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キノコではない城砦をプロデュース!




「キノコはおよしになってくださいませね? もしくは止めてくださいませね? いうまでもなく、『イ・ラプセルっぽい』は禁止ですわ」
 マリオーネ・ミゼル・ブォージン(nCL3000033)は、ニルヴァン城砦構築部隊にまず釘を刺した。
 占拠したシャンバラの小管区を橋頭保とするため、城砦を立てるのだ。
 周囲の環境が変わり、獣型の幻想種も出没する。それへの備えも必要だ。
「いかに占拠しているとはいえ、敵国内に建てる城砦ですわ。キノコでは完全にイ・ラプセルが関与しているのがシャンバラにばれてしまいます。わたくしでしたら、その隙に、手薄になっているであろうイ・ラプセル本国に殉教者部隊を送り込んで無差別殺戮でも指示いたしますわ」
 やだ、このプラロークの発想が怖い。けど、シャンバラならやりかねない。
「速やかに資材搬入、こっそり城塞構築、イ・ラプセル色は隠匿。速度と隠蔽が最重要課題でしてよ」
 それって、技術者の仕事じゃないのか。なんで自由騎士にこういう仕事が来るんだ。
「もちろん実際に建てるのは技術者です。皆さんにしてもらうのは、ここ、殴ったら壊れる。という指摘と、『あいつらはここぶっ飛ばしてくるからこうしてほしい』という助言ですわ。シャンバラとの戦闘経験豊富な皆様にこそふさわしいお仕事です。この方式は、北部哨戒塔で立証済みです。城塞の防護力は実践的に増すことでしょう」
 北部哨戒塔――キノコタワーのことですね、了解です。
「技術者に分かっていただくため、実際に建てる前に整地という名のデモンストレーションを実施していただいてもちろん構いませんことよ。技術者にも戦闘施設構築というのがどういうものなのかわかってもらわなくてはなりませんし」
 マリオーネはゆっくり笑った。
「皆様が耐火性に留意すれば燃えにくくなるでしょうし、物理耐性に留意すればそうなります。皆様で協議してくださいませ。現場の意見を生かしてまいりたいと思いますわ」
 自由騎士が考えた最高にシャンバラが嫌がりそうな城塞。
 プラロークはそれが望みだといった。


†シナリオ詳細†
シナリオタイプ
通常シナリオ
シナリオカテゴリー
他国調査
担当ST
田奈アガサ
■成功条件
1.ニルヴァン城砦を完成させる。
2.イ・ラプセル色を排除する。
3.上記を満たすため、10ポイント分の提案をする。
 田奈です。
「僕が考えた対シャンバラ城塞」を作る依頼です。
 皆さんのプレイングにより、城塞の守備力が上がります。基本値より下がりはしません。ご安心ください。
 具体的にこうするといいという提案が多いほど、難攻不落になったり、戦闘ストレスが軽減されたり、いい効果が付きます。
 留意点
*イ・ラプセルが関わってることを知られてはいけません。
*すぐ使えるようにしたいので、ちんたらやってる暇はありません。
*資材はすでに加工済み。追加も可能。斧とかのこぎりとか加工済みの木材とか必要な物資・人材は必要なだけ用意されます。
 提案
*連れてくる人材を選定する。例)錬金術師に来てもらう等
*シャンバラの戦闘部隊の判明しているスキルを鑑み、相手の制限になるような工夫をする。例)来てもらった錬金術師に@@@@してもらう。
*軍事施設という全体像をシャンバラにつかまれないようカムフラージュする。

成功条件
*具体的な提案ポイントを全員で10ポイント獲得できれば成功。まったく同一の内容被りは1ポイントとカウントします。用途に差異があれば、別物とみなします。判定は加点方式です。
 行動を伴うと、説得力が増すのでポイントを加点します。(『もっと壁を厚く』と言いながら、壁を殴って穴をあける等)
状態
完了
報酬マテリア
1個  1個  1個  5個
10モル 
参加費
100LP [予約時+50LP]
相談日数
5日
参加人数
8/8
公開日
2019年01月25日

