七つのフィクサード組織はそれぞれ特徴を持っています。 |
 |
逆凪
首領は逆凪黒覇(さかなぎ・くろは)。
国内最大勢力を誇り、表の社会にも絶大な影響力を持つ一大コンツェルンです。
最大勢力に恥じぬ政治力と資本、勢力的体力を持つアーク最大のライバルと言えます。
方針の好みや主義主張よりも『合理的に物事を進める』方を重視します。
傾向的に悪なりに秩序を重んじる為、お互いに付き合い易い部分もあります。
黒覇の異母兄弟・凪聖四郎率いる『直刃』を傘下に収めていますが、彼等には不穏な動きが見えます。 |
 |
恐山
首領は恐山斎翁(おそれやま・さいおう)。
逆凪とは対照的に戦力的には最も些少です。
七派の頭脳とも呼ばれる組織で、キャスティングボードを握る術に長けています。
フィクサード間の協定、所謂『七派ルール』を制定したのは恐山。
アーク発足時の危機(相模の蝮事件時)にフィクサード陣営を裏切ったのも恐山です。
アークとは何かと関わりも多く、特にエージェント千堂は親しく三高平に出入りする事もあります。 |
 |
三尋木
首領は三尋木凛子(みひろぎ・りんこ)。
非常に鉄火肌な姉御である三尋木凛子の気分にかなり左右される組織です。
七派の中では『穏健派』と称され、比較的その悪事の質もマシな事もありますが……
例えば『若さ』や『お肌』の為に誰かを犠牲にする事も厭わないのがフィクサードです。
逆凪とは特に親しく、この二勢力は事実上個別の同盟関係に似た存在と呼べるでしょう。
|
 |
剣林
首領は剣林百虎(けんばやし・びゃっこ)。
『日本最強』と呼ばれる剣林百虎を目指し、慕う武闘派集団です。
個で見るならば七派の中でも最も精強な戦力を誇り、その精神性も苛烈です。
自分より強いヤツに会いに行き、自分より強いヤツに斬られるなら本望……といった風。
陰湿や外道めいた悪事を余り好みませんが、必要に応じて暴力は大得意です。
趣味はアークに挑戦状を叩きつける事。 |
 |
六道
首領は六道羅刹(りくどう・らせつ)。
六道(りくどう)とは『逸脱者』の集団です。
彼等は自らが定めた『己の道』のみを重視し、倫理も良識も構わず邁進しようとします。
危険な兵器の研究を行ったり、己の力を高める事に腐心したり、或いは究極のケーキ作りに命を燃やしたり……
内容や程度は様々ですが、妥協が無いのは一律同じです。
羅刹の異母兄妹である六道紫杏が紫杏派と呼ばれる派閥を持っていましたが紆余曲折の末、壊滅しました。 |
 |
黄泉ヶ辻
首領は黄泉ヶ辻京介(よみがつじ・きょうすけ)。
閉鎖主義とされ、一言で言えば『理解不能』と呼ぶべき集団です。
行動の全てに狂気が絡み、合理的な逆凪とは対照的にその悪事の殆どには明確な意味がありません。したいからする程度の動機で正義の味方ならずとも胸が悪くなる酷い事件を頻発する国内最悪のトラブルメーカーです。
京介の実妹である黄泉ヶ辻糾未は既にアークに倒されていますが、何処吹く風です。
賊軍化しなかった元・裏野部のフィクサードの合流で組織規模が補強されています。 |
 |
裏野部(賊軍)
首領は裏野部一二三(うらのべ・ひふみ)。
非常に暴力的で、非常に短絡的な『最も殺傷力の高い』フィクサード集団です。
最近、アークの伸張と、重石になった『七派ルール』を嫌い独自の動きを開始しました。
ほぼ全方位に宣戦布告を行った一二三の動きは日本を大きく揺るがしています。
他の七派とは元々ソリが合いませんが、例外的に黄泉ヶ辻とは気が合うようです。
但しこれは首領同士が友人である事が大きいものと思われます。 |