貴様も水着百合美少女にしてやろうか!
貴様も水着百合美少女にしてやろうか!


●「百合ー!」「お前が百合になるんだよ!」
 これまでのあらすじ!
 AAAの屈強な筋肉野郎たちは淡島に現われた古妖の対処に出動していた。
 ――ら、こんなことになった!
「きゃっ、これが……私!?」
 ひもビキニを身につけた赤髪ロングヘアの美少女は、自らの姿に戸惑いを隠せない。
 だが彼女の頬が赤いのは、すぐそばで自分を見つめる茶髪の美少女のせいだ。
「た、たいちょう……私、なんでこんな姿に」
 茶髪が控えめな胸に手を当て、もじもじとする美少女。こいつは新人だ。確か45歳独身のさして特技の無い普通マンといった感じの男だが、今は見るからに美少女である。
「でも私……思ったんだ。今踏み出せば、ドキドキできるかもって」
「新人ちゃん……」
「私、ドキドキしたい! 好き、隊長!」
 抱きつく新人。受け止める隊長。
 たわわな胸の中で、新人は目を瞑った。
 そして唇がァ――!?

「ヒュー! ターマンネェー! 真夏のガチ百合ラブちゅっちゅー! イエー! ハーーーーーーッピィーーーーーーー!!」
 黒髪ロングのお姉さんみたいな人が首を無限に回転させながらダブルピースで叫んでいた。
 妖怪かな?
 古妖だよ!

●百合水着サンシャイン!
 ユアワ・ナビ子(nCL2000122)がラノベを開いてソファにごろーんってしていた。
「ねー、百合小説って何が好き? 私? やっぱ――」
 ナビ子の話によりゃあ、なんでも古妖が現われて周囲の人々を水着百合美少女に変える運動をしているそうだ。
 このまま放って置いても世界は平和なんじゃねと思ったが、そうなると人類が衰退しかねないので、リアルワールドなので、なんとかお引き取り願いましょうってなモンである。

 方法はカンタン☆
 古妖『百合神』の近くに行くと百合シャインとかいうビームみたいなもんをうけて誰でも水着百合美少女になっちゃうの。
 それは百合神が満足するまで解けないんだけど、逆に言えば満足すれば解けるってコト☆
 皆の内なる百合力を限界まで高めて、百合神の満足ゲージをマックス通り越してぶち破ってやろうね☆

「男は男と、女は女と恋愛すればいいんだよ。世界は平和だよ……」
 さあみんな、がーんば☆


■シナリオ詳細
種別:通常
難易度:普通
担当ST:八重紅友禅
■成功条件
1.百合力を限界まで高める
2.百合ドラマを見せつける
3.水着百合美少女を堪能する
 八重紅友禅です。
 か、勘違いしないでよね。洗井くんが水着百合依頼が見たいと言ったから出すんじゃないわよ。可愛い美少女アニメ見てたら百合ちょう見たくなったから出すんだからね! もう、ばか!

●依頼の趣旨
 皆さんは水着百合美少女になります。
 全員です。救いはありませんし逃がしません。
 そんな皆さんは4組のカップルに(もしくは3組くらいのトライアングル関係)に別れ、海辺の田舎町で百合シチュエーションを演じて頂きます。
 それを影からこっそりみていた妖怪(古妖)がひたすらテンションを上げ、最後は仏のような顔をして帰って行くという流れです。
 失敗すると皆水着百合美少女のままです。逃がしません。

 一応戦闘をしかけて百合神様をぶちころすっていう手段もありますが、人知を超えすぎた妖怪(古妖)なのですごく大変だと思われます。その辺のバランスをとって普通難易度となっております。

 田舎町は、スキューバダイビングの体験場や民宿、学校、海岸などがあります。うまいこと活用しましょう。
状態
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
(0モルげっと♪)
相談日数
7日
参加費
100LP[+予約50LP]
参加人数
8/8
公開日
2016年08月07日

