教育は 幼いころからやりましょう
●覚者と一般人の差
覚者。
因子発現することにより身体能力の増大と、常人では得ることのできない神秘を得た人の事だ。
その能力は常人を圧倒し、たとえ子供の覚者であっても大の大人が押さえることは難しい。幼い精神を持つ者が覚者の力を得た場合、まるで遊びのようにその能力を振るうことになる。当の本人は遊んでいるつもりでも、周囲から見れば炎や岩を飛ばし、周囲に迷惑をかけていることになる。
本来ならそれを諫めるべき大人も、その力の前には強く出れないこともある。然もありなん。覚者の力はいまだにその正体が不明なのだ。わかっていることはその暴威。かんしゃくで暴れられただけでも、骨折するかもしれないのだ。恐れが先に出るのは已む無きことである。
話を戻そう。先日、植木一貴という少年が因子発現し、覚者となった。
背中に羽が生えた彼は、その能力を理解して使い始める。
子供ながらの無邪気な心で――
「えあぶりっとー(物理)!」
「きゃああああああ!」
「う、植木君! スカート捲らないでよ!? 」
「そしてナオミちゃんのスカートもばっさー!」
「ちょ、わああああああ!」
「いちご柄ゲット(瞬間記憶使用)!」
「ちょ、ッと、待ちなさい! せんせー! 植木君がまたスカート捲りしたんです!」
「植木君! 何度言ったら分かるの! 今日という今日は――」
「やっべ! にっげろー!」
「こーらー! 空を飛んじゃいけませーん!」
「まったねー!」
●FiVE
「――という子供を捕まえて、軽くお仕置きしてきてくれ」
久方 相馬(nCL2000004)は集まった覚者に拳を握って依頼の説明をする。
「覚者の力を使って女の子のスカートをめくるなんて羨まし――もとい、許してはいけない所業だ。このままだと覚者の信用にかかわるしな。けして俺も夢見じゃなく翼人になりたかったとか、俺ならステルスを使って着替えをとか、その瞬間記憶念写してほしいとか、そんなことはないからな!」
あー、そうですかー。呆れた顔で覚者は相づちを打った。相馬が夢見で本当によかった。
力説する相馬はさておき、お仕置きは必要だよなー。そう思いながら覚者達は会議室を出た。
覚者。
因子発現することにより身体能力の増大と、常人では得ることのできない神秘を得た人の事だ。
その能力は常人を圧倒し、たとえ子供の覚者であっても大の大人が押さえることは難しい。幼い精神を持つ者が覚者の力を得た場合、まるで遊びのようにその能力を振るうことになる。当の本人は遊んでいるつもりでも、周囲から見れば炎や岩を飛ばし、周囲に迷惑をかけていることになる。
本来ならそれを諫めるべき大人も、その力の前には強く出れないこともある。然もありなん。覚者の力はいまだにその正体が不明なのだ。わかっていることはその暴威。かんしゃくで暴れられただけでも、骨折するかもしれないのだ。恐れが先に出るのは已む無きことである。
話を戻そう。先日、植木一貴という少年が因子発現し、覚者となった。
背中に羽が生えた彼は、その能力を理解して使い始める。
子供ながらの無邪気な心で――
「えあぶりっとー(物理)!」
「きゃああああああ!」
「う、植木君! スカート捲らないでよ!? 」
「そしてナオミちゃんのスカートもばっさー!」
「ちょ、わああああああ!」
「いちご柄ゲット(瞬間記憶使用)!」
「ちょ、ッと、待ちなさい! せんせー! 植木君がまたスカート捲りしたんです!」
「植木君! 何度言ったら分かるの! 今日という今日は――」
「やっべ! にっげろー!」
「こーらー! 空を飛んじゃいけませーん!」
「まったねー!」
●FiVE
「――という子供を捕まえて、軽くお仕置きしてきてくれ」
久方 相馬(nCL2000004)は集まった覚者に拳を握って依頼の説明をする。
「覚者の力を使って女の子のスカートをめくるなんて羨まし――もとい、許してはいけない所業だ。このままだと覚者の信用にかかわるしな。けして俺も夢見じゃなく翼人になりたかったとか、俺ならステルスを使って着替えをとか、その瞬間記憶念写してほしいとか、そんなことはないからな!」
あー、そうですかー。呆れた顔で覚者は相づちを打った。相馬が夢見で本当によかった。
力説する相馬はさておき、お仕置きは必要だよなー。そう思いながら覚者達は会議室を出た。

■シナリオ詳細
■成功条件
1.子供に教育をする
2.なし
3.なし
2.なし
3.なし
子供の日なので子供のシナリオ。
●敵(?)情報
植木一貴
覚者(隔者?)。十才の天行翼人です。因子発現したて。
目覚めた能力を使って、スカート捲りとかをして楽しんでいます。スカートをめくって中を見たいというよりは、スカートをめくった女子の反応を楽しんでいる子供です。その為、年齢問わず女性がいると警戒なく近づいていきます。
多少言葉で叱っただけでは「謝れば許してくれるやー」的な子供の精神でまた同じことをするでしょう。
戦闘らしいことは発生しないでしょうが、『エアブリット』『召雷』『纏霧』『飛行』『瞬間記憶』等を持っています。
