<ヒノマル戦争>京都愛宕神社制圧作戦
●
「現在ファイヴはヒノマル陸軍と戦争状態にある。FH協定によって一般人に被害が出ることは無いが、その分チーム戦による拠点制圧が決戦の鍵となるだろう。
今回は『京都愛宕神社』の制圧作戦を行なう。
これは皆の提案に加え、地獄刃鉄及び第三覚醒隊撃破によって発見した敵拠点だ。解説を頼めるか?」
「分かりました。把握している限りの情報になりますが……」
中 恭介(nCL2000002)に頼まれる形で、『エピファニアの魔女』ラーラ・ビスコッティ(CL2001080)が解説を始めた。
「地獄刃鉄が発生したのは千葉県愛宕山にある石碑が壊れたからでした。内容から察するに、現代日本の戦乱に応じて古い封印から解かれたのでしょう。
私はこのことから、愛宕信仰の総本社である京都愛宕山……正確には愛宕神社にルーツがあるのではと考えました」
「その予想は、見事に、的中したようですね」
『突撃巫女』神室・祇澄(CL2000017)が封筒を手にして頷いた。
「これは、地獄刃鉄との戦いに勝利して、相手から入手した。地図です。愛宕神社の場所が、書かれています」
「そこに行けばまたあのおじさんと戦えるんだね!」
『鬼籍あるいは奇跡』御影・きせき(CL2001110)がにっこり笑って刀を握る。
アタリは彼らの会話に深く頷いた。
愛宕信仰は火防の神と知られているが、神仏習合の時代には勝軍地蔵を本地仏とし、武神としても知られていた。
有名どころでは直江兼続などがその信者とされている。地獄刃鉄はそうした古い『怨敵必殺の願い』によって生まれた古妖、禍ツ神だ。
「総本社で戦うとなれば、パワーアップも見込まれる。
だが逆に言えば、この拠点を制圧することで地獄刃鉄は最大のパワースポットを喪い弱体化するということだ。
皆、気を引き締めてかかってくれ!」
●地獄人鉄
京都愛宕神社・隠堂。
社の奥深くに隠された秘密の堂である。神仏習合時代の遺物だが、今は地獄刃鉄の結界によって建物が強固に守られていた。
板張りの床と壁。広い剣道場のような雰囲気をもつ建物だ。
その奥にて。
「………………」
地獄刃鉄は静に正座し、来るべき時を待っていた。
彼にとっての存在意義。
戦の時を、待っていた。
「現在ファイヴはヒノマル陸軍と戦争状態にある。FH協定によって一般人に被害が出ることは無いが、その分チーム戦による拠点制圧が決戦の鍵となるだろう。
今回は『京都愛宕神社』の制圧作戦を行なう。
これは皆の提案に加え、地獄刃鉄及び第三覚醒隊撃破によって発見した敵拠点だ。解説を頼めるか?」
「分かりました。把握している限りの情報になりますが……」
中 恭介(nCL2000002)に頼まれる形で、『エピファニアの魔女』ラーラ・ビスコッティ(CL2001080)が解説を始めた。
「地獄刃鉄が発生したのは千葉県愛宕山にある石碑が壊れたからでした。内容から察するに、現代日本の戦乱に応じて古い封印から解かれたのでしょう。
私はこのことから、愛宕信仰の総本社である京都愛宕山……正確には愛宕神社にルーツがあるのではと考えました」
「その予想は、見事に、的中したようですね」
『突撃巫女』神室・祇澄(CL2000017)が封筒を手にして頷いた。
「これは、地獄刃鉄との戦いに勝利して、相手から入手した。地図です。愛宕神社の場所が、書かれています」
「そこに行けばまたあのおじさんと戦えるんだね!」
『鬼籍あるいは奇跡』御影・きせき(CL2001110)がにっこり笑って刀を握る。
アタリは彼らの会話に深く頷いた。
愛宕信仰は火防の神と知られているが、神仏習合の時代には勝軍地蔵を本地仏とし、武神としても知られていた。
有名どころでは直江兼続などがその信者とされている。地獄刃鉄はそうした古い『怨敵必殺の願い』によって生まれた古妖、禍ツ神だ。
「総本社で戦うとなれば、パワーアップも見込まれる。
だが逆に言えば、この拠点を制圧することで地獄刃鉄は最大のパワースポットを喪い弱体化するということだ。
皆、気を引き締めてかかってくれ!」
●地獄人鉄
京都愛宕神社・隠堂。
社の奥深くに隠された秘密の堂である。神仏習合時代の遺物だが、今は地獄刃鉄の結界によって建物が強固に守られていた。
