クリスマスSS 2016
五麟市はFIVEの活動拠点となる五麟学園を擁する学園都市だ。その五麟大学の中庭で、『スーパー事務員』田中・倖(CL2001407)と『泪月』椿・那由多(CL2001442)は落ち合った。
クリスマスの昼下がり。
冷たい風も吹いているが、これも風物詩と思っておこう。
「那由多さん、お待たせしました」
「まだ時間前やね、田中さん」
そう言って那由多は、駆けつけてきた倖に向かって微笑む。最初の言葉も倖の生真面目さゆえのものではある。
そして合流した2人は、手近なベンチが空いているのを見かけてそこに移動した。手に持っているのは、それぞれのプレゼントだ。
「「メリークリスマス!!」」
声を合わせて、2人はプレゼントを差し出す。
それぞれに用意したのはミトンとマフラー。お互い早速、身に着けてみる。
「わぁ、あったかい! ありがとな、田中さん」
倖が那由多に送ったのは白いふわふわのミトンだ。
早速着けた那由多は頬に手を当てて、その感触を楽しんでいる。
「こちらも暖かいですよ、那由多さん」
そう言う倖の首には落ち着いた柄のマフラーが巻かれている。那由多が贈ったものだ。
どちらも普段のお礼としてのクリスマスプレゼント。その温かさは、風の寒さを忘れさせてくれる。
温かいプレゼントを贈ったから、というだけではない。
互いの幸せを交換し合ったのだから。
クリスマスの昼下がり。
冷たい風も吹いているが、これも風物詩と思っておこう。
「那由多さん、お待たせしました」
「まだ時間前やね、田中さん」
そう言って那由多は、駆けつけてきた倖に向かって微笑む。最初の言葉も倖の生真面目さゆえのものではある。
そして合流した2人は、手近なベンチが空いているのを見かけてそこに移動した。手に持っているのは、それぞれのプレゼントだ。
「「メリークリスマス!!」」
声を合わせて、2人はプレゼントを差し出す。
それぞれに用意したのはミトンとマフラー。お互い早速、身に着けてみる。
「わぁ、あったかい! ありがとな、田中さん」
倖が那由多に送ったのは白いふわふわのミトンだ。
早速着けた那由多は頬に手を当てて、その感触を楽しんでいる。
「こちらも暖かいですよ、那由多さん」
そう言う倖の首には落ち着いた柄のマフラーが巻かれている。那由多が贈ったものだ。
どちらも普段のお礼としてのクリスマスプレゼント。その温かさは、風の寒さを忘れさせてくれる。
温かいプレゼントを贈ったから、というだけではない。
互いの幸せを交換し合ったのだから。
