妖を追う黒服達
●ドーベルマンの妖
「逃げたぞ!」
2人の黒服の男は叫び、ひたすら走る。
森の中、木々をかき分けながら、黒服はドーベルマンを追っていた。
「ちっ、冗談きついぜ……」
「あれ、ランク2だろう。俺達2人だけで捕まろなんて、ふざけてんのか……?」
ドーベルマンはすでに妖となり果てており、その体躯は少し大きく、大きく裂けた口から、鋭い牙が見え隠れしている。一般人ならば、襲われたなら一噛みで、あるいはその体当たりの衝撃だけで、まず間違いなく絶命してしまうだろう。
「下手に相手すると、俺達の命が危ういぜ……」
黒服の1人がぼやく。
そもそも、相手にするだけでも、妖は命に関わるほどの強さであるのだが。よしんばうまく相手をしても、捕まえることができなかったなら。
「それはそれで、ただではすまんだろうな」
所詮、彼らは組織の末端構成員でしかない。不始末を犯した者など、下手すりゃ消されてしまいかねない。
そこで、ドーベルマンがちらりと黒服の方を見る。そして、頭上に向かってそいつは大きな声で吠え始めた。
アオオォォォォォォォォン……。
「いかん、……うっ!」
「おい、止め、うわああああっ!」
突然、同士討ちを始めた黒服達。その隙を見て、ドーベルマンは再び駆け出し、いずこともなく去っていったのだった。
●捕らえるべきか、倒すべきか
「うーん、これは……」
覚者達が会議室に入ると、久方 相馬(nCL2000004)が椅子に座って唸りこんでいた。
何事かと話を聞くと、彼は覚者達に気づき、体ごと向き直る。
「ああ、妖になった犬が野放しになってしまったんだよ」
相馬はそうして、自身の視た夢見の情報を話し始める。
京都府某所。
とある場所から逃げ出したドーベルマン。それは妖のようである。
「それを追っているのは、どうやら『七星剣』の下っ端らしいぜ。2人の黒服がなんとかその妖を確保しようと森の中を追ってる」
黒服達の事情はさておき、このまま妖を野放しにしてしまえば、一般人に被害が出るのは避けられない。幸い、今のところは森の中を逃げている為、すぐに被害が及ぶという状況ではなさそうだが……。
「ランクは2。手強いけど、倒せない相手じゃないぜ、皆の力を合わせりゃな。ただ……」
妖を討伐するとなると、妖を確保しようとする黒服達の抵抗に合うだろう。黒服の個々の力は、覚者達と同等。妖と一緒に相手をすれば、覚者といえど勝つのは難しい。うまくそれぞれの対処をする必要があるだろう。
「言っておくが、『F.i.V.E』の名前はくれぐれも出しちゃダメだからな」
対処すべきことはいくつかあるが、メンバー同士の認識を共有させることで対処できるだろう。
「それじゃ、頼むぜ。皆なら何とかしてるって信じてるからな!」
「逃げたぞ!」
2人の黒服の男は叫び、ひたすら走る。
森の中、木々をかき分けながら、黒服はドーベルマンを追っていた。
「ちっ、冗談きついぜ……」
「あれ、ランク2だろう。俺達2人だけで捕まろなんて、ふざけてんのか……?」
ドーベルマンはすでに妖となり果てており、その体躯は少し大きく、大きく裂けた口から、鋭い牙が見え隠れしている。一般人ならば、襲われたなら一噛みで、あるいはその体当たりの衝撃だけで、まず間違いなく絶命してしまうだろう。
「下手に相手すると、俺達の命が危ういぜ……」
黒服の1人がぼやく。
そもそも、相手にするだけでも、妖は命に関わるほどの強さであるのだが。よしんばうまく相手をしても、捕まえることができなかったなら。
「それはそれで、ただではすまんだろうな」
所詮、彼らは組織の末端構成員でしかない。不始末を犯した者など、下手すりゃ消されてしまいかねない。
そこで、ドーベルマンがちらりと黒服の方を見る。そして、頭上に向かってそいつは大きな声で吠え始めた。
アオオォォォォォォォォン……。
「いかん、……うっ!」
「おい、止め、うわああああっ!」
突然、同士討ちを始めた黒服達。その隙を見て、ドーベルマンは再び駆け出し、いずこともなく去っていったのだった。
●捕らえるべきか、倒すべきか
「うーん、これは……」
覚者達が会議室に入ると、久方 相馬(nCL2000004)が椅子に座って唸りこんでいた。
何事かと話を聞くと、彼は覚者達に気づき、体ごと向き直る。
「ああ、妖になった犬が野放しになってしまったんだよ」
相馬はそうして、自身の視た夢見の情報を話し始める。
京都府某所。
とある場所から逃げ出したドーベルマン。それは妖のようである。
