合コンだこの野郎!
●合コンには魔物が住む
居酒屋黒木屋には魔物が住むと言われている。
会社の飲み会はおろか軽いデートさえ頓挫し、同窓会や打ち上げイベントを開こうものなら参加者が零になるといういわくまでついていた。
特に厳しいのが合コンである。
あるとき一部上場会社員五名と看護婦五名による夢の合コンが開かれた際全員が都合により欠席し代わりにニート五名看護婦の母五名という悪夢が起きた。
参加したニートたちが自己紹介前に吐血したことから血の合コン会場と呼ばれている。
なぜそんなことになったのか。
店長も店員も全く心当たりがないらしいが……。
●合コンでできたカップルには長続きしない印象がある
古妖『イベント絶対失敗させるマン』の仕業である!
「合コンと言えば昔友達に男を紹介されたんだけど、その友達っていうのが『真名を持つ闇の破壊者』みたいなのを自称するいわゆる中二病発症者でね」
F.i.V.Eに新しく加わった夢見のユアワ・ナビ子(nCL2000122)は事件の詳細をこう説明し――説明してねぇ!?
「なんか男の方はそのコにべた惚れで、なんか困っちゃうなーみたいな対応されて軽くキレそうになったことがあんの。分かってんのかよそいつ自分で自分に名前つける人だぞって。月とか闇とかつける人だぞって」
古妖『イベント絶対失敗させるマン』とは疫病神や貧乏神、果ては雨男に至るまで沢山存在する運命干渉系の古妖である。名前がくっそ適当なのはちゃんと名前をつけて呼んだ人がいないからだ。
自分でも名乗らないどころか大気中の成分みたいな存在なので喋らないし見えないのだ。
こいつがいる空間でイベントを企画すると大抵失敗するというワケである。
「でもそいつやけに羽振りがよくてお金沢山もってるの。なんでかなって聞いてみたらなんか夜の町でチンピラを倒してお金ドロップしてるんだって言い出して、なにこいつ頭どうかしちゃったのって、その話にメロメロしてる男もどうしやったのって。しかもそいつがもちかけてきたのが」
しかしそこは夢見と覚者。
夢見が予知した日にあらゆるトラブルを打ち倒して気合いで合コンを完遂するのだ。
そうすることでそのセオリーを打ち消し、『イベント絶対失敗させるマン』を霧散させることができるのだ。
要するに。
「合コンだよ!」
あっ説明とられた!
居酒屋黒木屋には魔物が住むと言われている。
会社の飲み会はおろか軽いデートさえ頓挫し、同窓会や打ち上げイベントを開こうものなら参加者が零になるといういわくまでついていた。
特に厳しいのが合コンである。
あるとき一部上場会社員五名と看護婦五名による夢の合コンが開かれた際全員が都合により欠席し代わりにニート五名看護婦の母五名という悪夢が起きた。
参加したニートたちが自己紹介前に吐血したことから血の合コン会場と呼ばれている。
なぜそんなことになったのか。
店長も店員も全く心当たりがないらしいが……。
●合コンでできたカップルには長続きしない印象がある
古妖『イベント絶対失敗させるマン』の仕業である!
「合コンと言えば昔友達に男を紹介されたんだけど、その友達っていうのが『真名を持つ闇の破壊者』みたいなのを自称するいわゆる中二病発症者でね」
F.i.V.Eに新しく加わった夢見のユアワ・ナビ子(nCL2000122)は事件の詳細をこう説明し――説明してねぇ!?
「なんか男の方はそのコにべた惚れで、なんか困っちゃうなーみたいな対応されて軽くキレそうになったことがあんの。分かってんのかよそいつ自分で自分に名前つける人だぞって。月とか闇とかつける人だぞって」
古妖『イベント絶対失敗させるマン』とは疫病神や貧乏神、果ては雨男に至るまで沢山存在する運命干渉系の古妖である。名前がくっそ適当なのはちゃんと名前をつけて呼んだ人がいないからだ。
自分でも名乗らないどころか大気中の成分みたいな存在なので喋らないし見えないのだ。
こいつがいる空間でイベントを企画すると大抵失敗するというワケである。
「でもそいつやけに羽振りがよくてお金沢山もってるの。なんでかなって聞いてみたらなんか夜の町でチンピラを倒してお金ドロップしてるんだって言い出して、なにこいつ頭どうかしちゃったのって、その話にメロメロしてる男もどうしやったのって。しかもそいつがもちかけてきたのが」
しかしそこは夢見と覚者。
夢見が予知した日にあらゆるトラブルを打ち倒して気合いで合コンを完遂するのだ。
そうすることでそのセオリーを打ち消し、『イベント絶対失敗させるマン』を霧散させることができるのだ。
要するに。
「合コンだよ!」
あっ説明とられた!

■シナリオ詳細
■成功条件
1.合コンだよ!
2.合コンだよお!
3.合コンだつってんだろ!
2.合コンだよお!
3.合コンだつってんだろ!
