遠吠えの響く森
遠吠えの響く森


●駆ける獣
 今年のこの時期は、この地方でも割りと暖かく思えた。
 いつもなら寒さに身を凍えさせている頃だろう。しかし、家の中に居て窓を閉じるだけで幾分も違う。
 勿論それは所によって変わってくるだろうが、少なくともこの小さな村では例年に比べてまだ耐えられる温度だった。
 冷え込んで来たのは……確か先日降った雨以降だろうか。
 エアコン等の便利な道具は無く、薪のストーブや暖炉を主とするこの村では、暖を取る準備は怠っていない。とはいえ、補充しなくてはいずれ尽きてしまうのもまた事実。
 隣家の主人も薪割りの木を調達する為、朝から森へと赴いているようだ。
 そんな開けっ放しの家を遠目に見ながら、一人の村人は森に遠吠えが木霊するのが聞こえた。
 野犬がうろついているのだろう。
 そう思える程には野性的で、まだ危険を感じるには至らない、そんな遠吠え。
 しかし、最近はこの遠吠えを頻繁に聞く様になった気がする。
 気がすると言うのはこれもまた、村人が、いや村人達が余り危険に感じていないという事かもしれない。
 そも、森に近い位置に在るこの村ではそういった野生動物にも何も対策していないという訳では無く、実際にこれまでもそれで処理出来ていたからだ。

 だが、そんな森の中で起きたこの惨状を目の当たりにし、同じ事が思えただろうか。
 この危険を感じる事が幸に繋がっただろうか。
 そこには、赤黒く塗られた落ち葉があった。
 日の当たり辛い地面が再び濡らされたのは、四肢から噴き出た血液だった。
「ぐ……ぉ……」
 その血だまりの中に、一人の男性が倒れている。
 喉を噛まれて既に声という声は出ない。爪が削いだ足には力が入らない。
 その顔面も血によって汚れているが、先程の村人の記憶が正しければそれは隣家の主人に違い無かった。
 いつ牙を立てられたのか……いつ爪で引き裂かれたのか。
 あっという間の出来事に、主人の脳内は絶命寸前にも関わらず状況の理解から入ろうとしていた。
 枝木を取ろうとしていたのだ。しなやかそうで良い枝木が。
 だが、中々取りづらくて小物のナイフで切り出した……そしたら誤って手を切ってしまって……。
「血……か……?」
 主人の出す擦れ声に重ねて、荒い息遣いが聞こえる。
 ぼやける視界に映ったのは四足で佇む獰猛な動物。
 に近い『何か』だった。

●夢視る前に
「とある村の方が、突然変異したと思われる妖に……襲われる予知夢を見ました」
 五燐大学の一室、会議室のような広い空間に集められた覚者達は、久方 真由美(nCL2000003)にいつもと変わらぬ穏やかな口調でそう告げられた。
「場所は都会からは離れた森の中です。とは言え、付近に少数ながら人の住む村が在る様です」
 このまま放って置けば村に被害が及ぶのも時間の問題……そこで早急に対処すべく、覚者の皆が集められた、という訳だ。
 真由美の夢によると、村人に襲い掛かった獣は狼のような姿を模しており、その数は計三体。
 その内一匹は他二匹よりも一回り程大きく、片目が潰れているそうだ。
 口からはみ出す程の牙、血と泥で塗れた爪、燃えるように逆立った毛並が特徴で、その色は酷く濁った赤茶であったと言う。
「人間を襲う事が目的であったなら、恐らく貴方達が森へ侵入した時点で匂いを頼りに察知してくるでしょう。知らない匂いが入ったとなれば、妖達に警戒されるかも……逆に言えば、その『匂い』を使って誘き出す事も可能かもしれません。
 村人が最後に発した言葉を考えると、血の匂いに敏感なようです……いえ、血を使え、という事じゃないですが、嗅覚は利用できそうですね」
 予知夢はそれを防ぐ為にもある。真由美の様子から見てもまだ充分に対処可能だろう。
 だがあまり悠長にもしていられない。何より、ここでこの妖達を逃がしてしまうと、その嗅覚からして隠れられてしまう事も考えられる。
 それは村が襲われる事にも繋がるだろう。
 それと、と真由美は続けて付け足す。
「先程も言いましたが、付近には村が在ります。万が一村人に遭遇しても我々の事はご内密にお願いしますね。それでは、村が襲われる夢を見る事の無いよう、皆さんどうか、宜しくお願いします」


