ハイタッチ×2
ハンドガンが火を噴くと同時に、薙刀が円弧を描く。生まれた隙を逃さずにナイフで斬り込み、戦いの主導権を奪う。
あとはこちらのペースだ。相手に反撃させぬように動き、そのまま戦闘不能に追い込む。これが阿久津 亮平(CL2000328)と志賀 行成(CL2000352)の基本戦略だ。
工場を占拠していた一本ダタラ。FiVEで名を馳せた二人にとって、それを退治することはさほど苦でもない。それでもこの二人が油断をするという事はない。困った人を助けるために刃を振るう。それはFiVE時代から続く二人の戦う理由だから。
「終わったな」
「ああ」
言って健闘を称えるように、亮平は片手をあげて拳を握る。行成も拳を握り、亮平の出した拳に軽く打ち合わせた
「ん……? もちまる?」
行成の視線の先には、彼の守護使役のもちまるがいた。その隣には亮平の守護使役のぴよーて3世が並んでいる。
ふわふわしたもちまるはクリーム色の頬を隣に立つぴよーて3世に押し付け、ぴよーて3世もふさふさふわふわした身体をもちまるに押し当てている。ぽよーんと擬音が付きそうなハイタッチならざるボディタッチだ。
「俺達のマネをしているのかな?」
「かもな」
主の二人は守護使役の行動を見て、和むように微笑んだ。
戦士の時間は終わり、今はもふもふを愛でる優しい時間の始まりだ。
あとはこちらのペースだ。相手に反撃させぬように動き、そのまま戦闘不能に追い込む。これが阿久津 亮平(CL2000328)と志賀 行成(CL2000352)の基本戦略だ。
工場を占拠していた一本ダタラ。FiVEで名を馳せた二人にとって、それを退治することはさほど苦でもない。それでもこの二人が油断をするという事はない。困った人を助けるために刃を振るう。それはFiVE時代から続く二人の戦う理由だから。
「終わったな」
「ああ」
言って健闘を称えるように、亮平は片手をあげて拳を握る。行成も拳を握り、亮平の出した拳に軽く打ち合わせた
「ん……? もちまる?」
行成の視線の先には、彼の守護使役のもちまるがいた。その隣には亮平の守護使役のぴよーて3世が並んでいる。
ふわふわしたもちまるはクリーム色の頬を隣に立つぴよーて3世に押し付け、ぴよーて3世もふさふさふわふわした身体をもちまるに押し当てている。ぽよーんと擬音が付きそうなハイタッチならざるボディタッチだ。
「俺達のマネをしているのかな?」
「かもな」
主の二人は守護使役の行動を見て、和むように微笑んだ。
戦士の時間は終わり、今はもふもふを愛でる優しい時間の始まりだ。