■メイン参加者 8人■

『真面目系?JK』
冥道 晴美(CL2001435)
『美少女』
水端 時雨(CL2000345)
『静かに見つめる眼』
東雲 梛(CL2001410)
『マジシャンガール』
茨田・凜(CL2000438)
『歪を見る眼』
葦原 赤貴(CL2001019)

●この世のアニメは全部百合要素が加わればおもしろくなるんだよ雑なやつでもいいからつけようつけてください後はこっち(同人)でなんとかしますんでゲヘヘウヘヘヘヒャーッハー! パーリナァァーイ!
 海岸線を歩く歩く美少女をご想像頂きたい。
 具体的には水着姿の『深緑』十夜 八重(CL2000122)と水端 時雨(CL2000345)をご想像頂きたい。
 二人はビーチパラソルを見つけると、日差しから逃げるようにパラソルの下へと潜り込んでいった。
「少し、休憩しましょうか」
「そっすね!」
 うひゃーと言いながら砂浜に腰を下ろし、八重と並んで海を眺める。
 八重が膝をとんとんと叩くので、時雨はぽてんと頭を預けた。
 さざなみの音と海鳥の声。
 砂の感触と、海水に少し濡れた膝。
 時雨が目を閉じると、八重はくすくすと笑った。
「んー?」
 片目をあける時雨。
 八重は口元を手で覆った。
「なんだか可愛らしい唇だなった、思ってしまって」
 頬を撫でられて、時雨はぐいぐいとぬぐった。
「くすぐったいっす」
「悪戯しちゃいたくなりますね」
「やめるっす、やー!」
 八重はクーラーボックスからアイスクリームを取り出して、時雨の口にぺとっとくっつけた。
 膝枕に甘えたままごろごろ暴れる時雨。
「もう、ほっぺがベトベトっす」
「あらあら」
 指でアイスクリームをすくい上げて、八重は指先をくわえるように舐めた。
 その姿をぼーっと眺めていた時雨は、むっくりと身体を起こした。
「お返しっす」
 時雨の舌先が八重の頬をかすった。
 頬を赤らめる八重。
 頬を赤らめる時雨。
 海鳥の声とさざなみの音。
 はたと我に返った八重が、クーラーボックスに手を突っ込んだ。
「喉、乾きませんか?」
「そうっすね! 飲み物あるっすか!?」
「そうですね、トロピカルジュースが……ええと……」
 取り出したジュースパックにはストローが二つ刺さっていた。
 顔を見合わせる二人。
「……一緒に、のんじゃいますか」
「二人で二つだから……丁度いいんじゃ、ないっすかね」
 時雨と八重は横並びになって、コップの両側からストローをくわえた。
 身体を捻るように、お互いを覗き込むような姿勢で、照れたように笑う二人。
「私たち、何しに来たんっすかねえ」
「さあ、なんだったんでしょうか」
 再び八重の膝に寝転がった時雨をのぞきこむ。
「羽を伸ばしてる時雨さんは、可愛らしかったですよ」
「なんすか急に」
 ごろんと転がり、背中を向ける時雨。
「私は可愛いとか言われるヤツじゃないっすよ。八重ねーさんこそ……可愛いって、言われてるんじゃないんすかね」
「そうでしょうか」
 お互い黙ったまま。
 さざなみの音と、海鳥の声。
 溶けた氷の、揺れる音。
 やがて眠りについた時雨が八重のお腹に抱きついて、八重もまた時雨の頭を抱くようにして、うとうとと目を閉じた。
 しずかに、おだやかに。
 ――空に百合の花が咲いた。

「イイイイヤッッホオオオオオオオウ! 静かにはぐくまれる愛いいいいいいいいい!  尊い、尊いよおおおおおおお!」
 百合神様が海をバタフライで跳ね回りながら鼻血と涎を噴出していた。
 妖怪かな?
 妖怪だよ!
「フヒヒ、『百合になるビーム』をまき散らしたかいがあったってモンだぜ。こうしちゃいられねえ、次のスポットに急行ダアアアイ! ファアアアアア!」
 百合神様は高速バタフライで別の浜辺へと走って行った。

●百合にも色々あってだな(以下略)
 誰かの尊厳が喪われそうなのでそろそろ解説しておこう。
 古妖『百合神』の百合シャインによって水着百合美少女になった美少女たちは百合百合した夏を百合するのだ。
 だから仕方なく、ほんとに仕方なく百合してるのであって皆その気は一切ないんです信じてください。本当なんです。これが嘘をついている目に見えますか!?