今回は皆さんに殺し合い……じゃなくて合コンをして貰います。
男女比が1対9になっても泣くな。
0対10になっても泣くな。
それがイベント絶対失敗させるマンの干渉かもしれないからだ!
なんとしても合コンイベントを完遂し、この店に居着いたイベント絶対失敗させるマンを消し去るのだ!
●がいよう
居酒屋黒木屋の個室フロアで合コンを開きます。
合コンの形式や進行は相談して決めてください。
ちなみに合コンの完遂はその場の全員が『あ~自分合コン完遂したわ~』と確信した辺りです。そういう意味では、カップルができなかろうがテーブルひっくりかえっていようが心を強く持てばクリアが可能です。
どんなトラブルが起きるかは正直わかりませんが、プレイングで詳しく警戒しておくとジャストでカウンターできます。逆に『あれもこれもたっくさん警戒するにゃん☆』みたく書くと大量に取りこぼします。
なおお金は出ます。知らんけど、たぶんアタリおじちゃんがくれると思う。知らんけど。
なおアラタナルでは未成年の飲酒喫煙を硬く禁止しております。
なおナビ子は来ません。
状態
完了
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:0枚 銅:3枚
金:0枚 銀:0枚 銅:3枚
相談日数
6日
6日
参加費
100LP[+予約50LP]
100LP[+予約50LP]
参加人数
10/10
10/10
公開日
2015年12月16日
2015年12月16日
■メイン参加者 10人■

●合コンの経験? あると思うてか?
F.i.V.Eには様々な覚者が所属している。歳や性別は勿論、職業や出身、性格や身なりも大きく異なる多種多様な人間たちだ。
しかしその多くに共通するのが。
『合コンとか行ったこと無い』である。
「学校のメンツと行くのは……あれはコンパか。マジで経験ねえな。てか場所はここでいいんだよな?」
和泉・鷲哉(CL2001115)は地図と建物を交互に見ながらビルの中へと入っていった。
雑居ビル三階に入っている店舗、黒木屋。
イベント絶対失敗させるマンがとりついたこの店に入った途端、鷲哉は異様な空気に息を呑んだ。
理由は……この後の自己紹介で察して頂きたい。
「えー、和泉鷲哉、21歳。最近ジャズがマイブームです。よろしく」
コンパのノリで紹介してみたが、誰も何もリアクションしなかった。というか、まともなリアクションの仕方を知らない人がごっそり集まったのだ。
すっくと立ち上がる『暁の脱走兵』犬童 アキラ(CL2000698)。
「犬童アキラ二十歳! 特技は歩哨、好きな武将は魏の楽進! 理想のタイプは……高火力・高出力・高機動です!」
「…………」
大学で同じサークルに入ったら可能な限り距離を置くタイプの人がいきなり来た。
おれんじじゅーすをちゅるちゅる飲みながら手を上げる『かわいいは無敵』小石・ころん(CL2000993)。
ぱっと見、小柄な女子大生といった風貌である。ガーリーかつポップ。ゼリービーンズめいた彼女の風貌は、大学くらいになるとよくいるタイプではある。
「小石ころん、26歳」
「!?」
「ティールーム『カンパニュラ』で店長代理をやってるの。紅茶が趣味で……結婚するなら共働き志望なの。お店畳むつもりないし」
見た目に反し、合コンを通り越して婚活の空気を出し始めたころんである。
知った仲ゆえかぱちぱちと拍手する『可愛いものが好き』真庭 冬月(CL2000134)。
「じゃあ次僕ね。真庭冬月25歳。好きなものは可愛いもの。覚醒したらチョー可愛くなるから、可愛い服も自分で着るよね、やっぱ」
女装する男性には三つの区分要素がある。
精神的に女性か。
社会的に女性か。
言動的に女性か。
このうち全てにおいて男性性を維持しつつ女装するたぐいの人は割と一般的で、冬月はそのカテゴリーに属している。
ただ、少なくとも合コンに来るたぐいの人ではない。
『桔梗を背負わず』明智 之光(CL2000542)は咳払いをして場を取りなした。
「どうも、明智之光25歳です。喫茶店『九曜紋』を経営しております。犬童さんはそこのアルバイトで、小石さんは同業者ということになりますね」
「紅茶とコーヒーだと、随分変わるの」
「確かにそうですね。日本茶となればまた……」
之光によって合コンらしさがUターンして戻ってきた。
ほっと胸をなで下ろしていると、熊守・小梅(CL2000512)が不敵な笑みと共に身を乗り出した。
「熊守小梅15歳! お婿さんを探しに来たわ。イケメンでそこそこお金持てって家族サービスもできる男希望!」
ターンしてきた合コンらしさが婚活らしさと正面衝突した。よりによって15歳で。
イベント絶対失敗させるマンはメンバー選びにすら介入してくるのだろうか。おのれイベント絶対失敗させるマン、この合コンも破壊されてしまうのか。
「おいおい焦りすぎでしょ。俺、四月一日四月二日」
