≪初夢語≫カクセイロボット大戦FiVE
≪初夢語≫カクセイロボット大戦FiVE


●これまでのカクセイロボット大戦は
 外宇宙にはびこるスペース妖の脅威を打ち払ったF.i.V.E覚者たちは、ついに最終決戦の場、外宇宙神たちの世界へと突入した。
 しかし強大な宇宙ロボの前にF.i.V.Eの覚者たちは苦戦に苦戦を強いられてしまう。
 だが絶望めされるな。
 宇宙公務員アタリマンが宇宙ポケットマネーひゃくおくちょうまん円をはたいて用意した九体のスーパーな巨体人型ロボットが、最終決戦の地に送り込まれたのだ!

 そこはパプペポン神殿や七重の塔、よく壊れる都庁ビルや自由の女神像などが乱雑にたちならぶ超宇宙空間GIORAMA。
 絶体絶命のピンチに陥った九人の覚者のもとに、その人型ロボットは降り立った。
 すべてあなたたち九人のために設計開発されたというロボはあなたの搭乗を待っている。
 敵は強大だ。
 スペース動物系妖『グレートエイリアン』に跨がったスペース心霊系妖『グレート宇宙人』がスペース自然系妖『太陽』とスペース物質系妖『隕石群』を操って攻撃してくる。死ぬ気で一体倒せた程度のクッソ強い宇宙合体妖がうようよいるのだ。
 その中心には外宇宙神のボス、超宇宙神ミラクルスペースゴットロボが待ち構えている。こいつは一発うつたびに星が十個くらい滅びるブラックホール砲と無敵のバリアを備えた超強力で超強い超ヤバい神なのだ!
 この宇宙の命運は、いまや君たち九人にかかっている!

 という夢を見ているんだ、みんな。


■シナリオ詳細
種別:通常
難易度:普通
担当ST:八重紅友禅
■成功条件
1.好き放題遊ぶこと
2.なし
3.なし
 八重紅友禅でございます
 こちらは期間限定特別シナリオでございます。
 皆さんお気づきかと思いますが、オープニングの状況は夢です。皆それを分かって……いてもいなくてもいいです。
 古妖バクの力で皆共通の夢を見ているという設定のもと好き放題遊ぶのがこのシナリオの目的でございます。
 だから別に負けてもいいよ? 宇宙、ほろんでもいいよ? いっそ滅ぼしてもいいよ?

●ルールめいた何か
 皆さんはスペース宇宙ロボに乗って戦います。
 こいつはチョー巨大なチョー強いロボです。スパロボ周回プレイの終盤で出てくるやつです。
 なのでレベルとかたぶん、ひゃくおくちょうまんパワーあると思います。
 攻撃力とかいちおくむげんまんパワーあると思います。
 具体的な説明をあえてしますと、皆さんの武器やスキルがそのままロボに反映されていると思ってください。細かい理屈はどうとでもなります。

 敵は強い雑魚が沢山と、ちょー強いボスが一体です。
 どのくらいの戦力差かって? シナリオ難易度をごらんよ。

 なお、全てのことは夢オチで片付きます。
状態
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
(1モルげっと♪)
相談日数
5日
参加費
100LP[+予約50LP]
参加人数
9/9
公開日
2016年01月14日

■メイン参加者 9人■

『探偵見習い』
賀茂・奏空(CL2000955)
『献身なる盾』
岩倉・盾護(CL2000549)
『優麗なる乙女』
西荻 つばめ(CL2001243)

●幸運からのマップ兵器が有効すぎて一人だけ撃墜数三桁になるやつ
「くっ、なんてことなんだ……絶体絶命のピンチだ……」
 アニメでも滅多に聞かないような説明口調で、『探偵見習い』工藤・奏空(CL2000955)は血まみれの腕を押さえた。ここはなんかのロボの操縦席。
 ついうっかり『俺○ii-Uが欲しい』とか言ったもんだから操縦席が○ii-fitとヌンチャクによる全身動作を要するものになってしまい、ダイレクトに風邪なんか引いたもんだから今現在死にそうな顔でゼーゼーしているのだ。ちなみに腕の怪我は転んで負った。
「幸いコックピットにはティッシュとトイレがついてるからなんとかなってるけど、このままじゃ……!」
 ペペって書いてあるボトルの横からティッシュをとり、真っ赤な鼻をかむ奏空。
「ぐあああぁっ! もうだめだ! お腹いたっ、お腹いった!」
 奏空は作画崩壊レベルに顔を歪めると、コックピット脇のトイレに駆け込んだ。