依頼の焦点はこの子をどう叱って教育するか、が重要です。それにより更生するか、えろい子供になるかが変わってきます。
●場所情報
大阪のとある小学校。その校門で逃げた植木と鉢合わせできます。
学校側は全面的に協力してくれます。教室を借りたりするぐらいなら問題ありません。刃傷沙汰(神具を出しただけでもアウト)になるのなら、流石に止めようとします。まあ、力の差がありすぎて止めれないのですが。
皆様のプレイングをお待ちしています。
状態
完了
完了
報酬モルコイン
金:0枚 銀:0枚 銅:3枚
金:0枚 銀:0枚 銅:3枚
相談日数
6日
6日
参加費
100LP[+予約50LP]
100LP[+予約50LP]
参加人数
4/8
4/8
公開日
2017年05月19日
2017年05月19日
■メイン参加者 4人■

●
「きゃああああああ!」
『音楽教諭』向日葵 御菓子(CL2000429)の悲鳴が上がると同時に彼女のスカートがめくりあげられ、乙女の領域が晒される。白い太ももが一秒に満たない時間皆の視線を集め、最後の砦である純白の逆三角が露となった。
その場にいる者達の時が止まる。それは悲鳴を上げる御菓子の声に驚いたのではない。乙女の最終防衛ラインに目が釘付けとなり、そしてそれぞれの根幹ともいえる主義が表に出ていたからだ。
すぐさまスカートを押さえて身を護る御菓子。羞恥で顔を赤らめながら、周囲を見回す。鋭く、そして訴えかける様な瞳。それが『見ました? 見てませんよね!?』と語り……というかそうだと言ってくれと訴えかけていた。
「あ、いえ。ミテマセンヨ」
あからさまに視線を逸らすのは『探偵見習い』工藤・奏空(CL2000955)。そのよそよそしさが、全てを語っていた。異常なレベルで物事を見る『超直観』技能。それを持つ以上、今起きたことを見逃すことはない。
(まさか、味方ガードをしていない先生を狙うなんて! かなりの熟練者だ!)
相手の動きに戦慄する奏空。奏空はその素早い動きで相手の攻撃から女性陣を守ろうとした。だが奏空の身体は一つしかない。ゆえに守れるのはただ一人。狙うのはおそらく同年代だろうと思ったのだが、まさか御菓子を狙うとは。でも見た目子供だからなぁ。
御菓子のスカートが元に戻り、時が止まる。同じ男として相手の行動は理解できなくもない。だがそれをけして口にはしない。それは心に秘め、そして理性で押さえ込むものだから。覚者の力を犯罪に使わない鉄の心。そう、大事なのはそれなのだと――
「ナイスパンツ!」
理性で押さえ込まずに叫ぶ『愛求独眼鬼/パンツハンター』瀬織津・鈴鹿(CL2001285)。人魂を連れ、片目に眼帯を付けた少女である。体中に傷を負い、両親を失った可憐な少女……のはずなのだが、どうしてこうなった。
『パンティおいしい』と毛筆ででっかく書いてある巻物を手に、何かが覚醒したように目をらんらんと輝かせる鈴鹿。あ、覚者の力を発揮する状態の覚醒ではなく、本来の意味での覚醒です。ともあれらんらんと輝く瞳(超直観)は白の領域を見逃すことはなかった。
が、しかし。と視線を相手に向ける鈴鹿。その行動には怒るべき部分があった。その怒りのままに覚醒し――あ、こっちは覚者の力開放的な意味で――術を放って相手の動きを止める。そのまま一気呵成に取り押さえた。
「つ・か・ま・え・た」
妖艶な声を出し『悪意に打ち勝ちし者』魂行 輪廻(CL2000534) が相手を捕まえる。自分の半分にも満たない年齢の子供。それが今回の依頼での『相手』だ。悪事を行っている覚者。それを諫めるためにやってきたのだ。
柔らかな笑みを浮かべて、輪廻は捕まえた少年を抱き寄せる。そのまま胸にうずめるように抱きしめた。温かな感覚が自分の胸を圧迫する。胸の中で動く少年の感覚が輪廻の母性的な感覚を刺激した。どこか愛おしくこのままこの感覚に身を任せてしまいたい感覚。
少年の抵抗がなくなったのを確認して、肩を掴んで胸から剥がす輪廻。どうやら輪廻の胸は少年にはまだ早すぎたのか、きょとんとした表情をしていた。異性の木を引く技能を使ってみたが、一般人ではないので効果はない。まあそれは些末ね、と輪廻は笑った。
「一貴君、初めまして。FiVEの輪廻って言うのよん、宜しくねん」
「先ずはパンツハンターとして後輩のスカート捲りに対して物申すの! スカート捲りは温い!」
「まあその、小学生だし仕方ないっていうのはあるけどさぁ」
覚者達は捕まえた少年――植木一貴に近づき、挨拶をしていく。ともあれ自分達が何をしに来たのかを説明しようとして、
「――何をやってるんですかあああああ!」
その前に御菓子がキレた。普段の大人しい彼女からは考えられないほどの怒りっぷりである。
「みんな、そこに座りなさい」
「え? でもここ校門――」
「す・わ・り・な・さ・い」
「「「「はいっ!」」」」
御菓子の圧力に負けて、座ってしまう覚者一同。
「わたし達が分かっているんですか! 覚者の更生ですよ!