四月一日 四月二日(CL2000588)はそう言って、かたわらの赤祢 維摩(CL2000884)を指さした。
「こっちは数あわせに連れてきたから」
「赤祢だ。合コンに興味はない。好きなタイプは面倒がかからず五月蠅くないやつだ。四月一日、お前の逆だな」
「そう? 俺は強がりで甘え下手な子好きなんだよね。あとスレンダーな子?」
「聞いてない」
マイペースにグラスに口をつける維摩。
なんだこいつらデキてんのかと。そう思ってはならぬ。いわゆる喧嘩友達、ないしは悪友である。
ただ……F.i.V.Eの薄い本が出たら確実にカップリングされる覚悟はしておくべき二人だった。
さておき。
魂行 輪廻(CL2000534)がぱたぱたと手で顔をあおいだ。
「あらあら、男の子同士仲良しねぇ」
「そういうんじゃない」
「照れなくてもいいのに。あ、私は魂行輪廻よん。趣味はお酒にごはんに、可愛い子。特技は踊りと身体と、あとはヒミツ。お次どうぞ?」
全裸が服着て歩いてるような輪廻だが、意外にもさっぱりと自己紹介を終えた。
スーツ姿の『金狼』ゲイル・レオンハート(CL2000415)がこほんと咳払いした。
「俺で最後か。ゲイル・レオンハート、50歳の探偵だ。一時全員集まれないかと心配したが、どうやら杞憂だったようだな。今日は良い合コンにしよう。それでは全員、乾杯!」
ビールジョッキを振り上げるゲイル。
この時点でお気づきかと思うが。
全員合コン初体験。
男女比6対4。
一組ぐらいホモがいないと成立しない地獄の手探り合コンが、今始まった。
●心が折れたら負けのゲーム
合コン。とか言われてもピンと来ない冬月ではあるが、イベントごとはスムーズにこなした方がいいことは知っている。
「山盛りフライドポテトって、もう頼んだかな」
「申し訳ありません品切れだったことをお伝えしていなくて……」
「そっか。いいよ、唐揚げは?」
イベント絶対失敗させるマンもどうやら地味な攻撃を繰り返しているらしい。
飲み物のグラスが倒れるくらいは当たり前。注文した商品が来なかったり店員が異様にフラついていたり。店内に得体の知れない生臭さが漂っていたり。人によっては大きく気分を害するところだが、こちらの目的はイベントというより古妖。我慢してできないことはない。
それにどうやら、参加者が急に密室殺人かまされて眼鏡の小学生やら金ちゃんの子孫が風の如く現われるみたいな、致命的な妨害はしないらしい。されても困るが。
「唐揚げ来たよ」
「レモンは各自でかけてなの。勝手に大皿に絞ったらあとで……」
ころんはそう言いながらレモンを探す。
ない。
無いどころか、なぜか唐揚げからほんのりレモンの香りがした。
「既にかかってるケースは初めてなの」
「もう一皿いったらいいよ」
手をぱたぱた振って、四月二日はウィスキーのグラスを手に取った。
「それにしても赤祢、もっと女の子と話しなよ。着物のお姉さんがわざとらしいくらいに着崩してこっち見てるよ」
「前に見たが、あの人はいつもああだったぞ。……魂行、この馬鹿がお前に興味があるそうだ」
「あらん、私はむしろあなたに興味があるのよん?」
好きな食べ物はお堅い男。輪廻である。
うっかり場に流されようものなら何が起こるかわかったものではない。
これはいかんと肘でお互いを小突き合う四月二日たちに助け船を出すかのように、鷲哉が隣にやってきた。
「四月一日さん、推しのお酒ってあります? 俺最近気に入ったのがあって、今呑んでるやつなんですけど……」
鷲哉がグラスを取ろうとしたが、その手は空をきった。
はたと見上げると、アキラがそのグラスを手に、潔いくらいの一気飲みをかわすではないか。
「しゃけはのんでものまれるにゃ」
「滑舌がもうおかしいんだけど……」
「自分は兵器であります」
「漢字変換がおかしいんだけど……」
「ただちょっと熱くなってきたでありまふう」
アキラはくてっと乙女座りになると、胸元を指で引いて風を入れ始めた。
ある意味合コンらしいイベントだが。
意図的にやってくる人すらいるくらいベタなイベントだが。
「なんらもう、何もかも脱ぎ捨てて開放されうおりゃー!」
「「あっちょ――!」」
服を掴み、強引に引っ張るアキラ。
アキラは光に包まれ、そしてなんかフルメタルなフルボディアーマーにチェンジした。
「安心してください、はいています」
「そんなこと言われても」
「鎧の下は全裸ですが」
「そんなこと言われても!」
異次元のパフォーマンスにどん引きする鷲哉たち。
その一方で、之光とゲイルはケーキとお菓子作りの話題でめっちゃ盛り上がっていた。
乙女みたいな会話だが、25歳と50歳。男の会話である。
「大丈夫なのか。おっさんのお菓子作りなんて聞いても……」
「いえ、楽しいですよ。技術の話になれば、年齢は重ねるほど良くすらあります」
お前そのフォローを女子に使ってやれよ。
乙女チックなおっさんに使ってやるなよ。
そんな視線を誰かから受けながら、之光は眼鏡をくいっとあげた。