『紙がねええええええええええ!』
 断末魔と共に爆発するソラタンV。
 ドラム缶に手足つけただけみたいなフォルムの割にはすげえデカい爆発だった。
「奏空がやられた!? よくもぉー!」
 『約束』指崎 心琴(CL2001195)のロボが光を放ち、バックパックからジェット噴射を起こして突撃していく。
 覚者百人くらいで魂特攻させてようやく一匹倒せた合体スペース妖を、手抜き作画かってくらいぽんぽん吹っ飛ばして倒していく。
「許さないぞ超宇宙神ミラクルスペースゴット! 過去百件にわたる依頼で飽きるくらい逃げられた因縁、今ここで晴らしてやる!」
 憎しみに顔を歪める心琴。突如、額に電撃のようなものが走った。
 死角から襲いかかる大量の隕石。
 目を剥く心琴。咄嗟にコックピットだけを庇うが、予想したような衝撃は来なかった。
 彼の心琴専用イヌコーンヴァンダム。そのボディと比較して倍以上ある黒金の巨人が立ちはだかっていたからだ。
 否、巨人では無い。
「ダイジュンゴー、見参」
 両腕には大きな盾めいた装甲が取り付けられ、それをガード姿勢によって翳した岩倉・盾護(CL2000549)によって隕石ははじき返されたのだ。
 隕石をはじき返すってどういうことだよ。
「突撃、開始」
 盾護はダイジュンゴーだかビッグジュンゴだかの肩装甲を展開。ミサイルを大量放出すると、エイリアンや宇宙人たちを次々に撃破していく。
 あの『魂使用前提とかクソゲーかよ』と言わしめた強敵がまるで雑魚扱いである。
「ひゃー、皆やってんなー。よーし、オイラも負けてられないぜ!」
 ビルの上から仲間たちの様子を見ていた鯨塚 百(CL2000332)は腕のブレスレットを空に翳した。
 90年代アニメでよく光が輝くときにでるSEと共に、どこからともなく自動車が登場。小西○幸の声で叫ぶと、たちまち忍者かなんかの形態に変形した。胸の水晶にヒューンといって吸い込まれていく百。
「爆炎変形、ヒャクセイオー!」
 百はロボの中にあるなぜか知らんけど一切傾かない半透明なスペースの中でポーズをとり、ロボもまた同じようにポーズをとった。
 空をヘリが通過し、パイルバンカーを落としてくる。それを装着すると、百はエイリアンへと突撃、必殺のバンカーバスターをくらわせた。
 ちなみにこの杭打ち型武装の名前をパイルバンカーと呼ぶのはボ○ムズ派でなんとかインパクトって呼ぶのがビッ○オー派。なんとかパニッシャーはダ○ガード派である。それぞれ油圧空圧電動と仕組みが違う。ちな、誰も普通に呼ばないのはパイルドライバーとかいうプロレス技みたいな名前だからだ。
 で、その○トムズ派の『二重未来世界』空閑 ぼいど(CL2000958)はやたらとぎこちない歩行動作をするロボを操作してビルの間を歩いていた。
 これまでの機体の中でひときわ小さく、一人乗りの軽戦車といった様相である。色も地味な灰色だ。
『……』
 ぼいどは手元のレバーボタンを巧みに操作すると、周囲にハイパワーな電波を放射した。
 あの妖のどうのこうのによって電波妨害が起きているっていう『じゃあ戦場に移動基地局おいたらよくね?』という言葉を世界観維持のために誰もが飲み込んだ世界の中で、ぼいどは70年代ロックをばりばりに放送しながら走り始めた。あのぎこちないロボ動作ではない。足裏にあるローラーによるダッシュである。手にしたチェーンガン(この場合だけはガトリングガンみたいなやつをさす)を乱射しながらビルとビルの間を疾走。反撃の隕石がビルという障害物に吸い込まれていく。クリティカルしたエイリアンたちがことごとく爆発していった。
「なんだ! 奴はPSなのか!?」
 お前しゃべれたのか。
 ともあれ、避けるべきは隕石ばかりではない。ぼいどの愛機ラジオスターの頭上に突如としてブラックホールが出現。強制的な重力によって吸い寄せられていく。
「あぶないの! なつねの機体につかまるの!」
 足下に虹色のレールラインを生みながらアイススケートのように空中を走る野武 七雅(CL2001141)のロボが、ぼいどの機体をキャッチして抜けていく。