「それを追っているのは、どうやら『七星剣』の下っ端らしいぜ。2人の黒服がなんとかその妖を確保しようと森の中を追ってる」
黒服達の事情はさておき、このまま妖を野放しにしてしまえば、一般人に被害が出るのは避けられない。幸い、今のところは森の中を逃げている為、すぐに被害が及ぶという状況ではなさそうだが……。
「ランクは2。手強いけど、倒せない相手じゃないぜ、皆の力を合わせりゃな。ただ……」
妖を討伐するとなると、妖を確保しようとする黒服達の抵抗に合うだろう。黒服の個々の力は、覚者達と同等。妖と一緒に相手をすれば、覚者といえど勝つのは難しい。うまくそれぞれの対処をする必要があるだろう。
「言っておくが、『F.i.V.E』の名前はくれぐれも出しちゃダメだからな」
対処すべきことはいくつかあるが、メンバー同士の認識を共有させることで対処できるだろう。
「それじゃ、頼むぜ。皆なら何とかしてるって信じてるからな!」

■シナリオ詳細
■成功条件
1.妖の討伐、もしくは黒服による確保。
2.七星剣に『F.i.V.E』の存在を知られないこと。
3.なし
2.七星剣に『F.i.V.E』の存在を知られないこと。
3.なし
動き始めた『七星剣』絡みの事件です。皆様の判断が問われることになりますので、慎重に判断を願います。
●成功条件補足
条件は両方を満たす必要があります。
●妖
○ドーベルマン×1 妖、ランク2になったばかりくらいの力です。
・噛みつき……物近単・出血……強靭な歯で敵を噛み砕こうとしてきます。
・遠吠え……特遠全・混乱……力持つ声で遠吠えし、相手を惑わせます。
・タックル……物近貫2列(前100%・後50%)・ノックB……後ろに届くほどの衝撃のタックルをぶちかましてきます。
●NPC
○『七星剣』黒服2人。
組織の下っ端の男達。いずれも覚者。能力は覚者達と同等。
それぞれ、暦×天(ハンドガン)、現×火(突剣)。
なお、黒服の生死は成功条件には含まれません。
●状況
森の中、逃げる妖を黒服が追っております。それらに接触し、アクションを仕掛けることになります。
森は木々が生い茂り、視界はいいとは言えません。妖を逃した場合、見失う確率はそれなりに高いので、ご注意ください。
それでは、今回も楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします!
状態
完了
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
金:0枚 銀:1枚 銅:0枚
相談日数
6日
6日
参加費
100LP[+予約50LP]
100LP[+予約50LP]
参加人数
6/8
6/8
公開日
2015年10月15日
2015年10月15日
■メイン参加者 6人■

●有無を言わさず
とある森を前にした、『F.i.V.E』の覚者6人。
「妖の討伐と『七星剣』の下っ端2人の確保か」
改めて状況を確認する天明 両慈(CL2000603)に、軽装の野戦服スタイルの八重霞 頼蔵(CL2000693)。隔者との接触を考えた頼蔵は仮面で目元を隠し、髪型も服装も普段とは変えている。
「平の構成員というのは大変な様子。満足な人員も与えられずに面倒ごとを押し付けられたのは、気の毒としか言えぬな」
頼蔵自身も組織の看板の下で仕事をしているが、自身で何をするか選べるだけ恵まれているなと彼は実感する。
「少々面倒ではあるが、依頼なら仕方ない。さっさと終わらせるぞ」
両慈が呼びかけると、メンバー達は素早く準備を行う。
『BCM店長』阿久津 亮平(CL2000328)は手早く送受信のスキルを発動させ、仲間同士で情報伝達を可能にしていた。彼はさらに鷹の目で遠くを確認し、かつ、守護使役のぴよーて3世の『ていさつ』も駆使して、妖と黒服の早期発見を試みる。
『百合の追憶』三島 柾(CL2001148)はというと、鋭聴力を使って森の中の物音を聞き分けていたようだ。
「いるな、10時の方向だ」
先に物音を感じた柾が仲間達に告げる。彼の感じた物音は、3つ。
両慈はそれを聞き、事前に夢見から聞いた話を思い出す。
「このまま、『七星剣』の2人とランク2の妖を纏めて相手にする訳には行かないな」
勝てない事は無いだろうが、こちらもそれ相応の被害を被ってしまう。それは避けるべきだと両慈は考える。
「請負ったからには、良い結果を返したいのでね」