「そういえば……織田信長の生まれ変わりを自称する方、意外といませんね」
「名前が信奈になろうものならどこから消されるかわかったものではないからな」
「たしかに」
仮に偶然いたとしても消されはすまいと思うが。
さておき。
「ねえ二人とも。見るからにお金持ってそうな顔してるけど……どう? これ、どお?」
小梅がなんかセクシーらしきポーズをとってきた。
この辺やっぱ15歳台なんだなと、かえって微笑ましくすらある之光&ゲイルである。
「残念ながら私の資産は未だマイナス値にありますよ」
「この年になると金の意味が変わってくるのだ。老後と言う言葉がちらつく……」
「う、うん」
いかな精神したたかな小梅とて、『金持ちの老人と結婚して早死にさせるのよ』とか鬼畜のようなことは言わない。言わないと思う。たぶん。おそらく。
「もうしょうがないわね、こうなったら雰囲気かえて王様ゲームよ!」
場が随分とかきまざっているこの状況で更に引っかき回すようなことをいうが、これも合コンらしさのためである。
そうでないとこのイベント、ただの忘年会になるのだ。
「はい王様あーたし! ひれ伏せ愚民ども! 今日から税金は80パーセントよ! 生殺与奪剣はあたしのものよ! アーッハッハッハッハ!」
『金持ちの老人と結婚して早死にさせるのよ』と今すぐにでも言いそうな顔で、小梅はキングオブキングと直筆した割り箸を振り上げた。
(未成年ゆえに)本人が飲酒をしていないとはいえ、場酔いでもしたのだろうか。普段の数倍頭のネジが飛んでいる。
「熊守さん、そういうゲームではありません。というか、それはただのクーデターです」
言いつつもくじ引きを用意する之光。
場の全員がなんとなくでそれを引き、せーので翳した。
「王様だーれだ」
「俺だ」
ゲイルがきりっとした顔で赤い割り箸を掲げた。
さすが年の功、スムーズにすすめにかかる。
「まず三番」
「ころんなの」
「そして七番」
「僕、か」
冬月が因縁めいた目でころんを見た。
目が合う二人。
ゲイルはキリッとしたまま、スムーズに言った。
「ペッキーゲーム」
「「ペッキーゲーム!?」」
「せつめいしよう!」
アーマーの顔の部分だけをシャコーンと開いたアキラが勢いよく立ち上がった。
「ペッキーゲームとは、両側から三本のペッキーを同時にたたき折り天下統一。これぞ三本の矢の教えなりと唱えて兄弟の絆を深める儀式でありまきゅう!」
説明しきってから仰向けにぶっ倒れた。
やっちゃいけないちゃんぽんをやったらしい。
「「せっ」」
その一方でペッキー(店員に言ったらサイケな顔したペンギンのぬいぐるみを持ってきた)を両側から粉砕した。粉砕っていうか引きちぎった。
「ほんとにこれ合コンの定番ネタなの?」
「勿論なの。最近の大学生がこぞって行なうチョベリグなゲームなの」
「やめて? その外見で年齢がバレる用語使うのやめて?」
とは言うが、ほんとはもっとクールでアヴァンギャルドな言葉遣いができるころんちゃんである。どうアヴァンギャルドなのかは秘密。
「えーっと次いこ次! はい王様――あっ俺だ!」
場を盛り返そうとくじを引く鷲哉。
「では五番が八番に甘えて!」
「……」
五番の割り箸を持った維摩が。
「……」
八番の割り箸を持った四月二日を見た。
「あ、あま……甘い物をあげて!」
「くらえ」
ハニトー的なやつを顔に叩き付ける維摩。
ころんがナイスフォローみたいなサムズアップを出してきたが、これ多分フォローできてない。
「よ、よおし。じゃあ特別に四月一日さんと赤祢さんを王様に任命しようか! 同時に命令しよう!」
ばたばたと腕を振りましてフォローを重ねる鷲哉。再度くじ引き。
二人はコホンと咳払いすると、少し考えてから言った。
「じゃあ四番が二番をお姫様抱っこしてね」
「俺はどうでも……そうだな、五番に壁ドンでもさせるか」
言ってから振り向く二人。
ころんがゲイルをぷるぷるしながら抱えていた。身長差50センチオーバーである。
「見た目以上に重いの……」
「筋肉の重みだ。すまん」
その一方で。
「壁DON!」
寄ったアキラが維摩の顔から数センチ外した位置に正拳突きを打ち込んだ。壁がすごい音をたてて砕け散った。
「も、もう一回!」
再抽選の結果、王様二人体勢のまま渡った先が……冬月と輪廻だった。
周囲から異様なプレッシャーを与えられる冬月。
「ええっと……じゃあ五番の人が、語尾に『にゃん』をつける、みたいな」
「ころんなのにゃん」
真顔で言い切るころん。永遠の18歳は伊達では無い。
「このくらいなんてことないのにゃん。平気なのにゃん」
「口調がやけに不自然だけど……まあいっか」
言いながら、そっと輪廻を窺い見る。
すると輪廻はどこからともなく三着のコスプレ衣装を取り出した。
「今から言う番号の人はそれぞれ、ミニスカメイド服、極スリットチャイナドレス、ハイレグバニースーツに着替えるのよん。拒否権なし♪」
「「…………!」」
拳を握り、きりりと眼光を鋭くする男性陣。
なぜならば!
