「ＡＡＡから返事があったとのことじゃが、彼らもまた、妖の対応に追われておったのじゃな」

「他にも……奈良で鉄道を狙って、妖が沢山出ていたんだね……」

「あぁ。こちらから連絡を取ったら、向こうも悲鳴を上げていた。よほど、現場には余裕が無いらしい。もし、お前達がＡＡＡの存在に気付かなかったら大変なことになっていただろうな」

「ＡＡＡにしろ、妖発生の原因や黒幕の存在なんかは掴めていない……やっぱり厄介ごとのたねだった、ってことかな？」

「理由はともあれ、放置してたら、大事故になっちゃう……止めないと」

「そういうことだ。ＡＡＡに連絡を取った所、お前たちに討伐を協力してほしいって依頼があった。つまり、お前達の出番ってことだ」

「なるほどの。ならば、始めようかの、お前様方」