なのに奏空くんは『男として少しはわかるよ』オーラを出してるし、鈴鹿さんはスカート捲りを助長するようなことを言うし、輪廻さんはセクハラまがいで楽しんでいるし! 真面目にお仕事をするつもりがあるんですか!」
その通りなので否定できない一同であった。
「こういう時にちゃんと注意できるのが先輩というものです。現場で締まられないベテランなんて言われちゃいますよ。その緩みがどこかで影響して新たな事件を生むかもしれないんです。わたし達がしっかりすることで日本の未来が変わっていくんです!
ちゃんとするところはちゃんとできないといけないでしょ? その為には間違いを正し、真っ直ぐに道を歩ませることが重要なのです。わかりますか、植木君! 先生はそんな道に進んだ貴方が悲しいです!」
「え? 先生なのこの人? うっそだー! 美代子ちゃんより背が小さいじゃん!」
「教育的指導を行使します」
「お、落ち着いてください! ストップストーップ!」
植木の一言で怒りのオーラを増した御菓子。その気配を察し、奏空は止めに入った
「一旦落ち着く意味も含めて移動するの」
「そうねん。とりあえず学校に言って教室借りましょう」
鈴鹿と輪廻は意に介さずといった感じで植木を連れて学校に入っていく。FiVEであることと事情を説明し、教室を貸してもらうことになった。
●
場所を教室に移し、面談のような形で植木と話し合う覚者達。
一番バッターは、
「ふふふ。お姉さんが悪戯してあげるね」
「わわ。くすぐったい!」
輪廻は植木を抱きしめると、動けないようにして体をくすぐり、服を少し脱がしたりしていた。道義的にアウトー、と止めようとするより先に輪廻は言葉を重ねる。
「どうかしらん、一方的に悪戯される気分は? 今まで貴方が女の子にやってた事と大体同じよん」
「くすぐりはしてないけど……」
「でも覚者の力を使ってやったのは同じ事でしょう?
特別な力がある貴方は今、この学校では誰よりも強いのよん。なのにそれを自分より弱い人に使っちゃうのは、卑怯者になっちゃうのよん?」
「むぅ……」
植木もそれは理解できるのか、唇を取らせて頷いた。
「輪廻さんはね、自分に素直な子は好きだけど卑怯者は嫌いよん。輪廻さんの好きな子で、居てくれるかしらん?」
目を覗き込み、問いかける輪廻。真っ直ぐに見つめられ、少し照れるように植木は目を逸らした。
「……卑怯って言われるのは嫌だし」
「そう。ありがとねん。一貴君は立派な覚者になれるわよん」
唇に指をあて、輪廻が保証する。
「力さえ使わなければ自分の好きに生きなさい。私も悪戯は大好きだからねん」
「そっか! じゃあ覚者の力を使わないで悪戯する!」
おおい。覚者達総出のツッコミがはいった。
「えー。だってえっちな子供は大好きなんですもん」
「いや、そうだと思ってましたけど!」
「大丈夫。覚者の力を使わなくてもえちぃことはできるから。なんだったら、大人の世界、教えてあげようかしらん」
そろそろ落ち着け、とばかりにストップがかかり輪廻は植木から剥がされる。アラタナルは全年齢。
「甘い、甘いわ! 悪戯とか言語道断!」
声を高らかに鈴鹿が立ち上がり、植木に指をさす。そう。それは断罪だ。鈴鹿は植木の犯した過ちを指摘し、そしてそれを改めさせるためにここにいた。
「パンツハンターとして後輩のスカート捲りに対して物申すの!」
「パンツハンターって何?」
「パンツを狩るもの……その覚悟を持つハンターの称号なの!」
説明する鈴鹿に、圧倒されるように頷く植木。よくわかってない。
「『スカートを捲っていいのは捲られる覚悟を持つ者だけ』って昔のエロい人も言っていたの!」
「言ってたんだ」
「それくらいの覚悟を持ってやるからこそのスカート捲り! ひいてはパンツハンターなの! 故にそんな子供の遊びの延長のなんて認められないの!」
びし、と植木を指差す鈴鹿。
(話、怪しくなってない?)
(覚悟って何だろう?)
