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状況は聞いてる通りだ。
この程アークはロンドンのリベリスタ組織『スコットランド・ヤード』と連携してあのバロックナイツ――『自称』ジェームズ・モリアーティ教授率いる『倫敦の蜘蛛の巣』に対して攻勢に出る計画を練ってたんだが……
まぁ、『ああいう敵』である以上は一筋縄ではいかねぇな。
同じように連中も『ヤード』の本格攻略に着手したらしい。倫敦百年の睨み合いも終わりって訳だが――派手に始まったみたいだぜ。 |
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アークは『ヤード』からの救援を受け戦力を派遣する事を決定しました。
『蜘蛛』は直接現在の日本に悪影響を与えている状況ではありませんが、この先は不明ですし、『塔の魔女』との同盟を考えれば止むを得ないでしょう。
何より、六道紫杏を取り逃がしたのは此方の責任でもありますからね。 |
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敵側の主戦力は紫杏の研究をモリアーティが引き継いで強化した――改造エリューション・キマイラと倫敦派フィクサード共だ。幾らか傭兵や傘下組織の姿も見える。この期に及んで連中は大規模テロの責任を背負う心算は無いみてぇだが……まぁ、どうでもいい詭弁だ。
問題は改造キマイラの中にフェーズ4個体が確認されてるって話の方だぜ。 |
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『ヤード』からの情報に拠ればフェーズ4は合計四体。
一体はあの六道紫杏に率いられ、残る二体は『ヤード』本部制圧に乗り出したセバスチャン・モラン大佐と『魔術師』アラステアに操作されている模様です。
『ヤード』の本部はロンドン警視庁の地下に存在し、複数の出入り口を持ちます。地下五層まで広がるこの本部の最終階層を制圧された場合、厳しい結果となるでしょう。『最高戦力』を有するモラン隊及び地下階層に潜り込んだ敵戦力は状況上、特に危険であるのは言うまでもありません。
全体の目標としては『ヤード』本部を防衛出来れば我々の勝利と言えるでしょうが、倫敦派はロンドン各所に戦力を送りリベリスタ側の防衛網を撹乱しています。粘り強い戦いが必要になると思われます。 |
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地下鉄、市街、本部の戦闘それぞれが重要になる。
特に今回の戦いでは何とか倫敦派から情報を引き出して――今度はこちらから仕掛ける為のチャンスを作らなくちゃならねぇ。
厳しい任務になるが、期待している。宜しく頼むぜ、リベリスタ! |