クリスマスSS 2016
本日は気の置けない仲間同士の、文字通りの女子会。
お揃いの髪飾りを買いに明石 ミュエル(CL2000172)と檜山 樹香(CL2000141)、柳 燐花(CL2000695)の三人は、クリスマス商戦真っただ中の大型ショッピングセンターに来ていた。
家族へ、恋人へ。ショッピングセンターはプレゼント買い求める人々で混みあっていた。
三人は離ればなれにならないように腕を組んで、子どものころの友人、男の子、かわいい服や学生生活、そして数々のイベントなどなど。同世代の少女たちが経験する、ありとあらゆることを楽しく喋りながらお目当ての品が売られている店へ向かった。
友情のあかしに冬――クリスマスらしいモチーフの装飾品を買おうというのだ。
「あ、あの店だよ。かわいいものがたくさん揃ってるから、お勧め」
「ほう、それは楽しみじゃな」
「ミュエルさんは素敵なお店をたくさんご存じですね」
ちょっぴり誇らしげにあほ毛を揺らして、ミュエルが店に入っていく。普段は落ち着いた雰囲気の店を好む樹香も、かわいいが溢れる店内に目を輝かせながら入った。
中学生の燐花には少し大人びた感じに思えたが、そんな店に連れて来られたことで、お姉さんふたりとぐっと距離が縮まったような気がして嬉しかった。
三人でぐるりと店内をまわり、三人が気に入った品を購入した。
「ほら、こうやってつけるんだよ」
クリスマスの飾りが施されたショーウィンドウを大きな鏡代わりにして、ミュエルが買ったばかりの雪の結晶をモチーフにしたヘアピンを燐花につけてやる。
「おお、可愛いぞ。これで三人お揃いじゃな」
「……お揃い」
樹香の褒め言葉に照れて、燐花は猫耳をピコピコさせる。
金と銀が絡まるモールに沿って、赤や青のイルミネーション。右上にはトナカイが引くソリに乗ったサンタクロースのプレート。下にMerry Xmas のロゴ。そしてその上、ショーウィンドウの真ん中に――。
お揃いの髪飾りをつけた、三人の眩い笑顔があった。
お揃いの髪飾りを買いに明石 ミュエル(CL2000172)と檜山 樹香(CL2000141)、柳 燐花(CL2000695)の三人は、クリスマス商戦真っただ中の大型ショッピングセンターに来ていた。
家族へ、恋人へ。ショッピングセンターはプレゼント買い求める人々で混みあっていた。
三人は離ればなれにならないように腕を組んで、子どものころの友人、男の子、かわいい服や学生生活、そして数々のイベントなどなど。同世代の少女たちが経験する、ありとあらゆることを楽しく喋りながらお目当ての品が売られている店へ向かった。
友情のあかしに冬――クリスマスらしいモチーフの装飾品を買おうというのだ。
「あ、あの店だよ。かわいいものがたくさん揃ってるから、お勧め」
「ほう、それは楽しみじゃな」
「ミュエルさんは素敵なお店をたくさんご存じですね」
ちょっぴり誇らしげにあほ毛を揺らして、ミュエルが店に入っていく。普段は落ち着いた雰囲気の店を好む樹香も、かわいいが溢れる店内に目を輝かせながら入った。
中学生の燐花には少し大人びた感じに思えたが、そんな店に連れて来られたことで、お姉さんふたりとぐっと距離が縮まったような気がして嬉しかった。
三人でぐるりと店内をまわり、三人が気に入った品を購入した。
「ほら、こうやってつけるんだよ」
クリスマスの飾りが施されたショーウィンドウを大きな鏡代わりにして、ミュエルが買ったばかりの雪の結晶をモチーフにしたヘアピンを燐花につけてやる。
「おお、可愛いぞ。これで三人お揃いじゃな」
「……お揃い」
樹香の褒め言葉に照れて、燐花は猫耳をピコピコさせる。
金と銀が絡まるモールに沿って、赤や青のイルミネーション。右上にはトナカイが引くソリに乗ったサンタクロースのプレート。下にMerry Xmas のロゴ。そしてその上、ショーウィンドウの真ん中に――。
お揃いの髪飾りをつけた、三人の眩い笑顔があった。