†メイン参加者 8人†




 それは重工な石造りと戦闘設備の組み合わせが異国情緒あふれる種物だった。いかに生態系が崩れかけているとはいえ土地に合っていないことおびただしい。


 話は少し過去にさかのぼる。
「キノコ=イ・ラプセルという心象《イメージ》は一体何故発生してしまったんですかね」
 もはや、なぜそうなったかの経緯は定かではないが、建設計画段階に携わった『天辰』カスカ・セイリュウジ(CL3000019)としては追及せざるを得ない。なにか胸に去来するものがあるかもしれない。
 マリオーネ・ミゼル・ブォージン(nCL3000033)は、ここだけの話ですことよ。と、前置きをした。
「国内にヘルメリアの間者が入っておりますの。当然『観光施設として建てられたけれど、泣く泣く国防騎士団に徴収された』キノコタワーも見ておりますわ。さらに、シャンバラの輩もあれを見ております。同じようなものが建っていたら、どこが作ったかなんて、それこそ頭にキノコが生えていてもわかりそうなものではありませんこと?」
 口元を覆うハンカチーフが全然オブラートじゃない。
「どうしてタケノコじゃ駄目なのよー!」
 きみは、冷静沈着歴戦の傭兵が涙目で床を拳で殴る図を見たことがあるか。建物の建築様式の話で。
『機刃の竜乙女』ライカ・リンドヴルム(CL3000405)は、同国とともに抗議の声を上げていた。
「ダメとは言っておりませんよ。ただ、タケノコ――大陸東部原産の植物の新芽に当たる部分と思っておりましたけれど、それとキノコとどういう因果関係が?」
 澄み切った黒い瞳が下から覗き込んでくる。細いけど。
「このままでは、イ・ラプセルは、頓狂な食用植物を模した建物を橋頭保にすると思われかねないので」
 このプラローク。澄み切った眼をしてやがる。細いが。