板張りの床と壁。広い剣道場のような雰囲気をもつ建物だ。
その奥にて。
「………………」
地獄刃鉄は静に正座し、来るべき時を待っていた。
彼にとっての存在意義。
戦の時を、待っていた。

■シナリオ詳細
■成功条件
1.地獄刃鉄に勝利する
2.なし
3.なし
2.なし
3.なし
戦闘の勝敗によって拠点制圧の是非が決定します。
●シチュエーションデータ
京都愛宕神社・隠堂。
足場や照明に関する戦闘への影響は一切なし。
あらゆる意味で戦闘に集中して頂きます。
●エネミーデータ
相手は地獄刃鉄のみ。
変わった二刀流で戦う禍ツ神(古妖)です。
覚者でいうと体値に全振りしたようなとち狂ったステータスですが、それだけに攻撃には一撃必殺並の威力があります。
こちらのチームプラスアルファが思い切りぶつかってようやく互角となります。
戦闘能力は全開スキャンした内容から基本値を底上げしたものなので、これ以上のスキャンは必要としません。
以下、使用スキル。
→[攻撃] A:物近単【三連】ゆらぎなし
→[攻撃] A:物近単【必殺】
→[攻撃] A:物近単[貫2][貫:50%,100%]
→[強化] P:自 HPチャージ、自然治癒
攻略法はもう全員が持てる限りの最大攻撃力で殴りかかって破壊の限りをつくすのみです。
相手はこちらを当たり前のようにワンターンキルしてくるので、補助・回復・BSを大胆に投げ捨てて『やられる前にやる作戦』を極めることをお勧めします。
フルパワー状態の地獄刃鉄はそのくらい極まった敵です。
●味方戦力
・柄司:火彩。灼熱化からの豪炎撃が基本プラン。命数復活あり。
・鎬次郎:戦巫女之祝詞からの斬・二の構えが基本プラン。今回は物理防御をかなり上げてきているので、地獄刃鉄の攻撃に2ターンだけ耐えられる(実質的には命数復活する柄司と一緒)。
==============================
・補足ルール1
EXプレイングにてこちらからの攻撃アクションを投票できます。
ヒノマル陸軍のもっている施設や侵攻に必要なルートの中で、『攻撃したい場所を一つだけ』EXプレイングに書いて送ってください。
対象は『現在判明しているが制圧できていない拠点』か『まだ見つけていない捜索中の拠点』となります。捜索中の拠点を指定した場合、発見し次第攻撃可能となります。
『3票以上』ある対象を票が多い順に中恭介が採用していきます。
票が固まらなかった場合全て無効扱いとなり、中恭介が適当に選びます。
投票は本戦争期間中ずっと有効です。
また、対象拠点はシナリオの成果に応じて発見できることがあります。
・補足ルール2
以前の依頼で判明した主要敵の能力が事前情報に反映されています。
・補足ルール3
性質上『FH協定』をこちらから一方的に破棄することが可能です。
ただしそのためには『依頼参加者全員』の承認を必要とします。
協定を破棄した場合、互いに無秩序状態になり、捕虜の獲得や兵器の鹵獲、リンチによる完全殺害が可能になる反面、民間人や協力団体にも多大な被害が出ます。
・FH協定
ファイヴとヒノマル陸軍の間に交わされた戦争上の協定です。
戦闘に関係の無い民間人に被害を出したくないファイヴ。
兵器製造など戦争の準備を邪魔されたくないヒノマル陸軍。
双方の条件を満たすものとして、戦争におけるルール、つまり協定を結んでいます。
双方『ほぼ同格』の総合戦闘力を持ったチームを編成し、民間人に直接的被害の出ない場所で戦闘を行なうこと。
またファイヴが所属覚者を長期拘束できないため、ヒノマル側・ファイヴ側双方どちらが敗北した場合でも捕虜獲得や兵器鹵獲をせず、撤退を許すこと。
こうしたチーム戦で互いに要所を制圧・もしくは奪還し、来たるべき決戦の日に両者同時に拠点を襲撃・及び防衛し合うものである。
互いにルールの曲解や、逆手に取った悪用はしないことで合意しています。
==============================
状態
完了
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
相談日数
6日
