春うらら 桜咲く者 散ったモノ
春うらら 桜咲く者 散ったモノ


●桜咲く者、散ったモノ。
 桜が咲く道を、新しい制服を着て歩く。
 進学して高校生になった二宮里美はまだ着慣れない制服を意識しながら桜が咲く道を歩いていた。春の日差しが程よい温もりを与え、心地良い気持ちにさせていく。
 だから直前まで気付かなかった。桜の木にいる何かに。
「新しい制服……着たかった……」
 それは里美を見て、恨めしそうにつぶやく。
「もう……身体が無いから、着れない……」
 それは肉体のない霊魂。妖のように『想い』に取り憑いた狂暴性のある現象ではなく、死した『本人』の恨みが留まった地縛霊。
 里美は青ざめた顔で足を止めるが、その間に地縛霊はゆっくりと近づいてくる。逃げなきゃ、と思ったころには幽霊の手は里美に触れていた。
「体があれば……着れるよね……」
「い――!」
 憑依された里見は、その霊魂の過去を見る。病弱で高校入学まで生きる事が出来なかった人生。苦しい闘病生活。痛む体。心配する親。それを見て自責に苦しむ心。どうすればいいのかわからない。それでも、生きたい、生きたかった。なのに――気が付けば、この桜の木に縛られ、それからずっとここを通る高校の生徒を見て、思いを募らせてきた。死にたくなかった。学校に行きたかった。でも、それはもう敵わない。ならせめて、制服だけでも。蓄積された怨念は里美の心を一瞬で塗りつぶす。
(――ああ、可哀想……そういう、こと、だったら、いいよ、ね……)
 それは同情かはたまた優しさか。怨霊に体を譲り渡すことを認めた里見の意識は、闇に落ちていく。
 深く、深く――

●FiVE
「そしてこの子は永遠に目覚めなくなります」
 久方 真由美(nCL2000003)は集まった覚者を前に説明を開始する。
「取り憑いた幽霊の名前は片岡恵美。享年15歳。八年前に病死しています。それからずっと桜の下で高校に通う人を見ていたのでしょう」
 もともと中学校も病欠気味で、長い闘病生活を過ごしてきたと言う。『生きたい』『せめて高校までは』……そう言っていたという。
「取り憑かれた人の名前は二宮里美。彼女は幽霊の過去を知り、そのせいもあって身体を譲り渡してしまいます。ですがこのままだと彼女は一日で魂が衰弱して死亡してしまいます」
 一つの体に二つの魂。しかも取り憑いたのは怨念を宿した霊魂だ。時間が経てば魂は浸食されてしまうだろう。
「物理的や源素の攻撃は幽霊が身を守ろうと防壁を形成します。その為、攻撃を仕掛ける事で里美さんを傷つけることなく、取り憑いた霊にダメージを与える事が出来ます。霊を消滅させれば、あとは自然と元に戻るでしょう。
 ――幽霊を消滅させて、里美さんを助けてあげてください」
 真由美はきっぱりと言い放つ。その意味も理解したうえで。
 それは片岡恵美の望みをかなえない事だ。死にたくなかった。高校生活を送りたかった。学校に行けずとも、せめて制服だけでも着たかった。そんな望みを絶つことだ。
 それでも――



■シナリオ詳細
種別:通常
難易度:普通
担当ST:どくどく
■成功条件
1.幽霊の戦闘不能
2.なし
3.なし
 どくどくです。
 これが『うひひ、JKに取り憑いてやるぜ。ヒャッホー!』なえろい霊ならやりやすかったのでしょうが。
 プレイング次第ですが、リプレイは心情寄りになると思います。

●敵情報
・幽霊(×1)
 人間に憑依した幽霊です。カテゴライズするなら古妖。。取り憑かれた人の名前は二宮里美。取り憑いた幽霊の名前は片岡恵美。
 あらゆる攻撃は幽霊が形成する防壁(メタなこと言うと幽霊のHP)に阻まれ、肉体を守ります。なのでどれだけ攻撃しても肉体を傷つける事はありません。
 会話はできますが、説得は不可能です。

