バレンタイン&ホワイトデー2017 SS
ハートの装飾とか、リボンとか、惜しみないバレンタインの雰囲気を纏ったカフェはカップルたちで賑わっている。
店内が赤やピンクの装飾が多いからか、蒼色の羽と瞳を持つ三島 椿(CL2000061)と、海色の髪を持つ六道 瑠璃(CL2000092)がその中を歩くと、一層、目立つ雰囲気であった。
隣り合わせで席に並び、注文を終えて一息ついてから。椿は、鞄の中からブルー系のカラーでラッピングされた包みをテーブルに出した。
「瑠璃さん。今日は何の日かご存知でしょうか」
椿はそう言葉を投げかけつつ、緊張して途中の言葉が震えてしまった。
瑠璃の顔を覗き込むアイスブルーの瞳が、不思議にも魔法みたいに瑠璃の心を暖かく染めていく。
「い、一応……ハイ」
正直。ちょっとだけ期待していた瑠璃は、しかしどう反応して良いものか考えつつも、頬は率直な気持ちを表して赤くなっていく。
「ハッピー、バレンタインです」
「……ありがとう」
花が咲いたように明るい椿の笑顔に、瑠璃は過去に経験した悲しみさえ払拭されるような――そんな気持ちに、満たされていた。
店内が赤やピンクの装飾が多いからか、蒼色の羽と瞳を持つ三島 椿(CL2000061)と、海色の髪を持つ六道 瑠璃(CL2000092)がその中を歩くと、一層、目立つ雰囲気であった。
隣り合わせで席に並び、注文を終えて一息ついてから。椿は、鞄の中からブルー系のカラーでラッピングされた包みをテーブルに出した。
「瑠璃さん。今日は何の日かご存知でしょうか」
椿はそう言葉を投げかけつつ、緊張して途中の言葉が震えてしまった。
瑠璃の顔を覗き込むアイスブルーの瞳が、不思議にも魔法みたいに瑠璃の心を暖かく染めていく。
「い、一応……ハイ」
正直。ちょっとだけ期待していた瑠璃は、しかしどう反応して良いものか考えつつも、頬は率直な気持ちを表して赤くなっていく。
「ハッピー、バレンタインです」
「……ありがとう」
花が咲いたように明るい椿の笑顔に、瑠璃は過去に経験した悲しみさえ払拭されるような――そんな気持ちに、満たされていた。