他の覚者達が心配する中、鈴鹿の説教は続く。
「『パンティ脱がすの術』奥義! 『色欲覇王』!」
「にょああああ!」
「何やってるんですかぁ!」
「もう、お返しよん。そぉれ。――って、あら? もしかして鈴鹿ちゃんはいてな――」
「何やってるんですかぁ! さっきとは別の意味で!」
いきなりの鈴鹿の行動に覚者同士のPVPが発生する。具体的に何が起きたかは、想像にお任せします。アラタナルは全年齢(二度目)。
「これが覚悟なの! 失敗した時に怒られるのも覚悟する。これくらいの覚悟もなしにスカート捲りなど言語道断なの。
というか、世の中には上には上が居るの。あなたのその力など容易く捻じ伏せてしまう存在がごまんといるの。……それでも、スカート捲りをやめないの?」
「上には上がいる……。すげぇ! マンガみたいだ!」
鈴鹿の説教(?)に少年的発想で燃え上がる植木であった。
「そう。なら私は同士として貴方を応援するの。その想いのまま行動するといいの!
あっ、だからと言って覚者の力で好き勝手しちゃ駄目なの。あくまでスカート捲りだけなの」
「さっきパンツ脱がしてたけどそれはいいのか?」
「いいの。なぜならそれがわたしの業(カルマ)だから」
よくわからない理由を告げながら腕を組む鈴鹿。
「よくありません!」
軽く鈴鹿に拳骨をして御菓子が諫める。色々やられた恨みが若干籠っていた。
(落ち着け、わたし。頭ごなしに怒るのは良くない。幼い子供だからこそ、何が良くて何が良くないかを分かってもらわないと)
目を瞑り、怒りを理性で押さえ込む。先生と言う立場を思い出し、深呼吸を二度行った。
「改めて植木君、初めまして。向日葵御菓子です。音楽教諭をやっています」
「本当に? 背、ちっちゃいのに」
「背は仕方ないんです!」
言われたくない身体特徴を言われ、怒りのボルテージが一瞬で上がる御菓子であった。咳払いをして、話を続ける。
「能力でスカートを捲って楽しいですか?]
「楽しい!」
御菓子の問いに元気よく答える植木。一瞬拳を握るが、深呼吸をして気を静める。
「そういうのはズルですよ」
「じゃあ能力を使わずに――」
「駄目です。それにそういう悪戯はモテません。今はともかく、しばらくするとキモイなんて言われちゃって一人になるんですよ。それでいいんですか?」
「別に女子にモテたいなんて思わないもん」
この時期の男子特有の女性に対する敵意識バリバリである。そうか、こういう小学生かと御菓子は額を押さえた。説得の方向性を修正する。
「植木君は将来なりたいものとかがありますか?」
「……特にないかな? あ、サッカー選手とかになりたいけど、覚者だと難しいんだっけ?」
「そうですね。でも将来覚者でもサッカーができるようになるかもしれません。でもそれは『善い覚者』が頑張ってのことです」
長く生徒を見てきた御菓子は、人間を形成する物の中に『夢』や『目的』があることを学んできた。夢は行動するにあたっての原動力。目的は歩く先。その為の地図を想像(イメージ)させ、創造(クリエイト)させる。そんな教育方法。
「今、植木君はこうなりたい、という夢がまだないんですね」
だから『反応が楽しい』と言う理由でスカート捲りをするのだ。特に意味もなく、自分の行動で他人が右往左往するのが楽しいという理由で。
「だったら色々なことに挑戦してみるのもいいと思います。もちろん、スカート捲りとか人に迷惑をかけないことを」
そこは念押しをしておかないといけないことだ。指を立てて圧力をかける御菓子。
「うん。とりあえず男同士だけで話し合いたいから、女性陣は外に出てもらっていいかな?」
えー、と不満がる女性陣を外に出し、奏空は植木に向き直る。
「まあ同じ男として気持ちは解る。スカートの中に興味があるのも。女の子が恥じらったり反応してくれるのが楽しいのも」
「え? じゃあお兄さんもスカート捲りを――」
「やってないから」
そこははっきりと否定する奏空。
「小学生の男の子だから、そういうことに興味があるのはよくわかるよ。俺もそうだったしね」
わずか五年前。まだ小学生だった頃の自分を思い出す。うん、確かにそんなことも思っていた。懐かしむように微笑む。
「ただね、考えて欲しいんだ。君がやった事、皆どう思ってるかな?」