「……」
ミニスカメイド服を着たゲイルが虚空を見ていた。
何がどうなっているのか分からんが、ゲイルの屈強かつ巨大な身体にジャストフィットした作りになっていた。
よくアニメとかで男が女装すると急に美少女になって『これが、わたし!?』みたくなるが、ゲイルは徹底してゲイルだった。大胆に開いた胸元から大胸筋むっきりしてるし、ミニスカから軽くパンチラするも徹底してゲイル(意味深)だった。カチューシャつけててもゲイルだった。
「……」
極スリットチャイナドレスを着た鷲哉が顔を覆っていた。
なまじ中性的な顔立ちをしていたから女装してもそれなりにいけるんじゃないかと思ったが甘かった。顔も腰もすらっとした足もいい感じだが、スリットが腰まであるせいで少しでも動けば大変なことになる。あと型紙からして工夫されてるのか胸や股の形がやけにはっきり出る。はっきり! 出て貰っては! 困る! ゆえに鷲哉は片手で広げた羽根つき扇子でもって股間を隠さねばならなかった。
「……」
ハイレグバニースーツを着た之光が真顔で意識を飛ばしていた。
折角だからといってトレーとか持たせてみたが、どう触れていいのか分からないキワモノ感があった。ただウサギの耳つけただけなら笑ってすませたが……乳パットのせいで巨乳だし、ハイレグなせいで股間をトレーで隠さなきゃならないし、そのくせ顔はキリッとしてるし。物理的にも話題的にも触れたら何かが終わりそうだった。
「あのー、そろそろお時間なんですが……」
店員が持ってきた領収書を受け取って、小梅はぱたぱたと振った。
経費(ちなみにこれはタダになるという意味では無い。社会常識なので覚えておこう)で落とせるらしいので茶封筒からお金を出して払い、領収書にサインした。
「ただ飯最高! 楽しかったー!」
なんやかんやでイベントを完遂した一行。
古妖イベント絶対失敗させるマンは彼らを恐れてどこかへ消えた。
尚、衣装はそれぞれにプレゼントされた。
F.i.V.Eには様々な覚者が所属している。歳や性別は勿論、職業や出身、性格や身なりも大きく異なる多種多様な人間たちだ。
しかしその多くに共通するのが。
『合コンとか行ったこと無い』である。
「学校のメンツと行くのは……あれはコンパか。マジで経験ねえな。てか場所はここでいいんだよな?」
和泉・鷲哉(CL2001115)は地図と建物を交互に見ながらビルの中へと入っていった。
雑居ビル三階に入っている店舗、黒木屋。
イベント絶対失敗させるマンがとりついたこの店に入った途端、鷲哉は異様な空気に息を呑んだ。
理由は……この後の自己紹介で察して頂きたい。
「えー、和泉鷲哉、21歳。最近ジャズがマイブームです。よろしく」
コンパのノリで紹介してみたが、誰も何もリアクションしなかった。というか、まともなリアクションの仕方を知らない人がごっそり集まったのだ。
すっくと立ち上がる『暁の脱走兵』犬童 アキラ(CL2000698)。
「犬童アキラ二十歳! 特技は歩哨、好きな武将は魏の楽進! 理想のタイプは……高火力・高出力・高機動です!」
「…………」
大学で同じサークルに入ったら可能な限り距離を置くタイプの人がいきなり来た。
おれんじじゅーすをちゅるちゅる飲みながら手を上げる『かわいいは無敵』小石・ころん(CL2000993)。
ぱっと見、小柄な女子大生といった風貌である。ガーリーかつポップ。ゼリービーンズめいた彼女の風貌は、大学くらいになるとよくいるタイプではある。
「小石ころん、26歳」
「!?」
「ティールーム『カンパニュラ』で店長代理をやってるの。紅茶が趣味で……結婚するなら共働き志望なの。お店畳むつもりないし」
見た目に反し、合コンを通り越して婚活の空気を出し始めたころんである。
知った仲ゆえかぱちぱちと拍手する『可愛いものが好き』真庭 冬月(CL2000134)。
「じゃあ次僕ね。真庭冬月25歳。好きなものは可愛いもの。覚醒したらチョー可愛くなるから、可愛い服も自分で着るよね、やっぱ」
女装する男性には三つの区分要素がある。
精神的に女性か。
社会的に女性か。
言動的に女性か。
このうち全てにおいて男性性を維持しつつ女装するたぐいの人は割と一般的で、冬月はそのカテゴリーに属している。
ただ、少なくとも合コンに来るたぐいの人ではない。
『桔梗を背負わず』明智 之光(CL2000542)は咳払いをして場を取りなした。
「どうも、明智之光25歳です。喫茶店『九曜紋』を経営しております。犬童さんはそこのアルバイトで、小石さんは同業者ということになりますね」
「紅茶とコーヒーだと、随分変わるの」
「確かにそうですね。日本茶となればまた……」
之光によって合コンらしさがUターンして戻ってきた。
ほっと胸をなで下ろしていると、熊守・小梅(CL2000512)が不敵な笑みと共に身を乗り出した。