構成員達には悪いが、これも目的を達成する為。頼蔵は数の暴力で事を成そうと考えていた。
追走を行う両者のいる方向を知ったメンバー達は、順次駆け出していく。
ほとんどのメンバーが、木々や草むらをかき分けて進む状況。その中で1人、『花日和』一色 ひなた(CL2000317)は空を飛ぶことで、障害をできるだけ避けて進んでいた。
ガサガサと草むらをかき分け、枯れ木を踏み潰す音。柾がそれらの音を聞き分け進む。
「見えたぞ」
亮平が仲間達へと告げる。まだ他のメンバーには視認できぬ距離だったが、彼はすでに目的の黒服2人を、そして、少し遅れて妖、ドーベルマンの姿を捉え、仲間達と情報共有して追いかけていく。
「ちっ、冗談きついぜ……」
妖と化したドーベルマンを追う黒服2人。『七星剣』の末端である彼らは、愚痴を言い合いながらも、妖へと近づく。対する妖は足を止め、追ってくる黒服達を見つめる。
「手こずっていらっしゃるようです、ね」
そこへ、覚者達が介入してきた。最初に黒服に追いついたひなたが黒服と併走するように飛び、黒服へ声を掛ける。
「『主様』の判断は正解だったかもしれない、です。……応援に、伺いました」
敢えて、ひなたは『主様』という名称を使う。それは、『七星剣』における、実際の命令系統や名前が分からない為の配慮だ。
「遅れたな。援軍として加勢するぞ」
黒服達が疑問を口に出す前に、柾は言葉を続ける。
「こんな任務、これだけの人数でやると思っていたのか」
できれば疑われぬように、黒服から妖を捕らえる理由を聞き出したいとも柾は考えたが、迂闊な質問もできず、当たり障りのない言葉を掛けることにする。
「援軍など、聞いていないぞ」
もちろん、黒服達が本来ありもしない援軍の話など、聞いているはずもなく。
それでも、自称援軍は続々とこの場へとやってくる。
「『七星剣』で、妖確保の応援に来たのですよ」
「上から、お前達だけでは任務達成は困難だろうと送られた」
最年少の『蒼炎の道標』七海 灯(CL2000579)、そして、両慈も協力を申し出た。
「俺達は『七星剣』の下っ端で、あんたらの援護に来たんだよ」
亮平は横からそれだけ告げ、視線の先にいる妖、ドーベルマンへと切り込んでいく。
「……?」
顔を見合わせる黒服達。あからさまに自称援軍メンバー達を訝しんでいる。
両慈がすぐにそれを察し、言葉を続けた。
「ならば、2人だけでアレをどうにか出来るのか?」
「……っ」
それには、黒服達も反論できない。やるにしても玉砕覚悟だろうとすら考えていた2人である。
「お前達が疑おうと、俺達は上から頼まれて来たのだから、指示通り捕獲させて貰うぞ」
両慈は端的に黒服にそう伝え、反論の隙を与えぬ為に妖へと向かう。
頼蔵は敢えてその場に残り、黒服達の目を見つける。これが真実だと言わんばかりに、自身ありげに振る舞いながら。
「ぐ……」
悩む黒服達の答えを、自称援軍達は待とうともしない。
「失敗したらまずいですよ、私はまだ死にたくありません」
「応援を寄越した主様の評価にも響きます、ので……失敗されては、困るんです」
灯も強引に戦闘に加わる。ひなたは語りながらも、土の鎧を纏って敵の攻撃に備えていた。
「信じないならば、それまでだ」
頼蔵は殿となって仲間達を追うと、黒服達は腑に落ちないながらも、『妖を捕らえる為に』共闘を決めたようだ。
うまく黒服達を丸め込んだ自称援軍、覚者一行は、『妖を倒す為に』攻撃を繰り出すのである。
●遠吠えの魔力に耐えながら
妖は自身に向かってくる人間の姿を確認し、頭上に向けて吠え始めた。
アオオォォォォォォォォン……。
広範囲へと響き渡らせる妖の遠吠え。それが黒服達を、そして、覚者達を惑わせる。耳栓で防げればと考えた頼蔵だったが。敵の声に篭められた魔力は、耳栓をも貫通して脳へと働きかけ、相手の思考を奪い取ろうとする。
それに、黒服、覚者数人が惑わされてしまう。
かろうじて難を逃れた亮平がすかさず、仲間達に向けて演舞・舞衣を使い、仲間の状態回復を試みる。惑わされた覚者達はそれで正気を取り戻していた。
妖はそれを見て、こちらへと駆けてくる。正気に戻った柾は、体内に宿る炎を活性化して、己の力を高めていた。
運悪く、黒服の1人は遠吠えに惑わされており、かつ、回復もできなかったらしい。突剣持ちの黒服は戸惑いながらも、もう1人の黒服へと斬りかかってしまっていた。
それに傷つけられるハンドガン持ちの黒服へ、ひなたが声をかける。
「妖を包囲、しましょう」
