ようこそ、私のお茶会へ。可愛らしいお客様。
　今日は特別な日。人が愛を謳う事を許された日。
　さぁ、可愛らしいお客様、あなたは何がお好きかしら？
　とってもあまーい、フルーツチョコ？
　それとも真っ白、ホワイトチョコ？
　苦くて大人な、ビターチョコ？
　チョコによく合う、お茶もあるわ。
　さぁ、可愛らしいお客様。時間を忘れて楽しみましょう。
　私とあなた、２人だけ。愛にあふれた秘密の時間。
　甘くてとろける、秘密のお茶会。
　……そうだわ、ひとつ、面白いことを思いついた。
　これを伝えたら、あなたはどんな顔をするかしら？
　喜ぶ？　驚く？　それとも――。
　いろんな顔のあなたが見てみたい。ねぇ、可愛らしいお客様？
　怖くなんてないわ。痛くなんて……ちょっとあるかも。
　さぁ、可愛らしいお客様。
　私の悪戯、受けてくれる？
　受けてくれるなら手を取って。私にすべてを、ゆだねて頂戴？