自分で考えさせるように問いかける奏空。
「よく思われてないよね? 君はどう思う。それでいいと思うかな?」
「いいんじゃない」
だけど、植木の言葉はあっさりしたものだった。
「だって覚者って他の人と違うんでしょう? だったら嫌われてもしかたないじゃない」
ああ、そうか。奏空はこの植木がスカート捲りをする理由に思い至った。
突然の因子発現。覚者の力。他の人にはない力。
力を得たことの慢心と、仲間外れという疎外感。少年が女性に悪戯するように暴れまわったのは、悪意からではない。
(要するに、構ってほしかったのか。嫌われても、寂しいよりはマシだし)
思えば、覚者に対する偏見は奏空も他人事ではなかった。石を投げられた時の痛みよりも、こっちに来るなと言う視線の方が痛く苦しいことを知っている。
「それは違うよ。力を持っているからこそ、嫌われないように力を使わないといけないんだ」
奏空はあのとき自分に言ってほしかった言葉を口にする。
「いつかその力で誰かを守れる時が来る。覚者の力はそうやって使うんだ。確かに他の人と違うかもしれないけど、だからこそ仲よくするように努力しなくちゃいけないんだ」
その努力は実らないかもしれない。そこまでしても世間の偏見に流されるかもしれない。それでも――
「力を使っても、人の絆は手に入らないんだ」
●
さてその後、彼がどのように成長したのかと言うと。
「パンツマスター、植木登場! 今日は三組の美代子ちゃんを狙うぞ!」
「え、宣戦布告? いつもみたいに不意打ちはしないの? 覚者の力使って隠れたりしないの?」
「しない! 覚者の力を使うのは卑怯だからだ! 因みに美代子ちゃんにはすでに伝えてある!」
「……絶対無理じゃん。あの鉄壁委員長も覚者だろう?」
「だからこそ! 同じ覚者だからこそ挑む価値があるのだ!」
どうもスカート捲りに関して色々燃え上がったらしく、パフォーマンス的に行うようになったという。しかも狙う相手は覚者限定。因子発現していない女性は安堵の息を漏らしていた。
そして当の美代子ちゃんはと言うと――
「うーん……」
メールの内容を見て唸っていた。そこには『今日の放課後に校門で真正面から挑みます。どうするかは任せる』という内容が書かれてあった。襲撃情報が事前に渡されれば、対応は容易い。そもそも校門から帰らなければいい。
問題はこれを伝えた意図だ。要するに、スカート捲りは成功しようが失敗しようがどうでもいいという事である。むしろ失敗してほしい節すらある。
(要するにこの子、バカ騒ぎがしたいのね。お祭りみたいな感じで皆を湧き立てて)
ため息をついてメールを閉じる。そして――
覚者。
因子発現することにより身体能力の増大と、常人では得ることのできない神秘を得た人の事だ。
だがその精神は常人のままであり、精神は人にもまれることで成長する。
先達から伝えられた意思は、そのまま伝えられてさらなる後輩へとバトンは渡される。
意志は、繋がっている。
FiVEの覚者により意思を受け継いだ植木がどのような覚者になるか。それもまた一つの物語――
「きゃああああああ!」
『音楽教諭』向日葵 御菓子(CL2000429)の悲鳴が上がると同時に彼女のスカートがめくりあげられ、乙女の領域が晒される。白い太ももが一秒に満たない時間皆の視線を集め、最後の砦である純白の逆三角が露となった。
その場にいる者達の時が止まる。それは悲鳴を上げる御菓子の声に驚いたのではない。乙女の最終防衛ラインに目が釘付けとなり、そしてそれぞれの根幹ともいえる主義が表に出ていたからだ。
すぐさまスカートを押さえて身を護る御菓子。羞恥で顔を赤らめながら、周囲を見回す。鋭く、そして訴えかける様な瞳。それが『見ました? 見てませんよね!?』と語り……というかそうだと言ってくれと訴えかけていた。
「あ、いえ。ミテマセンヨ」
あからさまに視線を逸らすのは『探偵見習い』工藤・奏空(CL2000955)。そのよそよそしさが、全てを語っていた。異常なレベルで物事を見る『超直観』技能。それを持つ以上、今起きたことを見逃すことはない。
(まさか、味方ガードをしていない先生を狙うなんて! かなりの熟練者だ!)