「できるならば頼みたい」
自身は敵の包囲を考え、飛行して敵の背後を取ろうと考える。だが、妖がそれを察して飛びのき、背後を取ることができない。
包囲が難しいとあらば。逃走してしまう前に対処をと、全員が考える。
灯は隊の中央で自己強化を図り、トンファーを構えた。
「私は氣力が少ないので……すみません」
そこで、混乱していた黒服が我を取り戻したようで、灯が黒服へと謝る。
「そうか。では、援護を頼む」
黒服はぶんぶんと首を振ってから、妖へと突っ込む。灯もトンファーを敵へと叩き付けていった。
「くっ……」
一時は敵に惑わされていた頼蔵も自我を取り戻していた。ならば、声を封じることができたら。そう考えた彼は、目にも留まらぬスピードで2連撃を繰り出していく。
妖の体から飛び散る血。しかし、そいつは己の傷を顧みることなく、全力で体当たりを繰り出してくる。
柾はその動きに注視し、回避を試みるが……。そこはランク2の妖。本能でそれを察知して同じ方向へと飛ぶ。
「なっ……」
思わぬ一撃に柾は驚くが、次の瞬間、腹に衝撃を感じる。
それは、後ろにいた亮平にまで及ぶ。正面から衝撃波のようなものが飛んできた。
「さすがに面倒だな……」
それを直視し、亮平はハンドガンを構えて発砲する。
妖もこれだけの人数からは簡単に逃れられないと察し、遠吠えでメンバー達を惑わせ、噛みつきと体当たりでこちらを倒そうとしてくる。しかも、繰り出してくる攻撃の全ての威力が高い。
「体当たり、厄介、ですね」
「そうだな……」
ひなたは仲間達に声をかけ、極力前後で重ならないようにと呼びかける。一度体当たりを食らっている柾は炎の力を纏い、拳で力強く殴りかかっていく。さらに、ひなたも高圧縮した空気を妖へと浴びせかけていた。
黒服達も攻撃を受けながらも、妖をなんとか取り押さえようとする。その動きを鈍らせる為にと、已む無く突剣で斬りかかり、ハンドガンで手足を撃ち抜く。
黒服達もスキルを使わず、通常攻撃を主軸として戦う。誤って倒してしまう可能性を懸念したのだろう。
だが、覚者達は倒すつもりで攻撃を繰り出す。
両慈は味方の身体能力を高めた後、自身の攻撃力を高め、その力で雷を落としていく。
回復の手がほとんどない状況での戦い。覚者達も黒服達も妖にかなり手を焼かされてしまう。
亮平が仲間を惑わされる度に回復へと当たりながらも、メンバー達は全力で妖を弱らせる。
強化した力で雷を落とし続ける両慈。ひなたも変わらず、圧縮した空気を放ち、敵を追い込む。
「逃がすか」
敵が反転した隙を見て、柾が距離を詰め、殴りかかる。もんどりうった妖は弱々しい声で鳴き、フラフラと立ち上がってきた。
弱ってきていた妖。それを見て、黒服、覚者達はそれぞれの思惑を抱いて動き出す。
●共闘の後の交戦
黒服達は妖、ドーベルマンが弱ったのを見て、ロープを取り出す。
「そろそろいいだろう」
妖の捕獲に乗り出す黒服に、灯が告げる。
「もう少し、弱らせておいた方が良いんじゃないですか?」
「そうだ、強い妖なのだから、弱らせるべきだろう」
灯が妖へとトンファーでの2連撃を叩き込むと、同意した亮平もその体をハンドガンで撃ち抜く。さらに、頼蔵もサーベルで妖に斬りかかっていた。
「おい、お前達……!」
そこで、黒服を抑えたのは、柾だ。邪魔をしないようにと抑え込む彼は、突剣を振るってきた黒服へとナックルで殴りつける。
「何をする、お前ら!?」
覚者達は黒服に構うことなく、妖へ攻撃を繰り出す。
両慈が幾度目かの雷を落とすと、妖は力なく倒れ、動かなくなってしまった。
「やはり、お前ら……!」
自称援軍メンバーが敵だと判断した黒服達は、敵意を露わにして襲い掛かってくる。対する覚者達も、黒服2人を無力化しようと戦いに乗り出す。
しかし、この場の戦いを行っていた覚者は、5人。
(何処の誰かが分かる情報を与えた積もりもない。触らぬ神に祟りなし)
頼蔵は任務完了と判断し、黒服の動向に感知することなくこの場を離れていたのだ。
覚者達はそれを苦々しい顔で見やるが、やむを得ず、残りのメンバーで黒服の相手に当たる。
それでも、5対2ではある。互いに手傷を負った状況ではあるが、なんとかなるだろうと覚者達は考えていた。
しかし。相手も隔者。下っ端とはいえ、その力は覚者達と同等である。
だからこそ、黒服の無力化をと考えた覚者達の考えは甘かったと言わざるを得ない。倒すべきなら、本気でぶつかるべきだっただろう。