6日
参加費
100LP[+予約50LP]
100LP[+予約50LP]
参加人数
6/6
6/6
公開日
2016年12月13日
2016年12月13日
■メイン参加者 6人■

●
想像せよ。
赤い蝋燭が灯るさま。
手前から奥へ順番に灯るさま。
無数に続く鳥居の先へ伸びるさま。
やがて木板の御堂に座を組んだ、地獄刃鉄を照らすさま。
前置きならばこれだけでいい。
いざ。
地獄刃鉄の首を笑顔で切断する『鬼籍あるいは奇跡』御影・きせき(CL2001110)。笑顔のまま首を刀が貫いたならば、大きく切断して壁一面を赤く染めた。
「はっ――」
自分の前髪を掴み、首に押しつけ、両目をきらきらと見開いて笑う半身血まみれのきせき。
「すごいすごい! もっとやろ! 楽しいよ!」
地を蹴り身をひねる。
独楽の如く高速回転したきせきは身の丈にあわぬほどの双刀を強引に振り回し、常人であれば六度は殺せる斬撃を繰り出した。
それを斬撃一本ではねのける地獄刃鉄。
衝撃が波をうち、床板を引っぺがし、天井をへこませ、きせきの身体と周囲の風景をまるごとかきまぜて御堂の外へと吹き飛ばした。
壁を破って吹き飛ぶきせき。
地面をワンバウンドして体勢を調整。ツーバウンドでブレーキ――をかけた所で眼前に急接近した地獄刃鉄が大上段二刀打ち。
咄嗟に飛び退いたきせきは反動によって吹き上げられ。回転しながら石の階段を転げ落ちていく。
最上段から跳躍する地獄刃鉄。
刀を翳したその瞬間に背後から身を突く炎。背中から胸へと貫いて伸びた炎の刃が、背後の『白焔凶刃』諏訪 刀嗣(CL2000002)を照らし出す。
歯を見せて獣の如く笑う刀嗣。身をひねった地獄刃鉄は刀嗣の首から足首にかけての三十八箇所を一瞬で切断す――強制キャンセル。刀嗣は相手の刀を無理矢理掴んで組み付くと、地獄刃鉄と共に自由落下していった。
鳥居をへし折って墜落。
マウントをとった刀嗣は刀を大きく振り上げると、大地よ爆ぜよとばかりに叩き付けた。
叩き付け、叩き付け、叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付けた。
大地がクレーターと同価値に帰す頃、地獄刃鉄は砂から身体を作って刀嗣の背後に出現。
二刀まとめてのゴルフスイング。咄嗟に刀を挟んで斬撃を受けた刀嗣だが、それだけで山の木々が七十八本根こそぎ引っぺがされていく。
その中心部にいた刀嗣など当然のように吹き飛び、森の上でカッと口を開く。
笑うためだ。笑うためにしか口は開かない。
すぐに歯を食いしばり、目を見開く。樹木に着地――しようとしたところで足を掴んだ『紅戀』酒々井 数多(CL2000149)が脇へ強引に投げ捨てる。
枝葉のクッションに投げ込まれた刀嗣に代わって数多は石段に着地。
世にも恐ろしくウィンクすると、非人間的な足取りで石段を駆け上がる。
一歩踏むたびに頑丈な石がへし折れ砕け、砂塵となって散っていく。
御堂に戻ろうとしていた地獄刃鉄の背中めがけて跳躍。
スローモーション。
振り返る地獄刃鉄。
大上段に刀を振り上げる数多。
両手持ち、全身全霊を『刀を振る』ことだけに集中させ、叩き付ける。
地獄刃鉄のボディが真っ二つに裂け、砕け、地面ごと粉砕して散っていく。
着地のことすら考えずに放たれた斬撃後、ごろごろと転がる数多。
刀をしっかりと掴んで立ち上がっ――た瞬間に胴体を横一文字に切断。
その余波で背後の御堂の壁が上下真っ二つに裂け、瓦屋根が泡立つようにはじけていく。
倒れるのを待ちはしない。『天使の卵』栗落花 渚(CL2001360)が数多の上を飛び越えて、巨大な注射器を振り込んだ。
バックスウェーでかわす地獄刃鉄。叩き付けられた地面が爆ぜるが構わず渚は再び踏み込み横スイング。
顎が地面につくほどに体勢を低くした地獄刃鉄がその下を潜り急速接近。
交差させた刀を二文字に繰り出すも、手元の注射器を盾にしてガード。
まるで蹴り飛ばされたサッカーボールよろしく吹き飛んだ渚は崩壊した瓦屋根を決定的に爆砕しつつ天空へと飛び上がった。
身体がゆっくりと回転する。空が見える。
空に重なって地獄刃鉄が現われる。
咄嗟にガード。