■シナリオ詳細
種別:通常
難易度:普通
担当ST:朱月コウ
■成功条件
1.狼型妖、計三体の全滅
2.なし
3.なし
●敵情報
狼型妖:生物系 計三体
群れのリーダーと思われる、他二匹より一回り大きい個体が居る。
どれも赤茶の毛並をしているが、口から大きく飛び出した牙、鋭く太い爪を持つ。
匂いに敏感。村人を襲った時も血の匂いに引きつけられたものと思われる。
以下、リーダーを親分狼、その他二匹を子分狼とし、その特徴を記載する。

・子分狼
血や人間のの匂いを辿って襲い掛かる狼型妖。体長2メートル。
ランク1。
牙と爪を持って敵に飛び掛かる。
動きは素早いが、攻撃方法は主にその二種類のみ。

・親分狼
群れを統率する大き目の狼型妖。体調2メートル50程。
片目……左目が潰れているのもあり、他二匹とはすぐに見分けがつきそうだ。
ランク2。
牙と爪による攻撃の他、その巨体から相手一体をノックバックする突進攻撃を仕掛けてくる。
統率しているだけに、状況が悪くなれば仲間と共に逃げ出す事も考えられる。
その場合、再度出会わすのは困難だろうと予想される。

●戦闘場所
真由美が夢に見た森の中。
目的地への道程は事前にFiVEから情報が渡される。
森に入った時点で狼達には警戒されているかもしれないが、奥深くまで侵入すれば狼達から仕掛けてくるだろう。
状況によっては奇襲される可能性もあるので注意したい。
また、出現する時間帯等は特に指定はなされていない。


●STより
初めまして、朱月コウ(アカツキ・-)です。
結構単純な感じで組んでみましたが、油断すると思わぬ傷を負ってしまうかもしれないのでご注意下さい。
妖って良い響きです。ワクワクします。
状態
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
(0モルげっと♪)
相談日数
7日
参加費
100LP[+予約50LP]
参加人数
6/6
公開日
2016年01月10日

■メイン参加者 6人■


●血に飢えた鼻先
 早朝、虫の音だけが聞こえる森の中。
 夢の犠牲者が死に向かって動き出す前に、六人の覚者達は森の前に集まった。
 昼間に向かっても良かったのだろうが、もしも村人が入って来ると色々と面倒だ。
 スン、と小さく鼻を鳴らした『Queue』クー・ルルーヴ(CL2000403)はそこから獣の匂いを皆に伝える。
「大人しいですね。ずっと離れている訳ではないですが、近づいて来る様子も有りません」
「あぁ、呼吸音も小さいし、足音も聞こえない」
 クーの言葉に『笑顔の約束』六道 瑠璃(CL2000092)も続け、肯定する。
 それはもしかすると既に警戒されている、という事かもしれない。
 しかし、突然接近を許すよりかは大分マシだ。
 そのまま森の中へ足を踏み入れるが、依然として様子は変わらない。
 ただ、村人の姿も何処にも見えない事は幸運だっただろう。
 もっとも、一般人を寄せ付けぬ不死川 苦役(CL2000720)の結界が張り巡らされていたからこその事でもあったのだろうが。
「おっ、あそこなんか良いんじゃねぇ?」
 苦役が陽気に森の一点を指し示しながら言葉を発する。
 間無く木が生えた森の中にしては、雑草こそ茂っているものの開けた地面。
 周囲の木の様子を見るに伐採の行われた跡のようだが、戦闘する場所にしてはうってつけだ。
「さて、どうやって誘き出すかな?」
 片手を軽く頬に当て、華神 刹那(CL2001250)が疑問を口にした。
 地形の把握や敵を誘引する手段こそ手持ちの方法では思い当たらなかった刹那であるが、出来ないものは出来ない。
 多少の申し訳無さも無い訳では無い。 必死に頭を抱える事も良いが、素直に仲間を頼り任せるのも大事だ。
「これを持って来たよー」
 と御白 小唄(CL2001173)は生々しい肉を懐から取り出す。
 血の滴るそれに瑠璃とクーが一瞬顔を歪めたかもしれないが、現地調達でも無ければそこまで酷くはないだろう。
 飢えてさえいなければ。
「……来たな」
 赤祢 維摩(CL2000884)の深い緑の瞳が僅かに動いた草木を捉えた。
 クーの耳がピクリと反応する。
「前方、ですね。数は?」
「三体……近いぞ」
 言葉と同時に瑠璃が構え英霊の力を引き出し、それに合わせて他の覚者達も臨戦態勢に入る。
 鋭聴力を持たぬ覚者ですら聞こえる程に、草木を掻き分ける音が増していく。
 突如、草木が左右に分かれた。