相手の動きに戦慄する奏空。奏空はその素早い動きで相手の攻撃から女性陣を守ろうとした。だが奏空の身体は一つしかない。ゆえに守れるのはただ一人。狙うのはおそらく同年代だろうと思ったのだが、まさか御菓子を狙うとは。でも見た目子供だからなぁ。
御菓子のスカートが元に戻り、時が止まる。同じ男として相手の行動は理解できなくもない。だがそれをけして口にはしない。それは心に秘め、そして理性で押さえ込むものだから。覚者の力を犯罪に使わない鉄の心。そう、大事なのはそれなのだと――
「ナイスパンツ!」
理性で押さえ込まずに叫ぶ『愛求独眼鬼/パンツハンター』瀬織津・鈴鹿(CL2001285)。人魂を連れ、片目に眼帯を付けた少女である。体中に傷を負い、両親を失った可憐な少女……のはずなのだが、どうしてこうなった。
『パンティおいしい』と毛筆ででっかく書いてある巻物を手に、何かが覚醒したように目をらんらんと輝かせる鈴鹿。あ、覚者の力を発揮する状態の覚醒ではなく、本来の意味での覚醒です。ともあれらんらんと輝く瞳(超直観)は白の領域を見逃すことはなかった。
が、しかし。と視線を相手に向ける鈴鹿。その行動には怒るべき部分があった。その怒りのままに覚醒し――あ、こっちは覚者の力開放的な意味で――術を放って相手の動きを止める。そのまま一気呵成に取り押さえた。
「つ・か・ま・え・た」
妖艶な声を出し『悪意に打ち勝ちし者』魂行 輪廻(CL2000534) が相手を捕まえる。自分の半分にも満たない年齢の子供。それが今回の依頼での『相手』だ。悪事を行っている覚者。それを諫めるためにやってきたのだ。
柔らかな笑みを浮かべて、輪廻は捕まえた少年を抱き寄せる。そのまま胸にうずめるように抱きしめた。温かな感覚が自分の胸を圧迫する。胸の中で動く少年の感覚が輪廻の母性的な感覚を刺激した。どこか愛おしくこのままこの感覚に身を任せてしまいたい感覚。
少年の抵抗がなくなったのを確認して、肩を掴んで胸から剥がす輪廻。どうやら輪廻の胸は少年にはまだ早すぎたのか、きょとんとした表情をしていた。異性の木を引く技能を使ってみたが、一般人ではないので効果はない。まあそれは些末ね、と輪廻は笑った。
「一貴君、初めまして。FiVEの輪廻って言うのよん、宜しくねん」
「先ずはパンツハンターとして後輩のスカート捲りに対して物申すの! スカート捲りは温い!」
「まあその、小学生だし仕方ないっていうのはあるけどさぁ」
覚者達は捕まえた少年――植木一貴に近づき、挨拶をしていく。ともあれ自分達が何をしに来たのかを説明しようとして、
「――何をやってるんですかあああああ!」
その前に御菓子がキレた。普段の大人しい彼女からは考えられないほどの怒りっぷりである。
「みんな、そこに座りなさい」
「え? でもここ校門――」
「す・わ・り・な・さ・い」
「「「「はいっ!」」」」
御菓子の圧力に負けて、座ってしまう覚者一同。
「わたし達が分かっているんですか! 覚者の更生ですよ!
なのに奏空くんは『男として少しはわかるよ』オーラを出してるし、鈴鹿さんはスカート捲りを助長するようなことを言うし、輪廻さんはセクハラまがいで楽しんでいるし! 真面目にお仕事をするつもりがあるんですか!」
その通りなので否定できない一同であった。
「こういう時にちゃんと注意できるのが先輩というものです。現場で締まられないベテランなんて言われちゃいますよ。その緩みがどこかで影響して新たな事件を生むかもしれないんです。わたし達がしっかりすることで日本の未来が変わっていくんです!
ちゃんとするところはちゃんとできないといけないでしょ? その為には間違いを正し、真っ直ぐに道を歩ませることが重要なのです。わかりますか、植木君! 先生はそんな道に進んだ貴方が悲しいです!」
「え? 先生なのこの人? うっそだー! 美代子ちゃんより背が小さいじゃん!」
「教育的指導を行使します」
「お、落ち着いてください! ストップストーップ!」
植木の一言で怒りのオーラを増した御菓子。その気配を察し、奏空は止めに入った
「一旦落ち着く意味も含めて移動するの」
「そうねん。とりあえず学校に言って教室借りましょう」
鈴鹿と輪廻は意に介さずといった感じで植木を連れて学校に入っていく。FiVEであることと事情を説明し、教室を貸してもらうことになった。
●
場所を教室に移し、面談のような形で植木と話し合う覚者達。
一番バッターは、
「ふふふ。お姉さんが悪戯してあげるね」
「わわ。くすぐったい!」
輪廻は植木を抱きしめると、動けないようにして体をくすぐり、服を少し脱がしたりしていた。道義的にアウトー、と止めようとするより先に輪廻は言葉を重ねる。
「どうかしらん、一方的に悪戯される気分は? 今まで貴方が女の子にやってた事と大体同じよん」
「くすぐりはしてないけど……」
「でも覚者の力を使ってやったのは同じ事でしょう?
