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\喰らいつくせ! 新年爆食タッグチャレンジ!/




 ドーン! ドーン!

 真昼間、けたたましく空砲の音が響く。
 ここはイ・ラプセル城下町の特設会場。年も明け、天気もよい絶好のイベント日和。
 『ヌードルサバイバー』ジロー・R・ミタホーンテン(nCL3000027)考案のチャレンジ大会が、城下町にある商店街の一つ『E・チラーン商店街』全面協力の元、開催される事となった。

「喰らい尽くせ! 第1回爆食タッグチャレ──ンジ!!」

 ステージから司会の声が響く。
 制限時間アリ、妨害アリ、罰ゲームアリ、アリアリ尽くしのチャレンジ大会が今始まる。
 栄光の初代ベストタッグに選ばれるのはどのチームなのか。

 食らうっ! 飲み干すっ! 妨害するっ! そして戦慄の罰ゲーム──
 後に伝説と語り継がれる事となる食戦士達の勇姿をその目に焼き付けろっ


†シナリオ詳細†
シナリオタイプ
イベントシナリオ
シナリオカテゴリー
日常γ
担当ST
麺二郎
■成功条件
1.チャレンジを楽しむ、もしくは大会観戦を楽しむ。
実は逆さから読むと「ウロジンメ」。意味はありませんでした。麺二郎です。

どうすれば自由騎士の皆さんにひと時の安らぎを与えられるのか。
それは食。人は美味しいものを食べた後にこそ幸せを感じるもの。
でも美味しいものを食べるだけでは視聴率(観客の支持)は得られない。
ここで必要になるのはゲーム性。
参加者には少しばかり量の多い美味しいものが用意される。
制限時間60分の間に、出された料理を全部食べ切れればもちろんクリア。
一番印象に残る食べっぷりを見せたチームにはベストタッグの称号が贈られる。
ただしこのチャレンジは己と料理との戦いだけではない。
他チームへの妨害アリのため、他チームとの戦いでもあるのだ。
そして時間内に食べ切れ無かった場合はそれぞれ罰ゲームが用意されている。

この催しは食べきるだけが全てではない。必ずしも大食いが必要なわけではないのです。
例えば食べさせる本人にさえばれなければ自分の食べる分の料理を他の人に食べさせてもいいのです。
いかにドラマッティックな食べっぷり(食べさせっぷり)を見せるか。
そしてどんな方法で他のチームの妨害を行うか。
さらに失敗した場合……どのような罰ゲームが待っているのか。
それは参加したもののみぞ知る……。

大会に参加する、はたまたそれを観戦しすべてを目撃する。全ては貴方次第です。


●この依頼をほんのり楽しむ方法。

プレイングには
 ・『大会に参加する』か、『観客として楽しむ』かを選択。

 大会に参加する場合⇒
 ・大盛りの料理と飲み物(成人はお酒OK)の内容。おまかせもアリです。
 ・料理と飲み物に対してどのように挑み、どう戦ったか。他チームの妨害をする場合はその内容。
 ・その他意気込みや失敗時の罰ゲーム内容(罰ゲームはEXプレイングに記載でもOK)
 ・タッグを組む相手が決まっている場合は相手の名前とIDを記載。
  ※記載が無いキャラクターはランダムでタッグチームが組まれます。
  ※参加者が奇数の場合はジローと組むことになります。
  ※罰ゲームの記載が無い場合は無難に成功します。
 またEXプレイングに【覚悟完了】と書かれた場合、コメディ色がより強くなり、確実にチャレンジに失敗し、罰ゲームを受ける事になります。
 この依頼では様々な所持アイテムや技能スキルが有効に作用する可能性があります。

 大会を観戦する場合⇒
 簡単な料理と飲み物が振舞われますので、大会の様子を肴に楽しいお食事をお楽しみください。
 PCを応援(妨害)する、傍観する、ひたすら食べる等々。自由にお楽しみください。