 それは、歪な犬の形をしていた。
 犬歯はむき出し、伸びた爪が泥によって酷く黒ずみ、瞳孔の開ききった双眸が端から順に覚者達を捉えていた。
 辺り一帯に醜悪な獣の匂いが漂い、踏み躙られた太い枝木が両端を空に向けて陥没した。

 口から垂れる唾液は我慢する事を知らない。
 動いた鼻が小唄の持つ生肉に反応した。
 瞬間、奴らは飛び掛かった。

●荒れる森林
 三体の頭であろうリーダの狼が小唄へと接近する。
 しかし、その前で立ち塞がった瑠璃の一閃によりそれは拒まれ、再度睨み合いの状態となった。
 その間に維摩は艶舞・慟哭により狼達の本能を刺激させる。
 より荒々しく唸る獣達に、足元から噴き出るような小唄の拳が繰り出された。
 激しく身体を揺らされた親分の狼が小唄へと爪を振りかぶるが、目標が定まっていないのか足元の土を抉っただけとなった。
 その前方に躍り出たクーは草木の払われた土を自身の身体に纏わせ鎧化し、刹那、苦役も英霊のもたらす力を高める。
「被害を出す前に、ここで仕留めます」
 クーがトンファーを構え、親分に付き添う様に位置していた子分二匹が同時にクーへと噛み掛かる。
 ……が、土の鎧が邪魔をし、思ったより牙が身体に到達していないようだ。
 改めて日本刀を構え直した瑠璃が親分へ一閃、小さく仰け反った親分が反動を使って瑠璃へ噛みつく。
 一連の様子を視界に収めながら、維摩は狼達の状態を解析する。
 これまでの攻撃による傷口を除けば、親分、子分共に異常は無い。
 その子分たちは親分を中心にして後ろ左右に位置し、こちらに牙を向けている。
 あの牙が当たるのが一番危ないだろうが、親分より一回り細いあの足なら恐らく子分ならこちらが先手を取れるだろう。
 何より、子分二匹は親分と付かず離れずの位置を保っており、それは逃走を阻害する上ではこちらが有利と言える。
 先程もそうだったが、攻撃方法は至って単調。ならば対処も容易い。
「……足を潰せば有利に立てそうだ」
 人を嫌う維摩は仲間への助言と共に、前衛の仲間に向かって戦の祝詞を授ける。
 助言もした。補助もしてやる。後は精々飛んで跳ねて戦うが良い。
 お望みとあらば。
 子分達に詰め寄った小唄が再び地を這う衝撃を放つ。
 その小唄に刹那が生成した神秘なる雫が零れ、迎撃に出ようとした親分狼だが、首は伸ばせど足が動かない。
 否、動けはするがまるで鉛でも着けられたかのように鈍く重い。
 それはいつから感じていたものか。
 親分狼が動きを鈍らせた理由。
 それはクーが放つ強烈な圧力だ。
 その動きを鈍らせたところに、苦役の指突が親分狼へと捻じ込まれる。
 ギャッと短い悲鳴を上げた親分狼に、瑠璃の大鎌が閃いた。
 子分二匹と言うと今はクーにご執心らしく、続けて小唄が親分狼の側面、死角となった潰れた左目側に回り込む。
「こっちさえ倒せば……!」
 左脚を軸にし、勢いをつけた小唄の鋭い蹴りが親分の腹部へと炸裂する。
 そこで、狼達はフッと視界が暗くなった事に気付いた。
 視界が閉ざされた訳では無い。
 森の一帯が黒ずんでいるのだ。
 戸惑い、周囲を見渡すが獣の知能でそれは気付かなかったかもしれない。
 理由は上に有った。
 維摩の発生させた雷雲がその場を覆っていたのだ。
 雷雲が光る。
 逃げもしなかった狼達が激しい雷に包まれた。
 落雷を察したクーが一瞬だけ後退すると、その身に雫が滴り落ちる。
「多くは期待するな。焼け石に水というやつである」
「いえ、有難う御座います」
 表情は崩さないが、耳だけ動かしたクーが刹那へと礼を言い再び攻撃へと転じた。
 小唄と逆の側面に回り込んだクーはトンファーを構え、備えられた刃で親分の身を斬り裂く。
 親分狼と子分狼は血の匂いに反応したのか、両者揃って小唄に牙を向けた。
 だが、もう一匹は先程の雷で痺れたか、動きを見せる気配が無い。
 狼達の牙が空気を噛む。
 ステップを踏む様にギリギリで躱した小唄と入れ替わりに、急所を捉えた苦役の指突が、再度親分狼の身体に捻じ込まれた。