大上段二刀打ちで地面に叩き付けられた渚は回転しながらバウンドし、無数に樹木を破壊しながら転がっていく。
背をつけて座り込む渚。
眼前に着地する地獄刃鉄。
駆け込む相手に力なく口を開いていた――かに思われた渚は目に光を灯して歯を食いしばり、注射器を思い切りスイングした。
直撃した地獄刃鉄が樹木をへし折りながら吹き飛び人口池へ墜落。
ざばりと起き上がった所へ飛び込んできたのは鹿ノ島・遥(CL2000227)。
拳を地面に叩き付けるように着地すると、腕をぐるんと回して空手の構えをとった。
両者池に膝をつけたまますり足。
ゆっくりと、静かに、互いの間合いを奪い合う。
木の葉から滴が落ち、水面を打っ――踏み込み正拳突き。回転袈裟斬り。
地獄刃鉄の肩が粉砕され、遥の半身が切り取られ、両者の衝撃で池の水が全て吹き飛んでいった。
舞い上がった水が雨と鳴り降り注ぐ。
髪と服ををぺったりと濡らした『突撃巫女』神室・祇澄(CL2000017)が正面から突撃。
斬撃、相殺。
斬撃、相殺。
両者足を止めたまま一瞬のうちに七十七の太刀を交わしあい、その全てを互いに弾き合っていく。
手首ごと斬られて跳ね上げられる祇澄の手首。
手首ごと斬られて跳ね上げられる地獄刃鉄の手首。
繰り出す刀が至近距離でぶつかり火花を散らし、胸を反らした祇澄は自らの刀を口で掴んで振り込んだ。
青い目が光り軌跡を描き、刀のつやが軌跡を描く。
逆手に握った刀で受け止める地獄刃鉄。
ぐっと振り上げた足が祇澄の腹に当てられ、まるでカタパルト発射の如く天空へと蹴り出された。
跳躍し、崩壊した床と壁しか残らない御堂へと着地。
鎬次郎と柄司が双方から斬りかかるが、それをそれぞれ一刀ずつではじき返し、回転斬りでもって二人を周囲の空間ごと吹き飛ばした。
あとに残ったのは半畳ほどの床板のみである。
えぐれた土と折れた柱。根っこごと引っぺがされた樹木が放射状に倒れる大地。
樹木を蹴っ飛ばして、数多が現われた。
血と土を吐き捨てて、刀嗣が現われる。
顔を泥だらけにして、きせきが現われる。
反対側からは、渚と遥。
側面からは柄司と鎬次郎。
反則面からは祇澄が現われ、それぞれ一斉に武器を構えた。
「地獄刃鉄さん、あんたの目の前にいる相手はみんな、あんたが全力をふるうに値するヤツだ。保証するぜ」
両足を、柱の如く大地に打ち付け、一撃必殺の構えをとる遥。
「畏れ多くも、乱れて、しまいましたね」
刀をしっかりと握り、深く礼をする祇澄。
「知ってた、地獄刃鉄さん? 私、ナイチンゲールの誓いを目指してるんだよ」
巨大な注射器を引きずり、両手で掴み上げる渚。
「俺は戦うのが好きで勝つのが好きだ。強い奴と戦って勝つのが好きだ。お前に勝つ。ぶち倒す!」
リットル単位の血を吐き捨てて、炎の刀を杖のようについて起き上がる刀嗣。
「感じるわ。身体の奥から沸いてくる、熱くてどろどろしたもの……」
刀を引きずり、肩へ強引に担ぐ数多。
柄司はそんな彼らを化け物のように見ていた。
「なんだよ、誰も人の話を聞いちゃいねえ……」
「戦意と殺意のみで全宇宙を埋める脳髄のあわだち。即ち、修羅なり」
刀を防御の構えで整える鎬次郎。
「柄司。お前もいずれ知る日が来よう」
目をぱっちりと開いたきせきが、世にも楽しそうに笑った。
「おじさんは戦うの楽しい!? ぼくはすーーーーーーーーっごくたのしいよ!」
地獄刃鉄は刀を下ろし、目を瞑る。
「我は祈られて顕われて、戦うだけが存在理由の禍ツ神よ。戦に喜怒哀楽もない筈だったが」
口の端だけで笑った。
「今はあえて言おう。『楽しいぞ』!」
二刀を地面に突き立てる。
と同時に、大地から無数の刀が飛び出した。
全てが本物級。写刀・地国刀。
総計九十八本。
「――来い!」