圧縮した空気を打ち続けていたひなた。しかし、彼女は敵の天行の雷に焼かれてしまう。彼女は生命力の一部を削り、遠のく意識をなんとか繋ぎ止める。
同じく、柾も突剣に炎を纏わせた黒服の攻撃を浴びてしまう。根性で耐えようとした彼だったが……。
「すまん、後は……頼む……」
人数で攻めたてれば圧倒できると考えた柾。ただ、戦い慣れしている敵を侮った自身を悔い、倒れてしまう。
だが、黒服も疲弊していたのは間違いない。突剣の黒服に狙いを定めていた一行。亮平がハンドガンで撃ち抜くと、黒服は白目を向いて崩れていった。
「ちっ……」
舌打ちし、ハンドガンを撃ち放つもう1人の黒服。両慈は殺さないようにと配慮しつつ、雷を落とす。
そこへ、灯は自身の炎を纏わせたトンファー、「プール・デーユ」を強かに叩きつける。
「お前ら、一体……」
覚者達の正体を勘ぐりながらも、黒服は力尽きた。
かなり被害は大きくなってしまったが。覚者達はなんとかこの場の事態を収めることができたのである。
●倒した黒服達を……
黒服をなんとか倒した覚者達。
柾はそのまま説得も考えたが。ほとんどのメンバーは拘束を考えていた為、彼もそれに合わせる。亮平に縛り方を教わり、黒服達の体を縛り付ける。
「…………ちっ」
その状態で、意識を取り戻した黒服達は、縛られていることを確認し、舌打ちをした。
「悪かったな」
同じく、意識を取り戻した柾が謝罪しながらも、敵をなだめようと試みる。
「お前達にとってはよくない出来事だったろうが、今の組織から抜けて俺達と一緒にこないか」
柾はそう判断を黒服へと委ねるのだが、黒服達はぺっと唾を吐きかけてくる。
「襲われ、縛られて、はいと言うとでも思ったのか?」
それをかわした柾。今度は灯が声を掛ける。
「貴方達の任務は失敗ですね、『七星剣』は不始末を犯した者に容赦がないと聞きます」
「…………」
黒服達は苦虫を噛み潰したような顔をする。その言葉に偽りはないようだ。
「……なら、私達と一緒に来ませんか? 少なくとも、命の保証はしますよ」
「『七星剣』、やめません、か? 一度囚われたら、戻ってもいいこと、ないですよ。疑われるだけ、ですし。ね?」
ひなたも、灯に合わせて説得を行う。
しかし、黒服達はそこで、思いもよらぬ行動に出た。
「逢魔ヶ時さん、すみません……」
舌を大きく出した黒服達。
自害を図る気だと瞬時に判断した柾が当て身を食らわせると、そいつらはまた気絶してしまった。
「逢魔ヶ時……?」
妖を捕まえる理由を聞き出したかった柾だったが。無理がたたったのか、またも気を失ってしまう。それでも、傷が深くなかったのが幸いと言えたかもしれない。
その後、気絶させた黒服2人を、覚者達はこの場に残すか『F.i.V.E』へと連行するか、話し合う。その際、自分達の素性が怪しまぬようにと、両慈は使役の七兎にこの一連の記憶を黒服達から吸い取らせ、消し去っていた。
別の『七星剣』の構成員が捜索に来られた時の対策もあり、結局は黒服達をこのままこの場へと放置することにする。
灯、亮平の提案もあり、黒服の衣服や武器、荷物などを妖に襲われたかのように損傷、血で汚す。
「ったく、ひどいありさまだな」
妖に襲われ、返り討ちにあったのを見せかけた現場。その様子に、柾はそんな本音を呟いたのであった。
とある森を前にした、『F.i.V.E』の覚者6人。
「妖の討伐と『七星剣』の下っ端2人の確保か」
改めて状況を確認する天明 両慈(CL2000603)に、軽装の野戦服スタイルの八重霞 頼蔵(CL2000693)。隔者との接触を考えた頼蔵は仮面で目元を隠し、髪型も服装も普段とは変えている。
「平の構成員というのは大変な様子。満足な人員も与えられずに面倒ごとを押し付けられたのは、気の毒としか言えぬな」
頼蔵自身も組織の看板の下で仕事をしているが、自身で何をするか選べるだけ恵まれているなと彼は実感する。
「少々面倒ではあるが、依頼なら仕方ない。さっさと終わらせるぞ」
両慈が呼びかけると、メンバー達は素早く準備を行う。
『BCM店長』阿久津 亮平(CL2000328)は手早く送受信のスキルを発動させ、仲間同士で情報伝達を可能にしていた。彼はさらに鷹の目で遠くを確認し、かつ、守護使役のぴよーて3世の『ていさつ』も駆使して、妖と黒服の早期発見を試みる。
『百合の追憶』三島 柾(CL2001148)はというと、鋭聴力を使って森の中の物音を聞き分けていたようだ。
「いるな、10時の方向だ」
