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↑胸キュンスカウター(18)

●春華やぐ
「故にこい!」←恋と来いを掛けている


■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:YAMIDEITEI  
■難易度:VERY EASY ■ イベントシナリオ
■参加人数制限: なし ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2012年04月28日(土)23:56
 YAMIDEITEIっす。
 四月四本目相当。
 雑……もといシンプルなオープニングを補足しているので読んで下さい、以下詳細!

●任務達成条件
・楽しければそれでいいんだ

●あらすじ
 春ですね。
 桃子は云った。
「春なので貴方の恋愛力を測定するのです」
 桃子は云った。多分暇だったのだろう。
「皆さんが楽しくハッピーな時間を過ごす為ならば、この桃子さん! 鬼になる事さえ、厭わないというものなのです!」
 元から鬼だろうと言ったリベリスタがバックドロップで床に刺さる。
「そんな訳で皆さんの『告白』を聞かせて下さい。
 相手が居ても、脳内完結でもオッケーです!」
 どうしてそうなるのか、何がなんだか分からない……
 分からないがニコニコと笑う桃子にそれを伝えていいのやら……

●シナリオの備考
 思いの丈を告白する青年の主張系シナリオです。
 桃子は恋愛力と言っていますが、実は恋愛に限りません。
 このシナリオは照れくさくて言えない事をあの人に跳弾で伝える、或いは開き直って衆人環視の中堂々と告白する、ひたすらネタに走って主張してみる、俺のとっておきのTrickがTreat力を桃子さん他ゲスト共に測定して貰いたいetcかなり自由でOKです。
 あくまで一方的な告白です。嬉し恥ずかしのハプニングをお楽しみ下さい。
 危険度もeasyな【甘口】からNormalの【中辛】、Hard相当の【辛口】にVeryHardな【桃口】まで各種取り揃えておりますので自信と精神力に応じてどうぞ!


 何故か戦闘力(笑)風とか色々に測定されたりします。
 ももこさんはこころないてんしなので特に心臓に持病のある方、メンタルや体調の優れない方は【辛口】以上を推奨しません。(※マジです)
 多分、碌な事を言われないので【中辛】以下を強くお勧めします。
 地獄の何丁目ラーメンがどうこうとかアレです。
【辛口】以上をセレクトするのは自己責任でお願いします><。

●プレイングの書式について
 プレイングは下記の書式に従って記述をお願いします。

(書式)
一行目:【自分と言葉を向けたい相手の関係】
二行目:【甘口】、【中辛】、【辛口】、【桃口】より何れか一つ(又は希望NPCが居る場合はその名前)
三行目以降:自由記入

(記入例)
【恋人】
【桃口】←Danger!
愛してる!

●イベントシナリオのルール
・参加料金は50LPです。
・予約期間と参加者制限数はありません。参加ボタンを押した時点で参加が確定します。
・イベントシナリオでは全員のキャラクター描写が行なわれない可能性があります。←重要!
・獲得リソースは難易度Very Easy相当(Normalの獲得ベース経験値・GPの25%)です。
・内容は絞った方が描写が良くなると思います。

●参加NPC
・桃子・エインズワース
・時村沙織
・時村貴樹
・真白智親
・真白イヴ
・将門伸暁
・天原和泉
・クラリス・ラ・ファイエット
・セバスチャン・アトキンス
・アシュレイ・ヘーゼル・ブラックモア


 以上、宜しければご参加下さいませませ。
参加NPC
桃子・エインズワース (nBNE000014)
 
参加NPC
時村 沙織 (nBNE000500)
参加NPC
アシュレイ・ヘーゼル・ブラックモア (nBNE001000)
参加NPC
将門 伸暁 (nBNE000006)


■メイン参加者 41人■
覇界闘士
御厨・夏栖斗(BNE000004)
ナイトクリーク
星川・天乃(BNE000016)
ホーリーメイガス
悠木 そあら(BNE000020)
マグメイガス
アリス・ショコラ・ヴィクトリカ(BNE000128)
ナイトクリーク
犬束・うさぎ(BNE000189)
デュランダル
結城 ”Dragon” 竜一(BNE000210)
ナイトクリーク
花咲 冬芽(BNE000265)
ソードミラージュ
司馬 鷲祐(BNE000288)
スターサジタリー
エナーシア・ガトリング(BNE000422)
クロスイージス
新田・快(BNE000439)
プロアデプト
氷雨・那雪(BNE000463)
スターサジタリー
★MVP
ミュゼーヌ・三条寺(BNE000589)
クロスイージス
白石 明奈(BNE000717)
プロアデプト
彩歌・D・ヴェイル(BNE000877)
ソードミラージュ
戦場ヶ原・ブリュンヒルデ・舞姫(BNE000932)
ナイトクリーク
五十嵐 真独楽(BNE000967)
ソードミラージュ
紅涙・りりす(BNE001018)
ソードミラージュ
天風・亘(BNE001105)
ホーリーメイガス
臼間井 美月(BNE001362)
クロスイージス
アウラール・オーバル(BNE001406)
デュランダル
楠神 風斗(BNE001434)
プロアデプト
如月・達哉(BNE001662)

大石・きなこ(BNE001812)
スターサジタリー
立花・英美(BNE002207)
スターサジタリー
結城・ハマリエル・虎美(BNE002216)
クロスイージス
セリオ・ヴァイスハイト(BNE002266)
ナイトクリーク
譲葉 桜(BNE002312)
ホーリーメイガス
エリス・トワイニング(BNE002382)
マグメイガス
宵咲 氷璃(BNE002401)
ホーリーメイガス
ゼルマ・フォン・ハルトマン(BNE002425)
デュランダル
神守 零六(BNE002500)
スターサジタリー
白雪 陽菜(BNE002652)
クリミナルスタア
タオ・シュエシア(BNE002791)
クリミナルスタア
烏頭森・ハガル・エーデルワイス(BNE002939)
ホーリーメイガス
ティアリア・フォン・シュッツヒェン(BNE003064)
スターサジタリー
桜田 京子(BNE003066)
ソードミラージュ
津布理 瞑(BNE003104)
ダークナイト
熾喜多 葬識(BNE003492)
ダークナイト
スペード・オジェ・ルダノワ(BNE003654)
プロアデプト
チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワ(BNE003669)

大石・よもぎ(BNE003730)
   

