




「この国にシャンバラの異端狩りが侵入したということであるな」
クラウス・フォン・プラテス(nCL3000003)が彼らに確認する。
「ああ、宰相サマ、それも数人じゃありませんね。おそらくは数十人規模です。北の森に潜んでいるとは思うのですが……申し訳ありません、取り逃がしました」
ウェルス ライヒトゥーム(CL3000033)が表情を歪ませた。
「深入りは危険と君たちが判断したのだろう。その判断を処断するつもりはない」
「それと、彼らに追われていた少女を確保いたしました」
シノピリカ・ゼッペロン(CL3000201)が、一歩前にでて答える。
「かなりの衰弱の様子であったのですが、随分と警戒されているようで……なにもせんというとるのにな……」
「しかたあるまい、その少女はオラクルと聞いたが」
「ええ、オラクルですが……その、長い耳で……もしやと思いますが、ヨウセイと呼ばれている種族ではないのかと」
「ふむ、早急に、彼女に話を聞く必要があるかもしれんな」
「それですが、あの娘、マリアンナは衰弱しているので、まあ尋問はほどほどに」
ウェルスの進言にクラウスは、ふむと頷く。
「では、君たちにまかせよう。王都には入れることができない。それはわかっているな?」
「まあ、そうですよね。一応アデレードのとある宿に軟禁している状態です。それなりに丁重なもてなしはしていますよ」
「うむ。それで構わん」
「着替えすら拒否されたのはこまったものじゃが……ああ、それと、宰相様。お耳にいれたいことが」
シノピリカの言葉に、目を向けたクラウスは先を促した。
「彼らは、ワシのこの機械(カタフラクト)の体をみたその瞬間に激高し『異端』だと騒ぎはじめまして。
それがその……常軌を逸するような態度でして……」
「ふむ。なるほど……」
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【シャンバラ】魔女狩りの森 (吾語ST)