 ハートと星がちりばめられたステッキ状の兵器を手に持つと、ブラックホールに向けてハート型のビームを発射。
「乙女の激流うけてみるといいの! アクアストリームなの!」
 ハートのビームが直撃し、ブラックホールはなんかよくわからんけど爆発した。
 爆発を背に、都庁ビルの上に着地するF-NATUNE-TYPE。
 そこへエイリアンたちが一斉にとびかかる。
 爆発する都庁。
 ついでにへし折れるス○イツリー。
 そのとばっちりでへし折れる東○タワー。
 なにかっつーと壊される都庁ビルのがれきの中から、『鬼籍あるいは奇跡』御影・きせき(CL2001110)の乗ったカスタムヴァンダム『ヤクシニー』が現われた。ぼいどと七雅のロボをそれぞれ腕に抱えた状態で。
「必殺技だよー!」
 それぞれを床に下ろすと、両手の甲からビームウィップを展開。エイリアンたちを数カットで蹴散らすと、上に乗ってる宇宙人をビームサーベルでざくざく切り払った。
 コックピットのきせきは360度モニターの中で無数に浮かぶウインドウに目をこらす。
 敵の情報が『なんとなーく』で伝わってくるスキャニング機能が搭載されているのだ。誰だよエネミースキャンとかいう名前にしたやつは。そんなん絶対数値化(デジタライズ)されると思うだろ。
 さておき。
「敵はもうすぐ倒せるよ!」
「了解ですわ」
 西荻 つばめ(CL2001243)は戦闘用のボディースーツの装着を終えると、軽鎧の武者を思わせる機体へと乗り込んだ。
 本来備え付けのはしごを使った搭乗がマニュアル化されているが、それには五分以上かかる。よってクライミングによる搭乗が現場の主流だ。つばめは軽やかに機体をよじ登ると、筒状のコックピットに滑り込む。両腕と両足を固定。むっとした人工筋肉の臭いがオイルと混じって鼻をつく。
 神経を接続すると、つばめの機体は彼女の身体そのものとなって起き上がった。
「どこかの誰かの未来のために……飛燕号、スタンドアップ!」
 かたわらに置いておいた超高度カトラスをそれぞれ装備。それも専用にあつらえた刀型。銘は鬼丸終式。最終決戦仕様の人型戦車専用刀剣兵器である。
 最終決戦仕様は剣だけでは無い。機体は恐ろしく俊敏に飛ぶと、宇宙人たちの背後へ着地。振り返りざまに刀を突き刺す。
「爆ぜろ、鬼丸!」
 手元のトラックボールで兵器を選択。剣に仕込まれた炸裂弾が宇宙人を内部から爆発させる。
 慌てふためく宇宙人。
「まずいでおじゃる! やつら協力でげす! 超宇宙神様をお守りするでござる!」
 おまえ口調安定しねえな。
 さておき。ボスを守るためにサッカーのフリーキックみたいな並び方をし始める宇宙人連中。
「フ、そろそろ余の出番? 余の出番来てる?」
 プリンス・オブ・グレイブル(CL2000942)は大量の国民を動員してお城の側面に備え付けた巨大将棋盤を操作して王手飛車取りの状態にすると、和洋折衷にインドも混ぜたようなお城をガチャガチャと変形させた。
「さあいくよ、王家に代々伝わる王子専用機、プリンセスオブオウジオー!」
『オウジオー!』
 お前も喋るのかよ。
 さておき。わざわざダブルセップスポーズをしたプリンセスオブオウジオーは頭頂部から大砲を露出。
「高貴なる輝き、コンバンドゥデスカビーム!」
『オウジオー!』
 王子だか王だかわかんないやつはビームを発射。すると宇宙人たちはなんか急に赤坂の高級料亭に招待されたあと大人の遊びをさんざん下挙げ句タクシーで送り返されていった。
「「オツカレサッシターァ!!」」
 跡形も無く消えた部下を前に、それまで全く存在感を見せなかった超宇宙神がようやく姿を見せた。
 具体的に言うと、大地がこうずごごーと地割れを起こして地面から腕を組んだ巨大なロボがせり上がってきたのである。
 これぞ超宇宙神ミラクススペースゴットロボである。
「モウッ! なによアンタたち信じらんない! アタシげきおこよアンタ!」
 おまえそんな口調だったのか。
 さておき。
「これ以上お前の好きにはさせないぞ!」
 廃車を大量に寄せ集めて作ったソラボロットを操作して、奏空が自由の女神像の上からダイブした。