●天才の転載による天災的思いつき
 一人で生きる事は出来ない。
 人間が人間である以上は――どれ程の孤高を気取った所で何処かで誰かと関わり合っているものなのだ。
 万物の霊長なる驕りはさて置いたとしても事実は事実である。
 高い知性を有し、社会性を身につけ――境界線を定義しているが故に唯の動物とは異なり自己ならぬ誰かの持つ『他人の意味』を知っている。
 どれ程親しかったとしても他人は他人であり同一では無い。大切なのは同一である事では無いけれど、口に出さない『真実』が同一ならぬその個に常に正しく伝わる等と考えるのは大きな間違い、幻想なのである。
「――と、言う訳で」
 その日、その女――桃子・エインズワースが言い出した『完全なる思いつき』は悪ふざけ全開ながらも期せずして真実を掠めるものになった。
「はろーえぶりばでい! 今を生きる皆さん、人生を謳歌してますか!
 シケた面の貴方も! 浮かれ倒すバカップルも! その他各種皆さんも! リベリスタである以上、今が大切です。
 伝えない事実は伝わらない事実に違いありません。この機会に老いも若きも主張しましょう、告白しましょう! このももこさんの名の下に!」
「うぃーっす……」
 のっけからテンションの高い桃子に『何故か集まってしまった』リベリスタ達四十名余りはデスマーチ明けのプログラマーか死者の葬列の如き覇気の無い返事をする。
「声が小さい!」
「うぃーっす!」
 腕をぐるんぐるんとぶん回す桃子にレッドがブルったリベリスタ達が威勢の良い声を上げた。
「よし、いい面になったな! 歯を食いしばれ!」
 軽妙な口調で張り付いたような笑顔を崩さない桃子は当然ながら適当である。複雑な事を考えていない。
 桃子の始めたこの突然の催しは『大っぴらに誰かに告白しよう』という中々悪趣味なものだった。
 春華やいだ季節に『告白する誰かを眺めたいだけ』。野次馬根性を発揮しただけ――面白がっているだけ。言ってしまえばそれだけの話なのだ。
 しかして、運命をチップに理不尽に抗うリベリスタの場合、お互いが変わらぬ明日を迎えられるとは言い切れない部分もある。果たして先に行われた決戦を鑑みれば――特別な誰かに伝えるべきを伝えるというのは一概に意味が無いとも言えないだろうか。
「流石、桃子様! 桃子様まんせー! いつ見ても、その姿は私の心を浄化する天使様なのですよ!」
「よきにはからえ!」
「ははーっ!」
 死者の葬列の中にも変なテンションの生き物はいる。
 何故だか笑顔の暴君にへりくだり、貢物の栗羊羹を恭しく差し出すのはエーデルワイスに桃子は鷹揚に頷いている。
「最近桃子様への奉仕の精神が足りなかったのDEATH!
 なにとぞ試練をお与えください……超天使様ー!」
「よし、かなぶん百匹あつめてこい! 十分で!」
「ええー!?」
 彼女が望んだ試練を与えられたのはさて置いて……
「では、皆さん盛り上がってきた所でバリバリ本編参りましょうか!」
 メタる彼女は↑邪悪ロリ(18)(アッパー邪悪ロリエイティーン)。

●あなたにつたえたい。
 トップバッターと言えばまず『あの少年』が皆の脳裏を過ぎっただろう。
 物語において登場人物は多かれ少なかれ宿命と役割を背負っているものである。
 例えば売れない芸人がイベントにおいて『主役』が現れる前に場を暖める前説を担当するのと同じ事。悪の大ボスに挑む主人公を仲間達が支え、露払いを買って出るのと同じ事。夏栖斗には夏栖斗でなければ出来ない事があった。
 誰よりも早く。トップバッター。大抵の場合は一番IDが若い……じゃなかった。
 勇気ある彼は第一歩を踏み出すパイオニアだった。昨日も、今日も。その先も――


・御厨夏栖斗の場合

「じゃあ、行くよ!」
 力一杯そう宣言した彼は目の前でニコニコと自分を見守る桃子に構わず思い切り声を張った。
「ちくしょう! バーカ! 先に逝きやがって!
 砂蛇一緒に倒すって言っただろ! バカ!
 絶対にサヨナラなんかいってやんねぇよ! そこで終わっちゃうなんて、僕が許さねぇよバカ!
 借り返せなかったじゃねぇか! 逃げんなよ! バカバカバーカ!!!」
 不器用で稚拙で大凡子供っぽい彼の言葉が向く先は実は既にこの世に無い。
 届く筈も無い言葉をせめて届けと想って投げる彼は空の彼方のその先を見つめている。
 そこに誰かが居るならば。俗説の通り――空から見守っていてくれているとするのならば、彼が伝えたいのは殴ってやりたい位の身勝手だった。
 桃子はそんな夏栖斗を少し困った顔をして見つめていた。彼女には珍しい曖昧な笑顔。告げぬ言葉に彼女さえも共有する想いがある。日頃元気の良い少年がその感受性故に受け取る痛みを慮っているかのような――
「ついでに桃子のバーカ! お前がいる時点で胸キュンしねぇよ!
 腹キュンだよ! バーカ! お前のパンツ、桃ぱんつー!」
 ――微妙な空気は唯の一言で終わりを告げた。始まるシャドー。風を切るジャブ。
「何を練習してんだよ! バカ!」

【桃口】
「いえ、お気になさらず。どうぞ告白を続けて下さい。私はそんなあなたを心から応援するものです!(シュッシュ!)」


・星川天乃の場合

「ふと、思うんだ」
 天乃はふと静かに呟いた。
「逸脱もしきれず、フィクサードこそが、相応しい……と言われつつ揺れる、私を見て、彼は何を思ったんだろう?」
 天乃の問いは一夜の夢、春の日の夢の先にある幻だ。
 正しい答えを返せる者は居ないし、まさに語れば落ちるに相応しい事なのかも知れないが――
「弱いと笑うのか、それでも構わない、と言うのか……想像もつかない、けど。
 後になれば、なるほど、聞いてみたい事が増える、のは不思議……だね」
 間近で殺し合った(ふれあった)伝説的殺人鬼の印象は今でも彼女の中で鮮やかだ。何ら色褪せずそこに在る。
「うーん」
 唸る桃子に天乃は苦笑い交じりに呟いた。
「……恋愛、とは関係ない話、だったね。まあ、そういう相手じゃない、から別にいいか」

【桃口】
「どちらかと言うと趣旨にそった何かを感じると言うか。
 ぶっちゃけ、これってある種のそう――片想いみたいじゃないですか?
『死に別れ』ってある意味でコメディである意味でロマンスですよね。勝手な見解ですけどね!」


・犬束うさぎの場合

「実はですねえ。貴方、可愛いんですよ
 いや冗談ではなく。意地っ張りな所も見栄っ張りな所も真面目な所も素直じゃない所も子供っぽい所も優しい所も全部。可愛くて可愛くてもういっそ押し倒してやったらもっと可愛い反応するんじゃないか一度試すかとか稀によく考える位に」
 そう言う、うさぎの無表情は何処か作り物めいていた。
「……ま、自覚は無いのでしょうね。
 貴方は何時だって、自分の魅力に気付いてない。馬鹿じゃないかって位に全く気付きゃしない。
 だから、まあ、仕方ない。代わりに私が気付く様にしようと思うんです。そのためにはいつも近くに居なくてはいけません。
 他の誰よりも直ぐ傍に。隣に。ずっと、ずっと」
 そう言う、うさぎの言葉は傲慢だった。傲慢でありながら何処か懇願めいても居るのだろうか。
「ああ、拒否権を与える心算はありませんので悪しからず。覚悟していて下さい。ね?」