地獄刃鉄の顔面を粉砕した遥の拳がみじん切りにされると同時に膝蹴りが刀をへし折った遥の胸を貫く刀を切断する刀嗣の斬撃を腕ごと切断した地獄刃鉄の襟首を掴んで寄せた数多の刀が地獄刃鉄を上下真っ二つに切断したかと思えば数多の身体がサイコロステーキサイズになるやいなや渚が刀と地獄刃鉄を丸ごとスイングで破壊した彼女の心臓を貫く三十本の刀を叩ききる祇澄の刀に神が宿ったかのようにさえを増し地獄刃鉄を七十分割した途端に祇澄の心臓を刀が貫くが更に踏み込み更に百四十分割にしていく祇澄の腕を切断した地獄刃鉄の胸を貫く柄司の剣がへし折れられると同時に刀が突き込まれるも鎬次郎が身体を滑り込ませて受け止めた刀三十三本を一気に引き抜いて渚へ放つが片腕だけで片っ端からへし折っていく祇澄の頭が飛んだ空に被るように飛び上がったきせきの秒間二十の斬撃が次々に地獄刃鉄の刀をへし折っていき最後に突き立てた刀が地獄刃鉄の肩を貫通、刀嗣の刀が胸を貫通、柄司の刀が右腕を貫通、渚の注射器が足を貫通、遥の拳が腹を貫通、祇澄の刀が左腕を貫通。
飛びかかった数多の剣が根元でへし折られたが構わずスイング。衝撃波だけが地獄刃鉄の全身を消し飛ばし、周囲にへし折れた刀を大量にまき散らした。
ばたばたと倒れていく刀嗣たち。
数多もうつ伏せに倒れたが、彼女の首元にざくりと刀が突き立てられた。
半壊した地獄刃鉄が立てたものである。地獄刃鉄のご神体、つまり本体でもある刀によく似た『写刀・愛縄地獄』である。
顔も半分しか残っていない、上半身など殆ど原型をとどめておらず、左腕と右足だけでギリギリ立っているような状態だった。
「土産だ。くれてやる」
じわじわと砂があつまり、地獄刃鉄の身体を作っていく。
その壊れかけの身体で立ち去ろうとする地獄刃鉄に、数多はむくりと起きて言った。
「まちなさいよ」
刀の刀身をがしりと掴んで、起き上がる。
「とびっきり、まだ見せきってないのよ」
唇の血と泥を舐めて、数多は左右非対称に笑った。
「もう一本!」
愛縄地獄を抜く数多。
地獄刃鉄は天をあおぎ、からからと笑った。
笑って、その場に刺さった刀を抜く。
「いざ――」
「尋常にィ――!」
人間の速度で立ち上がり、人間の速度で走り、人間の腕力で叩き付ける。
地獄刃鉄は斬撃を頭上で受け、斜めに傾けて流れる水の如く受け流す。
返す刀で首を狙うが、数多は屈んで回避。髪が切れ飛んでいくのを無視して足首を狙って振った。
飛び退く地獄刃鉄。
「ナメんな……俺を、置いて」
土を掴んで立ち上がる刀嗣。
「盛り上がってんじゃねえぞクソコラアアアア!」
人間の力で飛び上がり、炎の刀を叩き込む。
木に刺さった写刀・恫活地獄を抜いて刀を弾く地獄刃鉄。
それた軌道のまま地面に激突。転がり、無理矢理に立ち上がって刀で眼前の足を払う刀嗣。
跳躍回避。
そこへ刀をぶん投げるきせき。
「ぼくもっ……ぼくもやる!」
落ちた刀を拾って走る。引きずって走る。
飛んできた刀を弾いて着地。無理矢理叩き付けてきたきせきの刀を空から落ちてきた写刀・無感地獄と共に交差して受け止める。
べきりとへし折れる刀。
「祇澄さん!」
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ……!」
渚と祇澄が肩を組んで立ち上がり、
それぞれの手に刀を持って突撃した。
大きく飛び退き、写刀・共感地獄と写刀・代共感地獄をそれぞれ抜いて斬撃を打ち合わせる。
折れて刀身が飛んでいく。
「へへ……」
柄司と鎬次郎に引っ張り上げられ、遥がプロテクターを脱いで立ち上がる。
ずずんと大地を穿つかのように沈むプロテクター。
拳をぎゅっと握りしめ、遥は走った。
写刀・情熱地獄を地面から抜いて振り込む地獄刃鉄。
眼前で裏拳を打ち合わせて刀を受け止め、べきんとへし折る。
流れるように肘を打ち込み、足を踏み込んで地獄刃鉄を吹き飛ばした。
「もっと、もっと、やろ……う」
遥はそうして、気を失った。
●
やがて。
八つ裂きになった分厚い封筒とその中身を前に崩れ落ちた柄司を横目に、遥たちはなぜかすっかり元通りに直っていた御堂の中で目を覚ました。
「じ、地獄刃鉄は!?」
ハッとして振り返ると、壁にでかでかと『敗北を認める』という旨の詩が刀でもって彫り込まれており、そのまま脱力してぶっ倒れた。
「またよみがえって来いよ」
「いつだって、迎え撃つから」
刀嗣と遥は天井を眺めて呟いた。
壁に背をつけ、ぐったりと微笑む祇澄ときせき。
彼らの視線を受けて、数多は自らのそばに突き立った刀にピタリと頬をよせた。
「その時にはきっと、あなたのとびっきりを見せて」
想像せよ。
