バレンタイン&ホワイトデーSS 2016
ドキドキ逆チョコ嬉しいな
『F.i.V.E.』の会議室でメッセージカードを書いた帰り。
街中を歩いているのは、寒さ対策にとちょっと着込んだ春霞 ビスコ(CL2000888)と中学校の制服姿の離宮院・太郎丸(CL2000131)だ。
まだまだ寒い中だ。2人ともマフラーなどで防寒はしているが、街は黄昏に染め上げられている時間。時期に日も暮れる。
ビスコが先を歩いている中、太郎丸はいそいそと何かを準備していて。
「た、たか子さん……」
立ち止まる太郎丸が、たか子こと、ビスコを呼び止める。
「なーに?」
「こっ、これ……っ」
頬を赤らめ、わたわたしながら俯く太郎丸が差し出していたのは、赤い包装紙の小さな箱だ。
『いつも元気をもらってます』
それには、先ほど書いたメッセージカードが添えられていて。太郎丸からの心が篭ったバレンタインチョコだ。
「ええっ、ホントにいいの?」
それを受け取ったビスコは願ってもないプレゼントに思わず、アゲアゲ超ハイテンションでくるくる回りながら飛び跳ねていた。
「たろちゃん愛してる、ちゅー♪」
「…………!」
ビスコのキスに、太郎丸は完全に赤面してしまう。
そんな可愛らしい太郎丸の姿に愛おしさを感じつつも。自身の鞄に入った、大失敗した手作りチョコを渡すタイミングを完全に逸してしまったビスコなのだった。
街中を歩いているのは、寒さ対策にとちょっと着込んだ春霞 ビスコ(CL2000888)と中学校の制服姿の離宮院・太郎丸(CL2000131)だ。
まだまだ寒い中だ。2人ともマフラーなどで防寒はしているが、街は黄昏に染め上げられている時間。時期に日も暮れる。
ビスコが先を歩いている中、太郎丸はいそいそと何かを準備していて。
「た、たか子さん……」
立ち止まる太郎丸が、たか子こと、ビスコを呼び止める。
「なーに?」
「こっ、これ……っ」
頬を赤らめ、わたわたしながら俯く太郎丸が差し出していたのは、赤い包装紙の小さな箱だ。
『いつも元気をもらってます』
それには、先ほど書いたメッセージカードが添えられていて。太郎丸からの心が篭ったバレンタインチョコだ。
「ええっ、ホントにいいの?」
それを受け取ったビスコは願ってもないプレゼントに思わず、アゲアゲ超ハイテンションでくるくる回りながら飛び跳ねていた。
「たろちゃん愛してる、ちゅー♪」
「…………!」
ビスコのキスに、太郎丸は完全に赤面してしまう。
そんな可愛らしい太郎丸の姿に愛おしさを感じつつも。自身の鞄に入った、大失敗した手作りチョコを渡すタイミングを完全に逸してしまったビスコなのだった。