【桃口】
「戦闘力高めですね。おまえらもうけっこんしてしまえ! でも白黒野郎は朴念仁だからなぁ。
 ところで猫束たぬきさんって結構何かエロいですよね、褐色肌だし……姉さん、姉さん……ウッ……」


・結城竜一の場合

「ユーヌたああああん! 好きだあああ! 結婚してくれええええええええ!」
 裏切り者が叫んでいる。
「最初は、イヴたんに告白しようと思ったんだけども!(投げキッス!)
 しつこいと嫌われるって話なので、嫌われたくないので大人しく恋人のユーヌたんへの告白とします。
 まあ、普段からユーヌたんへの愛は常に語っているので、いまさら言う事もないんだけどね、でへへ」
 裏切り者がほざいている。
「そもそも、俺のどこを気に入ってユーヌたんは恋人になってくれたんだろう、とか思わないでもないが……
 いや! それは言うまい! ともかくだ! 重要なのはだ!」
 竜一は表情を引き締める。カメラ目線で真っ直ぐに『彼女』の目を見つめ……
「結城竜一は、ユーヌ・プロメースを愛しています。世界中の誰よりも」

【桃口】
「フウ……臆面無く愛だの恋だの語るのに『イヴたんに告白しようと思った』とか言っちゃう男の人って……
 肝心な告白に他の女の名前並べるなんて、まるでお手頃価格のバーゲンセールですね! 安くてお得!
 極め付けが締めの一言。こういうのってオリジナリティが必要だと思うな、ももこさん。
 偶然かも知れないけど、固有名詞変えると一字一句違わない有名なアレが出てくるってその、ちょっと……ねぇ。
 名作を二十回位読み返したももこさん的にノーピーチでフィニッシュです。
 て言うかやっと桃口らしくなったです。ありがとです」


・結城・ハマリエル・虎美の場合

「物心付いたころからお兄ちゃん一筋。
 だって生まれた時からずっと一緒なんだよ?
 ぽっと出の女とは積み重ねた年月が違うよっ!
 お互いの事は身も心も良くわかってるし、これってもう恋人以上と言っても過言じゃないよね。
 黒子の数と位置から趣味趣向まで完璧。お兄ちゃんの事を一番良くわかってるのは私。私を誰より分かってくれるのもお兄ちゃん。
 他の誰でもない私なの! 最近放置されてる気がしないでもないけど……お兄ちゃんが他の女に目移りするのはいつもの事だもんね。
 所詮、所詮、しょ、せ、ん! 浮気なんだから本妻はオタオタしないんだよ。
 きっとすぐに私の所に帰ってきてくれるもん。信じる事こそ、愛の証だよねっ!
 て言うかお兄ちゃんと合体したい。超愛してる!」

【桃口】
「これはもう心理的にも物理的にも戦闘力が高いですねー。
 うーん……(何やら思案顔の後、懐をごそごそと漁り)……はい、どうぞ!」


・花咲冬芽の場合

「桃子さん桃子さん、桃子さんの事をこれからピーチ姫って呼んでもいいですかっ!」
 ……つ、冷たい視線っ! じゃあ梅子さんをヒゲ親父役にして桃子さん救出大作戦とかどうでしょうっ!
 VTSを使えば割と夢じゃないっ! 桃子さんに構って貰えるならフェイトだって捧げますっ!
 桃子さんシナで重傷率が高いだなんて……こんなの、絶対おかしいよ!
 私達の祈りを、絶望で終わらせたりしない……だから私は、何度だって立ち上がってみせるっ!
 ……ちょ、桃子さん何でそんな蛇を見つけたマングースみたいな目をしてるんですかっ冗談です、冗談ですっ!
 ハイル、桃子姫! 意外と語呂がいいぞ桃子姫! だからそう、そのシャドーボクシングをやめて><」

【桃口】
「(シュッシュ!)枯れ木に二度と花は咲かないのでした~完~(ブンブン!)」


・司馬鷲祐の場合

「愛している」

【桃口】
「多くを語る意味は無く、多くを語る心算も無い。
 一言は万感に等しく――彼はそれを飾る『愚かさ』を知っているのでしょう。
 彼が言葉を捧ぐは唯一。他の誰にも言わないのでしょうから、シンプルイズベストです。
 いや、ももこさんの中で司馬☆ガイア★鷲祐さんは割と評価が高いのですよ。三高平の男って微妙に『どうしてこうなった』みたいなひっでぇのが多いと個人的には思っているのですが、蒼穹を引き裂く遅過ぎた春雷・SHUSUKE SIBA(24)さんは比較的こう、一本気でいいですね。
 バロックナイツみてーなメンタリティというか、こう多少アレな気質を感じますがこう。男子は生きが良い位が宜しいと言うか……
 ところで私の中ではガイアさんは何かする度にスタイリッシュなポーズをビシバシ取っている事になっているんですがそれでおkでしょうか」


・エナーシア・ガトリングの場合

「……告白はすでにバレンタインでしていますので二度ネタになってしまうのです。
 故に此処でチェス盤を引っ繰り返すのだわ。引っ繰り返すというより逆さまにする……の方が正解かも知れないのです。
 白は黒に、黒は白に。チェックしたと思ったらされているのです。それが人生なのですよ。
 既にボールは桃子さんに投げているのですからその返答を私がスカウティングすれば良いのです。
 何か桃子さんが他人事ばかりにかまけて自身の恋愛力が疎かになっている等という輩もいるようですし、バシッとお手本を魅せつけるです」
 つまり、要するに。
「逆に来るが良いのです><。
 私達の――世界は、運命は酷く不安定で。何時も一瞬で真逆となる――」

【えな口】
「えなちゃんがかわいい! すき! だいすき! はなまる!←テンションが露骨に違う
 曰く口当たりはビターですが、中身はほんのり甘め、サッカリン位……水溶液はショ糖の五百倍の甘味があるらしいです。
 ちなみにももこさんの恋愛力についてああだこうだ言う白黒とかにはその内天罰とかが下ると思います。狸に押し倒されちまえ!」


・新田快の場合

「和泉さん、誕生日と、それから成人、おめでとう。
 これからはお酒の席に誘えるのかな? そんな機会があるといいな。
 自家製の梅酒と――あとグラスや氷も貰ってきたから、二十歳のお祝いに乾杯しようよ。
 氷砂糖を控え目にして日本酒で漬けたからね。市販のホワイトリカーのヤツよりさっぱり飲みやすいと思うよ。
 伊達に酒屋の息子じゃないってトコ。期待していいよ!
 ……言い過ぎかな。気に入って貰えるといいんだけど。
 ともあれ、和泉さんの新しい一年が幸せでありますように。改めて、誕生日おめでとう!」