先に物音を感じた柾が仲間達に告げる。彼の感じた物音は、3つ。
両慈はそれを聞き、事前に夢見から聞いた話を思い出す。
「このまま、『七星剣』の2人とランク2の妖を纏めて相手にする訳には行かないな」
勝てない事は無いだろうが、こちらもそれ相応の被害を被ってしまう。それは避けるべきだと両慈は考える。
「請負ったからには、良い結果を返したいのでね」
構成員達には悪いが、これも目的を達成する為。頼蔵は数の暴力で事を成そうと考えていた。
追走を行う両者のいる方向を知ったメンバー達は、順次駆け出していく。
ほとんどのメンバーが、木々や草むらをかき分けて進む状況。その中で1人、『花日和』一色 ひなた(CL2000317)は空を飛ぶことで、障害をできるだけ避けて進んでいた。
ガサガサと草むらをかき分け、枯れ木を踏み潰す音。柾がそれらの音を聞き分け進む。
「見えたぞ」
亮平が仲間達へと告げる。まだ他のメンバーには視認できぬ距離だったが、彼はすでに目的の黒服2人を、そして、少し遅れて妖、ドーベルマンの姿を捉え、仲間達と情報共有して追いかけていく。
「ちっ、冗談きついぜ……」
妖と化したドーベルマンを追う黒服2人。『七星剣』の末端である彼らは、愚痴を言い合いながらも、妖へと近づく。対する妖は足を止め、追ってくる黒服達を見つめる。
「手こずっていらっしゃるようです、ね」
そこへ、覚者達が介入してきた。最初に黒服に追いついたひなたが黒服と併走するように飛び、黒服へ声を掛ける。
「『主様』の判断は正解だったかもしれない、です。……応援に、伺いました」
敢えて、ひなたは『主様』という名称を使う。それは、『七星剣』における、実際の命令系統や名前が分からない為の配慮だ。
「遅れたな。援軍として加勢するぞ」
黒服達が疑問を口に出す前に、柾は言葉を続ける。
「こんな任務、これだけの人数でやると思っていたのか」
できれば疑われぬように、黒服から妖を捕らえる理由を聞き出したいとも柾は考えたが、迂闊な質問もできず、当たり障りのない言葉を掛けることにする。
「援軍など、聞いていないぞ」
もちろん、黒服達が本来ありもしない援軍の話など、聞いているはずもなく。
それでも、自称援軍は続々とこの場へとやってくる。
「『七星剣』で、妖確保の応援に来たのですよ」
「上から、お前達だけでは任務達成は困難だろうと送られた」
最年少の『蒼炎の道標』七海 灯(CL2000579)、そして、両慈も協力を申し出た。
「俺達は『七星剣』の下っ端で、あんたらの援護に来たんだよ」
亮平は横からそれだけ告げ、視線の先にいる妖、ドーベルマンへと切り込んでいく。
「……?」
顔を見合わせる黒服達。あからさまに自称援軍メンバー達を訝しんでいる。
両慈がすぐにそれを察し、言葉を続けた。
「ならば、2人だけでアレをどうにか出来るのか?」
「……っ」
それには、黒服達も反論できない。やるにしても玉砕覚悟だろうとすら考えていた2人である。
「お前達が疑おうと、俺達は上から頼まれて来たのだから、指示通り捕獲させて貰うぞ」
両慈は端的に黒服にそう伝え、反論の隙を与えぬ為に妖へと向かう。
頼蔵は敢えてその場に残り、黒服達の目を見つける。これが真実だと言わんばかりに、自身ありげに振る舞いながら。
「ぐ……」
悩む黒服達の答えを、自称援軍達は待とうともしない。
「失敗したらまずいですよ、私はまだ死にたくありません」
「応援を寄越した主様の評価にも響きます、ので……失敗されては、困るんです」
灯も強引に戦闘に加わる。ひなたは語りながらも、土の鎧を纏って敵の攻撃に備えていた。
「信じないならば、それまでだ」
頼蔵は殿となって仲間達を追うと、黒服達は腑に落ちないながらも、『妖を捕らえる為に』共闘を決めたようだ。
うまく黒服達を丸め込んだ自称援軍、覚者一行は、『妖を倒す為に』攻撃を繰り出すのである。
●遠吠えの魔力に耐えながら
妖は自身に向かってくる人間の姿を確認し、頭上に向けて吠え始めた。
アオオォォォォォォォォン……。
広範囲へと響き渡らせる妖の遠吠え。それが黒服達を、そして、覚者達を惑わせる。耳栓で防げればと考えた頼蔵だったが。敵の声に篭められた魔力は、耳栓をも貫通して脳へと働きかけ、相手の思考を奪い取ろうとする。
それに、黒服、覚者数人が惑わされてしまう。
かろうじて難を逃れた亮平がすかさず、仲間達に向けて演舞・舞衣を使い、仲間の状態回復を試みる。惑わされた覚者達はそれで正気を取り戻していた。
