司令室

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「急に呼び出してすまないな。君達から報告のあった組織の調査結果についてだ」
 恭介は資料を広げた。

 呼び出された八人はとある依頼にて村で暁と名乗る少年と出会った。最初は警戒されていたものの、結果として七星剣幹部逢魔ヶ時についての重要な情報を持っている事が判明する。
 帰還した彼等はこの一件で見聞きした事の全てを恭介へ報告。
 それから数日が経ち、恭介から調査の結果が告げられようとしている――

 まず、『黎明』と言う組織について。
「黎明は存在している。目立った活動をしていないから、表にはそんなに出て来ていなかったが。
 組織というよりは、集まりと言った方が正しいな。リーダー的人物は存在せず、護り護られ協力し合っている能力者の集まりだそうだ」
 次に、『黎明の暁少年』。
「暁君か……その少年が一連の『血雨事件』の情報を持っているという訳だ」
 こくりと頷いたのは二人。神城 アニス(CL2000023)と三島 椿(CL2000061)だ。
「はい。でもなんというか」
「ちょっと彼はおかしい所もあるのよね……」
「と、言うと?」
 アニスは上手くは言えないけどと一言置いてから、言葉を繋いだ。
「いえ、少し人としては逸脱しているような雰囲気が……たまにあるというか、あったというか、ねえ?」
 椿はこくりと頷いてから続く。
「でも、全部が全部、怪しいという訳では無かったの。私には優しい子にも見えたわ」
 ちょっと怖かったけど、と椿は彼に掴まれた両肩を撫でた。
「成程な。血雨の情報を知っているというだけでも十分気になる話だが――」
 最後に、『黎明は七星剣に潰される』。
「――だからその前に保護してくれと?」
「ええ。彼が言ってた『最近、夢見が神隠しされている』って言ってたのは、私達の事だと思うわ」
「だから、同じく黎明も隠されたいんじゃないかしら……七星剣の目から逃れる為に」
「逢魔ヶ時紫雨が躍起になって殺そうとしているって所よね」
「なるほどな。彼等を助ければ血雨の情報が手に入るっていうのは大きなメリットではある。問題は果たして今の俺達で七星剣から一組織を護れるか否か、だな。」

 ――それにこの一連の流れ、出来すぎた展開も引っ掛かる。
 何か大きな虚実があるような――

『逢魔ヶ時』が訪れてから、『ヒノマル陸軍』が顔を出し、『黎明』が助けを求めて来た。語呂合わせのような綺麗な並びに、恭介は頭を掻いた。


関連依頼:『幸薄の少年』(ST:工藤狂斎
参加メンバー: 深緋・恋呪郎(CL2000237)新田・成(CL2000538)八百万 円(CL2000681)鳴海 蕾花(CL2001006)諏訪 刀嗣(CL2000002)神城 アニス(CL2000023)トール・T・シュミット(CL2000025)三島 椿(CL2000061)

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