イタリアからの留学生。日本人の祖母を持つクウォーターで、日本へは祖母の実家である親戚の神社を頼ってやって来た。表向き焼き菓子屋をしている実家は、実のところ、代々魔法使いの家系で、数世代に一度、エピファニアの日に魔女ベファーナの生まれ変わりが誕生すると信じられてきた。重度の方向音痴、壊滅的な甘党で、焼き菓子が得意。最近は、なかなか背が伸びないのを気にしていたりする。オカルト嫌いで、元は魔法からも逃げ出しがちであったが、とあるきっかけから、自分の本質を理解し、魔法とも向き合えるようになった。力の本質は炎。生来の真面目さも相まって、更なる力を得るために、他行の術式だけでなく、古妖や妖の術さえも貪欲に学ぼうとする。祖先から受け継いだ煌炎の書とその封印を解くミケーレの秘鍵を武器に戦う。