 獣が唸る。
 怒り、痛み、警戒。
 狼達は既にその感情を覚え始めていた。
 コイツらは獲物でも、増してや餌をやりに来た飼育士でも無い。
 覚えるべきは『恐怖』。
 恐怖こそが生き延びる術。
 それはこの狼達にとって、初めての感情であった。

●森に鳴く
 瑠璃が大鎌を構えた。
 一瞬、森の空気が止まった。
 隙だらけの親分狼に、効き足で踏み込む。
 一閃、二閃。
 斜め十字に描かれた軌跡が、親分狼の胴体を斬り裂く。
「ふふん、隙アリっ!」
 地面を蹴る音がした。
 最初に風を切る音、そしてまるでその風に斬り裂かれたような鋭い痛みが親分狼に走る。
 仰け反った親分狼が踏ん張ったと同時に、蹴りを入れた小唄が着地する。
 だが、そちらばかりに気を取られてはいけない。
 痺れの回る身体を無理矢理動かし、突進を仕掛ける親分狼。
 その出だし、一歩踏み込んだかどうかの一瞬。
 狼達を直線状に位置取った維摩が獣の咆哮のような雷を敵に穿った。
 森の中に轟く雷鳴が子分狼達をより強い麻痺へと追い込む。
 その前方ではクーが猛烈な蹴りを、苦役が再三の指突を親分狼へと叩き込み、次いで刹那が生成した氷の礫が同じく親分狼へと飛来した。
 相手は子分を指揮しているようだが、連携で人間が負けるのも気に喰わない。
 維摩の攻撃に合わせて仲間の覚者達が狼を追い込む。
 対する狼達だが、雷による痺れが邪魔をし、反撃に転じるどころかその場を離れる事すら危うい。
 危機感は有った。
 目の前、小唄の懐には欲望を掻きたてられ、本能のままに怒りをあらわにする、こんな状況でも。
 多少なりとも危機感は有った。
 この状態で無ければ今頃は逃げる準備もしていただろう。
 だが、そこで狼達はようやっと気付く。
 前方にクー、苦役。
 側面には瑠璃、小唄。
 逆側に維摩、刹那。
 三方向に立ち塞がるこの覚者達を脱しなければ、自分達は逃げられないという事に。
 それも全員が動ける状況ならばまだ可能性は有っただろう。
 だが、痺れて動けぬこの状況。
 一匹だけでも動きが止まればそれは果たせぬ夢となる。
 いや、例えそうであったとしてもこの包囲網。
 そう易々と突破される事はないだろう。
 そして、覚者達の連携もまた見事であった。
 身体能力と守護使役の能力を使った攻撃予測。
 維摩が与えた麻痺を起点とした連続攻撃。
 一気に追い立てず、徐々に距離を詰めての囲い込み。
 運良く麻痺が働いた事も有るだろうが、知能の低い狼達では対処の仕切れぬ、迅速な策であったに違いない。
 