「熊守小梅15歳! お婿さんを探しに来たわ。イケメンでそこそこお金持てって家族サービスもできる男希望!」
ターンしてきた合コンらしさが婚活らしさと正面衝突した。よりによって15歳で。
イベント絶対失敗させるマンはメンバー選びにすら介入してくるのだろうか。おのれイベント絶対失敗させるマン、この合コンも破壊されてしまうのか。
「おいおい焦りすぎでしょ。俺、四月一日四月二日」
四月一日 四月二日(CL2000588)はそう言って、かたわらの赤祢 維摩(CL2000884)を指さした。
「こっちは数あわせに連れてきたから」
「赤祢だ。合コンに興味はない。好きなタイプは面倒がかからず五月蠅くないやつだ。四月一日、お前の逆だな」
「そう? 俺は強がりで甘え下手な子好きなんだよね。あとスレンダーな子?」
「聞いてない」
マイペースにグラスに口をつける維摩。
なんだこいつらデキてんのかと。そう思ってはならぬ。いわゆる喧嘩友達、ないしは悪友である。
ただ……F.i.V.Eの薄い本が出たら確実にカップリングされる覚悟はしておくべき二人だった。
さておき。
魂行 輪廻(CL2000534)がぱたぱたと手で顔をあおいだ。
「あらあら、男の子同士仲良しねぇ」
「そういうんじゃない」
「照れなくてもいいのに。あ、私は魂行輪廻よん。趣味はお酒にごはんに、可愛い子。特技は踊りと身体と、あとはヒミツ。お次どうぞ?」
全裸が服着て歩いてるような輪廻だが、意外にもさっぱりと自己紹介を終えた。
スーツ姿の『金狼』ゲイル・レオンハート(CL2000415)がこほんと咳払いした。
「俺で最後か。ゲイル・レオンハート、50歳の探偵だ。一時全員集まれないかと心配したが、どうやら杞憂だったようだな。今日は良い合コンにしよう。それでは全員、乾杯!」
ビールジョッキを振り上げるゲイル。
この時点でお気づきかと思うが。
全員合コン初体験。
男女比6対4。
一組ぐらいホモがいないと成立しない地獄の手探り合コンが、今始まった。
●心が折れたら負けのゲーム
合コン。とか言われてもピンと来ない冬月ではあるが、イベントごとはスムーズにこなした方がいいことは知っている。
「山盛りフライドポテトって、もう頼んだかな」
「申し訳ありません品切れだったことをお伝えしていなくて……」
「そっか。いいよ、唐揚げは?」
イベント絶対失敗させるマンもどうやら地味な攻撃を繰り返しているらしい。
飲み物のグラスが倒れるくらいは当たり前。注文した商品が来なかったり店員が異様にフラついていたり。店内に得体の知れない生臭さが漂っていたり。人によっては大きく気分を害するところだが、こちらの目的はイベントというより古妖。我慢してできないことはない。
それにどうやら、参加者が急に密室殺人かまされて眼鏡の小学生やら金ちゃんの子孫が風の如く現われるみたいな、致命的な妨害はしないらしい。されても困るが。
「唐揚げ来たよ」
「レモンは各自でかけてなの。勝手に大皿に絞ったらあとで……」
ころんはそう言いながらレモンを探す。
ない。
無いどころか、なぜか唐揚げからほんのりレモンの香りがした。
「既にかかってるケースは初めてなの」
「もう一皿いったらいいよ」
手をぱたぱた振って、四月二日はウィスキーのグラスを手に取った。
「それにしても赤祢、もっと女の子と話しなよ。着物のお姉さんがわざとらしいくらいに着崩してこっち見てるよ」
「前に見たが、あの人はいつもああだったぞ。……魂行、この馬鹿がお前に興味があるそうだ」
「あらん、私はむしろあなたに興味があるのよん?」
好きな食べ物はお堅い男。輪廻である。
うっかり場に流されようものなら何が起こるかわかったものではない。
これはいかんと肘でお互いを小突き合う四月二日たちに助け船を出すかのように、鷲哉が隣にやってきた。
「四月一日さん、推しのお酒ってあります? 俺最近気に入ったのがあって、今呑んでるやつなんですけど……」
鷲哉がグラスを取ろうとしたが、その手は空をきった。
はたと見上げると、アキラがそのグラスを手に、潔いくらいの一気飲みをかわすではないか。
「しゃけはのんでものまれるにゃ」
「滑舌がもうおかしいんだけど……」
「自分は兵器であります」
「漢字変換がおかしいんだけど……」
「ただちょっと熱くなってきたでありまふう」
アキラはくてっと乙女座りになると、胸元を指で引いて風を入れ始めた。
ある意味合コンらしいイベントだが。
意図的にやってくる人すらいるくらいベタなイベントだが。
「なんらもう、何もかも脱ぎ捨てて開放されうおりゃー!」
「「あっちょ――!」」
服を掴み、強引に引っ張るアキラ。
アキラは光に包まれ、そしてなんかフルメタルなフルボディアーマーにチェンジした。
