クリスマスSS 2016
五燐市ではその日、あちらこちらで多種多様なクリスマスパーティーが開かれた。
その中で『紅黄草』赤鈴・いばら(CL2000793)と『黒い太陽』切裂・ジャック(CL2001403)が参加したのは、一風変わった異性装も行われていた。
「男装なんて初めて! 何だかテンション上がるなぁ♪」
いばらはくるっと回って、鏡の前でポーズをとってみたりする。男装と言うよりは男物を着ている女の子という感じだが、これはこれで可愛らしい。
そんなところにやって来たのは、赤毛の美女。いばらはほうっと唸ってしまう。
「わぁっ、綺麗なお姉様だ」
「なんでこんな格好、まあいいかもともと女みたいな顔やし、たまには」
「……えっ、ジャックなの!? す、凄い!私、女子だけど勝てる気がしない……!」
そう、現れた美女の正体はジャックだった。赤いドレスがこの上なく似合っている。
はしゃぐいばらを見て、そんなジャックに悪戯心が芽生える。
「なあ、いばらちゃん、どうせならエスコートしてみてくれよ」
「エスコート!? えっと、どうするんだっけ? こうかな!?」
いきなりのオーダーに当惑するいばら。
悩んだ末に、そっとジャックの手を取り、手の甲にキスをした。
「……ど、どうかな?」
逆に戸惑ったのはジャックだった。
「……ん、あ、えっと。いいんじゃねえか。よくできまし、た」
いばらは照れくさそうにしているジャックの手を取ると、そのまま歩を進める。
さぁ、パーティーの始まりだ。
その中で『紅黄草』赤鈴・いばら(CL2000793)と『黒い太陽』切裂・ジャック(CL2001403)が参加したのは、一風変わった異性装も行われていた。
「男装なんて初めて! 何だかテンション上がるなぁ♪」
いばらはくるっと回って、鏡の前でポーズをとってみたりする。男装と言うよりは男物を着ている女の子という感じだが、これはこれで可愛らしい。
そんなところにやって来たのは、赤毛の美女。いばらはほうっと唸ってしまう。
「わぁっ、綺麗なお姉様だ」
「なんでこんな格好、まあいいかもともと女みたいな顔やし、たまには」
「……えっ、ジャックなの!? す、凄い!私、女子だけど勝てる気がしない……!」
そう、現れた美女の正体はジャックだった。赤いドレスがこの上なく似合っている。
はしゃぐいばらを見て、そんなジャックに悪戯心が芽生える。
「なあ、いばらちゃん、どうせならエスコートしてみてくれよ」
「エスコート!? えっと、どうするんだっけ? こうかな!?」
いきなりのオーダーに当惑するいばら。
悩んだ末に、そっとジャックの手を取り、手の甲にキスをした。
「……ど、どうかな?」
逆に戸惑ったのはジャックだった。
「……ん、あ、えっと。いいんじゃねえか。よくできまし、た」
いばらは照れくさそうにしているジャックの手を取ると、そのまま歩を進める。
さぁ、パーティーの始まりだ。