 親分狼の頭部に、瑠璃の大鎌が鈍く光った。
 維摩の雷が更に攻め立て、親分狼は成すがままにその攻撃を受け入れる。
 と、二方向から風が唸った。
 瞬間、右側からクーが、左側から小唄から空を裂く蹴りが放たれる。
 その内下方に打たれたクーの蹴りによって、親分狼が重心を傾け、倒れ込んだ。
 表情を見る限り、戦意が喪失した訳では無い。
 証拠にその痙攣しているように見える身体は、必死になって起き上がろうとしているのだろう。
 牙を剥き出しにした親分狼の顔面にヌッと黒い影が現れた。
「まったく躾がなってねー犬だな。ほれ人間様が言ってんだ。伏せとけよ、斬り難いだろ?」
 ケラケラと笑いながら苦役は上から言葉を投げ掛ける。
「俺って犬嫌いなんだよね。懐かないから」
 そうして無造作に振り下ろされた直刀は親分狼の喉元を綺麗に斬り裂いた。

 親分狼がやられた事で子分たちの様子が一変する。
 群れの長を失い、統制の無くなった事で生まれた混乱。
 だが、死地から生まれた本能が子分狼に最後の気力を与えた。
 二匹の内一匹がありったけの力を込めて立ち上がる。
 九死に一生を得るべく、駆けた先は元来た方向へ。
「ここで逃がしたら無駄に被害が増える! 絶対逃がさないよ!」
 小唄が辺りにも呼びかける様に叫ぶ。
 刹那の放った氷の礫が狼の足元を凍らせ、狼を追って小唄が掛ける。
「逃がすかっ! これでも受けてみろっ!!」
 狼が駆ける。後ろも振り向かずに駆ける。
 だが、そのふらついた速度はあまりにも遅すぎた。
 小唄の雷撃から逃れるには。

 焦げ付き、動かなくなった子分狼を背に、残るは一匹。
 その眼前にクーが立ち塞がる。
 トンファーを前に突き出し、彼女は何を思ったろうか。
 戌憑きとしては、近い存在かもしれない。
 だが。
「狩りは、ここで終わりです」
 本能のままに動く獣に、親近感等感じはしないが。
 振り抜かれたトンファーが、最後の狼を地に落とした。

●何処からの来訪者か
 森の危険は過ぎ去った。
 もう少しすれば村人がやって来るだろうし、その時はいつも通りの静かな地になっている事だろう。
 しかし、この三体もの狼が何処からやって来たのか、瑠璃はその手掛かりを探すべく森を調べてみるが、詳しい事は後日にでも捜査隊を派遣した方が良さそうだ。
 もしかすると何処かから逃げてきた可能性も有る。
 後はFiVEの別働班によって処理が行われる。
 サンプルの回収等は難しいかもしれない。
 一体この狼達が何処から来て、何故ここに居座ったか。
 謎の残ったこの地だが、今一度の静寂を持って無事に事件の夢は閉ざされる事となった。

■シナリオ結果■

成功

■詳細■

MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
なし




 
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