 攻撃方法
怨霊弾  特遠列 『健康になりたい』という恨みを放ちます。
感覚共有 特遠単 長年体験した病魔を凝縮して与えます。【流血】【猛毒】【致命】【反動2】
拒絶の刃 物近単 防壁を鋭角的に形成し、突き刺してきます。【二連】

・陰気(×3)
 地縛霊がある事により生まれる暗い気が形となった者です。黒い靄のような形をしています。
 おおもとの地縛霊が消えてなくなれば、消滅します。

 攻撃方法
陰気 特近単 靄がまとわりつき、体温を奪っていきます。

●場所情報
 通学路。人は普通に通りますが、戦いの気配を察すれば自然と離れていきます。時刻は朝。広さや足場が不利になる事はありません。
 戦闘開始時、敵中衛に『幽霊(×1)』が、敵前衛に『陰気(×3)』がいます。
 急いでいるため、事前付与は不可とします。

 皆様のプレイングをお待ちしています。

状態
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
(0モルげっと♪)
相談日数
6日
参加費
100LP[+予約50LP]
参加人数
4/6
公開日
2019年04月22日

■メイン参加者 4人■



 温かな春の空気。散り始めた桜の花びらが道路を染め、心地良い風が頬を撫でる。
 だがそんな穏やかな春には似合わない空気がここにあった。霊に憑依された人間と、それを止めようとする覚者達。だが覚者達の表情は一様に明るくない。夢見から聞いた話を思い出し、各々複雑な表情を浮かべていた。
「……私……体をお貸ししてしまった里美さんのお気持ちが、少しだけ分かる気もするのです……」
 憑依された女子高生のことを思う『意志への祈り』賀茂 たまき(CL2000994)。抵抗する力が強ければ、あるいは憑依を避けられたかもしれない。だが、彼女は受け入れた。幽霊の過去に同情し、その願いをかなえようとした。
 だがたまきはその気持ちを肯定する。制服を着たい。それすら叶わなかった思いを受けて、体を譲ってしまう。悲しんでいる相手にハンカチを差し出すような優しさだ。その心だけは、絶対に攻め立てたりはしない。
「しかし…それは双方にとって良い事ではない」
 たまきの言葉を受けて篁・三十三(CL2001480)は首を横に振った。優しさからくる行動。だがその結果起きるのは双方の破滅だ。体を貸した里美はそのまま魂を侵食される。憑依した恵美とてそれは望まないだろう。彼女を殺したくて憑依したのではないのだから。
 だから止めなくては。どちらか一人しか救えないのなら、当然生きている方を救う。死は不可逆だ。取り返しのつかないことになる前に手を打つ。迷えば両方救えなくなるのだから。拳を握り、意思を固める三十三。
「……生きて高校に通いたかった……その気持ちが分かってしまうのがちょっと……」
『赤き炎のラガッツァ』ラーラ・ビスコッティ(CL2001080)は魔女の三角帽子で視界を隠し、祈るように目を閉じた。幽霊の願いは端的だ。生きたかった。学校に行きたかった。せめて制服を着たかった。それすらかなわなかった人生だったのだ。
 それでも、その為に誰かを犠牲にするのは間違っている。たとえ当人にそのつもりがなくとも、結果としてそうなる事が分かっているのなら止めなくてはいけない。それが出来る力があるのだから。ラーラは静かに決意を固める。
「片岡さん……君の望みを叶えてしまうとその子の魂が浸食される」
『探偵見習い』工藤・奏空(CL2000955)は神具をもたずに幽霊に語りかける。
「このままだと君に体を貸してくれた子、二宮さんの魂は弱り死んでしまう。どうか二宮さんに体を返して欲しい」
 相手をただ『命を奪う悪い幽霊』と見る事が出来れば楽な話だった。怒りに任せて神具を振り落とせばいいのだから。だがそうではない。奏空は幽霊をみて、真摯に説得する。だが無情にもその言葉が幽霊の心を動かすことはなかった。
「やだ……ようやく着れたのに。制服、着れたのに……」
 覚者達の戦意を察し、少女は顔を青ざめる。その心に反応するかのように、黒い靄が吹きあがった。陰気と呼ばれる不穏な空気が、形を成して幽霊を守ろうとする。
 覚者達もそれに応じるように陣形を取り、相手に備える。幽霊の境遇に同情するが、しかし見逃すことはしない。全てを救う事が出来ないのなら、それを受け入れてなお救うのだ。
 覚者と幽霊。生者と死者が今、ぶつかりあう。