 という訳で会議だ。
 職人頭と自由騎士がテーブルについている。
『理系のマドンナ』フーリィン・アルカナム(CL3000403)の希望が通り、精霊門設置の際に協力頂いた大工達が再び動員された。
「城砦建築やデザイン、防衛施設の作成協力等をお願いしたいのですが、せっかくなら知ってる方達が良いかなーと」
 にこにこと、フーリィンは微笑みを絶やさない。
「何故だか皆さん、とても協力的な方達ばかりだったので!」
 こういう言い回しをする女性を敵に回してはいけないのは世の常である。
「錬金術師さん達にも防衛施設の件でご協力頂きたいですね」
「筋書きはこうだ。ニルヴァン小管区はゲリラによって陥落されたが、そのゲリラは浸透してきたヴィスマルクに勢力圏を奪われた」
『達観者』テオドール・ベルヴァルド(CL3000375)は、なぜここにヴィスマルクが? に、説得力を乗せる。
「場合によっては国内外で噂を流そう」
 テオドールの弁にフーリィンは頷いた。
「ヴィスマルク兵がシャンバラに派兵しているという情報操作をしたわけですし、ヴィスマルクの別働隊が砦を建設という風に思わせられれば、戦力がこちらに来ている隙をついてイ・ラプセル本国へ、なんて事にもならないでしょう」
 シャンバラから帰ってきて、さっそく経験あるだろ。と、シャンバラにとんぼ返りさせられた『RED77』ザルク・ミステル(CL3000067)はあおったエールの泡も乾いてない。
(まあ、例の釈放した二人が今月末にはシャンバラに帰還して色々とバレるってんならしょうがない。それまでに形にしねえとな)
 口元を拭いて、戦線に復帰せよ。というやつだ。
「ヴィスマルク調のデザインについては……大工さんならご存知ですよね、きっと」
 きちんと下調べをしてきたザルク。専門家に丸投げのフーリィン。どちらも正しい。
 事前にヴィスマルク風の建物がいい。と言ったら、大工さんが建材をそろえてくれた。
「尚且つ軍事施設っぽさは出さない感じに、森の中の幽霊屋敷っぽい外見として建造可能な範囲で」
 カスカの要求に、技術者たちは神妙な顔をして頷いた。きっと細かいところは実際の様式とは一致しないだろう。ならばそういう方向に寄せた方がいい。突然の退廃的猟奇風味に正気が失われないことを祈る。
「ヴィスマルク調にするので異論はないわ」
 タケノコではないなら、至極冴えた思考で考えがまとまる。
「シャンバラからの首都から見て聖霊門があるのはヴィスマルク側。山を更地にしたことで、向こうも攻めやすくなったでしょうし、聖霊門があるところがヴィスマルクに攻め落とされていてもおかしくはないと思う」
 漁夫の利を得られるのは、非常に避けたい。
「ここを攻めるのはシャンバラだけじゃないわ。向こうの神はシャンバラの聖櫃とやらがお気に召さないようだし、山を壊されて殺気立ってるみたいだし、シャンバラだけに目を向けていたら背後からやられる可能性もあるわ」
 背中をおろそかにはできない。ヴィスマルク様式の建物なら、本国に確認することはするだろう。その間の時間が稼げる。
「アタシは基本的な造りからの意見だけど、物見のための塔は欲しいわ」
 検討の結果、ビスマルク様式の尖塔が物見用として建設されることになった。明確に実用を伴うようにしたのだ。
 軍人さんとお侍さんは口をそろえて言った。
「砦は耐久力」
「それな。物理的に上昇させたい」
 ザルクの熱いプッシュ。
「ずばり、『時間稼ぎ』がもっとも求められる機能であると考えます」
『異邦のサムライ』サブロウ・カイトー(CL3000363)も、建てるのがタワーじゃないとわかったときは、まなじりを下げた。
 しかし、重要な任務と兜の緒を締めなおしている。比ゆ的に。
 世の東西を問わず、砦で戦うとなったらどれだけ粘り強く戦えるかだ。
「イ・ラプセルの勝利のためにいよいよ打って出るにせよ、あるいは本国からの増援を待って籠城するにせよ、『持ち堪える』』ことが大前提ですからね」
「まず土台をきちんと作り、その上で偽装しよう」
『信念の盾』ランスロット・カースン(CL3000391)は、再びの建設任務に考えないこともない。しかし、北部哨戒塔の実績がある。
 そもそも、土台はシャンバラ様式の教会だ。それに軍事的オプションをくっつけて、ヴィスマルク風に外装をつけるのだ。
 ランスロットがペンを握ったところで、サブロウは、ハッと息をのんだ。できうる限りの薄目にして直視しないようにする。カスカとザルクも視線を集中させないように自然に瞬きが多くなる。
 その気配を感じるのに成功したライカと『神秘(ゆめ)への探求心』ジーニアス・レガーロ(CL3000319)は反応速度の勝利で目をそらすのに成功した。
「こ、これは?」
 紙の上に踊る冒涜的な曲線と飛び散るインク染みが悪魔の横顔。確かにこの絵そのものの建物を立てたら、この地は自動的に何者かに呪われるのではないだろうか。