妖はそれを見て、こちらへと駆けてくる。正気に戻った柾は、体内に宿る炎を活性化して、己の力を高めていた。
運悪く、黒服の1人は遠吠えに惑わされており、かつ、回復もできなかったらしい。突剣持ちの黒服は戸惑いながらも、もう1人の黒服へと斬りかかってしまっていた。
それに傷つけられるハンドガン持ちの黒服へ、ひなたが声をかける。
「妖を包囲、しましょう」
「できるならば頼みたい」
自身は敵の包囲を考え、飛行して敵の背後を取ろうと考える。だが、妖がそれを察して飛びのき、背後を取ることができない。
包囲が難しいとあらば。逃走してしまう前に対処をと、全員が考える。
灯は隊の中央で自己強化を図り、トンファーを構えた。
「私は氣力が少ないので……すみません」
そこで、混乱していた黒服が我を取り戻したようで、灯が黒服へと謝る。
「そうか。では、援護を頼む」
黒服はぶんぶんと首を振ってから、妖へと突っ込む。灯もトンファーを敵へと叩き付けていった。
「くっ……」
一時は敵に惑わされていた頼蔵も自我を取り戻していた。ならば、声を封じることができたら。そう考えた彼は、目にも留まらぬスピードで2連撃を繰り出していく。
妖の体から飛び散る血。しかし、そいつは己の傷を顧みることなく、全力で体当たりを繰り出してくる。
柾はその動きに注視し、回避を試みるが……。そこはランク2の妖。本能でそれを察知して同じ方向へと飛ぶ。
「なっ……」
思わぬ一撃に柾は驚くが、次の瞬間、腹に衝撃を感じる。
それは、後ろにいた亮平にまで及ぶ。正面から衝撃波のようなものが飛んできた。
「さすがに面倒だな……」
それを直視し、亮平はハンドガンを構えて発砲する。
妖もこれだけの人数からは簡単に逃れられないと察し、遠吠えでメンバー達を惑わせ、噛みつきと体当たりでこちらを倒そうとしてくる。しかも、繰り出してくる攻撃の全ての威力が高い。
「体当たり、厄介、ですね」
「そうだな……」
ひなたは仲間達に声をかけ、極力前後で重ならないようにと呼びかける。一度体当たりを食らっている柾は炎の力を纏い、拳で力強く殴りかかっていく。さらに、ひなたも高圧縮した空気を妖へと浴びせかけていた。
黒服達も攻撃を受けながらも、妖をなんとか取り押さえようとする。その動きを鈍らせる為にと、已む無く突剣で斬りかかり、ハンドガンで手足を撃ち抜く。
黒服達もスキルを使わず、通常攻撃を主軸として戦う。誤って倒してしまう可能性を懸念したのだろう。
だが、覚者達は倒すつもりで攻撃を繰り出す。
両慈は味方の身体能力を高めた後、自身の攻撃力を高め、その力で雷を落としていく。
回復の手がほとんどない状況での戦い。覚者達も黒服達も妖にかなり手を焼かされてしまう。
亮平が仲間を惑わされる度に回復へと当たりながらも、メンバー達は全力で妖を弱らせる。
強化した力で雷を落とし続ける両慈。ひなたも変わらず、圧縮した空気を放ち、敵を追い込む。
「逃がすか」
敵が反転した隙を見て、柾が距離を詰め、殴りかかる。もんどりうった妖は弱々しい声で鳴き、フラフラと立ち上がってきた。
弱ってきていた妖。それを見て、黒服、覚者達はそれぞれの思惑を抱いて動き出す。
●共闘の後の交戦
黒服達は妖、ドーベルマンが弱ったのを見て、ロープを取り出す。
「そろそろいいだろう」
妖の捕獲に乗り出す黒服に、灯が告げる。
「もう少し、弱らせておいた方が良いんじゃないですか?」
「そうだ、強い妖なのだから、弱らせるべきだろう」
灯が妖へとトンファーでの2連撃を叩き込むと、同意した亮平もその体をハンドガンで撃ち抜く。さらに、頼蔵もサーベルで妖に斬りかかっていた。
「おい、お前達……!」
そこで、黒服を抑えたのは、柾だ。邪魔をしないようにと抑え込む彼は、突剣を振るってきた黒服へとナックルで殴りつける。
「何をする、お前ら!?」
覚者達は黒服に構うことなく、妖へ攻撃を繰り出す。
両慈が幾度目かの雷を落とすと、妖は力なく倒れ、動かなくなってしまった。
「やはり、お前ら……!」
自称援軍メンバーが敵だと判断した黒服達は、敵意を露わにして襲い掛かってくる。対する覚者達も、黒服2人を無力化しようと戦いに乗り出す。
しかし、この場の戦いを行っていた覚者は、5人。
(何処の誰かが分かる情報を与えた積もりもない。触らぬ神に祟りなし)
頼蔵は任務完了と判断し、黒服の動向に感知することなくこの場を離れていたのだ。
覚者達はそれを苦々しい顔で見やるが、やむを得ず、残りのメンバーで黒服の相手に当たる。