「安心してください、はいています」
「そんなこと言われても」
「鎧の下は全裸ですが」
「そんなこと言われても!」
異次元のパフォーマンスにどん引きする鷲哉たち。
その一方で、之光とゲイルはケーキとお菓子作りの話題でめっちゃ盛り上がっていた。
乙女みたいな会話だが、25歳と50歳。男の会話である。
「大丈夫なのか。おっさんのお菓子作りなんて聞いても……」
「いえ、楽しいですよ。技術の話になれば、年齢は重ねるほど良くすらあります」
お前そのフォローを女子に使ってやれよ。
乙女チックなおっさんに使ってやるなよ。
そんな視線を誰かから受けながら、之光は眼鏡をくいっとあげた。
「そういえば……織田信長の生まれ変わりを自称する方、意外といませんね」
「名前が信奈になろうものならどこから消されるかわかったものではないからな」
「たしかに」
仮に偶然いたとしても消されはすまいと思うが。
さておき。
「ねえ二人とも。見るからにお金持ってそうな顔してるけど……どう? これ、どお?」
小梅がなんかセクシーらしきポーズをとってきた。
この辺やっぱ15歳台なんだなと、かえって微笑ましくすらある之光&ゲイルである。
「残念ながら私の資産は未だマイナス値にありますよ」
「この年になると金の意味が変わってくるのだ。老後と言う言葉がちらつく……」
「う、うん」
いかな精神したたかな小梅とて、『金持ちの老人と結婚して早死にさせるのよ』とか鬼畜のようなことは言わない。言わないと思う。たぶん。おそらく。
「もうしょうがないわね、こうなったら雰囲気かえて王様ゲームよ!」
場が随分とかきまざっているこの状況で更に引っかき回すようなことをいうが、これも合コンらしさのためである。
そうでないとこのイベント、ただの忘年会になるのだ。
「はい王様あーたし! ひれ伏せ愚民ども! 今日から税金は80パーセントよ! 生殺与奪剣はあたしのものよ! アーッハッハッハッハ!」
『金持ちの老人と結婚して早死にさせるのよ』と今すぐにでも言いそうな顔で、小梅はキングオブキングと直筆した割り箸を振り上げた。
(未成年ゆえに)本人が飲酒をしていないとはいえ、場酔いでもしたのだろうか。普段の数倍頭のネジが飛んでいる。
「熊守さん、そういうゲームではありません。というか、それはただのクーデターです」
言いつつもくじ引きを用意する之光。
場の全員がなんとなくでそれを引き、せーので翳した。
「王様だーれだ」
「俺だ」
ゲイルがきりっとした顔で赤い割り箸を掲げた。
さすが年の功、スムーズにすすめにかかる。
「まず三番」
「ころんなの」
「そして七番」
「僕、か」
冬月が因縁めいた目でころんを見た。
目が合う二人。
ゲイルはキリッとしたまま、スムーズに言った。
「ペッキーゲーム」
「「ペッキーゲーム!?」」
「せつめいしよう!」
アーマーの顔の部分だけをシャコーンと開いたアキラが勢いよく立ち上がった。
「ペッキーゲームとは、両側から三本のペッキーを同時にたたき折り天下統一。これぞ三本の矢の教えなりと唱えて兄弟の絆を深める儀式でありまきゅう!」
説明しきってから仰向けにぶっ倒れた。
やっちゃいけないちゃんぽんをやったらしい。
「「せっ」」
その一方でペッキー(店員に言ったらサイケな顔したペンギンのぬいぐるみを持ってきた)を両側から粉砕した。粉砕っていうか引きちぎった。
「ほんとにこれ合コンの定番ネタなの?」
「勿論なの。最近の大学生がこぞって行なうチョベリグなゲームなの」
「やめて? その外見で年齢がバレる用語使うのやめて?」
とは言うが、ほんとはもっとクールでアヴァンギャルドな言葉遣いができるころんちゃんである。どうアヴァンギャルドなのかは秘密。
「えーっと次いこ次! はい王様――あっ俺だ!」
場を盛り返そうとくじを引く鷲哉。
「では五番が八番に甘えて!」
「……」
五番の割り箸を持った維摩が。
「……」
八番の割り箸を持った四月二日を見た。
「あ、あま……甘い物をあげて!」
「くらえ」
ハニトー的なやつを顔に叩き付ける維摩。
ころんがナイスフォローみたいなサムズアップを出してきたが、これ多分フォローできてない。
「よ、よおし。じゃあ特別に四月一日さんと赤祢さんを王様に任命しようか! 同時に命令しよう!」
ばたばたと腕を振りましてフォローを重ねる鷲哉。再度くじ引き。
二人はコホンと咳払いすると、少し考えてから言った。
「じゃあ四番が二番をお姫様抱っこしてね」
「俺はどうでも……そうだな、五番に壁ドンでもさせるか」
言ってから振り向く二人。
ころんがゲイルをぷるぷるしながら抱えていた。身長差50センチオーバーである。
「見た目以上に重いの……」
「筋肉の重みだ。すまん」
その一方で。
「壁DON!」
