クリスマス2017 SS
真っ白なウェディングドレスは清楚でありながらエレガントだ。たいていのウェディングドレスについているようなリボンやレース、真珠などといったものはいっさいない。聖夜に俺の妻となったこの強く、美しい女性に余計な飾りは不要――。
クリスマスの美しい装飾が施された小さな教会で式を挙げた二人は、指を絡ませて、祝福にきてくれた仲間たちの前に立った。
教会の鐘の音とおめでとうの声が夜空を鳴り渡る。
天明 両慈(CL200060)は幸せに顔を輝かせつつも、少しでも身長差を縮めようと俯く華神 悠乃(CL2000231)、いや、天明 悠乃を抱きあげた。
世界一の花嫁に恥ずかしい思いはさせないさ。
クリスマスイルミネーションがきらびやかに輝く中、ふたりを祝福する温かい拍手とライスシャワーが飛び交う歓喜の赤じゅうたんを、一歩、一歩、胸にこみ上げてくる幸せを感じながら歩いていく。
雪が降りだした。まるできらめく星々が空から舞いおりてきたかのようだ。光ながら落ちてきて、腕の中の花嫁をさらに美しく飾る。
朱に染まった頬の上、澄んだ瞳に写るのは、とことん甘く微笑む男の顔――。
今夜はいいだろう。この夢見るような、恍惚とした視線に抗えるものなどいるものか。
「愛している」
「愛してる……ずっと、この日を夢見ていました」
それは俺の台詞だと、両慈は悠乃の唇を塞いだ。
クリスマスの美しい装飾が施された小さな教会で式を挙げた二人は、指を絡ませて、祝福にきてくれた仲間たちの前に立った。
教会の鐘の音とおめでとうの声が夜空を鳴り渡る。
天明 両慈(CL200060)は幸せに顔を輝かせつつも、少しでも身長差を縮めようと俯く華神 悠乃(CL2000231)、いや、天明 悠乃を抱きあげた。
世界一の花嫁に恥ずかしい思いはさせないさ。
クリスマスイルミネーションがきらびやかに輝く中、ふたりを祝福する温かい拍手とライスシャワーが飛び交う歓喜の赤じゅうたんを、一歩、一歩、胸にこみ上げてくる幸せを感じながら歩いていく。
雪が降りだした。まるできらめく星々が空から舞いおりてきたかのようだ。光ながら落ちてきて、腕の中の花嫁をさらに美しく飾る。
朱に染まった頬の上、澄んだ瞳に写るのは、とことん甘く微笑む男の顔――。
今夜はいいだろう。この夢見るような、恍惚とした視線に抗えるものなどいるものか。
「愛している」
「愛してる……ずっと、この日を夢見ていました」
それは俺の台詞だと、両慈は悠乃の唇を塞いだ。
