バレンタイン&ホワイトデーSS 2019特設会場
●
そこは、蘇我島 恭司(CL2001015)宅のリビング。
サングラスを外した黒カッターにグレーのカーディガン姿の彼は、長い黒髪に青い蝶の髪飾りを付けた白いニットを着た柳 燐花(CL2000695)と2人掛けのソファーに座っていた
そのソファーにチョコを置き、2人で互いにチョコレートを受け渡ししていたのだが……。
「よっと」
恭司は優しく、燐花の体を横にして抱きかかえて。
「えっ……?」
それは座ったまま、お姫様抱っこされているような状態。
恭司にしがみつく燐花は突然の出来事を理解できず、きょとんとしてしまう。
「ちょっと待ってなよ」
恭司は悪戯っぽい笑みを浮かべてチョコをくわえ、右目を閉じてから燐花へと顔を近づけていく。
「ッ……!」
そこでようやく、彼の行為の意味が分かった燐花は顔を真っ赤にして慌ててしまって。猫の因子である耳を、黒髪からぴょこんと突き出してしまう。
「ま、待っままままままま……!」
そんな彼女の口を、恭司は優しく塞いでしまう。
「ん……」
近づく恭司の顔。
塞がれた口から口へとチョコレートが移っていく。
そして、顔を離す恭司が茶目っ気まじりに笑う。
呆けた顔をした燐花はそんな彼の顔を見つめつつ、口の中に広がるチョコの甘さを感じるのだった。
そこは、蘇我島 恭司(CL2001015)宅のリビング。
サングラスを外した黒カッターにグレーのカーディガン姿の彼は、長い黒髪に青い蝶の髪飾りを付けた白いニットを着た柳 燐花(CL2000695)と2人掛けのソファーに座っていた
そのソファーにチョコを置き、2人で互いにチョコレートを受け渡ししていたのだが……。
「よっと」
恭司は優しく、燐花の体を横にして抱きかかえて。
「えっ……?」
それは座ったまま、お姫様抱っこされているような状態。
恭司にしがみつく燐花は突然の出来事を理解できず、きょとんとしてしまう。
「ちょっと待ってなよ」
恭司は悪戯っぽい笑みを浮かべてチョコをくわえ、右目を閉じてから燐花へと顔を近づけていく。
「ッ……!」
そこでようやく、彼の行為の意味が分かった燐花は顔を真っ赤にして慌ててしまって。猫の因子である耳を、黒髪からぴょこんと突き出してしまう。
「ま、待っままままままま……!」
そんな彼女の口を、恭司は優しく塞いでしまう。
「ん……」
近づく恭司の顔。
塞がれた口から口へとチョコレートが移っていく。
そして、顔を離す恭司が茶目っ気まじりに笑う。
呆けた顔をした燐花はそんな彼の顔を見つめつつ、口の中に広がるチョコの甘さを感じるのだった。