【桃口】
「ところで新田さん、台詞は充実とは裏腹にどうして腰を落として腹部を腕でガードしているんですか?」←冷淡


・白石明奈の場合

「そうそう、思い出した。言い忘れてたことがあるんだよね。聞いてくれるかな?
 あの、さ。キミの事が、好きになっちゃったみたいなんだ。
 友人じゃなくてだよ!? 友人としては前から大好きだよ!
 そうじゃなくて……あー、その恋人になりたいみたいな。男として、ね?
 そんな顔するなよ! こっちは真剣なんだぞ! 本当の本気なんだから!もー!
 それで……返事、聞かせてくれる、かな……?」

【中辛】
「おお。中々の胸キュン度。惑星戦士級ですね。
 何時も並んで歩く二人。肩の触れないそれは『友人』の距離――踏み出した一歩は一歩の癖に光年にも勝る永遠であるかのよう……
 青春ですねぇ。相手は誰なんでしょうね。何となく想像はつきますけど。ミサイルさんかわいい!」


・彩歌・D・ヴェイルの場合

「三ツ池公園に決戦しに行く直前の話だったと思うんだけど……
『もう、二度と勝手にいなくなったりしない』って、確かに約束しました。
 で、今回鬼ノ城から危うく死に掛けて帰ってきた件についてですが……
 いや、心配かけたし、悪い事したとは思ってるのよ?
 でもね、私目の前で何もしてない人が大勢犠牲になるの見たのがあれが初めてで、それと直前に初めて救助対象守れなくて、落ち込んでてね?
 それでちょっと頭に血が上っちゃった、って、うん、やっぱりごめん。
 自分の命は大事にしてるつもり。だけど、やっぱり、世界というのは繋がっていると思うから。
 だから、あなたに繋がる世界を壊したくはないと、何時だってそう願ってる」

【中辛】
「彩歌さんの今のビジュアルと見比べると違和感がありますが、奥さん宛ですね。
 支えてくれる、想ってくれる誰かへの懺悔でしょうか。うん、きっと分かってくれますよ。
 自分の存在が無鉄砲な誰かさんの確かな力になる事は」


・五十嵐真独楽の場合

「スキな人かあ……えへへ、まこはもちろん、パパ!
 まこはじぶんのママに会ったコトないけど……お母さんみたいに優しいお友だちがいるし。
 それに、パパがいるから、ぜんぜん寂しくないよ。
 さ、最近は、一緒におフロに入るのは、ちょっぴり恥ずかしいけど……
 優しくてカッコよくて、不安なときは抱っこして撫でてくれるし。そうそう、ネイルもやってくれるの!
 えへへ。ずーっと一緒だから、なんかまこ、お嫁さんにしてもらったみたい。パパ、だ~いスキっ!」

【甘口】
「ああああああ……光り輝く清らかなオーラに焼き尽くされる……!
 でも倒錯なんですよね。だがそれがいい。ももこさんは半端な乙女より乙女らしいまこちゃんを応援しています。
 ……パパ……かぁ。パパ……姉さんにあとでたこやき買っていってあげようっと」


・紅涙りりすの場合

「何か天敵言われたし。きっと天敵なのだろう。
 でも、僕は、くろリスお嬢さんの事が、らぶいよ! 食べちゃいたいくらいに! 捕食者的に!
 つっても、僕は言葉より行動で示すたいぷだからナ!
 さぁ、僕の胸に飛び込んでおいで! むしろ僕が飛び込むけど! だきゅむにらせろ! お顔なめなめさせろ!
 しちゃうぜ! しちゃうぜ! せくはらしちゃうぜ! そうるばーんとか叩き込んでくれて構わないよ! ばっちこい!
 恋は嗜むモノで。愛は騙るくらいが丁度いいって話だよ!」

【桃口】
「……にゃがの第一の問題は概ね全然本気に見えない事ですよね。
 そして第二の問題は普通の女の子はいきなりぺろぺろされたらドン引きって事じゃないかな!
 あ、クラリス・ダ・ブルピースさんが『普通の女の子(笑)』かどうかは知りませんけどね(爆)
 ……ところで熱烈に鬼のお尻を追っかけてる最中じゃなかったです?」


・臼間井美月の場合

「あ、あの……! その、僕、あ、あなあなな……たのこきょ!
 ……あにゃ、あなたの事が……ずっと……ね……? その……
 しゅ……いや、その、ええと……す……す……
 だから……だからね……

(※中略)

 す……すす……好……
 好……

(※視線がバサロ泳法)

 ……す、好き……です……で、出来た!」

【桃口】
「可愛い部長の告白は唯の練習とのこと。本命の相手は誰ですか? 豚ですか? えっちっちですか?」←桃口仕様


・立花英美の場合

「はい! アウラさんからのお手紙を読みます!
『一緒にいて感じられる幸せ、何が起こっても一緒に乗り越えて行ける幸せもあるよな』
 はい! 二人はアウエミです!
『怪我したらお姫様抱っこで運んでやろうか……わざとしちゃ駄目だぞ?』
 えへへ! 肩の真空管の一つや二つ割ってみせます!
『俺もエイミーが待ってるから世界に戻ってこれるよ。どんなに世の中が歪んでいたとしても』
 歪みなんて即歪ませます!
『いい夢をおやすみハニー。俺も頬に完璧って書いてあっても好きだよw』
 今度はアウラって書こうかな♪
『でさ、悠里が~』
 ……え、悠里?
『ホント悠里はマゾ~』
 ……グッ!
『悠里、やっぱ眼鏡が本体~』
 設楽悠里滅びろ!!!」

【桃口】
「流石、完全失敗(ミス・パーフェクト)。隙が無いですね!」←明らかに距離を取って愛想笑いを浮かべるももこさん


・アウラール・オーバルの場合

「まず一つ、俺が買ってやった服を気に入ってくれてるのは嬉しいが……
 服を着たまま風呂に入るな……色々とアレだ。
 あと俺はエイミーを悲劇のヒロインにするつもりはないし、悲劇のヒーローになるつもりもない。
 いつも言っているだろう? 二人で死ぬことじゃなくて、二人で生きる事を考えよう。
 だから『もし私が死んだら』なんて言うな。
 俺の新しい恋人に罪のない悪戯で、飲み物に砒素を混ぜるとか。砒素が駄目なら青酸カリ入れるとか、言うな……
 エイミーは俺が必ず守る、いや幸せにする。
 俺が愛しているのはこの世でただ一人、エイミーだけだ。爺婆になっても、二人で手を繋いで歩いていこう、な?」