「地縛霊、か。ずっとここで見続けてきたんだね」
 桜並木を見ながらつぶやく奏空。既に避難は済ませ、戦いの準備は充分だ。普段使用している愛刀を手にして、悲し気な目で相手を見る。望んだのは高校生活という日常。それさえも与えられなかった子を見て。
 奏空の手にした刀に稲妻が宿る。それはインドラの雷霆。宇宙すら滅ぼすと言われた破壊の鉄槌を刀に宿し、裂帛と同時に振りぬいた。打ち出される一撃は陰気を貫き、そしてその後ろに居る少女を穿つ。
「……辛かったのは解るよ。だけど、それはダメなんだ」
「やだ……邪魔……しないで……!」
「妖化していないのが救い、なのでしょうか」
 ラーラは悲しげな瞳で少女を見る。彼女に憑依した幽霊には、妖のような狂暴性はない。ただ結果として二宮里美を殺してしまう哀しみで動く存在だ。せめて『片岡恵美』のままに弔おう。それ以外に出来る事はないのだから。
 魔導書を構え、源素を展開するラーラ。体内で膨れ上がる熱がラーラの思うままの形となって顕現し、赤々と戦場を照らす。そこから生まれた炎の弾丸が少女に飛来し、彼女を護る壁を穿っていく。幽霊が形成した制服を、そして夢を護る壁を。
「恵美さん、あなたの願いを叶えてあげることは出来ません」
「いやだ……ようやく、ようやく、着れたのに」
「君の境遇と人を羨む気持ちは分かります」
 三十三は少女を見ながら声をかける。正確には彼女に憑依している恵美に。病気で苦しみ、周りの子が普通にある未来が自分にはない。それが誰のせいでもなく、恨むこともできない。だからこそ所かまわず暴れる悪霊にならなかったのだ。でも――
 同情はしない。首を振って戦闘に意識を戻す。陰陽五行の力を循環させる三十三。木生火、火生土、土生天、天生水、水生木。循環する力は自然の在り方。その流れを崩さぬように仲間に伝え、自然治癒力を高めていく。
「けれどそれで二宮さんの未来を奪うのは間違っていると思います」
「でも……でも……私は、制服だけでも……」
「……正論が、正しい事が、人を救うのなら……そうでない者は、救えないのでしょうか」
 悲しむような幽霊の声を聞きながら、たまきは目を伏せる。三十三の言葉は正しい。制服を着たいと言う欲望で、命を奪っていい道理はない。でも、それで彼女は救えない。人を救うために学んできた陰陽術なのに、人ではない幽霊は救えない。
 それでも、と目を戦場に向けるたまき。幽霊が不遇な目にあっても世を恨まなかったように、自分も彼女を恨まない。ただいまは、憑依された少女を救うために符を振るう。大地が隆起し、槍となって幽霊が作った壁を穿つ。
