● ――お菓子が食べたい。 たとえば、サクサクのクッキー。ちょっと固めのビスケット。 ミルクティーを片手に、のんびり本でも読みながら。 ――お菓子が食べたい。 たとえば、生クリームたっぷりの苺ショートケーキ。 たとえば、ふんわりと焼き上げたスフレチーズケーキ。 新しくできたケーキ屋さん、まだ行ってない。 ダイエットなんて、もうやめちゃおうか。 ――お菓子が食べたい。 たとえば、甘いチョコレート。ナッツが入ったのも好き。 疲れた時にコーヒーを淹れて、カカオの風味で元気になるの。 ――お菓子が食べたい。 たとえば、深夜のテレビのお供に、ポテトチップスとコーラ。 体に悪いってわかってるけど、やめられない。 ――お菓子が、食べたいんだってばぁ……。 ● 「今回の任務はE・フォース十体の撃破。 基本的に森の中に隠れてるもんで、戦うには誘き寄せてもらう必要があるが――」 ブリーフィングルームに集まったリベリスタ達を前に、『どうしようもない男』奥地 数史(nBNE000224)が依頼の説明を行う。 「このE・フォースは、簡単に言うと『お菓子が食べたい』という思念から生まれた連中だ。 もう夜中だけど甘いものが欲しいとか、ダイエットの敵だけどケーキ食べたいとか…… まあ、そういった我慢とか、諸々の思いが集まって革醒したと」 そんなわけで、彼らを誘き寄せる方法も当然、お菓子が絡んでくる。 「簡単なのは、お菓子の類を大量に持って行って、連中に見せびらかして歩くことだな。 お菓子について大声で語るのも効果があると思う」 要は、E・フォースの『お菓子を食べたい』という気持ちに訴えかけて、我慢できない状態に追い込めば良いのだ。 「上手く釣ることができれば、あとは戦って倒すだけ。 お菓子をちらつかせて戦えば、逃げられる心配もない筈だ」 E・フォース達の知能は人間の幼児レベルで、あまり複雑な戦術は使ってこない。 ただ、決して弱いわけではないので、油断してかかると痛い目に遭うだろう。 「現場でお菓子食ってもいいけど、ゴミとかはちゃんと持ち帰るようにな。 どうか、気をつけて行って来てくれ」 黒髪黒翼のフォーチュナは、そう言って説明を締め括った。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:宮橋輝 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 10人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年09月11日(火)23:12 |
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■メイン参加者 10人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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