寄ったアキラが維摩の顔から数センチ外した位置に正拳突きを打ち込んだ。壁がすごい音をたてて砕け散った。
「も、もう一回!」
再抽選の結果、王様二人体勢のまま渡った先が……冬月と輪廻だった。
周囲から異様なプレッシャーを与えられる冬月。
「ええっと……じゃあ五番の人が、語尾に『にゃん』をつける、みたいな」
「ころんなのにゃん」
真顔で言い切るころん。永遠の18歳は伊達では無い。
「このくらいなんてことないのにゃん。平気なのにゃん」
「口調がやけに不自然だけど……まあいっか」
言いながら、そっと輪廻を窺い見る。
すると輪廻はどこからともなく三着のコスプレ衣装を取り出した。
「今から言う番号の人はそれぞれ、ミニスカメイド服、極スリットチャイナドレス、ハイレグバニースーツに着替えるのよん。拒否権なし♪」
「「…………!」」
拳を握り、きりりと眼光を鋭くする男性陣。
なぜならば!
「……」
ミニスカメイド服を着たゲイルが虚空を見ていた。
何がどうなっているのか分からんが、ゲイルの屈強かつ巨大な身体にジャストフィットした作りになっていた。
よくアニメとかで男が女装すると急に美少女になって『これが、わたし!?』みたくなるが、ゲイルは徹底してゲイルだった。大胆に開いた胸元から大胸筋むっきりしてるし、ミニスカから軽くパンチラするも徹底してゲイル(意味深)だった。カチューシャつけててもゲイルだった。
「……」
極スリットチャイナドレスを着た鷲哉が顔を覆っていた。
なまじ中性的な顔立ちをしていたから女装してもそれなりにいけるんじゃないかと思ったが甘かった。顔も腰もすらっとした足もいい感じだが、スリットが腰まであるせいで少しでも動けば大変なことになる。あと型紙からして工夫されてるのか胸や股の形がやけにはっきり出る。はっきり! 出て貰っては! 困る! ゆえに鷲哉は片手で広げた羽根つき扇子でもって股間を隠さねばならなかった。
「……」
ハイレグバニースーツを着た之光が真顔で意識を飛ばしていた。
折角だからといってトレーとか持たせてみたが、どう触れていいのか分からないキワモノ感があった。ただウサギの耳つけただけなら笑ってすませたが……乳パットのせいで巨乳だし、ハイレグなせいで股間をトレーで隠さなきゃならないし、そのくせ顔はキリッとしてるし。物理的にも話題的にも触れたら何かが終わりそうだった。
「あのー、そろそろお時間なんですが……」
店員が持ってきた領収書を受け取って、小梅はぱたぱたと振った。
経費(ちなみにこれはタダになるという意味では無い。社会常識なので覚えておこう)で落とせるらしいので茶封筒からお金を出して払い、領収書にサインした。
「ただ飯最高! 楽しかったー!」
なんやかんやでイベントを完遂した一行。
古妖イベント絶対失敗させるマンは彼らを恐れてどこかへ消えた。
尚、衣装はそれぞれにプレゼントされた。
■シナリオ結果■
成功
■詳細■
MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
『極スリットチャイナドレス』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:和泉・鷲哉(CL2001115)
『ペッキーだったもの』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:小石・ころん(CL2000993)
『ペッキーだったもの』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:真庭 冬月(CL2000134)
『ハイレグバニースーツ』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:明智 之光(CL2000542)
『ミニスカメイド服』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:ゲイル・レオンハート(CL2000415)
カテゴリ:アクセサリ
取得者:和泉・鷲哉(CL2001115)
『ペッキーだったもの』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:小石・ころん(CL2000993)
『ペッキーだったもの』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:真庭 冬月(CL2000134)
『ハイレグバニースーツ』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:明智 之光(CL2000542)
『ミニスカメイド服』
カテゴリ:アクセサリ
取得者:ゲイル・レオンハート(CL2000415)
