クリスマスSS 2016
覚者の敵は多い。
妖、隔者、憤怒者と様々なものがいる。そしてこの日、『希望を照らす灯』七海・灯(CL2000579)が戦っている相手はかつてない強敵だった。
「ふふっ、ほっぺにクリームついているわよ」
「え!? す、すいません!」
戦いの場所はキッチン。可愛らしいエプロンを身に着けて戦う相手はクリスマスケーキだ。灯も今まで数多くの敵を相手にしてきたが、これ程の苦戦も珍しい。
夢中のあまり、三島・椿(CL2000061)に注意されるまで気付かなかったほどだ。
本日はクリスマスのために、2人でケーキの飾りつけを行っていた。仲良く和気藹々とやっていれば楽しいものだ。
2人とも別にケーキのプロではない。だけど、頑張って作ったケーキは、頑張った分だけ美味しくなるだろう。
灯は元々の真面目な気質も手伝ってか、周りが目に入らないくらい一生懸命になっている。椿もそんな友人の姿を見るのが嬉しくて、終始にこにこと笑顔になってしまう。
悪戦苦闘は続くが、着実に着実に完成へと近づいていく。
そうして、いつしか飾りつけも終わる。立派なクリスマスケーキの出来上がりだ。
「最後はこれを飾りましょうか」
「はい! 良いと思います」
椿の差し出した飾りに、目を輝かせて答える灯。その頬には、また生クリームがついていた。
妖、隔者、憤怒者と様々なものがいる。そしてこの日、『希望を照らす灯』七海・灯(CL2000579)が戦っている相手はかつてない強敵だった。
「ふふっ、ほっぺにクリームついているわよ」
「え!? す、すいません!」
戦いの場所はキッチン。可愛らしいエプロンを身に着けて戦う相手はクリスマスケーキだ。灯も今まで数多くの敵を相手にしてきたが、これ程の苦戦も珍しい。
夢中のあまり、三島・椿(CL2000061)に注意されるまで気付かなかったほどだ。
本日はクリスマスのために、2人でケーキの飾りつけを行っていた。仲良く和気藹々とやっていれば楽しいものだ。
2人とも別にケーキのプロではない。だけど、頑張って作ったケーキは、頑張った分だけ美味しくなるだろう。
灯は元々の真面目な気質も手伝ってか、周りが目に入らないくらい一生懸命になっている。椿もそんな友人の姿を見るのが嬉しくて、終始にこにこと笑顔になってしまう。
悪戦苦闘は続くが、着実に着実に完成へと近づいていく。
そうして、いつしか飾りつけも終わる。立派なクリスマスケーキの出来上がりだ。
「最後はこれを飾りましょうか」
「はい! 良いと思います」
椿の差し出した飾りに、目を輝かせて答える灯。その頬には、また生クリームがついていた。
