|
「ヨゴレ」と呼ばれる鮫の因子を持ち、とがった歯、どこか魚を思わせる光のない瞳、名前の由来の白い斑点のような痣を手足に持つ。加齢が止まり、12歳程の幼く中性的な容姿の持ち主。生きる事は煩わしいが、積極的に死ぬ気もない。日々を惰性で過ごす生き損ないの死に損ない。皮肉と自嘲。劣等感と虚栄心。嫉妬と羨望。「他人」を人とも思わぬ人でなし。反面、妙な処で甘さが残る。「人」というには足りないモノが多すぎて「獣」というには余計なモノが多すぎる「人間失格」。己が「敵」と見なした者に対しては、余裕ぶった態度を捨て「業」ともいえる攻撃的な本性を露わにする。「敵」の認識は肉体的な強さよりも精神的な強さを持つ者である。
|
|