「少し痛いですが……もう少しだけ辛抱して下さい……! 必ず、お二人を救ってみせます……!」
「こないで、こないで……!」
 首を振り、必死に抵抗する少女。自らの痛みを共有させて覚者を痛めつけ、怨霊を放って広範囲に攻める。
 だが片岡恵美はけして戦い向きの性格ではない。ただ力があるだけの霊なだけだ。その戦い方に戦術などなく、怯えるように力を振るっているに過ぎない。連携だった覚者を前に少しずつ追い込まれていく。
「あきらめて里美さんに体を返してあげてください」
「諦める? そんなの……ずっとだった……。ずっとずっと、諦めてきたのに。友達と一緒に帰る事も、学校も、諦めたのに。まだ、諦めるの……?」
 ラーラの言葉に嘆きの声をあげる幽霊。
「もう十分だろ? わずかだけど制服を着れた」
「十分……? やだ、やだ、みんなが普通にあるのに、私には、ない。それは、制服を着ることは、十分だって、満足しないけない事なの……?」
 奏空の言葉に首を振って答える幽霊。
「高校へ行けなかった気持ち……同じ想いを二宮さんにもさせないであげてください」
「この子は、少しでも高校に行ったんだよ……だから、私よりも、恵まれてるよ? ねえ、そうでしょう……」
 三十三の言葉に涙を流して答える幽霊。
 覚者達の言葉は確実に幽霊を揺さぶっていた。それだけの理性を有し、それだけの常識がある。幽霊も自分が憑依している少女を侵食していると言う事実を受け入れていた。
 でも――
「ずっとずっと、着たかった。制服を着て、学校に行って、友達と話をして……それだけなの。それだけなの……!
 ねえ、許して。悪いことしない。これ以上人に迷惑かけない。いう事だって聞く。なんだってする。だから……だからこれだけは!」
 ずっとずっと夢見てきたこと。もう届かないと思った理想。それが叶うかもしれないのだ。
 悪霊とは、常識を失った霊魂を指す。倫理を外れ、現世に厄介事を起こす霊。
 その言葉にしたがうなら、片岡恵美は間違いなく悪霊だった。その行動原理が、ではない。その在り方がだ。
「――だめだ」
 ここに立った時点で、覚者達の中で答えは既に出ている。二宮里美を救うために、その願いをかなえる事は許されない。
「良い子に甘い焼き菓子を、悪い子には石炭を……イオ・ブルチャーレ!」
 ラーラの炎が最後の壁を砕く。そのまま炎は少女に絡みつき、憑依している幽霊を包み込んだ。
「あ、ああ、わたし……は……」
 炎が消え去ると同時に、幽霊の声も消え去った。