●同行NPC

・ジロー・R・ミタホーンテン(nCL3000027)
 発起人として様々な雑務をこなしているため基本的に出てきません。
 参加者が奇数だった場合や、タッグを希望された場合のみ状況に応じてイベントに参加します。


●イベントシナリオのルール

・参加料金は50LPです。
・予約期間はありません。参加ボタンを押した時点で参加が確定します。
・獲得リソースは通常依頼難易度普通の1/3です。
・特定の誰かと行動をしたい場合は『クラウス・フォン・プラテス(nCL3000003)』といった風にIDと名前を全て表記するようにして下さい。又、グループでの参加の場合、参加者全員が【グループ名】というタグをプレイングに記載する事で個別のフルネームをIDつきで書く必要がなくなります。
・NPCの場合も同様となりますがIDとフルネームは必要なく、名前のみでOKです。
・イベントシナリオでは参加キャラクター全員の描写が行なわれない可能性があります。
・内容を絞ったほうが良い描写が行われる可能性が高くなります。
・公序良俗にはご配慮ください。
・未成年の飲酒、タバコは禁止です。


皆様のご参加お待ちしております。
状態
完了
報酬マテリア
0個  0個  1個  0個
9モル 
参加費
50LP
相談日数
7日
参加人数
8/30
公開日
2019年01月17日

†メイン参加者 8人†




 新年爆食タッグチャレンジ決勝戦──
「さぁいよいよファイナル。三つ巴の決勝戦が始まります! 先ずは改めて選手紹介と参りましょう!」
「まず1組目。『黒砂糖はたからもの』リサ・スターリング(CL3000343)と『本音が建前を凌駕する男』ニコラス・モラル(CL3000453)のおじさまとおこさまのペアだーっ!!」
 リサとニコラスが観客に手を振る。
「次に2組目は……『アイドル系魔王チャン』プュ・プニ・トロリッチ(CL3000466)と『緋色の拳』エルシー・スカーレット(CL3000368)のぼんきゅぼんペアだーーーっ!!!!」
 2人に共通するのはその卓越したボディラインであろう。
「最後に3組目。『イ・ラプセル自由騎士団』アリシア・フォン・フルシャンテ(CL3000227)と『教会の勇者!』サシャ・プニコフ(CL3000122)のペア!」
 観客に手を振るアリシアとサシャ。

「──さぁ決勝に残った3組が出揃いました!! 決勝まで来た3組……すでにこれまでの闘いで相当な量がその胃袋には飲み込まれているはずですっ!! それでも期待せざるを得ないっ!! ……開始ィィィッ!!!」

 一斉に食べ始める3組の自由騎士達。

「皆、一斉に食べ始めたーーーーっ!!! おおっとこれはどうしたことかこれまでの闘いとは一変。誰も妨害をしないっ!! 皆最後は爆食勝負なのかっ!!」

 リサの前には沢山の肉料理が並ぶ。
「おにくおいしー! ジュースもおいしー! おさかなはほねをとるのがたいへんだけどおいしー!」
 順調に食べ進むリサだが、突然箸が止まる。リサに現れた強敵、それは『YASAI』。
(う……おやさい苦手なんだよね……)
「おおっとここでリサ選手、苦手の野菜を鼻をつまみながらジュースで流し込む作戦に出たようだっ!!」
 涙目になりながらもリサは食べ進めていく。
 ペアのニコラスは黙々と食べ続ける。
(大食いの真髄とは先に少しだけ食べて胃を拡げている事、一定スピードで食べる事、詰まりそうになったら水で流し込む……らしいな)
 