「くらえ! 物語序盤に名前だけ出てきたわりにはあんまり存在感の無かった七星剣の幹部を立て続けに葬った俺の必殺、ソラットパ――ぐうああああああああああああああ!?」
 空中でいきなり悶絶するソラボロット。
「奏空ー!」
「関節めっちゃいたい!」
「おまえもう寝てろ!」
 頭から落ちてじたばたするソラボロットを放置して、百はミラクススペースゴットロボへと飛びかかった。
 そこへヘリやバイクが飛びつき、それぞれが変形合体。
「ビッグモモフォックだー! じゃなくて、グレートヒャクセイオー!」
 また空中でじゃきーんって感じのポーズをとると、より巨大なパイルバンカーを装着。ミラクルスペースゴットロボに叩き付ける。
「出力最大、インパクト!」
 爆発によって杭が打ち込まれる。
「やったか!」
 が、杭は途中でへし折れていた。ミラクルスペースゴットロボの無敵バリアに弾かれたのだ。
 勝ち誇ったように笑うミラクルスペースゴットロボ。
「ウリイイイイ! 無駄無駄ァ!」
 お前そんな口調だったっけ?
 さておき。七雅のロボときせきのロボが二人同時に突撃した。
「一人でだめなら二人なの!」
「合体攻撃するよー!」
 ハート型のビームを乱射する七雅。その間を抜けて四方八方からビームウィップを叩き付けるきせき。
 しかしどの攻撃もバリアを抜けるほどではない。なんて硬いバリアなんだ! お前勝たせるつもりねえだろ! そんな設定作るからSTを敵と勘違いする人が出てくるんだよ!
「ヌハハハハ! 神の力を思い知るがよいわ! ソォーレイ、ビッグバンブレイク!」
 星が余裕で粉々になるような砲撃を放つミラクルスペースゴットロボ。
「援護防御」
 盾護がダイジュンゴーをガード状態で突進させ、七雅たちを庇う。が、盾はみるみる溶解し、ダイジュンゴーのボディは半分以上破壊されてしまった。
 仰向けに倒れ、ばちばちとスパークする機体。
「うおお! この宇宙の悲しみが聞こえないのか! お前には!」
 プレイングに書いてることそのまんま言う心琴。やめろ、会話に脈絡がなくなる。
「ダメだ心琴、感情的になったら!」
「このまま戦っていいのかと迷ったこともあった! それでも! この太陽系宇宙のみんなのために!」
 またまんま言う心琴。やめろって! 微妙に間違った単語とかそのまま使ったらだめだって!
「静かで平和な宇宙に戻すんだ!」
 宇宙は最初っから静かだよ! 大丈夫だよ!
「今だ!!! 最後の手段! ……あっごめん今ちょっと目覚まし鳴ってる。寮母さん今日の朝ご飯なに? お雑煮? また!? やだよもう三日連続お雑煮だよ!」
 ここぞって時にアドリブいれないで! 心琴きゅんはそんなこといわないの、もっとかっこいい子なの!
 謎の最終手段をキャンセルされた心琴をよそに、ぼいどのラジオスターとつばめの飛燕号がミラクルスペースゴットロボへの突撃を開始した。
 それぞれ小型のロボである。市街地や谷での使用を考慮した二足歩行戦車。その平均戦闘力は最新の戦闘ヘリや戦車に劣るとさえ言われているが、最終決戦仕様のこれらは限りではない。
 ミラクルスペースゴットロボの前をジグザグに走り、乱数軌道でチェーンガンやミサイルを乱射していくぼいど。
 その弾幕に紛れるように近づき、バリアへと連続斬撃を叩き込むつばめ。
 バリアが次第に割れていく。
「今ですわ!」
「うん」
 プリンスはコックピットっていうか妙に豪華で広い玉座の間で足を組むと、クレジットカードをATM機械に挿入した。
 画面いっぱいに出る『使用限度額を超えています』の文字。
 王子、カード制限されてるやん。
「ごめんもう動けないや」
「王子いいいいいいいいい!」
 ミラクルスペースゴットロボからかなり暴力的なマップ兵器がはなたれ、ぼいどたちの機体が爆破される。
 ぼいどは機体を即座に捨てて離脱。つばめも同じく離脱し、別の場所に何でか知らんけど設置された予備機体に搭乗した。
「こうなったら最終手段だ!」
 正気に戻ったらしい心琴が立ち上がった。
「合体だ!」