【桃口】
「無人島で死ぬまでいちゃついてるといいと思います」←続・エイミーの日常にドン引くももこさん


・楠神風斗の場合

「しかし……こんな人前で言うのもな……
 ううう、どうする……やっぱやめようかなあ……
 ええいくそ! 言うぞ、言ってやるぞ! 言ってやるとも!!
 誰とは言わんがいい加減男か女かはっきりしやがれえええええええ!
 モヤモヤしてしかたねえんだよ、ちくしょう! このくそったれんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

【桃口】
「プッ、仮に相手が男だとしたらどうするんです? 
 特別な誰かにならないんです? 女だとしたらどうするんです? 扱いを変えるんです?
 やれやれ、小さい男です。これだからど……経験些少は困る! 海のような深い愛で全てを包み込む位のガッツを見せたらどうですか。
 フウ、これでももこさんの恋愛事情を心配する何て百年速いというものなのですよ!」


・セリオ・ヴァイスハイトの場合

「桃子嬢はこの世に舞い降りた天使だ。
 白い肌。純白の羽。美しい声。清い心。
 この笑顔を見ればわかるじゃないか。
 全ての物を惹きつけ虜にする微笑。
 桃口を選ぶ人間が多いのが全てを裏付けている。
 みんな桃子嬢に癒されたいんだよな。桃子嬢はこの世に舞い降りた天使だ。間違いない。間違いない」

【桃口】
「天使でーす。男ってチョロいですよね。天使でーすv」


 何故か大半が【桃口】をセレクトして進む告白大会。
 最早何が告白なのだか分からない――そんな風情さえ漂っている。
「やっほー、今日も可愛いねぇ~。
 こころないてんしちゃんは今日もお口がなめらかだよねぇ~」
【桃口】に沈没する猛者を眺めつつ自分こそ『滑らかな軽口』を叩くのは何時もの通り緩い調子の葬識だった。
「あれメンタル復帰できるのかな?」
「さあ?」
 クスクスと笑うアシュレイに彼は冗句めいて言葉を投げる。
「ブラックモアちゃんは恋はどうなの? 年上好みだっけ?
 そうだ、俺様ちゃんの恋路を占ってくれる?」
「塔しか出ませんけど?」
「そんな不吉さが、似合うでしょ?」
 葬識はアシュレイの言葉を先刻承知で洒落て続けた。
「不吉に、不幸を破滅たれ。虚飾の塔の魔女は今日も禍々しい。大好きだよ。そういうの――」
「じーっ」
 一方で眠そうな無表情を崩さずに光景を淡々と記録していくのはデジカメを構えたエリスである。
 アホ毛が今日も揺れている。
「特に【桃口】に挑戦する人たちの勇姿(?)を残そうと……
 ……使用前・使用後みたいに……告白前と告白後の姿を比較するために撮影するのも面白そう……」
 何となく呟く彼女の一方で、
「あああああ! 夏栖斗の心肺が停止した! メディーック! ちなみに殴られなくて美味しくなかったとか思ってないよ!」
 快の悲痛(?)な声が響いている。
「……滑った芸人は……いっそ……哀れ……」
「シュゴシン!?」
 手厳しいツッコミを添えるエリスと突っ込んですら貰えなかった快は置いといて。
「うまうま」
 かなぶんを集められなかったエーデルワイスをネチネチといびる桃子は栗羊羹をパクつきながら一休みといった所。
 では、その間に『それ以外』の光景を見ていく事にしてみよう――


●あなたにつたえたい。II

・タオ・シュエシアの場合

「難易度はおすすめに従うとするデス!
 ……別に怖気づいてなんかはいませんからね? 本当デスよ?
 こほん。告白デス、か……
 桃子は甘酸っぱくて青春っぽい恋愛を期待してるのかもデスが、
 ワ、ワタシには無関係デスからね!でもちょっと協力してあげても良いデスよ、ふふふ!
 貴樹! なんだかタイミングを逃した、というか自分で潰してましたが、美味しいゴハン謝謝デスよ!
 今度はワタシが奢ってあげましょう、まぁ貴樹の口に合うかは分からないデス、が……
 あッ、いえ!合うモノを紹介してみせますケドね!
 そしてこれからもじゃんじゃんご飯をご馳走してもらうデス、ナイスアイデアでしょう♪
 ……い、良いデスか?」

【貴樹】
「沙織は嫌な顔をするがな。勿論、大いに結構だとも」←ときむらの おやじにきのう くどかれた(ももこさん心の一句)


・譲葉桜の場合

「……えっと、その、えーと。そのですね。ああ、何ていうか、そう。ううう……
 ううー! 伸暁さん、ゴールデンウィーク何処かへ連れて行って下さい!」

【伸暁】
「リクエストは夢の中? OK、この俺に任せておきなよ。子猫ちゃん」


・天風亘の場合

「三度倒れてもなんのその。何度でも立ち上がるよ! な天風です。
 ふふ、今までに微妙に伝えられなかった想い……この機を活かさずしていつ言うか。
 玉砕覚悟(否、玉砕されても不屈の精神で立ち上がる予定)でゴーアタックです!
 ……ええと、一目見た時から貴方を助けたい力になりたい守りたい……そう想ってました。
 だから今ここで伝えます。自分をアークにいる間だけでも貴方の御付きにしてください!
 そして身近で色々と嬉し恥ずかしなハプニングを!」

【クラリス】
「この男、脱衣所でうっかり遭遇とか転んでくんずほぐれつとかそんなのを狙っているのですわあ!
 けど、まぁ。敢えて『辛口』を選ぶ敢闘精神に免じて……執事がしたいなら、その。させてあげますわあ。
 こんな事言って『甘口』希望してたらもうね。ドン引かずにどうしろと云うのかというお話じゃありませんこと?」


・アリス・ショコラ・ヴィクトリカの場合

「……私、以前からアシュレイちゃんに告白したかった事があります!」
 全く思いつめた美少女(だと思う)というのは絵になるものである。
 青いエプロンドレスを纏ったアリスは大きな瞳を潤ませて上目遣いで彼女を見上げる。
 大きなおっぱいの彼女を、『塔の魔女』の異名と悪辣なる風聞の数々を持つ彼女を見上げていた。
「アシュレイちゃんは、フォーチュナとしてだけでなく。色んな術や魔法に精通する、とっても凄い方です!
 魔法を嗜む者として、私は憧れずにはいられませんでした……!」
 イノセントたる彼女は『その能力の使い方』の方には余り興味が無いのか、それとも信じ切っているのか。澄んだ瞳を向けられて罰が悪く「あはは、どうもー」等と視線を露骨に明後日にそらした魔女に構わず熱っぽく言葉を続けた。
「……でも、能力以上に、アシュレイちゃんには、私が憧れるものがあります……思い切って、言いますっ……!」
 息を大きく吸って、一思いに!
「どうしたら、アシュレイちゃんみたいに、大っきくて、素敵なお胸になれるんですか……!」

