クリスマスSS 2016
クリスマスの日はどこも賑やかなものだ。中でもショッピングモールの中ともなれば、色とりどりに飾られて、どこもかしこも明るさに満ちている。
野武・七雅(CL2001141)もまた、そんな華やかな場所に惹かれてやって来た1人だ。
今日は友人の『小鬼百合』樹神・枢(nCL2000060)と共に、ショッピングに訪れた。
「枢ちゃん、すごいの。ぬいぐるみが沢山なの!」
「あぁ、かわいいのが一杯なのだ」
もう少し経てば化粧などにも興味を見せるようになるのだろうが、まだまだぬいぐるみが大好きなお年頃だ。
所狭しと並べられたぬいぐるみを前にして、童心に帰ったようにはしゃいでしまう。いや、実際にまだ子供なわけだが。
「このくまさんかわいいの!」
「こっちのねこもかわいいぞ」
思えば長い付き合いになる七雅と枢。お互いの呼吸は分かったもので、互いに気に入りそうなものを見せ合う。
サンタの姿をしたぬいぐるみたちと共に過ごす時間は、幻想的でまるで夢を見ているかのよう。クリスマスはそんな夢を現実にする魔法を持っている。
そんな中、七雅はまだ枢へのプレゼントが決まっていなかったことを思い出す。
少しでも良いものを、と思っているうちにすっかり先延ばしになってしまっていた。
だったら、と思ってぬいぐるみを手にする七雅。
「枢ちゃん、あのね……」
野武・七雅(CL2001141)もまた、そんな華やかな場所に惹かれてやって来た1人だ。
今日は友人の『小鬼百合』樹神・枢(nCL2000060)と共に、ショッピングに訪れた。
「枢ちゃん、すごいの。ぬいぐるみが沢山なの!」
「あぁ、かわいいのが一杯なのだ」
もう少し経てば化粧などにも興味を見せるようになるのだろうが、まだまだぬいぐるみが大好きなお年頃だ。
所狭しと並べられたぬいぐるみを前にして、童心に帰ったようにはしゃいでしまう。いや、実際にまだ子供なわけだが。
「このくまさんかわいいの!」
「こっちのねこもかわいいぞ」
思えば長い付き合いになる七雅と枢。お互いの呼吸は分かったもので、互いに気に入りそうなものを見せ合う。
サンタの姿をしたぬいぐるみたちと共に過ごす時間は、幻想的でまるで夢を見ているかのよう。クリスマスはそんな夢を現実にする魔法を持っている。
そんな中、七雅はまだ枢へのプレゼントが決まっていなかったことを思い出す。
少しでも良いものを、と思っているうちにすっかり先延ばしになってしまっていた。
だったら、と思ってぬいぐるみを手にする七雅。
「枢ちゃん、あのね……」