赤い蝋燭が灯るさま。
手前から奥へ順番に灯るさま。
無数に続く鳥居の先へ伸びるさま。
やがて木板の御堂に座を組んだ、地獄刃鉄を照らすさま。
前置きならばこれだけでいい。
いざ。
地獄刃鉄の首を笑顔で切断する『鬼籍あるいは奇跡』御影・きせき(CL2001110)。笑顔のまま首を刀が貫いたならば、大きく切断して壁一面を赤く染めた。
「はっ――」
自分の前髪を掴み、首に押しつけ、両目をきらきらと見開いて笑う半身血まみれのきせき。
「すごいすごい! もっとやろ! 楽しいよ!」
地を蹴り身をひねる。
独楽の如く高速回転したきせきは身の丈にあわぬほどの双刀を強引に振り回し、常人であれば六度は殺せる斬撃を繰り出した。
それを斬撃一本ではねのける地獄刃鉄。
衝撃が波をうち、床板を引っぺがし、天井をへこませ、きせきの身体と周囲の風景をまるごとかきまぜて御堂の外へと吹き飛ばした。
壁を破って吹き飛ぶきせき。
地面をワンバウンドして体勢を調整。ツーバウンドでブレーキ――をかけた所で眼前に急接近した地獄刃鉄が大上段二刀打ち。
咄嗟に飛び退いたきせきは反動によって吹き上げられ。回転しながら石の階段を転げ落ちていく。
最上段から跳躍する地獄刃鉄。
刀を翳したその瞬間に背後から身を突く炎。背中から胸へと貫いて伸びた炎の刃が、背後の『白焔凶刃』諏訪 刀嗣(CL2000002)を照らし出す。
歯を見せて獣の如く笑う刀嗣。身をひねった地獄刃鉄は刀嗣の首から足首にかけての三十八箇所を一瞬で切断す――強制キャンセル。刀嗣は相手の刀を無理矢理掴んで組み付くと、地獄刃鉄と共に自由落下していった。
鳥居をへし折って墜落。
マウントをとった刀嗣は刀を大きく振り上げると、大地よ爆ぜよとばかりに叩き付けた。
叩き付け、叩き付け、叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付け叩き付けた。
大地がクレーターと同価値に帰す頃、地獄刃鉄は砂から身体を作って刀嗣の背後に出現。
二刀まとめてのゴルフスイング。咄嗟に刀を挟んで斬撃を受けた刀嗣だが、それだけで山の木々が七十八本根こそぎ引っぺがされていく。
その中心部にいた刀嗣など当然のように吹き飛び、森の上でカッと口を開く。
笑うためだ。笑うためにしか口は開かない。
すぐに歯を食いしばり、目を見開く。樹木に着地――しようとしたところで足を掴んだ『紅戀』酒々井 数多(CL2000149)が脇へ強引に投げ捨てる。
枝葉のクッションに投げ込まれた刀嗣に代わって数多は石段に着地。
世にも恐ろしくウィンクすると、非人間的な足取りで石段を駆け上がる。
一歩踏むたびに頑丈な石がへし折れ砕け、砂塵となって散っていく。
御堂に戻ろうとしていた地獄刃鉄の背中めがけて跳躍。
スローモーション。
振り返る地獄刃鉄。
大上段に刀を振り上げる数多。
両手持ち、全身全霊を『刀を振る』ことだけに集中させ、叩き付ける。
地獄刃鉄のボディが真っ二つに裂け、砕け、地面ごと粉砕して散っていく。
着地のことすら考えずに放たれた斬撃後、ごろごろと転がる数多。
刀をしっかりと掴んで立ち上がっ――た瞬間に胴体を横一文字に切断。
その余波で背後の御堂の壁が上下真っ二つに裂け、瓦屋根が泡立つようにはじけていく。
倒れるのを待ちはしない。『天使の卵』栗落花 渚(CL2001360)が数多の上を飛び越えて、巨大な注射器を振り込んだ。
バックスウェーでかわす地獄刃鉄。叩き付けられた地面が爆ぜるが構わず渚は再び踏み込み横スイング。
顎が地面につくほどに体勢を低くした地獄刃鉄がその下を潜り急速接近。
交差させた刀を二文字に繰り出すも、手元の注射器を盾にしてガード。
まるで蹴り飛ばされたサッカーボールよろしく吹き飛んだ渚は崩壊した瓦屋根を決定的に爆砕しつつ天空へと飛び上がった。
身体がゆっくりと回転する。空が見える。
空に重なって地獄刃鉄が現われる。
咄嗟にガード。
大上段二刀打ちで地面に叩き付けられた渚は回転しながらバウンドし、無数に樹木を破壊しながら転がっていく。
背をつけて座り込む渚。
眼前に着地する地獄刃鉄。
