バレンタイン&ホワイトデー2017 SS
つい先日婚約したばかりの、鈴白 秋人と永倉 祝。
今日は2人でバレンタインのためのケーキ作り。
広めのキッチンに製菓道具をいっぱいに広げて、2人が作ろうとしているのはチョコレートケーキ。
秋人が湯せんでチョコを溶かしている間に、祝はスポンジの生地作り。
生地を型に流し、予熱したオーブンに入れて、スイッチオン。
生地が焼き上がるまで、じっとオーブンの前に座って過ごす祝。
徐々に膨らんでいくスポンジを見て、ようやく祝は安堵の表情を浮かべた。
焼き上がったケーキが冷めるのを待って、秋人が湯せんしたチョコレートをコーティングした。
いざ切り分けようと包丁を持った祝は少し緊張気味?
「危なっかしいなあ」
笑いを含んだ声で言って、秋人は祝の手にそっと自分の手を添えた。
包丁を持つ手に添えられた秋人の手のぬくもりに、「はわわわ……」と照れながら、祝は思わず一言。
「えと……。これからも、よろしくお願いします……」
図らずも、ケーキ入刀のような形になってしまった2人。
ゆっくりとチョコレートケーキを切り分けた。
それを一口頬張れば……。
2人のこれからを寿ぐように、甘い甘いチョコの味が口いっぱいに広がった。
今日は2人でバレンタインのためのケーキ作り。
広めのキッチンに製菓道具をいっぱいに広げて、2人が作ろうとしているのはチョコレートケーキ。
秋人が湯せんでチョコを溶かしている間に、祝はスポンジの生地作り。
生地を型に流し、予熱したオーブンに入れて、スイッチオン。
生地が焼き上がるまで、じっとオーブンの前に座って過ごす祝。
徐々に膨らんでいくスポンジを見て、ようやく祝は安堵の表情を浮かべた。
焼き上がったケーキが冷めるのを待って、秋人が湯せんしたチョコレートをコーティングした。
いざ切り分けようと包丁を持った祝は少し緊張気味?
「危なっかしいなあ」
笑いを含んだ声で言って、秋人は祝の手にそっと自分の手を添えた。
包丁を持つ手に添えられた秋人の手のぬくもりに、「はわわわ……」と照れながら、祝は思わず一言。
「えと……。これからも、よろしくお願いします……」
図らずも、ケーキ入刀のような形になってしまった2人。
ゆっくりとチョコレートケーキを切り分けた。
それを一口頬張れば……。
2人のこれからを寿ぐように、甘い甘いチョコの味が口いっぱいに広がった。