「ハァハァ、かりんちゃんすきすきすきすきぃ……かりんちゃんだいすきあいしてるこわいしたいぃ……」
 目を限界まで見開いた『真面目系?JK』冥道 晴美(CL2001435)が頭を左右にゆーらゆーらさせながら炎天下のアスファルトロードを歩いていた。
「かりんちゃんどこいったのぉ。かりんちゃんかりんちゃんかりんちゃ……ハッ!?」
 充血した目がぎょろりと動き、カフェのテラスをクローズアップした。
「見つけたぁ! かりんちゃー…………ん?」
 晴美の目に映ったもの、それは。
 『燃焼系ギャル』国生 かりん(CL2001391)と茨田・凜(CL2000438)がハート型のストローで一緒にジュースをラブラブちゅっちゅしてるシーンだった。
 晴美の眼孔に晒されているとは知らずに見つめ合うかりんと凜(業界用語でかりりん)。
 凜はストローから口を離すと、かりんのそばへゆっくり回り込んだ。
 一方両手でほおづえついてちゅーちゅーするかりん。
「うへへー。このドスケベボディめ、男にくれてやるにゃもったいないってもんだ」
 凜の下乳をたぷたぷし始めるかりん。軽くおっさんじみてきているが、凜はかえって妖艶に笑った。
「あの子はええの?」
「ハルのこと? あの子は……んー、ぶっちゃけそのー、重いんだよね」
「そうなん?」
 頭を抱きしめてなで始める凜。
 かりんはされるままになりながら話を続けた。
「ちっとだけ疲れたっていうか」
「うふふ。凜が箸休めだなんて」
「嫌?」
「とんでもない」
 かりんの顎を指で上げ、見つめ合う姿勢になると、凜は再び微笑んだ。
「かりんはもう凜のとりこなんよ」
「へっへー強引ですなあたまりませんなあハァハァ」
 がしっと凜の顔を両手で掴むと、引き下げるようにしてキスし始めた。
「もう我慢できねえ! ホテル行こう! いやここでヤッちゃおうよ! 割り切りプレイよっしゃアアアア!」
 水着のホック(ひもで結ぶと見せかけたホック式のやつである)に手をかけたその時。
「かりんちゃん?」
 真横(5センチの距離)で晴美が囁いた。
「そのひと、だれ?」
「ハル!?」
「あんなに愛してくれたのに……なにしてるのかな、なにしてるのかなあ」
 晴美の目から光が消え始めた。
 目の中にはかつての思い出がよみがえる。
 『えへへかりんちゃーん。焼きそば一緒にたべよ♪ 唇の周りついてるー。んーっちゅ』
 あえてのサウンドオンリーでもう一幕。
 『この水着恥ずかしいけど、かりんちゃんにならいいよ。かりんちゃんもっと見て欲しいな、どんなポーズでもするよかりんちゃん。あっちの岩陰に行こうかりんちゃんそうしようよもっと愛をはぐくもうよ沢山できるよねえかりんちゃんなんでそんなこというの私かりんちゃんが好きなだけだよかりんちゃん何もしてないのにねえやだやだ怒らないで悪いところあるなら直すから捨てないでかりんちゃん捨てないでええええええええええ!』
 ガッとかりんの首を鷲づかみにする晴美。
 手にはケーキ用のフォークが握られていた。
「は、ハルさん……これはその、遊びっていうか、ね?」
「大丈夫、怒ってないよ」
「で、ですよねー! ハルさまは心が広くていらっしゃ――」
「でもお仕置きはしないといけないよね」
 フォークを振り上げる晴美。
 かりんが助けを求めるべく視線を動かすと。
 凜は、ちゃっかりテーブルに戻ってジュースをちゅるちゅるしていた。
 にっこり笑って首を傾げる。
 それを『ガンバ☆』のジェスチャーと受け取ったかりんは目を大きく見開いた。
「ちょ、ハル待っ――ぎゃああああああああああああああああああああああ!」