駆け込む相手に力なく口を開いていた――かに思われた渚は目に光を灯して歯を食いしばり、注射器を思い切りスイングした。
直撃した地獄刃鉄が樹木をへし折りながら吹き飛び人口池へ墜落。
ざばりと起き上がった所へ飛び込んできたのは鹿ノ島・遥(CL2000227)。
拳を地面に叩き付けるように着地すると、腕をぐるんと回して空手の構えをとった。
両者池に膝をつけたまますり足。
ゆっくりと、静かに、互いの間合いを奪い合う。
木の葉から滴が落ち、水面を打っ――踏み込み正拳突き。回転袈裟斬り。
地獄刃鉄の肩が粉砕され、遥の半身が切り取られ、両者の衝撃で池の水が全て吹き飛んでいった。
舞い上がった水が雨と鳴り降り注ぐ。
髪と服ををぺったりと濡らした『突撃巫女』神室・祇澄(CL2000017)が正面から突撃。
斬撃、相殺。
斬撃、相殺。
両者足を止めたまま一瞬のうちに七十七の太刀を交わしあい、その全てを互いに弾き合っていく。
手首ごと斬られて跳ね上げられる祇澄の手首。
手首ごと斬られて跳ね上げられる地獄刃鉄の手首。
繰り出す刀が至近距離でぶつかり火花を散らし、胸を反らした祇澄は自らの刀を口で掴んで振り込んだ。
青い目が光り軌跡を描き、刀のつやが軌跡を描く。
逆手に握った刀で受け止める地獄刃鉄。
ぐっと振り上げた足が祇澄の腹に当てられ、まるでカタパルト発射の如く天空へと蹴り出された。
跳躍し、崩壊した床と壁しか残らない御堂へと着地。
鎬次郎と柄司が双方から斬りかかるが、それをそれぞれ一刀ずつではじき返し、回転斬りでもって二人を周囲の空間ごと吹き飛ばした。
あとに残ったのは半畳ほどの床板のみである。
えぐれた土と折れた柱。根っこごと引っぺがされた樹木が放射状に倒れる大地。
樹木を蹴っ飛ばして、数多が現われた。
血と土を吐き捨てて、刀嗣が現われる。
顔を泥だらけにして、きせきが現われる。
反対側からは、渚と遥。
側面からは柄司と鎬次郎。
反則面からは祇澄が現われ、それぞれ一斉に武器を構えた。
「地獄刃鉄さん、あんたの目の前にいる相手はみんな、あんたが全力をふるうに値するヤツだ。保証するぜ」
両足を、柱の如く大地に打ち付け、一撃必殺の構えをとる遥。
「畏れ多くも、乱れて、しまいましたね」
刀をしっかりと握り、深く礼をする祇澄。
「知ってた、地獄刃鉄さん? 私、ナイチンゲールの誓いを目指してるんだよ」
巨大な注射器を引きずり、両手で掴み上げる渚。
「俺は戦うのが好きで勝つのが好きだ。強い奴と戦って勝つのが好きだ。お前に勝つ。ぶち倒す!」
リットル単位の血を吐き捨てて、炎の刀を杖のようについて起き上がる刀嗣。
「感じるわ。身体の奥から沸いてくる、熱くてどろどろしたもの……」
刀を引きずり、肩へ強引に担ぐ数多。
柄司はそんな彼らを化け物のように見ていた。
「なんだよ、誰も人の話を聞いちゃいねえ……」
「戦意と殺意のみで全宇宙を埋める脳髄のあわだち。即ち、修羅なり」
刀を防御の構えで整える鎬次郎。
「柄司。お前もいずれ知る日が来よう」
目をぱっちりと開いたきせきが、世にも楽しそうに笑った。
「おじさんは戦うの楽しい!? ぼくはすーーーーーーーーっごくたのしいよ!」
地獄刃鉄は刀を下ろし、目を瞑る。
「我は祈られて顕われて、戦うだけが存在理由の禍ツ神よ。戦に喜怒哀楽もない筈だったが」
口の端だけで笑った。
「今はあえて言おう。『楽しいぞ』!」
二刀を地面に突き立てる。
と同時に、大地から無数の刀が飛び出した。
全てが本物級。写刀・地国刀。
総計九十八本。
「――来い!」
地獄刃鉄の顔面を粉砕した遥の拳がみじん切りにされると同時に膝蹴りが刀をへし折った遥の胸を貫く刀を切断する刀嗣の斬撃を腕ごと切断した地獄刃鉄の襟首を掴んで寄せた数多の刀が地獄刃鉄を上下真っ二つに切断したかと思えば数多の身体がサイコロステーキサイズになるやいなや渚が刀と地獄刃鉄を丸ごとスイングで破壊した彼女の心臓を貫く三十本の刀を叩ききる祇澄の刀に神が宿ったかのようにさえを増し地獄刃鉄を七十分割した途端に祇澄の心臓を刀が貫くが更に踏み込み更に百四十分割にしていく祇澄の腕を切断した地獄刃鉄の胸を貫く柄司の剣がへし折れられると同時に刀が突き込まれるも鎬次郎が身体を滑り込ませて受け止めた刀三十三本を一気に引き抜いて渚へ放つが片腕だけで片っ端からへし折っていく祇澄の頭が飛んだ空に被るように飛び上がったきせきの秒間二十の斬撃が次々に地獄刃鉄の刀をへし折っていき最後に突き立てた刀が地獄刃鉄の肩を貫通、刀嗣の刀が胸を貫通、柄司の刀が右腕を貫通、渚の注射器が足を貫通、遥の拳が腹を貫通、祇澄の刀が左腕を貫通。