【アシュレイ】
「あははー! ではこの乳が腫れるお薬を!
 え? ダメ? じゃ、じゃあ牛乳を体操を! でもこれが又重いんですよ。肩が凝ると言うか……走ると痛いし。
 重力との戦いが始まるし……垂れないもん! 垂れてないもん!」


・氷雨那雪の場合

「そうね……私には、恋人いないから……相棒、みたいな…?
 眼鏡……人じゃないけれど。大切な、相棒……親友なの……
 これないと、おしごと、出来ないの……だから、いつもありがとうって……
 ……え? 度が入ってない……?
 ばれてるとは……さすが、アシュレイさん……洞察力、なの……
 目は悪くないけど、思考切り替えに、どうしても、必要なの……ないと、生きていけないの……
 アシュレイさんにも、そういうの……人? 物? でも……あるの、かしら?
 ところでアシュレイさん、あそこ(※桃子の周辺)、異空間だと、思わない……?」

【アシュレイ】
「あはは。私の場合はタロットカードですかねー。占いをすると気分的にスッキリするんです。塔しかでないんですけどね!
 そうそう。あんまりあっち見ない方がいいですよ。『気をつけろ。汝、深淵を覗き込む時、深淵もまた汝を見返しているのだ』。
 流石ニーチェです。えらい事を言いました!」


・ゼルマ・フォン・ハルトマンの場合

「今日は所謂コイバナ、という奴をしにきた。ヌシはそういうのが好きであろう?
 妾の場合、相手は妾自身のの兄上じゃった。
 尤も成就して欲しいとは思わなんだ……妾は兄上の力になれれば良かった故な。
 長いようで短い時間じゃった。妾はそれなりに満ち足りておったが、それが長く続かないのはこれも同じくじゃ。
 兄上の身にも運命の枯渇は例外なく訪れたのじゃ。
 兄上は妾に殺してくれと言った。兄上は宗教上の理由で自殺が出来ない身の上だった故に、な。
 あの時の事は今でも鮮明に思い出す。魔矢を使うなど冗談ではない。妾はこの手で直に兄上の心の臓を引きずり出したのじゃ。
 妾の魂は兄上の命を奪ったという事実に大いに傷付き、その反面、妾は喜んでいたのかも知れぬな。
 魂に刻まれた傷はこの上なく愛おしく、これで永遠を手に入れたと思った……月並みな、よくある話じゃな。今度はヌシの話しも聞かせろよ」

【アシュレイ】
「少女にはとても大好きな人が居ました。その人は『彼女』にとっての全てでした。
 何がなくても貴方だけ居ればそれでいい、心からそう思っていました。
 その頃、『彼女』の占いは色々な結果を出しました。当然、彼はとうの昔に居ないのでした」


・戦場ヶ原・ブリュンヒルデ・舞姫の場合

「いつも、アトリエのお手伝い、お疲れ様です。
 けど、ホントは、わたしだけがあなたを見ていたいのにな。
 わたしだけを見てほしいのに……

 ……華奢な白い身体に浮かぶ鎖骨! はあああ、ホットパンツから伸びる生足ぃぃいいい!
 出会って一年経つけど、まだまだフレッシュだよ!
 あぁん、もう、同級生の合法ショタなんて、わたしが運命に愛されてる証拠!
 くっはー、キュンと来たっ! その上目遣いの視線が、おねーさんたまんないの!
 具体的に言うと、涙で潤んだ顔とかもう、ディモールト・ベネ!
 はぐはぐちゅっちゅしていい? ああん、らめぇ! あると君ってば、小悪魔!

 ……とゆーわけで、戦略司令室長の権限で、お持ち帰り許可下さいな」

【沙織】
「喋らなければ美少女。喋ると残念。動くと無念(二回目)」


・如月達哉の場合

「婚約おめでとう。
 ……なんだ、違うのか? 複数の女性から言い寄られて全員と婚約したという噂を聞いたんだが。
 まあ、愛の言葉っつーことでイチゴをたっぷり使ったウェンディングケーキを用意してみた。砂糖菓子で作ったそあら人形と沙織人形もいるぞ。
 ……職業柄、言葉ではなく物で表現してしまうあたりどうなのか司令代行には意見を求めたい。
 娘の誕生日もケーキを自作して用意したりとか普通の父親として接しているんだがどうも最近娘と妹の態度が冷たくてな。
 どうしたらいいのかと実は悩んでいる最近だ。例を挙げると『パパの洗濯物は分けてね』とか悩ましいと思っている」

【沙織】
「洒落にならない事を言うんじゃない。いいか、この際主張するぞ。
『(基本的に)分け隔てなく女の子を扱う』のと『誰にでも好きだの愛してるだの言う』は全くの別物だ。
 そんな面倒臭い……じゃない。怖いあとくされのある……じゃない。不誠実な態度は俺の趣味じゃない。
 俺がその手の事を伝える相手は同時に二人は居ない。一人だ。そこんとこ宜しく。
 ……まぁ、子供には思春期ってモンがあるからな。女の子なら尚更じゃないの?
 まぁ、俺は娘が出来たらベタベタに甘やかして反抗期なしで過ごせたらいいなあって思うけどね……思うだけ」


・桜田京子の場合

「べ、別に、私が告白することなんて、無いんですよ?
 沙織さんに審査してもらうとか、あんまり深い意味は無いですし? 恋愛とか、そういうの、興味ないですし?
 ……っていうか皆の前でって……そんな事、言えるわけ、ないじゃないですか、……もう、ばかー!
 ど、どうしても、言わなきゃいけないっていうのなら、そうですね、日頃の感謝的な、そういう言葉なら言わなくも無いですよ!
 いつもお疲れ様です、体を壊さないように、無理しないでくださいね。私ずっと傍に居ますから……
 ……って別に沙織さんに言ったわけじゃないですし! み、皆大好きって事で!」

【沙織】
「可愛いなぁ。桜田京子というハニャーンは語るに落ちるという概念を御存知でない……」


・宵咲氷璃の場合

「――桃子は相変わらず投げっ放しね。
 まぁ、公衆の面前で告白する気は無いけれど。
 私は大切な関係を一言で言い表す気も無いわ。
 言葉にしてしまえば、カタチにしてしまえば……崩れて、融けて――跡形も無く、消えてしまいそう。
 だから今まで通りが一番ね。貴方が死ぬか、私が死ぬまで二人で戯れ続けるだけ。
 でも、そうね? もし貴方が私の前で油断したら――私を『知っている』みたいな顔で高を括って隙を見せたら……
 ……そうね。沙織の頬に手を当てて耳を噛んで、言ってあげるの。『――好きよ? 沙織』って。
 あら。私、案外情熱的なタイプみたい。Loin tu es toujours dans mon coeur.Serre-moi dans tes bras……」

【沙織】
「型に嵌めると面白くないのは事実だな。どう転ぶか分からない、だからゲームには意味がある。
 逆にお前があんまりたかを括っても何かが起きてもおかしくないのかも」