 濡れビキニ 男は二股許せども 女を跨げば つゆと消えにし。
 ――国生かりん 辞世の句

「びええええええええええええええええ! 百合百合トライアングルううううううううう! ドキドキスリリングハートのサンドイッチだよおおおおおおおお! 観察してえ! 観葉植物や天井やネコになって観察してええよおおおおお! ピャアアアアアアア!」
 黒髪ロングの美女がブリッジの姿勢で2メートルの垂直ジャンプを繰り返していた。
 妖怪かな? 妖怪だよ! 妖怪百合神様だよ!
「今日は豊作だねえ。一足先の収穫祭だねえ。魂のふぁぼがたまっていくねえ! サンシャイニー!」
 立ち上がり、両手の小指と人差し指を立ててアヘ顔の限りを晒す百合神様。
 そこでふと。
 頭から髪の毛がぶわりと逆立ってどこかの方角を指し示した。
「この百合圧は……TS百合展開か!? ええいこうしちゃいられねえ!」
 百合神様は海老反りジャンプで自分のつま先を掴むという暴挙に出ると、ホイール式にくるくる回転しながら海岸沿いを爆走する暴挙に出た。
「待ってろよ百合野郎どもおおおおおおおおおおおッ!」

●男だって百合ができるはずだろ!(錯乱)
 そろそろ解説を加えよう。百合神さまの百合シャインをくらったが最後男も女もおじいちゃんもおばあちゃんも全員もれなく百合水着美少女になってしまうのだ。
 余談だが、百合シャインは夏限定の必殺技で普段の百合になるビームに水着要素を加えたバージョンなのだ。このほかに百合スマスキャロルや百合スノーロッジなど様々なニーズ……じゃなかったバージョンが存在するけど今この話しなくていいな。
 だって。
「む、胸がある……これが俺なのか……?」
 姿見の前で、ビキニ姿の金髪褐色美女が自らの胸をもんでいた。
 嫌らしい意味じゃねえよ! 誰だって男から女になったらやるだろ!? 
 東雲 梛(CL2001410)だってやるだろ!
 あとイケメンを水着美少女に変えるという挿絵ピンを発注するまたとないチャンスだろ!?
「ま、まあとにかく、この姿で百合を演じないと元に戻れないんだよな」
「そうだよ!」
 背後から百合神が現われた。
 天井から逆さづりになって現われた。
「早く行くんだよ! だが演技をする必要はない。既にあんたの心は百合に犯されているんだからねぇ! ドゥーッヘッヘッヘ!」
 美女がやっちゃいけない笑い声をあげると、百合神は天井裏へと戻っていった。
 首を振ってきびすを返し、梛はドアを開ける。
 そこには。
「あ、梛……」
 ベッドに入った美少女、『探偵見習い』工藤・奏空(CL2000955)と。
「…………」
 ベッドサイトに座った美少女、葦原 赤貴(CL2001019)がいた。
 赤貴は目つきが悪く髪もぼさついた美少女である。
 大人になったら間違いなく煙草吸いそうな顔だが、かいがいしく奏空の世話を焼く一面を見せていた。
「ビタミンゼリーにライムソーダに……と。こんなものかな。少しはトロピカルな気分になれるだろう」
「うん、ありがと。ごめんな、こんな時に風邪引くなんてさ」
 けほけほと咳き込む奏空。
 言葉を選びに選んでこういう言い方をあえてするけど、美少女になった奏空って妹分の子みたいだね。
「でも、こういうときっておかゆじゃないのかな。ふーふーとかしてさ」
「粥が好みだったか……」
 ちらりと振り返る赤貴。
 梛は肩をすくめ、『作ってきたぞ』とトレーを翳した。
 視界の端で百合神の姿をとらえる。
 観葉植物の後ろに身体をねじ込んでこちらをガン見していた。
「……タオルを濡らし直してきてくれ。俺はこっち見とくからさ」
「ああ」
 頭を撫でてやると、赤貴はうっとうしそうに手をどけてキッチンへ行った。
 代わりにベッドサイドへ行くと、奏空が目のやり場に困るという顔で布団に顔を押しつけていた。
「熱、まだあるのか?」
「まあ、熱は……うん」
「どれ」
 奏空の顔を手で押さえると梛は奏空の額に自分の額を会わせた。
 かあっと顔を赤くする奏空。
「まだ熱っぽいな」
「う、うん」
 もじもじする奏空に、梛は苦笑した。
 そんな彼女たちの後ろに立つ赤貴。
「タオルを代えてきた」
「……」
 奏空と梛。そして赤貴の間にはなんとも言えない微妙な距離が空いていた。
 ちらりと様子をうかがう梛。
 百合神が天井に張り付いて首をしゃーこしゃーこ無限回転させていた。
「食器を片付けるから、おかゆをあげといてくれ」
「オレが?」
「頼んだ」
 梛はそこまで言うと、選手交代といった様子で赤貴の横を通り過ぎ、部屋を出た。
 後ろ手に扉を閉め、ドアに背を預け、梛はそっと自らの胸に手を当てた。

