クリスマスSS 2016
きらびやかな街、すれ違う人々は笑顔を横目で見ながら水蓮寺 静護(CL2000471)は学園へと向かった。
「何で学園の教室に呼び……は? え?」
教室のドアを開け、静護の視界に入ってきた光景を見て戸惑いの声を上げた。
薄暗い教室内は、外からライトの光が入り電気を点けなくとも目視出来た。
そう、何故か天城 聖(CL2001170)は何処かで見たことのあるイエス・キリストが十字架張り付けられた姿をしていた。
申し訳程度に聖の足元には、小さなツリーとラッピングされた箱にサンタの姿をしたテディベア。
分からない。
確か、今日はクリスマスなのは理解している静護。
だが、目の前の光景を何度も見直しても『変』と思う。
よく見ると、ぐったりと横に傾けた顔を聖は瞳を限界までに見開き死んだ魚の様な目でコチラを見ていた。
頭にはサンタが被っている様な帽子、寒さ対策にネックウォーマーを首に巻いていた。
「何がしたい? はぁ、見なかった事にしよう」
と、静護の問いに答える気配がないので、そっとドアを閉めようとする。
「クリスマス……」
聖は唇を動かさないように言った。
「明らかにソレは教会の十字架! クリスマスは、洋食やケーキ食べてプレゼント渡して楽しく過ごす日! そんな、術的なモノではない!」
聖の言葉を聞いて静護は、教室の電気を点けるとずかすがと近より手作りの十字架を指しながら声を上げた後、踵を返し教室から出ていった。
「何で学園の教室に呼び……は? え?」
教室のドアを開け、静護の視界に入ってきた光景を見て戸惑いの声を上げた。
薄暗い教室内は、外からライトの光が入り電気を点けなくとも目視出来た。
そう、何故か天城 聖(CL2001170)は何処かで見たことのあるイエス・キリストが十字架張り付けられた姿をしていた。
申し訳程度に聖の足元には、小さなツリーとラッピングされた箱にサンタの姿をしたテディベア。
分からない。
確か、今日はクリスマスなのは理解している静護。
だが、目の前の光景を何度も見直しても『変』と思う。
よく見ると、ぐったりと横に傾けた顔を聖は瞳を限界までに見開き死んだ魚の様な目でコチラを見ていた。
頭にはサンタが被っている様な帽子、寒さ対策にネックウォーマーを首に巻いていた。
「何がしたい? はぁ、見なかった事にしよう」
と、静護の問いに答える気配がないので、そっとドアを閉めようとする。
「クリスマス……」
聖は唇を動かさないように言った。
「明らかにソレは教会の十字架! クリスマスは、洋食やケーキ食べてプレゼント渡して楽しく過ごす日! そんな、術的なモノではない!」
聖の言葉を聞いて静護は、教室の電気を点けるとずかすがと近より手作りの十字架を指しながら声を上げた後、踵を返し教室から出ていった。