・悠木そあらの場合

「桃子とかどうでもいいのでした」
 のっけから鋭いジャブを放つそあらの目は本気と書いてマジだった。
 何せこの機会は逃せない。何せ貴重な――実に得難い機会である。全く忙しい彼女の想い人は一般の仕事では中々お目にかかれない人物である。ことこういう機会を一度逃せば次は何時あるか分からない……
「桃子は引っ込むといいのです」
 ……そう言う彼女の目はマジで、やがて現れた所の『さおりん』に尻尾をぱたぱたと振って駆け寄った。
(大好きとかデートしたいとか今更すぎて知ってるって笑われちゃうかも……)
「おおよしよし」とわざとらしく頭を撫でる彼を見上げてそあらは内心で少し複雑に呟いた。
 何時も前向きに全力で――分かり易く突撃する彼女ではあったが、本音を言えば不安がない事は全く無いのだ。
 彼は『そういう』性格だから周りには常に女の子。誰にでも愛想が良いから正直を言えば気が気では無い。負担に思われるのも鬱陶しがられるのも嫌だから口には出せないけれど、自分だけを見て欲しい――そう思わないならばそれは恋では無いと思うのだ。
「……本当に本気になるのでしたら、あたしがいいのです」
 口の中で呟いたそあらの言葉が聞こえたのか聞こえないのか彼は余裕たっぷりのまま。本当に何時も意地が悪い――

【沙織】
「よしよし。それで何処に行きたいの?」


・ミュゼーヌ・三条寺の場合

「……ごめんなさい、室長。お忙しい所を呼び出してしまったりして……
 ……こんな事、告白するのは恥ずかしいけれど。今回はどうしても室長に伝えたい事があったの。
 貴方にどうしても――ええ、どうしても私の素直な想いを聞いて欲しかったの。
 室長……いえ、沙織さん。私、実は――ずっと前から――」
 言い難そうに濁した言葉、頬を染めた少女(ミュゼーヌ)の視線は斜め四十五度――
「――エイプリルフール特別編、見てみたかったの。
 流石に諸々の都合もあるでしょうし、そのまま実現は無理でしょうけど。
 沙織さんプロデュースの、簡単なプロットやあらすじだけでも聞いてみたいわ!」

『運命のリベルギア』

・設定

 宇宙よりやって来た侵略者と人類が戦う話(主にボスの所為で無理ゲー)
 現代兵器の多くが通用しない敵に対抗するべく人類の叡智が誕生させたのはお約束の人型決戦兵器だった。
 そのシステム機構に神経系をリンクさせて駆らねばならないかの『リベルギア』は歳若い少年・少女しか適合出来ない。
 各国は自国の威信、人類の未来の為にリベルギアを建造し自国の運命を託す少年・少女をその代表に選ぶのだった……


 ハード展開。基本的にマジでボコスカ死ぬ。


・あらすじ

 西暦20XX年、一時の苦難の時代を乗り越えた人類文明は繁栄の極みに到達し、まさにこの世の春を謳歌しているかに見えていた。
 しかし、人類は今そこに迫ろうとしている危機に気付いてはいなかっただけだったのである!
 静かに確実に始まる『侵食』。遥か星の海より来たる『使者』。人類の生存圏を襲う未曾有の激変(カタストロフ)。
 外なる宇宙(そら)で誰にも気付かれないまま悠久の時を過ごし、一眠りの時を経て動き出した者・彼等を統べる者の名は『第二の月』風……エターナルムーン。青い地球(ほし)を掌の上に浮かべ彼女は微笑(わら)う。
「させない! この星を、貴方達の自由には! ねぇ、三千さん!」
「はいっ!」←複座(精神コマンド用)
 彼方までをも見通すその運命の千里眼には凛然と戦場を駆け、『使者』戦場ヶ原・ブリュンヒルデ・マグロと死闘を繰り広げる新フランス代表・ミュゼーヌ・三条寺の雄姿が映っていた……!
「ゆ……エターナルムーン様……宜しいのですか?」
 四天王・設……シンヤ殺しが王に囁く。
「良いのです」
 微笑んだままの王は短く答えた。
「これも余興。精々廃滅し、燃え尽きる星のように――その足掻きは私の目を楽しませてくれる事でしょう。
 それより貴方は早く『乙女の塔』とあの『騎士』の発見を……」
 断末魔を上げ、滅びるマグロ(まいひめ(笑))を愉快そうに見つける王の瞳には唯戦慄の虚無が映り込んでいた……!
 迫り来る滅びの時。第三の月の秘密とは? 悠久の月が求める乙女の塔と騎士の秘密とは?
 戦え、僕等のリベルギア! 負けるな僕等の三条寺!

・CAST

 主役(新フランス代表):ミュゼーヌ・三条寺
 ヒロイン(笑):その彼氏
 仲間(新日本代表):結城竜一(力が暴走して死ぬ)
 連合国司令補佐代行(リベルギア隊司令):時村沙織
 軍人(ロシア軍):アークウォーズ(序盤やられるです……)
 謎のロリ(実は軍需重鎮):幼女の毒舌メイド仕様(リベルギア建造したのがかの重工なのでしょう)
『騎士』イセリーア・ハラ・ヘッター:劇場版役立たず
『塔の乙女』イチゴ・サオリーン・ツヨイモン:悠木そあら
『使者』マグロ:戦場ヶ原・ブリュンヒルデ・舞姫(黙っていれば美少女。喋ると残念。動くと無念)
『使者』群体:白髪グラサン
 エターナルムーン四天王筆頭シンヤ殺し:滅べ!
 第二の月・エターナルムーン:ウィンドロイヤル大魔王

・キャッチ
「この運命を、侮らないで――!」

・主題歌
 OP『蒼穹烈覇リベルギア』(歌:エナーシア・ガトリングWITHデリシャス★ピーチ)
 ED『諦めないこの星で……』(歌:氷雨那雪)

【沙織】
「即興適当。配役とグラは基本エイプリル2012から。ミュゼーヌは今度俺に優しくするといいよ」

●あなたにつたえたい。III
 アシュレイの周りが何時も不穏当だとか相変わらず時村親子の血の繋がりを確信するだとか4/1に放映していたアニメの話だとか。
 諸々ひっくるめて適当に流しつつ、漸く始まる後半戦の時間である。
 春のポカポカ陽気に一つ小さな欠伸を噛み殺した桃子は心配停止騒動やら何やらに構わずマイペースに言うのだ。
「じゃあ、そろそろ次の人!」

