そこは、アーレスの孤児院。
　木造の質素な室内は、子供達によって手作りの装飾がなされており、同じく手製の式場のセットが並ぶ。……そして、子供達自身もまた、整列している。
　今日、この孤児院では、心温かに、厳かに、結婚式が開かれていたのだ。
　その為に、子供達は一生懸命に室内を飾りつけ、そして、金銀の折り紙を切って作ったきらきらと輝く紙吹雪で、新郎新婦を祝福する。
　白いタキシードを着た新郎、『堕ちた正義』アーレス・ラス・ヴァイス（CL2000217）。若干照れてはいたが、新婦を守りたいという気持ちが、しっかりと組んだ腕に現れている。
　その隣にいるのは、ロングトレーン、純白のウエディングドレスを纏った新婦、『一縷乃』冷泉 椿姫（CL2000364）だ。髪型はハーフアップスタイルにしており、後ろ髪は纏め、頭の左側の白いコサージュが椿姫を彩る。長めの前髪は軽さを出し、それはヴェールを被ることで、より優しい印象を与えていた。
　椿姫はアーレスの腕にそっと手を添え、明るく嬉しそうに、幸せそうに彼を見つめ、笑う。アーレスもまた優しく微笑み、妻を見つめる。
　子供達が見つめる中で、そして、互いの純粋な眼差しの中で、２人は永遠の愛を誓う……。