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●アシュレイのレポート●
●前書き

『塔の魔女』アシュレイ・ヘーゼル・ブラックモアが提供した『バロックナイツ』についてのレポートです。勿論、本部に提出された正式な書面の情報は幾分か詳細に渡っていますがここではその内容を要約します。(但し、特に内容に不足は無いものとします)

●バロックナイツについての詳細

 欧州最強、事実上の世界最強と謳われる魔術犯罪結社です。1700年代に『疾く暴く獣』と呼ばれるフィクサード『ディーテリヒ・ハインツ・フォン・ティーレマン』が組織したと言われています。前身は欧州極位魔術師のサロン的存在だったようで、ディーテリヒと後述する『使徒』の一人である『ウィルモフ・ペリーシュ』は発足以前、この頃からの付き合いがあるようです。

 メンバーは『盟主』たるディーテリヒに十三人からなる『厳かな歪夜十三使徒』を加えた十四人。一人で一国を相手に出来ると言える程の魔人達の集まりで、究極の個人の単純能力が少数組織である『バロックナイツ』を世界最強の座に押し上げています。(但しこれら使徒階位十三が全て埋まったのは凡そ八年前で、アシュレイが参加した時の事となります)
 それぞれの使徒が下位に組織を従えているケースもありますが、これらは『バロックナイツ』の配下ではなく、あくまでその使徒個人の下位となる為、組織自体は別の扱いとなっています。

『バロックナイツ』『構成員にとっての最大の敵が構成員』という認識が使徒間で一般的になっている程、組織としての纏まりはありません。神秘を獲得する事(=己の力を強める事)は使徒達の目的意識の中で高い優先順位を持っていますが、その最も手っ取り早い方法は『強力な他人から奪う事』だからです。
『バロックナイツ』における使徒達はお互いを監視し、牽制しながらチャンスを伺っています。『バロックナイツ』の行動を組織として統制するのは不定期に必要な時召集が行なわれる『逆十字円卓会議』のみで、これは盟主の提案に盟主を除く使徒が投票を行ない多数決で組織としての方針を議決するというものです。
 この『逆十字円卓会議』に反した構成員は『バロックナイツ』の名の下に粛清されますが、逆を言えばこの会議で議決が行なわれない限りは使徒同士で殺し合 おうと、組織を裏切ろうと、盟主に弓を引こうと全て自己責任の自由です。常人の感覚で彼等を計り、理解する事は難しいと言えるでしょう。

●構成員について

 アシュレイの知る範囲は以下となります。
 情報にばらつきがありますが、彼女は八年程前に参加したばかりの新参であり、そもそも出会っていない使徒も居る為、判明している情報は時に断片的です。使徒階位は必ずしも実力を示すものではありませんが、上位の数名には明確な『格違い』がいるとのこと。


盟主

『疾く暴く獣』ディーテリヒ・ハインツ・フォン・ティーレマン

 神の嘘を暴く者。聖書の獣。反逆者。
 年の頃は三十前後に見えますが、実際の所は不明です。
 まるで舞台俳優のような、非常に美しい男だそうです。
『バロックナイツ』を組織した人物でその首領。徹底した無神論者で総ゆる運命を肯定する者、との事。「バロックナイツの方針にも寛容と許容の性格が見て取れますね」とはアシュレイの言。
 能力一切不明。戦っている所をアシュレイは見た事がありませんが、『バロックナイツ』を統べる彼が世界最強レベルの個人である事に疑う余地は無いものと思われます。


厳かな歪夜十三使徒


第一位『黒い太陽』ウィルモフ・ペリーシュ

『黒い太陽』『虚言の王』『七罪』『悪徳の主人』等々、非常に多くの(悪い)異名を持つ魔術師です。少なくとも七百年以上の時を生き、古今東西ありとあらゆる魔術を超一流レベルで使いこなす魔道王です。
 性格は人間的に破綻している、と言っていい程に悪辣で、凡そ自己愛と他人への侮蔑、悪意ばかりを持っていると言っても過言ではないようです。
 専門は付与魔術(エンチャント)で極めて強力なアーティファクトを造ります。W・Pシリーズと呼ばれるこの破滅的な品物の数々は神秘界隈の好事家に大変な人気を持っています。

 参考シナリオ: 『心無いベアトリクス』『幻想の夏/虚言の王(偽)』『復讐者ロマーネ』『嘘つきカルネアデス』『猿の手』『<黒い太陽>不滅の金色』

第二位『黒騎士』アルベール・ベルレアン

 長くディーテリヒに付き従う側近で、『バロックナイツ』の中では『白騎士』と並び個人に忠誠を向けている珍しいメンバーです。
 実力の程は不明ですが、剣士である事は間違いありません。そして、その階位から相応に高いものと思われます。双璧を為す『白騎士』の保護者的存在。「騎士道精神を重んじる性格っぽいですね」とアシュレイの言。

第三位『???』?????

 アシュレイは第三位と接触した事がありません。
 又、神秘界隈にも第三位の詳細な情報は知れていません。

第四位『The Terror』?????

