優しい時間
「このお店は、2種類のモンブランが人気なんですよ」
「……2種類?」
賀茂 たまき(CL2000994)が運んできた2種類のモンブランを興味深そうに見つめる桂木・日那乃(CL2000941)。
「そうです。この、和栗とイタリア栗の物です」
「日本とイタリアの……栗?」
未だはてな顔の日那乃の前にはたまきが置いたイタリア栗のモンブラン。
「モンブランは、お嫌いですか……? 日那乃さんが良かったら……後で、こちらも分け分けして、食べてみませんか?」
遠慮気味に話すたまきが違う種類のモンブランを選んだのはどうやらそういう事だったようだ。色々な美味しいを少しずつ。実に女子っぽい。
「ん、別に、好き嫌いは、ない、から。……半分こ、して、いい、の?」
「勿論です!」
「いただき、ます」
「日那乃さんのお口に、合うでしょうか……?」
ゆっくりと食べ始めた日那乃をみるたまきは少し心配そうな表情。
「ん、おいしい」
その言葉にほっとするたまき。
「あ。日那乃さん、クリームが付いていますよ……?」
日那乃の口元をハンカチで拭うたまき。
「……(内心、吃驚)。……ええと、ありがと、う?」
「ふふ……! いえいえ、です。あとでこちらのモンブランも試してみてくださいね」
こうして二人は秋の味覚を存分に楽しんだのであった。
「……2種類?」
賀茂 たまき(CL2000994)が運んできた2種類のモンブランを興味深そうに見つめる桂木・日那乃(CL2000941)。
「そうです。この、和栗とイタリア栗の物です」
「日本とイタリアの……栗?」
未だはてな顔の日那乃の前にはたまきが置いたイタリア栗のモンブラン。
「モンブランは、お嫌いですか……? 日那乃さんが良かったら……後で、こちらも分け分けして、食べてみませんか?」
遠慮気味に話すたまきが違う種類のモンブランを選んだのはどうやらそういう事だったようだ。色々な美味しいを少しずつ。実に女子っぽい。
「ん、別に、好き嫌いは、ない、から。……半分こ、して、いい、の?」
「勿論です!」
「いただき、ます」
「日那乃さんのお口に、合うでしょうか……?」
ゆっくりと食べ始めた日那乃をみるたまきは少し心配そうな表情。
「ん、おいしい」
その言葉にほっとするたまき。
「あ。日那乃さん、クリームが付いていますよ……?」
日那乃の口元をハンカチで拭うたまき。
「……(内心、吃驚)。……ええと、ありがと、う?」
「ふふ……! いえいえ、です。あとでこちらのモンブランも試してみてくださいね」
こうして二人は秋の味覚を存分に楽しんだのであった。