 幽霊の気配が消えると同時、二宮里美は崩れ落ちるように地面に座り込む。その目からは涙をこぼし、しゃくり声をあげていた。
「幽霊……片岡恵美さんの過去を見てしまったようですね」
 そんな笑みに三十三は声をかける。
「あの子……ずっと学校に行きたいって……でも、それもできなくて。せめて制服だけでも来たいって……だから、私は……」
「ええ。お気持ちは解ります」
 里美の言葉に頷く三十三。AAA時代にも不幸な事件はいくらでも見てきた。理不尽な事も、人間ではどうしようもない事も。
「ただ、その為に貴方が犠牲になっていいと言う理由はありません。貴方には貴方の未来があるのです」
「未来……」
「はい。彼女が歩くことが出来なかった未来。それが貴方にはあるのですから」
「そうです里美さん。あなたにも生きてやりたいことがあるはずです」
 覚醒状態を解除したラーラが里美に声をかける。
「生きて……やりたいこと……?」
「そんなに壮大なものじゃありません。勉強したり、友達と話したり、部活に入ったり。そんな普通の出来事です」
 幽霊が消滅した場所を見ながら、ラーラは言葉を続けた。
「恵美さんはそれが与えられなかった。それは不幸な事です。そしてそれが原因で今回のことが起きてしまったことは、悲しい事です。貴方もそれを感じて体を渡してもいいと思ったのでしょうが……それは貴方の幸せを放棄するも同然なんです。それはいけません。
 自分の人生も諦めないで、恵美さんの分まで精一杯生きてあげてください」
「あの子の分まで……」
 ラーラの言葉を反芻する里美。言葉通り一心同体となった恵美の分まで生きろ、と言われて、首を縦に振る。
「では、行きます……」
 五麟学園高等部の制服を着たたまきは、幽霊が消滅した場所で呼吸を整える。自分をしっかり保ちながら、同時に何かを受けいるように自分自身を護る壁を解除する。
 交霊術。幽霊と交信できる術。
「恵美さん、聞こえますか……?」
『……ぁ……ぁぁ……』
 消滅寸前の幽霊の声。たまきはそれを確かに聞いた。
「私のお古にはなってはしまうのですが……五麟学園高等部の制服です。
 今すぐに着てみたいのであれば私の身体を貸しますので、制服を、着てみませんか……?」
 たまきの言葉に驚く覚者達。だが大丈夫、と言いたげにたまきは仲間の動きを手で制する。
『……ぁ……わた、し……わるい事、したのに、ゆるして、くれる、の?』
「許すも、なにも。私は、初めから、貴方を救う、つもりです。
 その未練を抱えたまま消滅なんて……させません」
『うあ、ああああ、私、わた、し……』
 たまきに憑依する幽霊。魂が交差し、たまきの心に片岡恵美の記憶が混ざり合う。辛く苦しい闘病生活。望んだものを全て諦めた絶望感。そして何も残せず力尽きた虚しさ。それがまるで自分の出来事なのだと錯覚するほど、心に刻まれる。
(だい、じょうぶ……かくごは、してきました……)
 自我を保つように、たまきは一つのことを思い出す。陰陽術師としての修行、そして人を救いたいと誓った覚悟。そうだ、決めたのだ。命を救うと。それはこうして彷徨う霊魂とて例外ではない――
 時間にすれば数秒程度の憑依。消滅寸前の霊魂だった片岡恵美がこの世に留まれた最後の時間。
『あり、がとう……』
 たまきは確かにその声を聞いた。
「……ぁ……」
 そして脱力するたまき。覚悟していたとはいえ、少し疲弊してしまった。しばらくは動けそうもないだろう。
「たまきちゃん!?」
「大丈夫……とは、いえませんけど、無事、です」
 奏空の手を掴んで立ち上がるたまき。その無事を確認して、奏空はため息をついた。
(片岡恵美の魂はもうない……たまきちゃんの心が通じたのだろうか?)
 周囲をみながら奏空は思考する。もう危険はないとみていいだろう。
(消滅した魂はどこへ行くんだろう……)
 祈るように瞑目しながら奏空は思う。その答えは誰にもわからない。
『あの世』と呼ばれる場所があって、そこに居るのだろうか? そして魂は輪廻し、また生まれ変わることがあるのだろうか? 自分のような前世持ちのように、『前』のことをわずかでも覚えているのだろうか?
(だとすると、生まれ変わって健康な体でありますように)
 奏空はそう願い、目を開ける。そんなもしもが実現し、そして平和な生活が出来るように頑張らなくてはいけない。
 春風が、静かに桜の花びらを舞いあげていた。


 かくして事件は終わりを告げる。
 二宮里美はその日泣き崩れて学校を休んだが、それ以降は一日欠かさずに学校へと通っていた。学校に対する不平不満を言わず活発的に学園生活を楽しむ子として、学園のムードメーカー的な存在になったとか。
 そんな里美をとある墓地で見かける人がいた。墓地には似合わない学生服を着て、ある墓の前で何かを話していたと言う。
「今日学校でね――」
 まるで友人に話すように墓前で喋る里美。彼女はもう片岡恵美の存在を感じる事はない。それでもそこに誰かがいるかのように喋り続けていた。
 
 悲しい想いを抱く霊魂は、もういない――


■シナリオ結果■

成功

■詳細■

MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
『陰と陽の橋渡し』
取得者:賀茂 たまき(CL2000994)
特殊成果
なし




 
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