それでも、5対2ではある。互いに手傷を負った状況ではあるが、なんとかなるだろうと覚者達は考えていた。
しかし。相手も隔者。下っ端とはいえ、その力は覚者達と同等である。
だからこそ、黒服の無力化をと考えた覚者達の考えは甘かったと言わざるを得ない。倒すべきなら、本気でぶつかるべきだっただろう。
圧縮した空気を打ち続けていたひなた。しかし、彼女は敵の天行の雷に焼かれてしまう。彼女は生命力の一部を削り、遠のく意識をなんとか繋ぎ止める。
同じく、柾も突剣に炎を纏わせた黒服の攻撃を浴びてしまう。根性で耐えようとした彼だったが……。
「すまん、後は……頼む……」
人数で攻めたてれば圧倒できると考えた柾。ただ、戦い慣れしている敵を侮った自身を悔い、倒れてしまう。
だが、黒服も疲弊していたのは間違いない。突剣の黒服に狙いを定めていた一行。亮平がハンドガンで撃ち抜くと、黒服は白目を向いて崩れていった。
「ちっ……」
舌打ちし、ハンドガンを撃ち放つもう1人の黒服。両慈は殺さないようにと配慮しつつ、雷を落とす。
そこへ、灯は自身の炎を纏わせたトンファー、「プール・デーユ」を強かに叩きつける。
「お前ら、一体……」
覚者達の正体を勘ぐりながらも、黒服は力尽きた。
かなり被害は大きくなってしまったが。覚者達はなんとかこの場の事態を収めることができたのである。
●倒した黒服達を……
黒服をなんとか倒した覚者達。
柾はそのまま説得も考えたが。ほとんどのメンバーは拘束を考えていた為、彼もそれに合わせる。亮平に縛り方を教わり、黒服達の体を縛り付ける。
「…………ちっ」
その状態で、意識を取り戻した黒服達は、縛られていることを確認し、舌打ちをした。
「悪かったな」
同じく、意識を取り戻した柾が謝罪しながらも、敵をなだめようと試みる。
「お前達にとってはよくない出来事だったろうが、今の組織から抜けて俺達と一緒にこないか」
柾はそう判断を黒服へと委ねるのだが、黒服達はぺっと唾を吐きかけてくる。
「襲われ、縛られて、はいと言うとでも思ったのか?」
それをかわした柾。今度は灯が声を掛ける。
「貴方達の任務は失敗ですね、『七星剣』は不始末を犯した者に容赦がないと聞きます」
「…………」
黒服達は苦虫を噛み潰したような顔をする。その言葉に偽りはないようだ。
「……なら、私達と一緒に来ませんか? 少なくとも、命の保証はしますよ」
「『七星剣』、やめません、か? 一度囚われたら、戻ってもいいこと、ないですよ。疑われるだけ、ですし。ね?」
ひなたも、灯に合わせて説得を行う。
しかし、黒服達はそこで、思いもよらぬ行動に出た。
「逢魔ヶ時さん、すみません……」
舌を大きく出した黒服達。
自害を図る気だと瞬時に判断した柾が当て身を食らわせると、そいつらはまた気絶してしまった。
「逢魔ヶ時……?」
妖を捕まえる理由を聞き出したかった柾だったが。無理がたたったのか、またも気を失ってしまう。それでも、傷が深くなかったのが幸いと言えたかもしれない。
その後、気絶させた黒服2人を、覚者達はこの場に残すか『F.i.V.E』へと連行するか、話し合う。その際、自分達の素性が怪しまぬようにと、両慈は使役の七兎にこの一連の記憶を黒服達から吸い取らせ、消し去っていた。
別の『七星剣』の構成員が捜索に来られた時の対策もあり、結局は黒服達をこのままこの場へと放置することにする。
灯、亮平の提案もあり、黒服の衣服や武器、荷物などを妖に襲われたかのように損傷、血で汚す。
「ったく、ひどいありさまだな」
妖に襲われ、返り討ちにあったのを見せかけた現場。その様子に、柾はそんな本音を呟いたのであった。
■シナリオ結果■
成功
■詳細■
MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
なし

■あとがき■
なちゅいです。リプレイをお送りいたします。
『七星剣』の2人は結局お咎めを受けてしまったようです。
メンバーの総意で方針が決まっていれば、
別の展開もあったかもしれません。
かなり厳しい戦いとなりましたが、任務は成功です。
今回はお疲れ様でした。
ゆっくりとお休みくださいませ。
『七星剣』の2人は結局お咎めを受けてしまったようです。
メンバーの総意で方針が決まっていれば、
別の展開もあったかもしれません。
かなり厳しい戦いとなりましたが、任務は成功です。
今回はお疲れ様でした。
ゆっくりとお休みくださいませ。