飛びかかった数多の剣が根元でへし折られたが構わずスイング。衝撃波だけが地獄刃鉄の全身を消し飛ばし、周囲にへし折れた刀を大量にまき散らした。
ばたばたと倒れていく刀嗣たち。
数多もうつ伏せに倒れたが、彼女の首元にざくりと刀が突き立てられた。
半壊した地獄刃鉄が立てたものである。地獄刃鉄のご神体、つまり本体でもある刀によく似た『写刀・愛縄地獄』である。
顔も半分しか残っていない、上半身など殆ど原型をとどめておらず、左腕と右足だけでギリギリ立っているような状態だった。
「土産だ。くれてやる」
じわじわと砂があつまり、地獄刃鉄の身体を作っていく。
その壊れかけの身体で立ち去ろうとする地獄刃鉄に、数多はむくりと起きて言った。
「まちなさいよ」
刀の刀身をがしりと掴んで、起き上がる。
「とびっきり、まだ見せきってないのよ」
唇の血と泥を舐めて、数多は左右非対称に笑った。
「もう一本!」
愛縄地獄を抜く数多。
地獄刃鉄は天をあおぎ、からからと笑った。
笑って、その場に刺さった刀を抜く。
「いざ――」
「尋常にィ――!」
人間の速度で立ち上がり、人間の速度で走り、人間の腕力で叩き付ける。
地獄刃鉄は斬撃を頭上で受け、斜めに傾けて流れる水の如く受け流す。
返す刀で首を狙うが、数多は屈んで回避。髪が切れ飛んでいくのを無視して足首を狙って振った。
飛び退く地獄刃鉄。
「ナメんな……俺を、置いて」
土を掴んで立ち上がる刀嗣。
「盛り上がってんじゃねえぞクソコラアアアア!」
人間の力で飛び上がり、炎の刀を叩き込む。
木に刺さった写刀・恫活地獄を抜いて刀を弾く地獄刃鉄。
それた軌道のまま地面に激突。転がり、無理矢理に立ち上がって刀で眼前の足を払う刀嗣。
跳躍回避。
そこへ刀をぶん投げるきせき。
「ぼくもっ……ぼくもやる!」
落ちた刀を拾って走る。引きずって走る。
飛んできた刀を弾いて着地。無理矢理叩き付けてきたきせきの刀を空から落ちてきた写刀・無感地獄と共に交差して受け止める。
べきりとへし折れる刀。
「祇澄さん!」
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ……!」
渚と祇澄が肩を組んで立ち上がり、
それぞれの手に刀を持って突撃した。
大きく飛び退き、写刀・共感地獄と写刀・代共感地獄をそれぞれ抜いて斬撃を打ち合わせる。
折れて刀身が飛んでいく。
「へへ……」
柄司と鎬次郎に引っ張り上げられ、遥がプロテクターを脱いで立ち上がる。
ずずんと大地を穿つかのように沈むプロテクター。
拳をぎゅっと握りしめ、遥は走った。
写刀・情熱地獄を地面から抜いて振り込む地獄刃鉄。
眼前で裏拳を打ち合わせて刀を受け止め、べきんとへし折る。
流れるように肘を打ち込み、足を踏み込んで地獄刃鉄を吹き飛ばした。
「もっと、もっと、やろ……う」
遥はそうして、気を失った。
●
やがて。
八つ裂きになった分厚い封筒とその中身を前に崩れ落ちた柄司を横目に、遥たちはなぜかすっかり元通りに直っていた御堂の中で目を覚ました。
「じ、地獄刃鉄は!?」
ハッとして振り返ると、壁にでかでかと『敗北を認める』という旨の詩が刀でもって彫り込まれており、そのまま脱力してぶっ倒れた。
「またよみがえって来いよ」
「いつだって、迎え撃つから」
刀嗣と遥は天井を眺めて呟いた。
壁に背をつけ、ぐったりと微笑む祇澄ときせき。
彼らの視線を受けて、数多は自らのそばに突き立った刀にピタリと頬をよせた。
「その時にはきっと、あなたのとびっきりを見せて」

■あとがき■
レアドロップ
取得キャラクター:『紅戀』酒々井 数多(CL2000149)
取得アイテム名:写刀・愛縄地獄
取得キャラクター:『紅戀』酒々井 数多(CL2000149)
取得アイテム名:写刀・愛縄地獄
