バレンタイン&ホワイトデー2018 SS
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イルカショーを見たせいか、ふたりともかなりテンションが上がっていた。そのまま夜は蘇我島 恭司(CL2001015)の自宅へ。
恭司をリビングのソファに座らせると、柳 燐花(CL2000695)はキッチンに入った。冷蔵庫からチョコレートケーキを入れた箱を取りだす。お出かけ前に恭司に頼んで、冷やしてもらっていたのだ。
「今年のチョコケーキは自信作なので、ぜひ食べて頂きたいです」
皿に切り分けたケーキ乗せてリビングに戻り、恭司の前に置いた。
「確かに、これは美味しそうだねぇ……僕も、今年のチョコは去年よりも美味しくできてると思うんだよね」
ふふふ、と笑いながら恭司が背もたれと背の間から小箱を取りだした。どうやら燐花がキッチンに立った隙に隠しておいたらしい。
恭司は小箱を皿の横に置くと、さっとリボンを解いてフタを開けた。
箱の中にはチョコレートが宝石のように並べられていた。
「蘇我島さん、お料理もお菓子作りもお上手ですから楽しみです。その前に、ですね。ええと」
燐花はホークにチョコレートケーキをさし、恭司の口元へ差し出した。
「あーん、してください、です」
それなら、と恭司も小箱に手を伸ばし、チョコレートを一粒つまみあげる。
「燐ちゃんも一緒に……はい、あーん」
「えっ。私もですか?」
「うん、一緒に食べよう?」
燐花が照れながらも口を開けると、恭司がひょいとチョコレートを口の中に入れてくれた。
さて、ここから先は二人だけの時間――
イルカショーを見たせいか、ふたりともかなりテンションが上がっていた。そのまま夜は蘇我島 恭司(CL2001015)の自宅へ。
恭司をリビングのソファに座らせると、柳 燐花(CL2000695)はキッチンに入った。冷蔵庫からチョコレートケーキを入れた箱を取りだす。お出かけ前に恭司に頼んで、冷やしてもらっていたのだ。
「今年のチョコケーキは自信作なので、ぜひ食べて頂きたいです」
皿に切り分けたケーキ乗せてリビングに戻り、恭司の前に置いた。
「確かに、これは美味しそうだねぇ……僕も、今年のチョコは去年よりも美味しくできてると思うんだよね」
ふふふ、と笑いながら恭司が背もたれと背の間から小箱を取りだした。どうやら燐花がキッチンに立った隙に隠しておいたらしい。
恭司は小箱を皿の横に置くと、さっとリボンを解いてフタを開けた。
箱の中にはチョコレートが宝石のように並べられていた。
「蘇我島さん、お料理もお菓子作りもお上手ですから楽しみです。その前に、ですね。ええと」
燐花はホークにチョコレートケーキをさし、恭司の口元へ差し出した。
「あーん、してください、です」
それなら、と恭司も小箱に手を伸ばし、チョコレートを一粒つまみあげる。
「燐ちゃんも一緒に……はい、あーん」
「えっ。私もですか?」
「うん、一緒に食べよう?」
燐花が照れながらも口を開けると、恭司がひょいとチョコレートを口の中に入れてくれた。
さて、ここから先は二人だけの時間――
