クリスマスSS 2016
12月24日の夜。
ハッピーとまでは行かないが、楽しく友人と過ごす男2人がいた。
「クリスマスといえば、ケーキ。頼んでいたんだぜ?」
四月一日 四月二日(CL2000588)はご機嫌に鼻歌交じりで冷蔵庫から白い箱を取り出す。
「たかがクリスマスだろう? それに、ケーキ買うだけの金けは準備するんだな」
赤祢 維摩(CL2000884)が呆れた声色で言いながら小さくため息を吐く。
「特注のクリスマスケーキだ!」
四月二日が箱からケーキを取り出し、じゃーんと両手を広げながら維摩に見せる。
クリスマスケーキの上に『merryChristmas』と書かれた板チョコ、プレゼント箱や自分達に似せたサンタの砂糖菓子が仲良く並んでいた。
「ふーん」
維摩は包丁を手にし、クリスマスケーキを半分に切る、が。
「ちょっと!! 何してんの!?」
故意か、偶然か、四月二日に似せた砂糖菓子も真っ二つに切れてしまったのだ。
「砂糖菓子、食べてしまえば同じだろう?」
「そういう問題じゃない!」
無表情のまま維摩は首を傾げるが、四月二日は真っ二つに切れた砂糖菓子を持って叫んだ。
「なら、コッチはお前が食べれば良いだろう?」
維摩は割れた砂糖菓子を自分の皿に乗せ、四月二日の皿に割れてない砂糖菓子を乗せた。
「でも!」
「それは、お前に食べて欲しい」
頬を膨らませる四月二日見ながら、維摩は友人には聞こえない位の小声で言った。
ハッピーとまでは行かないが、楽しく友人と過ごす男2人がいた。
「クリスマスといえば、ケーキ。頼んでいたんだぜ?」
四月一日 四月二日(CL2000588)はご機嫌に鼻歌交じりで冷蔵庫から白い箱を取り出す。
「たかがクリスマスだろう? それに、ケーキ買うだけの金けは準備するんだな」
赤祢 維摩(CL2000884)が呆れた声色で言いながら小さくため息を吐く。
「特注のクリスマスケーキだ!」
四月二日が箱からケーキを取り出し、じゃーんと両手を広げながら維摩に見せる。
クリスマスケーキの上に『merryChristmas』と書かれた板チョコ、プレゼント箱や自分達に似せたサンタの砂糖菓子が仲良く並んでいた。
「ふーん」
維摩は包丁を手にし、クリスマスケーキを半分に切る、が。
「ちょっと!! 何してんの!?」
故意か、偶然か、四月二日に似せた砂糖菓子も真っ二つに切れてしまったのだ。
「砂糖菓子、食べてしまえば同じだろう?」
「そういう問題じゃない!」
無表情のまま維摩は首を傾げるが、四月二日は真っ二つに切れた砂糖菓子を持って叫んだ。
「なら、コッチはお前が食べれば良いだろう?」
維摩は割れた砂糖菓子を自分の皿に乗せ、四月二日の皿に割れてない砂糖菓子を乗せた。
「でも!」
「それは、お前に食べて欲しい」
頬を膨らませる四月二日見ながら、維摩は友人には聞こえない位の小声で言った。