・神守零六の場合

「セリオが春の陽気にやられたか……可哀想にな。何か見てはいけないものが見えてるぜ。良いだろう、俺が行く。
 次は主人公、神守零六だ。この俺の主人公力を測定する……その勇気は認めてやる。
 だが、スカウターがぶっ壊れても俺に惚れてしまっても責任はとらねぇぜ!
 知れ、この俺の主人公らしさを!
 まず第一に俺は格好良い! そう、これが無くては始まらない!
 主人公は憧れを抱かれる存在、格好良くないといけないんだ! むしろ俺がこんなにも格好良い事こそ主人公の証明で有るとも言える!
 第二に……おっと時間か。
 くっ、まだまだ語りたいことが有るんだが、どうやら余白が足りないみたいだ。また今度聞かせてやるよ。
 ふっ、全く……一周回って罪深い男ってやつだぜ。俺って奴はよ!」

【桃口】
「戦闘力たったの5か。凡人め。
 えーと、レイムさんが主人公になるにはそーですねー。
 うーん……閃いた! 全編フルアニメーションの特別PVを作りましょう! そしてロリを救いましょうよ!」


・白雪陽菜の場合

「アタシは優希(BNE002561)のことが大好き~!
 優しいところもカッコいいところも面白いところも時折見せる可愛いところも全部全部好き~!
 例えこの想いが受け止められなくても、優希が他の女性を好きになってもかまわない……
 けれど、アタシのこの想いだけは絶対に変わることはないんだよー!
 世界で一番優希が好き、世界で一番優希が大事……いつも一緒に笑っていたい。だからお願い無理はしないで!」

【桃口】
「何時も元気なギャグキャラ(笑)が逃げ場なし、IDつきのマジ告白! まさかの天変地異の前触れかぁ!
 さあ、相手は何と答えるのか。これは中々恥ずかしいぞ! いいぞ、その調子だ! もっとやれ!
 ……それはそれとして、三高平の中心で愛を叫ぶこの根性に感動しました。3ピーチあげますね」


・ティアリア・フォン・シュッツヒェンの場合

「ふふ、ごきげんよう桃子。
 相変わらず可憐よね。三高平の純白ヒロインは伊達ではないわね。
 マジエンジェルね。本当に可愛らしいわ。
 皆は結構失礼なことを言っているけれど、わたくしは貴女が好きよ。
 え? わたくしも言っている? それは気のせいよ。
 言ってるとしたらそれは愛情表現よ。ああ、でも恋とかではないわね。
 梅子ラブな桃子が好きなのだから、こっちを向いて欲しいとかではないわよ。
 むしろ変わらない桃子で居てもらいたいわ。ずっと仲良くしていきましょう?」

【桃口】
「全部肯定されると個人的には逆にクルものがあると言うか……何と言うか……
 姉さんは乾いた現代に舞い降りた唯一人のエンジェル(笑)なんで置いといて!
 実はティアリアさんもえなちゃんもそれ以外の皆さんも結構私は好きなので私のも全部愛情表現の一種なのでした。
 あー、新田さんもズンドコから(ドラマ)復活したみたいです。新田さんも。新田さんとか。新田さんみたいな」


・津布理瞑の場合

「どもー、美少女かわいい天使、瞑ちゃんが愛の主張を歌にしました! 聞いて下さい!」

 曲:ラブエリューション2012
 歌詞:瞑ちゃん

 好きさ、好きさ、好きさ、好きさ
 髪焦げてー↑ ラブラブりーん♪ は~ときゅる~ん♪
 愛してる~、うちの計都~♪
 胸は無いけど~、その分うちが巨乳だから、大丈夫だ問題無い(キリッ)
 妄想で男体化~、妄想でイケメン化
「つぶつぶ、愛してるッス」
 きゃあああああああ!!

 それじゃあ皆もご一緒に~
 ラブラブりーん♪は~ときゅる~ん♪
(繰り返し×6)
 超絶美少女!つ ぶ るちゃんっ♪


「ありがとうありがとう、また次に会う時には計都的な人と罵りあうことでしょう
 それでは次に会うときまで~さようなら~!」

【桃口】
「はい。さようなら。……プッ」


・スペード・オジェ・ルダノワの場合

「友達が欲しい。友達が欲しい。友達が欲しい。
 ともだちが欲しい。ともだちが欲しい。ともだちが欲しい。
 依頼の成功を喜びあえる友達が欲しい。
 アトリエの完成を祝いあえる友達が欲しい。
 何気ない日常の会話を楽しめる友達が欲しい。
 三人ピンナップの実相を楽しみに思える自分になりたい。
 和気あいあいとした他人の4人ピンナップを見ても涙で枕を濡らさない自分になりたい。
 公式コーポで、個人コーポで、イベシナで、個性派ぞろいな集団の中でも委縮せずに話しかけられる自分になりたい。
 蜜のように優しくて甘い言葉をかけてくれる友達が欲しい。
 目が覚めるようなピリリと辛い叱咤を浴びせてくれる友達が欲しい。
 私は――ここに……います」

【中辛】
「んー? じゃあ、ももこさんが友達になってあげるです。はい、あくしゅ。
 おい、そこらへんのやつら! おまえらもきょうりょくしろ! 心肺停止? 寝てる場合か!」


・チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワの場合

「科学大好きな良い子のロシアン及びジャパニーズ及びこの地球上に生ける70億のぴーぽー、ケミってますかー!?
 ん、いいお返事ですね。それではチャイカお姉さん、今日は無機物の素晴らしさについて語りますよー!
 そもそも人類というものは何かを使(中略)
 神話の作ら(中略)ピュグマリオンとガラ(中略)
 宇宙工(中略)某小惑星探査機が擬人(中略)
 すなわちそれはアミニ(中略)ツクモガミを信仰するソウルが(中略)
 そう、みなさん無機物を愛さずにはいられないのです! ありとあらゆるモノにラヴを! チャイカでした!」

【桃口】
「……えーと、つまりレベルを上げて物理で殴れば解決であってますか?」

『お姉さん』ならぬ十歳の幼女がテンション高めに演説をする一方で。
 一時心肺停止した夏栖斗がこの辺で運命に縋ったり何とかしたりして。
『告白大会』なる良く分からない企画は微妙な顔を討ち死にの如く枕に並べ、相も変わらず適当に緩く過ぎていく。
 人間同士の関係は一朝一夕には変わらないけれど。
 例えばそう――これも発散したい変の歌。じゃなくて、恋の歌。

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
 YAMIDEITEIです。
 これからオフの準備です。ひぃ。

 重傷は心の重傷等も含みます。
 MVPは面白かったから以外の理由は特にありません。

 衝撃がやって来る!
『運命のリベルギア』近日公開!(しませんよ)

 シナリオ、お疲れ様でした。

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レアドロップ:『クロロフォルム(桃印)』
カテゴリ:アームズ
取得者:結城・ハマリエル・虎美(BNE002216)


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レアドロップ:『リベルギア設定メモ』
カテゴリ:アクセサリー
取得者:・ミュゼーヌ・三条寺(BNE000589)


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レアドロップ:『ピーチ(三点)』
カテゴリ:アクセサリー
取得者:白雪 陽菜(BNE002652)