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「集まってくれて嬉しいわ。
　これからＦｉＶＥがどう動くか。みんなの意見を聞かせて頂戴」


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　これはＦｉＶＥの今後の動きを決める為のアンケートです。
　七星剣が崩壊し、人同士で争う数は減るでしょう。しかし妖は跋扈し、大妖が人を襲う可能性は充分にあります。そしてそれを操る存在も示唆されています。
　源素を調べるという第一義はありますが、妖被害も放置はできません。しかし全てを一辺に行うことはできないのが実情です。
　その為、どれを中心に進めていくかを皆さんに決めてもらおうということになりました。大きな方向性を定めて、それに沿った作戦を中恭介などが立案するという形になります。

　基本的な選択肢は三つです。しかしそれ以外の案があるならどんどん相談卓内で上げてください。票が少なくとも、優れた案なら考慮するかもしれません。

【１】妖事件を中心に活動する。
　日本全国で発生する妖事件。これに苦しむ人は多く、人命が失われることもあります。
　これまで以上にこういった事件を防ぎ、源素に関するデータを集める。
メリット：今まで以上に救える人が増える。
デメリット：データ収集自体はこれまでと大きく変わらない。

【２】大妖退治を中心に活動する。
　現存する四体の大妖。これらを各個撃破していきます。大妖発生の条件が分かっているため、他の大妖と出会わないようにして戦うことは可能です。
メリット：大妖撃破により人的及び物的被害が大きく減る。
デメリット：大妖単体の戦闘力は高く、難易度は高い。

【３】『正体不明の何か』を調べる。
　２５年前の逢魔化原因と呼ばれる存在。大妖を操っていると思われる者に接触し、情報を得る。『花骨牌』曰く、それを封じていた結界は解かれ、少しずつ動き出し始めているとか。
メリット：得られる情報量は一番大きい。
デメリット：『それ』が敵か味方かもわからず、危険度自体が不明瞭。

　当然ですが【１】を選ばなかったからと言って、妖に苦しむ人達を見捨てるわけではありません。他の覚者チーム（メタな事を言えば名もなきＮＰＣ）にそちらを任せ、選んだ道に集中してもらうことになります。

　相談卓内での論議は自由ですが、過剰な論議や選択の強制などはお控えください。

「アンケートの回答、ありがとう。貴重な意見が聞けたわ。
　皆の意見を聞いて出た結論は『【２】大妖退治を中心に活動する。と並行で【３】『正体不明の何か』を調べる』という方針で動くことにするわ。

　勿論【１】妖事件を中心に活動する。をおろそかにしてはいけないという意見も重要だから、そちらも手を尽くしましょう。幸い、人手を集めることは不可能じゃない。今までみんなが守ってきた人や覚者と協力して、妖事件に対する対策を立てていきましょう。

　しばらくは準備期間よ。とりあえず封印してある『後ろに立つ少女』辻森綾香を目先の目標として動くわ。時がくれば声をかけるからその時はお願いするわね」