クリスマスSS 2015
メリークリスマス!
雪が音を包み込む静寂の中、街のそこかしこでクリスマスツリーのライトがともる。
炎の揺れる暖炉の庇の下には、少し大きめのソックスが並んでいた。あとはサンタがやって来るのを待つばかり……。
「「メリークリスマス!」」
声を揃えて窓からやってきたのは、サンタのコスプレをした工藤・奏空と賀茂 たまきのふたりだった。
出迎えの明るく可愛らしい声に笑顔で応え、奏空は背負った袋を降ろしてプレゼントを取りだした。
たまきもリボン付きのプレゼントBOXを両手で差し出す。
「みんないい子にしていたかい?」
「はい、クリスマスプレゼントよ」
たちまちふたりは子供たちに取り囲まれた。絵本や猫やウサギのぬいぐるみ、ソフトビニールの怪獣とヒーローが、喜び輝く笑顔とともに舞い踊る。
「来てよかったね」
「うん、みんなものすごく喜んでくれたし、やってよかったよ」
奏空は子供たちにプレゼントを配ることに一生懸命になっている。
そんな奏空にたまきから送られたクリスマスプレゼントは――。
「え?」
頬に触れるたまきの柔らかな唇と甘い息。
「メリークリスマス♪」
それは突然のサプライズ。最高のクリスマスプレゼント。
炎の揺れる暖炉の庇の下には、少し大きめのソックスが並んでいた。あとはサンタがやって来るのを待つばかり……。
「「メリークリスマス!」」
声を揃えて窓からやってきたのは、サンタのコスプレをした工藤・奏空と賀茂 たまきのふたりだった。
出迎えの明るく可愛らしい声に笑顔で応え、奏空は背負った袋を降ろしてプレゼントを取りだした。
たまきもリボン付きのプレゼントBOXを両手で差し出す。
「みんないい子にしていたかい?」
「はい、クリスマスプレゼントよ」
たちまちふたりは子供たちに取り囲まれた。絵本や猫やウサギのぬいぐるみ、ソフトビニールの怪獣とヒーローが、喜び輝く笑顔とともに舞い踊る。
「来てよかったね」
「うん、みんなものすごく喜んでくれたし、やってよかったよ」
奏空は子供たちにプレゼントを配ることに一生懸命になっている。
そんな奏空にたまきから送られたクリスマスプレゼントは――。
「え?」
頬に触れるたまきの柔らかな唇と甘い息。
「メリークリスマス♪」
それは突然のサプライズ。最高のクリスマスプレゼント。
