緩やかにウェーブする濡羽色の髪を一つに束ね、柘榴を思わせる濡れた瞳を細めの眼鏡で隠す妙齢のバーテンダー。現在の勤め先はジャズバーで、オーナー代理の大型猫とは子猫の時からの付き合い。 　▼男性寄りの口調ではあるが見た目も雰囲気も女性的という奇妙な風体。いつも口元に笑顔を携えているが、なんとなく胡散臭い。気に入った人間は老若男女関係なく「可愛い」と揶揄う事がライフワーク。基本的には面倒見が良く（柄の悪い）顔見知りも多いが、親しい人間はそう多くもなく、私生活が読めない。基本的には嘘吐き。というか戯言ばかり。 　▼左手首には気付くと柄の変わるヘナタトゥ。眼鏡はアンデンティティなのではずせない。チャームポイントは（自称）口元に鎮座する料理ホクロ。