 アシュレイは第四位と接触した事がありません。
 称号だけは知れていますが、その他は不明です。
 伝え聞いた話によれば『バロックナイツ』の中でも第一位と並ぶ『最悪の存在』であるらしいとの事です。

第五位『魔神王』キース・ソロモン

 金髪の野獣。自称ソロモン王の末裔で驚くべきか本物の『魔術書ゲーティア』を所有してい るとされています。高名な魔術書を使いこなす程の魔術師の筈なのですが、余りそういう雰囲気ではありません。頭は切れますが冷酷でも非道でもなく(少なく とも『バロックナイツ』の中では)好人物の類だそうです。その為、使徒同士非常に仲が悪い事が多い『バロックナイツ』の中では例外的に、構成員の大半とそ れなりに仲が良いようです。特に第十位ケイオスとは気が合うようで親友関係と言ってもいい間柄だそうです。

 参考シナリオ: 『<強襲バロック>72 Spirits of Solomon――63:Andras』

第六位『白騎士』セシリー・バウスフィールド

 絶影の最速剣士。タイプフェンリル。
 第二位と双璧を為すディーテリヒの侍従。『黒騎士』アルベールと共にディーテリヒに忠誠を向けている使徒です。驚くべきはその年齢。彼女は若干二十四で 『バロックナイツ』の使徒位を獲得しており、長い時間をかけて能力を蓄えてきた他のメンバーとは一線を画す部分があります。但し、人間性を豊かに残すその 若さが裏目に出る事もある模様。専らアルベールと行動を共にしています。

第七位『The Living Mystery』ジャック・ザ・リッパー(現在欠位)

 倫敦の悪夢。史上最も有名な殺人鬼。故人。
 異常な自己顕示欲を持ち、殺人に快楽的欲求を感じていました。
 アーティファクト『倫敦の鮮血乙女<ミスト・ルージュ>』でその身を霧に変える能力を持ち、その卓越した戦闘技術、殺人技術で化け物めいた戦闘力を誇った使徒です。
 アシュレイを『バロックナイツ』に紹介した人物。2011年聖夜を前にしたバロックナイトの決戦でアシュレイの裏切りを受けアークに敗北しました。

 参考シナリオ: 『<Blood Blood>Blood Baroque』『 <強襲バロック>ジャックという名の伝説』及び 大規模イベント『強襲バロック』

第八位『鉄十字猟犬』リヒャルト・ユルゲン・アウフシュナイター

 WW2に敗残した旧ドイツ軍残党で元アーネンエルベ特務機関付き少佐。
 常に長い黒髪の秘書を連れ歩いています。
 生粋の国粋主義者で、人種差別主義者。アーリア人種を至高の人間と定義し、有色人種に非常に敵意を燃やします。
 非常に傲慢で攻撃的な人物。彼の持つ戦闘組織『親衛隊』は彼と同じく革醒を果たした元軍人の大部隊です。戦闘力、その組織力という面では極めて危険な個人、集団であると言えるでしょう。

第九位『???』?????

 アシュレイは第九位と接触した事がありません。
 又、神秘界隈にも第九位の詳細な情報は知れていません。

第十位『福音の指揮者』ケイオス・“コンダクター”・カントーリオ

 オーケストラ指揮者。死を最も上手く汚す者。
 非常に神経質な人物で、己の美学と芸術を汚される事を大層嫌うアシュレイ曰くの「良く居るタイプ」だそうです。しかし、一方で豪放そのものといった風の 第五位キースとは奇妙に馬が合うようで長らくの友誼を結んでいます。ポーランドのリベリスタ組織を一方的に壊滅させた『混沌』事件の主役で、近代の神秘史 に悪名を刻んでいます。日本とアークに興味を持っている素振りがあったようです。

第十一位『???』ジェームズ・モリアーティ

 倫敦で一番危険な男。数学教授。神秘の研究者。
 世界で最も有名な探偵のその好敵手……を名乗っていますが。
 フィクションである筈の『犯罪界のナポレオン』を名乗る彼が何者なのだかを アシュレイは理解していません。唯、『教授』と呼ばれる彼が丁度誰しもが知る物語の中の人物であるかのような天才的閃きを持ち合わせ、その頭脳を専ら『悪 い事』に使っている事だけは確かなようです。不明点は多いですが、その素晴らしき頭脳でイギリスに巣食う巨大な犯罪組織を機能させているようです。

第十二位『???』?????

 アシュレイは第十二位と接触した事がありません。
 又、神秘界隈にも第十二位の詳細な情報は知れていません。

第十三位『塔の魔女』アシュレイ・ヘーゼル・ブラックモア

 関わる人間に『塔』の運命をもたらす魔女です。
 極めて優秀なフォーチュナで、フォーチュナでありながら予知・サイコメトリー以外の神秘にも広く手を伸ばし、ある程度の戦闘までもこなす技のデパート、総合商社。
 八年程前に第七位ジャックに紹介を受け『バロックナイツ』に合流した新参で、長らく彼の愛人兼腹心として動いていましたが、2011年聖夜を目の前にしたバロックナイトの決戦で彼を裏切り、アークの勝利をアシストしました。現在はその事件で開いた『閉じない穴』『抑制』する事を条件にアーク側と対『バロックナイツ』戦の協定を結び、三高平市に逗留しています。(※この項はアーク側記入)

 参考シナリオ: 『<捩れた斜塔のラプンツェル>不運な日』『<Blood Blood>Blood Baroque』『戦禍後ティータイム』大規模イベント『強襲バロック』『アシュレイのアトリエ』


 現在、バロックナイツに新しい動きは確認されていませんが、引き続き彼等の動きには注視していく必要があるでしょう。