ナンバープレートと菊の御紋の外れた黒い街宣車を乗り回し、軍艦マーチと創作ポエムを温泉街の湯水の如く掛け流しては、公園路上で暗黒ペープサート人形劇を展開し子供達を恐怖のどん底に陥れる、住所不定・人生山谷・途上の車上生活者いわゆるホームレス。子供号泣。工業地帯付近の積層型ドヤ街“空論城”で幅を利かせていたところ突如覚者に目覚め、色々あってそのショックによりボサボサの黒髪は半分以上が白髪に、右目だけが青に。陰鬱な外見に反して笑い声は明るく、根っから単細胞な楽天家。殴られて殴られて殴られて殴られた後、ニヤリと笑う鋼鉄の浮浪者。大事な部分が両方ともアレなので性別がわからない。体臭はフローラル。　ところでそもそもの話なんですが昭倭九十年の日本にドヤ街あるんですか。