 説明しよう!
 スーパー公務員アタリマンが金の力で送り込んだ九体のロボは、来期にオモチャを売る都合から全部まとめて合体するのだ!
「合体!」
 奏空のソラボロットは右足に!
「合体!」
 心琴のヴァンダムイヌコーンデストロイモードは頭に!
『合体するんだ、ぼいど』
「うん。スイッチオン」
 ぼいどのラジオスターマッドショルダーカスタムは胸の真ん中んところに!
「合体なの!」
 七雅のF-NATUNE-TYPEは左足に!
「合体、了解」
 盾護のダイジュンゴーは胴体そのものに!
「うおおおお! ファイナル合体、承認!」
 百のグレートヒャクセイオーは左腕に!
「合体だよー!」
 きせきのヤクシニーは右腕に!
「合体ですわ!」
 つばめの飛燕号・英雄舞踏仕様は変形しようがないから横にそっと寄り添って!
「よーし、合体合体。ところでなんでパイロットの民はわざわざ『合体!』とか言ってるの? 言わなきゃダメなやつなの?」
 プリンスのプリンスオブオウジオーはちょんまげに!
「ヒャッハー! 合体したところで俺様にはかなわねえんだよー! シネエェー!」
 急に小物みたいなキャラになったミラクルスペースゴットロボはブラックホールキャノンを発射。
「たぶん今だよ」
 ぼいどの呟きに、きせきは急いでスキャン。ミラクルスペースゴットロボのバリアが一時的に開いたのを発見した。ハッとする奏空。
「今ならやれる! 必殺のライトニげっふぁごっほ!」
「まげすらっがー!」
 プリンスのロボを自力でもぎ取り、オーバースローで投擲。
 つばめやきせきのロボから爆薬という爆薬を詰め込みまくったプリンスオブオウジオーM(マゲフォーム)は回転しながらミラクルスペースゴットロボのブラックホールキャノン砲にすぽんとはまり、暫くじたばたした後とんでもねーでかさの爆発を起こしてミラクルスペースゴットロボごと吹っ飛んだ。
「ぐああああああああああばかなあああああああああああ! 余が人間ごときにいいいいいいいいい!」
 最後だけそれっぽいことを言って、ミラクルスペースゴットロボは爆発四散した。
 こうして、世界の平和は守られた!
 その後地球に帰ったF.i.V.Eの覚者たちは最大勢力になったのをいいことにもうやりたい放題やって宇宙を征服したのでした。

 ……という、夢だったのさ。

■シナリオ結果■

成功

■詳細■

MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
なし




 
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