「い、いや。違うのだ。ここに銃眼があるという意味で――」
 おわかりいただけるだろうか。カイトーとしては、狂気に狂った魔獣が目を見開いている絵だといわれたら納得する。いっそ壁にこのまま銃眼をこしらえたら、シャンバラの聖堂騎士への激しい精神攻撃になるのではなかろうか。
 なに、味方は中だし、近くからは像を結ばないサイズにすればいいのだ。
 というか、味方じゃなくて、敵にダメージがいけばいいんじゃないか?
「これ、いいですね」
 職人が言う。
「使わない時は閉じれるよう、カモフラージュは出来るようにする。銃狭間が多めの方がいい。そこを直視しづらければ損耗率も下がるだろう」
 狙いを定めようと凝視したら具合が悪くなるぞ。
「――そうか」
 ランスロットは、図面をのぞき込んでいる全員がほんのり消耗していることにもちろん気が付いていた。言葉で説明に切り替えようとも思った。
 が、それを逆手に取るというのなら是非もない。使えるものは使うのだ。
「――建物である以上、そこに在るというのは隠せない。ならば大きさを誤認しやすいよう、暗めの色で塗装を行う。燃えにくい方がいいだろう」
 さらに、テオドールが外装に意見を出した。
「私が攻城戦に参加するなら火矢や緋文字を使うだろう。つまりは燃えにくい加工を施せばよい」
 ザルクは、大きく頷いた。
「獣除けにジーニアスが言った蒸気の噴射や火が噴き出す罠も提案するぜ」
 ジーニアスの目がぱっと輝いた。エンジニアの血が騒ぐ。 
「あと、聖獣は素早いが防御力が低いので殺傷力の高い罠、十字砲火なんかも効きそうだ」
 戦闘経験者の発言の重み。
「そうそうそうそう。あと、大砲とか大型弩砲とか――時間稼ぎって意味なら、蒸気で矢を沢山発射する大砲とかあっても面白いかもね」
 取り付けられそうな砲のリストが机の上を行ったり来たり。高価範囲がまるで書き込まれ、それが図面として改めて構築されていく。技術者と錬金術師が額を突き合わせ、より良い運営方法を模索する。
 自由騎士は最初に水を流す役。その目に移した敵の脅威に打ち勝つ術を指し示し、それに向かって皆が自らの力を差し出す。
「砦となれば長期籠城も視野に入れねばならん。まして此処は敵地である。本土より援軍が来るまで持ちこたえられるよう、充分な蓄えが必要だ。
頑丈な地下貯蔵庫を造るべきだろう」
 「武器庫的にも、爆破されないよう地下か頑丈な建物を作らないとと思ってたんだよ。意見が一致したね!」
 エンジニアと同じテーブルで同じものを考えるというのは、今までのランスロットにはない職責だった。
「――自由騎士の仕事は多彩だな。改めて思う」
 ランスロットは息をついた。饒舌な方ではないが、あふれるほどの考えを巡らせてきた。
「子供のころ、遠足といえば前日の準備が一番心躍ったりしませんでした?」
 見張りようの戦闘をいかに偽装するかを話しあっていたカスカが顔を上げた。
「私も丁度今そんな心境で、この戦争自体には然程興味は無いんですがこうして案を出し合ったり、それを形にするのが面白いですよね」
 カスカが楽しそうで何よりだ。
「まだまだ考えることはいっぱいだよ。地上もだけど、ソラヒトが飛んできたら意味無いから対空装備でなんか欲しいかも? れと聖櫃?の影響で砦一帯が寒いっていうなら、ちゃんと暖房や休憩所の機密性もしっかりしないと。体が冷えてると動けないよ!」
 矢継ぎ早にあふれるジーニアスの提案。
「トラップを起動させるにしたって、四六時中するわけにはいかないものもあるでしょう、コストとかも考えてね」
「シャンバラのネクロマンサーには随分と苦労させられた。以前交戦した際、倒れたシャンバラ兵をネクロマンサーから物理的に分断する方法で操ることを妨害できた。砦を囲む柵を工夫し、ある位置に敵を追い込んでロープなどを引けば簡易な檻になるような物が作れんだろうか兎角戦闘中は混乱するものであるから然程の強度は必要あるまい」
 ローコストの策を複数講じて、ネクロマンサーの手駒を減らそうと、ランスロットは提案した。
「あとは本当に危なくなった時、こちら側の兵をイ・ラプセルに逃がして門を閉じたり破壊したりする自爆機能は欲しいかしら。絶対に守り抜けるとは言えないから、最悪の事態は想定しておきたいし。門を占拠されて、イ・ラプセルに大軍を送り込まれたくはない。イ・ラプセル側の聖霊門も破壊可能にはしておきたいわね。これを考慮した上での防衛機構を考えた方が穴をカバーしやすい」
 自軍が絶対に負けないと信じるのは勝利への近道だが、負けたときの方策をしないのはのは脳みそがお花畑のバカだ。
「表側がそれらしく作っていいだろう。裏は完全に固定し、勝手口より出入りするようにする。ワードロックをかけれる者を派遣し、侵入の難易度を上げる」
 表門も裏門もダミーだ。それぞれに攻め込む敵の軍は分断されるだろう。


