さて、さてさてさて。

　１０の神■■■のうちの半数はあちらに行った。
　そしてのこった５の神■■■の一角が失われ、■■■の権能は■■■に移った。
　順調といえば順調ってところだろうね。

　まあ、■■■■の権能も■■■のものにはなってるけど、あれはまあ。うん。
　■■■■らしいっちゃそのとおりだし、溜まった権能をまとめて取り返すつもりなんだろうけど――まあ、それはそれで、効率はいいわけだしね。
　
　
　とりま無印のオラクルが神■■■を討つってことだけはあってはならない。
　そうなる前にそれは――僕がなんとかするしかないか。
　そうなってしまえば、その神の権能が『あっち』に移ってもうこの世界は『あれ』に勝てることはなくなる。そうなればおしまいだ。奇跡だってそれを止められない。

　
　ゲシュペンストが生み出したイブリースがこの世界から奪ったモノ（イノチ）は『あれ』のものになってしまう。
　かわいそうに。
　彼らはセフィロトの海には帰れない。まあ、神■■■がもっていかれるよりは前々ましだし、それで『アレ』がごまんえつになっているのであれば暫くはおとなしいだろう。

　まったく、ゲシュペンストが成長してるのが厄介なんだっつーの。
　とはいえ、戦争が激化すればゲシュペンストもまた活性化する。だけど戦争は激化しなくてはいけない。
　アンビバレンツに僕ぁ泣きそうになるよ。
　

　残りは２年。国（かみ）はあと４つ。
　世界を救っておくれよ？　可能性＜■■■シス＞たち。

　まあ、君たちはその前にまずはシャンバラの腑分けだよねえ。
　なんとも忙しい話だ。

アレイスター・クローリー （VC：えまる・じょん）