に見た未来の自分と現在の自分。それが同一と分かり、精神的な支柱が折れた。
童顔ともいえるきゐこの顔は羞恥と屈辱で泣き崩れ、震える体は感情の爆発で一歩も動けそうにない。部屋の隅に逃げ込むようにして背中を向け、顔を見られないように必死に伏せていた。少女のようなきゐこの色白の背中のライン。それが無防備に震えている。
「ふふ。これもまた女神の意志」
全てをはぎ取られても、それを受け入れるアンジェリカ。服を脱がされることもまた女神アクアディーネの思惑の内。ならばその意図を知り、そしてそれを伝えるのもシスターとしての使命。威風堂々とした態度が言葉なくそう語っていた。
金の毛並みを持つキツネのケモノビト。刃物を思わせるすらりとした狐の鼻と口。その鋭さを損なわない毛並みに包まれた全身。それでいて女性らしいふくよかさは損なわれておらず、母性と獣性の両方がアンジェリカの肉体から感じられた。
「とう! やー! たー!」
ついに最後の一枚まで奪われたカーミラ。彼女は最後の最後まで脱がされることに抵抗することなかった。むしろ抵抗して服に傷が入ることがイヤだったようだ。体全体で戦いの空気を感じていた。
小さな身長からは想像できない胸の大きさ。今なお成長中ともいえる胸は、カーミラの肉体成長に伴って大きくなる。そして格闘で鍛えた足は凶器ともいえるが同時にすらりと美しくもあった。鍛えぬかれた格闘家の肉体と少女の美。それが同時に存在している。
「他の女神の子と同じく、私も脱がされましょう。女神の元に、みな平等に――」
両手を広げ、はぎ取られるままに衣服をはぎ取られるナイトオウル。自分以外ほぼ裸の女性と言う状況だが、ナイトオウルの心は平常を保っていた。彼が興奮するのは女神に関することのみ。女神に仕える騎士として当然のことだった。
やや色黒のナイトオウルの素肌が周囲に晒される。前線に立つ者として鍛えられた身体。胸筋から腹筋にかけて目立つ筋肉の流れは、剣を振るう者を現している。肩、腕、手のひら、そして腰、足。剣を振るう時に使う所が他より鋭い印象を与える。
【覚悟完了】した自由騎士達は――おもにどくどくとかいうわけのわからない――何かに屈するように膝をつく。そして……。
「もう、これ以上恥はかきませんよね」
「そうじゃな。もうはぎ取られる服はないからのぅ」
何かを吹っ切った乙女達が武器を構え、人形達に迫った。
●
騒動音がなくなり、シャッターを開けるフリーエンジンの者達。
そこにはバラバラになったスティールノームと八名の自由騎士達が、衣服を剥がれた状態で崩れ落ちていた。蒸気カメラで撮影した写真によると――
<ここから先の報告書は破り取られている。写真が張りつけられたであろうページは特に入念に破らていた>
†シナリオ結果†
成功
†詳細†
特殊成果
『衣服剥ぎ取り人形』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:全員
カテゴリ:アクセサリ
取得者:全員
†あとがき†
どくどくはなにもわるくない
FL送付済