クリスマスSS 2015
「雪の積もった悪路を走るなら、オレに任せろ! うおおおお!!」
遥がソリの紐を体に巻きつけ、走り出す。雪景色はぐんぐん流れていき、スピードはどんどん加速していく。
「鹿ノ島さん、お願いします。プレゼント配りはクーがしましょう」
ソリの上からクーが言う。しかし、そう言う彼女はトナカイのカチューシャを付けており、本来はソリを引く側だ。ところが、サンタ衣装の遥が役目を交代し、文字通りに爆走しているのであった。
「よっしゃああああ!! 待ってろよ、ちびっ子ども! プレゼントを今すぐにでも届けてやるからな!!!」
「……ところで、どうやって止まるんでしょうか。このままだと最悪、人家に激突するような」
クーが心配するも、遥は正に猪突猛進、後先なんて考えていない。ただただ、最高速度を更新することだけに集中している。
「きゃっ、鹿ノ島さん、そろそろ本当に止まってください! 目的地に着きますよ!」
「えっ!? あ、ああ、そうか、止まらないといけないんだよな!」
「そうですよ!」
だが、車は急には止まれない。スピードが出すぎたソリも止まれない。ここは平地だというのに!
「だ、ダメだ! 目的地に来たら、ソリから飛び降りてくれ!!」
「そんな無茶な!? さすがに覚者でも、この速度から落ちるのはまずいですよ!」
ちなみにこの後、なんとか止まれました。
遥がソリの紐を体に巻きつけ、走り出す。雪景色はぐんぐん流れていき、スピードはどんどん加速していく。
「鹿ノ島さん、お願いします。プレゼント配りはクーがしましょう」
ソリの上からクーが言う。しかし、そう言う彼女はトナカイのカチューシャを付けており、本来はソリを引く側だ。ところが、サンタ衣装の遥が役目を交代し、文字通りに爆走しているのであった。
「よっしゃああああ!! 待ってろよ、ちびっ子ども! プレゼントを今すぐにでも届けてやるからな!!!」
「……ところで、どうやって止まるんでしょうか。このままだと最悪、人家に激突するような」
クーが心配するも、遥は正に猪突猛進、後先なんて考えていない。ただただ、最高速度を更新することだけに集中している。
「きゃっ、鹿ノ島さん、そろそろ本当に止まってください! 目的地に着きますよ!」
「えっ!? あ、ああ、そうか、止まらないといけないんだよな!」
「そうですよ!」
だが、車は急には止まれない。スピードが出すぎたソリも止まれない。ここは平地だというのに!
「だ、ダメだ! 目的地に来たら、ソリから飛び降りてくれ!!」
「そんな無茶な!? さすがに覚者でも、この速度から落ちるのはまずいですよ!」
ちなみにこの後、なんとか止まれました。