 仕上がったところで、自由騎士は立ち上がった。
 職人たちの世話係をしていた部隊が健闘を祈ると背中を押してくれる。
「城砦に取りつかれる前に敵にチクチク打撃を与えたい!そのための罠や仕掛けの作成に協力いたします」
 サブロウは、にいっと歯をむき出した。
「具体的には…聖堂騎士になりきって、正面から突っ込む!名付けて、「風雲急! 木野子城」作戦!」
 いい心がけだが、なぜキノコなのかとカスカの胸に去来する。
「侵入を告げる鳴子、足元をすくう空堀水堀、塀の狭間から各種いやなものを投げつける……弓や矢玉の雨あられ……」
 されたくないこと、してやりたいことは、全部機構に詰め込んだ。
「すべて、かわしてみせましょう!」
 サブロウが聖堂騎士なら、ジーニアスの視点は聖獣だ。
「いっくぞー!!」
 自らの高速因子を覚醒させ、自ら提案した高圧蒸気装置、大砲、十字砲火の設置の穴を確認していく。
(それと小さな穴にも気をつけないと、鼠のケモノビトがいたら入ってこられちゃうかもだし)
 物理的な穴も点検項目だ。
 そこに厳しいのがカスカで、侵入経路を見つけ出しては罠設置の個所を増やしていく。
「塀を乗り越えた敷地内に竹槍の落とし穴を敷設しましょう。竹はないんですか。なら、杭でいいです」
 フーリィンの提案は、対ヒーラーの観点から来ていた。
「自分がされたら嫌な事を考えて提案したいと思います――カタパルトみたいな組み立て式の遠距離兵器を大工さん達に協力頂いて作成できないかなーと考えます」
 思いのほか、攻撃的でした。自然に集まる視線に、フーリィンは、あのですね。と、説明を始めた。
「打たれ弱いので、直接後方を狙われる攻撃とか、巻き込まれるような広範囲攻撃が嫌だと感じます」
 聞いてみれば、納得がいく。
「加えて、錬金術師さん達の力を借りて、広範囲に撒き散らす薬物飛ばす、みたいにすれば……シャンバラのヒーラーもいちころですよ!」
 ふんす。と、得意げに提案するフーリィンはアウトローなのだ。発想に容赦がない。


 かくして。
 シャンバラの教会をベースに地下を掘り下げ、武器弾薬庫及び籠城用の貯蔵庫を敷設。
 それらは、ヴィスマルク様式の外壁でおおわれる。ただし、大きな城門は両方フェイク。偽装された出入り口を使用する。
 いかにもおどろおどろしい尖塔は、対空哨戒に用いられる。
 外壁に銃眼を多数配備し、敵の哨戒距離になって改めて像を結ぶように迷彩塗装を施す。これは耐火・耐熱塗装を用い、敵の攻撃の命中率を下げ、砦の耐久度を上げる。
 砦の周囲には経路を誘導するように柵が作られ、簡易的な檻になる仕掛けを設置する。更に堀や溝が掘られ、場合によっては水を流す算段をつける。
 更に同船を断ち切る箇所に落とし穴が掘られた。
 広範囲に薬剤を散布する投石機もどきも作られた。
 自由騎士による襲撃演習及び修補演習及び侵攻対策済み。
 殺る気の粋を集めて作った城砦は、一つ一つを吟味すればそれは考えられて作られた逸品だったが、何も知らないで見た第一印象は、枯れそうな密林に突如現れた呪われた異国の館そのものだった。

†シナリオ結果†

成功

†詳細†

FL送付済