 一方のサシャとアリシア。
(こういう時は大会に参加せなあかんよね。にしてもルール無用ってすごい大会やな

 そんな事を思いながら食べ進めていくアリシア。
「うーん……何とも言えないこのお味。家ではまず食べれんよね。スープが複雑な味してるし……どうやって作ってるんやろか?」
「うぉぉぉーーーー!!!!」
 叫びながら食べ続けるのはサシャ。
(食べて食べて食べつくすんだぞ!!!!! サシャはひたすら食べるぞ!)
 食べ続けるサシャだが、一向に減らない
「ずるずるするのが飽きて来たんだぞ……なんだか麺が増えてる気がするぞ?」
 気のせいではない。隣のアリシア。おなか一杯になり前後不覚になった彼女はよりにもよってペアであるサシャに料理を移動していたのだ。これではペアとしてはプラマイゼロだ。

「美味しい食事を楽しむのみ!」
 そういいながら楽しげに料理に舌鼓を打つのはエルシー。エルシーの前にはパスタ料理のみ。だが、様々なソースにより全く異なる味わいを持つパスタたちだ。
「これぞ『魅惑の虹色パスタ作戦! お好きなソースでめしあがれ(はぁと)』よ!」
 パスタのみだが全く苦無く食べ進めていく。
(あ~お酒もおいしい。らんらん酔ってきら──)
 隣で食べ続けるプュは美味しそうに食べてはいるがいかんせんスピードがついていっていない。時間内に食べきる事は難しそうだ。

 そして──
「優勝は……リサ&ニコラスペア!!! コメントをどうぞ!!」
 司会が2人にマイクを向ける。食べすぎでうまくしゃべれないリサに変わってニコラスがマイクをとる。
「勝負は始まる前に決まっていたのさ」
 ニコラスの発言の意味。それは大会終了後にわかる。他の挑戦者の調理にはすべて細工されており、絶妙に食べるのに時間がかかるようにされていたのだ。
 ニコラスの作戦勝ちであろう。

 そして残りのペア。サシャとアリシアペアはプラマイゼロの輸送劇を行っていたものの、サシャの頑張りでなんとか食べ終え罰ゲームは逃れた。
 
「うひょひゃひゃひゃひゃひゃ……も、もやめ、うひゃひゃひゃ」
「ひゃっ……あっ……あふぅっ……ひゃぁっ」
 会場の隅でこちょこちょ地獄を味わっているのはエルシーとプュだった。
 エルシーはほろ酔い気分で食べきったのだが、プュが間に合わず連帯責任となったのだ。
 全身をまさぐられ大笑いしているプュと、少々ほろ酔いのせいもあるだろうか、少々色っぽい声をだしながら悶えるエルシー。同じ罰を受けているとは思えない対照的な姿に客席からは感嘆の声が洩れていた。


 そして観戦席では──。
「なにやら騒がしいと思ってきてみたらこんな催しをやっていたんだね」
 そういいながら少し遠目の観覧席に座ったのは『道化の機械工』アルビノ・ストレージ(CL3000095)。
「まぁ……せっかく外に出てきたのです、ゆっくり観戦させてもらうとしましょうか」
 アルビノがゆっくり観戦しているとそこに一人の恰幅のいい女性が座る。
「よっこいしょと。相席いいかい?」
 トミコ・マール(CL3000192)だ。
 アルビノは軽く微笑みながら会釈する。
「それにしてもすごいな・・・皆よく食べる。見ているこちらもおなか一杯になりそうだ」
 目の前に並べられた料理をゆっくりと楽しみながらアルビノは観戦を続ける。
「悪いけどワタシは誰とも争わずゆっくりと食事を楽しませてもらうよ」
 食事を食べ終わりアルビノは席を後にする。
「ごちそうさま。おいしかったよ。……来年ももしまた開催されるならワタシも参加してみるのも一興かもしれないな」

 こうして爆食タッグチャレンジは幕を閉じたのだった。

†シナリオ結果†

成功

†詳細†

特殊成果
『参加賞』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:全員

†あとがき†

白熱の決勝戦の様子をお送りいたしました。

MVPは優勝タッグと健闘された貴方へ。

ご参加ありがとうございました。
感想などいただければ幸いです。
FL送付済