特別な力がある貴方は今、この学校では誰よりも強いのよん。なのにそれを自分より弱い人に使っちゃうのは、卑怯者になっちゃうのよん?」
「むぅ……」
植木もそれは理解できるのか、唇を取らせて頷いた。
「輪廻さんはね、自分に素直な子は好きだけど卑怯者は嫌いよん。輪廻さんの好きな子で、居てくれるかしらん?」
目を覗き込み、問いかける輪廻。真っ直ぐに見つめられ、少し照れるように植木は目を逸らした。
「……卑怯って言われるのは嫌だし」
「そう。ありがとねん。一貴君は立派な覚者になれるわよん」
唇に指をあて、輪廻が保証する。
「力さえ使わなければ自分の好きに生きなさい。私も悪戯は大好きだからねん」
「そっか! じゃあ覚者の力を使わないで悪戯する!」
おおい。覚者達総出のツッコミがはいった。
「えー。だってえっちな子供は大好きなんですもん」
「いや、そうだと思ってましたけど!」
「大丈夫。覚者の力を使わなくてもえちぃことはできるから。なんだったら、大人の世界、教えてあげようかしらん」
そろそろ落ち着け、とばかりにストップがかかり輪廻は植木から剥がされる。アラタナルは全年齢。
「甘い、甘いわ! 悪戯とか言語道断!」
声を高らかに鈴鹿が立ち上がり、植木に指をさす。そう。それは断罪だ。鈴鹿は植木の犯した過ちを指摘し、そしてそれを改めさせるためにここにいた。
「パンツハンターとして後輩のスカート捲りに対して物申すの!」
「パンツハンターって何?」
「パンツを狩るもの……その覚悟を持つハンターの称号なの!」
説明する鈴鹿に、圧倒されるように頷く植木。よくわかってない。
「『スカートを捲っていいのは捲られる覚悟を持つ者だけ』って昔のエロい人も言っていたの!」
「言ってたんだ」
「それくらいの覚悟を持ってやるからこそのスカート捲り! ひいてはパンツハンターなの! 故にそんな子供の遊びの延長のなんて認められないの!」
びし、と植木を指差す鈴鹿。
(話、怪しくなってない?)
(覚悟って何だろう?)
他の覚者達が心配する中、鈴鹿の説教は続く。
「『パンティ脱がすの術』奥義! 『色欲覇王』!」
「にょああああ!」
「何やってるんですかぁ!」
「もう、お返しよん。そぉれ。――って、あら? もしかして鈴鹿ちゃんはいてな――」
「何やってるんですかぁ! さっきとは別の意味で!」
いきなりの鈴鹿の行動に覚者同士のPVPが発生する。具体的に何が起きたかは、想像にお任せします。アラタナルは全年齢(二度目)。
「これが覚悟なの! 失敗した時に怒られるのも覚悟する。これくらいの覚悟もなしにスカート捲りなど言語道断なの。
というか、世の中には上には上が居るの。あなたのその力など容易く捻じ伏せてしまう存在がごまんといるの。……それでも、スカート捲りをやめないの?」
「上には上がいる……。すげぇ! マンガみたいだ!」
鈴鹿の説教(?)に少年的発想で燃え上がる植木であった。
「そう。なら私は同士として貴方を応援するの。その想いのまま行動するといいの!
あっ、だからと言って覚者の力で好き勝手しちゃ駄目なの。あくまでスカート捲りだけなの」
「さっきパンツ脱がしてたけどそれはいいのか?」
「いいの。なぜならそれがわたしの業(カルマ)だから」
よくわからない理由を告げながら腕を組む鈴鹿。
「よくありません!」
軽く鈴鹿に拳骨をして御菓子が諫める。色々やられた恨みが若干籠っていた。
(落ち着け、わたし。頭ごなしに怒るのは良くない。幼い子供だからこそ、何が良くて何が良くないかを分かってもらわないと)
目を瞑り、怒りを理性で押さえ込む。先生と言う立場を思い出し、深呼吸を二度行った。
「改めて植木君、初めまして。向日葵御菓子です。音楽教諭をやっています」
「本当に? 背、ちっちゃいのに」
「背は仕方ないんです!」
言われたくない身体特徴を言われ、怒りのボルテージが一瞬で上がる御菓子であった。咳払いをして、話を続ける。
「能力でスカートを捲って楽しいですか?]
「楽しい!」
御菓子の問いに元気よく答える植木。一瞬拳を握るが、深呼吸をして気を静める。
「そういうのはズルですよ」
「じゃあ能力を使わずに――」
「駄目です。それにそういう悪戯はモテません。今はともかく、しばらくするとキモイなんて言われちゃって一人になるんですよ。それでいいんですか?」
「別に女子にモテたいなんて思わないもん」
この時期の男子特有の女性に対する敵意識バリバリである。そうか、こういう小学生かと御菓子は額を押さえた。説得の方向性を修正する。
「植木君は将来なりたいものとかがありますか?」
「……特にないかな? あ、サッカー選手とかになりたいけど、覚者だと難しいんだっけ?」
「そうですね。でも将来覚者でもサッカーができるようになるかもしれません。でもそれは『善い覚者』が頑張ってのことです」
長く生徒を見てきた御菓子は、人間を形成する物の中に『夢』や『目的』があることを学んできた。夢は行動するにあたっての原動力。目的は歩く先。その為の地図を想像(イメージ)させ、創造(クリエイト)させる。そんな教育方法。
「今、植木君はこうなりたい、という夢がまだないんですね」