 一方、赤貴は。
「自分で食べられるか」
「いや、ふーふーとかしてくれたら」
「食べさせるのか……」
 やや乱暴にスプーンでお粥をすくい、奏空のほうへ持って行く。
 自分で食べるのとは明らかに要領が異なる動きに、うっかりおかゆをこぼしてしまった。
 スプーンの方じゃなく、お椀の方をひっくり返すというミラクルである。
「うわっちゃああああああああ!」
「あっ……」
 謝ろうとして、赤貴は口ごもった。
 なにか言いたげなまま、口を半開きにする赤貴。
 奏空の方はといえばおかゆのかかったシャツを脱ぎ捨て、自分の腕のあたりをフーフーしている。
 快活な性格に反して、全体的に色白な奏空である。
 キャミソールのような水着姿の奏空が肩は胸元を晒すさまに、赤貴は言葉を失ったのだ。
 目をそらし、タオルを手に取る赤貴。
「身体を拭いた方がいい」
「えっ? どっか汚れたかな!?」
「いや……汗をかいただろうから」
「あ、そっか」
 これも脱いだ方がいいかなあと言いながら、水着のキャミ部分を外していく。
 その姿に、赤貴はほんの僅かにタオルを握る手を強めた。
「自分で拭こっか?」
「いや、いい。背中を見せろ」
「うん」
 おとなしく背中をみせてくる奏空。真顔で汗をぬぐっていく赤貴。
「ねえ」
「なんだ」
「前は、どうする?」
「……」
 表情の変わらない赤貴。
 タオルを握る手に、力がこもった。
 ――その瞬間!
「シャオラアアアアアアアアアアアアアアッ!」
 ガラスをクロスアームで突き破り、百合神様が突入してきた。
 何事かと駆け込んでくるかりん(満身創痍)や時雨たち。
「お前ら!」
「は、はい!」
「お前ら!」
「なんぞ」
「お前らあああああああああああああああああああああ!」
 百合神は目を血走らせ。
 両手の拳を握り込み。
 親指を立てながらブリッジした。
「最ッ高ッ(エベッレストッ)!」
 やがて白い光に包まれると、なんか最後だけ神様っぽい空気を放ちながらゆっくりと浮かび上がった。
「私は満足です……」
「うわっ、なんか急に神様みたいなこと言い出した」
「その百合力を使って、これからも百合で地を満たすのですよ」
「だめだ変わってねえ!」
「さらば……!」
 そして百合神様は、光の中へと消えていったのでした。
 めでたし、めでたし。

「あれ? 俺たち元に戻って無くない?」
 尚、この翌日には元に戻ったそうな。

■シナリオ結果■

成功

■詳細■

軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
なし




 
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