だから『反応が楽しい』と言う理由でスカート捲りをするのだ。特に意味もなく、自分の行動で他人が右往左往するのが楽しいという理由で。
「だったら色々なことに挑戦してみるのもいいと思います。もちろん、スカート捲りとか人に迷惑をかけないことを」
そこは念押しをしておかないといけないことだ。指を立てて圧力をかける御菓子。
「うん。とりあえず男同士だけで話し合いたいから、女性陣は外に出てもらっていいかな?」
えー、と不満がる女性陣を外に出し、奏空は植木に向き直る。
「まあ同じ男として気持ちは解る。スカートの中に興味があるのも。女の子が恥じらったり反応してくれるのが楽しいのも」
「え? じゃあお兄さんもスカート捲りを――」
「やってないから」
そこははっきりと否定する奏空。
「小学生の男の子だから、そういうことに興味があるのはよくわかるよ。俺もそうだったしね」
わずか五年前。まだ小学生だった頃の自分を思い出す。うん、確かにそんなことも思っていた。懐かしむように微笑む。
「ただね、考えて欲しいんだ。君がやった事、皆どう思ってるかな?」
自分で考えさせるように問いかける奏空。
「よく思われてないよね? 君はどう思う。それでいいと思うかな?」
「いいんじゃない」
だけど、植木の言葉はあっさりしたものだった。
「だって覚者って他の人と違うんでしょう? だったら嫌われてもしかたないじゃない」
ああ、そうか。奏空はこの植木がスカート捲りをする理由に思い至った。
突然の因子発現。覚者の力。他の人にはない力。
力を得たことの慢心と、仲間外れという疎外感。少年が女性に悪戯するように暴れまわったのは、悪意からではない。
(要するに、構ってほしかったのか。嫌われても、寂しいよりはマシだし)
思えば、覚者に対する偏見は奏空も他人事ではなかった。石を投げられた時の痛みよりも、こっちに来るなと言う視線の方が痛く苦しいことを知っている。
「それは違うよ。力を持っているからこそ、嫌われないように力を使わないといけないんだ」
奏空はあのとき自分に言ってほしかった言葉を口にする。
「いつかその力で誰かを守れる時が来る。覚者の力はそうやって使うんだ。確かに他の人と違うかもしれないけど、だからこそ仲よくするように努力しなくちゃいけないんだ」
その努力は実らないかもしれない。そこまでしても世間の偏見に流されるかもしれない。それでも――
「力を使っても、人の絆は手に入らないんだ」
●
さてその後、彼がどのように成長したのかと言うと。
「パンツマスター、植木登場! 今日は三組の美代子ちゃんを狙うぞ!」
「え、宣戦布告? いつもみたいに不意打ちはしないの? 覚者の力使って隠れたりしないの?」
「しない! 覚者の力を使うのは卑怯だからだ! 因みに美代子ちゃんにはすでに伝えてある!」
「……絶対無理じゃん。あの鉄壁委員長も覚者だろう?」
「だからこそ! 同じ覚者だからこそ挑む価値があるのだ!」
どうもスカート捲りに関して色々燃え上がったらしく、パフォーマンス的に行うようになったという。しかも狙う相手は覚者限定。因子発現していない女性は安堵の息を漏らしていた。
そして当の美代子ちゃんはと言うと――
「うーん……」
メールの内容を見て唸っていた。そこには『今日の放課後に校門で真正面から挑みます。どうするかは任せる』という内容が書かれてあった。襲撃情報が事前に渡されれば、対応は容易い。そもそも校門から帰らなければいい。
問題はこれを伝えた意図だ。要するに、スカート捲りは成功しようが失敗しようがどうでもいいという事である。むしろ失敗してほしい節すらある。
(要するにこの子、バカ騒ぎがしたいのね。お祭りみたいな感じで皆を湧き立てて)
ため息をついてメールを閉じる。そして――
覚者。
因子発現することにより身体能力の増大と、常人では得ることのできない神秘を得た人の事だ。
だがその精神は常人のままであり、精神は人にもまれることで成長する。
先達から伝えられた意思は、そのまま伝えられてさらなる後輩へとバトンは渡される。
意志は、繋がっている。
FiVEの覚者により意思を受け継いだ植木がどのような覚者になるか。それもまた一つの物語――
■シナリオ結果■
成功
■詳細■
MVP
なし
軽傷
なし
重傷
なし
死亡
なし
称号付与
なし
特殊成果
なし

■あとがき■
どくどくです。
アドリブ多分に入れてみました。このキャラならこう言うだろうなぁ、という憶測です。
教育と言うのは戦闘よりも難しく、そして重要な事項です。
それはすぐには芽が出ませんが、遠い未来に必ず生きてきます。
そんなわけで、一人の少年の未来を決定づけました。結果は皆さんの行動とかを見てです。
ただまあ、スカート捲りがどうこうとかで始まったからこうなりますよね(目、逸らし)。
アドリブ多分に入れてみました。このキャラならこう言うだろうなぁ、という憶測です。
教育と言うのは戦闘よりも難しく、そして重要な事項です。
それはすぐには芽が出ませんが、遠い未来に必ず生きてきます。
そんなわけで、一人の少年の未来を決定づけました。結果は皆さんの行動とかを見てです。
ただまあ、スカート捲りがどうこうとかで始まったからこうなりますよね(目、逸らし)。
